続編として帰って来た！『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』

あらすじ

ライオネル・シュライクは１９８４年に催した脱出トリックのマジックで帰らぬ人となった。
その時少年だった息子ディランは彼の目の前で父親を亡くすことになったのです。

そのディランは今、表の顔はFBIの捜査官。もう一つの顔は、マジック秘密組織「The Eye」のメンバーの一員です。

あの大仕掛けのマジックショーから一年「フォー・ホースメン」は「The Eye」の連絡をディランから受けるだけで、表に出ることなく潜んで暮らしています。

そんなある日、「ホースメン」の一員 ダニエル・アトラスは何者かに呼び出され「The Eye」のリーダーはディランではなく、彼がやればいいと言われるのです。

ヘンリー・リーブスはホースメンから抜け、新しくルーラという女性が仲間入りします。
そこでディランは久しぶりのミッションを彼らに告げます。

OctaというITの企業が闇で個人情報売買をしている悪を知らしめる為に、最新携帯機種イベントのショーをハイジャックするというもの。

しかし、彼らがステージに上がり会場が沸き上がったところで、何者かがそのショーを乗っ取り、FBIも駆けつけ、「フォー・ホースマン」とディランまでもがその場を逃げ出さなくてはいけくなってしまいます。

ホースメンの４人がビルの屋上から逃げる為にシューターに飛び込み、何とか追ってから逃げ果たすのですが、ありえない事にその終着した場所は中国のマカオのレストランでした。

そしてその先には、１年前に死んだはずのウォルター・メイブリーが陰謀を抱えて待っていたのです。

人物紹介

ダニエル・アトラス（演：ジェシー・アイゼンバーグ）

手先の器用なマジシャン

メリット・マッキニー（演：ウディ・ハレルソン）

メンタリスト

ジャック・ワイルダー（演：デイヴ・フランコ）

巷では死んだ事になっている。カードが得意のマジック

ルーラ（演：リジー・キャプラン）

ホースマンの一員。新入りの女性

ディラン・ローズ（演：マーク・ラファロ）

FBIの警官。裏ではホースマンと繋がる。

ウォルター・メイブリー（演：ダニエル・ラドクリフ）

ハイテクノロジーを使って世界を手に入れたいと企む人物。
１年前に死亡した筈のOctaでの現CEOとの元共同経営者。

サディアス・ブラッドリー（演：モーガン・フリーマン）

ライオネル・シュライク最後のマジックの時のディレクター。
１8ヵ月前にディランに刑務所に入れられる。

アーサー・トレスラー（演：マイケル・ケイン）

１年前のマジックショーで「フォー・ホースメン」によって大損させれられる。

リー（演：ジェイ・チョウ）… 一番古いマカオにある手品の店『IONG’S』の息子。

ブブ （演：ツァイ・チン）…リーの母親。

見どころ

キャスト

「グランド・イリュージョン」で紅一点のホースメン ヘンリー・リーブス役で出演していた女優のアイラ・フィッシャーは、この映画撮影時期に妊娠していた為残念ですが降板となりました。

その彼女のポストに白羽の矢が立ったのが、アメリカ合衆国の２０００年頃から映画、テレビで活躍している綺麗な女優 リジー・キャプランで、なかなか味のある役柄を演じています。

そして、この映画で興味のあるキャストと言えば、やはりウォルター役を演じるダニエル・ラドクリフでしょう。

彼はハリーポッター役で有名な俳優ですが、この映画では全く別の顔を見せてくれます。

マジック

どうやってるの？とビックリなダニエル・アトラスの雨を操るマジック。

ジャック・ワイルダーをはじめ、飛び交うカード捌きの巧妙さ。
マジックのテクニックは猛特訓して、あまりCGなどは使われていないそうです。

マジックには必ずトリックがあるのですが、わかっていても騙されるのです。

例えば、メリット・マッキニーが実は双子だった！
兄弟チェイスと映る画面のウディ・ハレルソンが二役を演じている不思議な感覚。

そう、映画全体がもうマジックになっているんです！
それらのトリックは、もしかしたらもう何十年も前から仕掛けられているのかもしれません。

まとめ

「グランド・イリュージョン」でもロケーションがアメリカのあちらこちらに飛び、広大なイメージの中ストーリーを展開していきましたが、今回は世界を股に掛けた展開になっています。

アメリカからアジア、そしてヨーロッパの方まで場所を変えていきます。

アクションあり、カーチェイスあり、ラブストーリーあり？
と観ている方は息をつくのを忘れてしまう様々なドキドキ感があります。

思わずプッと噴き出して笑ってしまうようなシーンもありますが、今回もFBIとのチェイシングが面白い。

FBI捜査官を演じるサナ・レイサンとデヴィット・ウォーショフスキーもいい味を出しています。

さぁ、マジックVSテクノロジーの戦いはどうなるのか？

あなたも是非騙されてみて下さい。お勧めの一本です。