観なきゃ損!大物アーティストや俳優が満載の、ミュージカル感覚のアニメ。アメリカならではの笑いあり、ジンっとくる切なさあり、色々考えちゃう人生観あり。ついつい出てくるキャラクターを応援したくなる物語です。
お得感のあるムービー
映画『Sing / シング』
あの「ミニオンズ」などのヒットを生んだイルミネーション・エンターテイメントと、ユニバーサル・スタジオが共同で製作した映画『Sing / シング』がついに2017年3月17日に日本公開予定です。
舞台は人間の様な動物の世界。かつては観客でいっぱいになっていた劇場「ムーン」をなんとか再び甦らそうする劇場のオーナー、コアラのバスター。
彼は賞金をつけて歌唱コンテストを計画しますが、アクシデントで賞金に“0”が2つも多くついた広告が出回ってしまいました。
勿論そんなお金を持っていないバスター。でも、劇場をこよなく愛するバスターはかなりの楽天家。
何とか頑張ってコンテストを成功させようとするのですが…。
主要キャスティング
まず第一にキャストがすごい。
劇場のオーナー、コアラのバスター・ムーンの声はマシュー・マコノヒーがやっています。
日本語吹き替えは内村光良です。彼はポジティブな性格が自分と似ていると共感しながらも、早口なバスターの役作りに真剣。役の中には歌うシーンもありとか。
ゴリラの青年ジョニー役はイギリス出身の俳優タロン・エガートンです。
日本語吹き替え版ではスキマスイッチの大橋卓弥が声優に初挑戦。歌唱力があるのは言うまでもないので、どの様なジョニーを見せてくれるのか楽しみです。
ストリートミュージシャンである二十日ネズミのマイク役は、コメディー俳優のセス・マクファーレンです。
日本語版では山寺宏一が担当。彼は声優経験が豊富で、コメディー俳優としても活躍しているマルチなタレント。
イルミネーション・エンターテイメント作品の「ペット」でもオゾン役をやっています。
声優の長澤まさみ
ヤマアラシのアッシュは彼氏思いの女の子。興業収益TOP10に入る女優スカーレット・ヨハンソンが演じます。
日本語吹き替え版はこちらも人気女優の長澤まさみ。
どの様な歌声を見せてくれるのでしょうか…アッシュの音楽ジャンルはパンクです。楽しみですね。
豚のロジータは25匹の子豚のママ。声は子供の頃から活躍の女優リース・ウィザースプーンがやっています。
日本語吹き替えは声優の坂本真綾です。
彼女の歌唱力には定評があります。
もう一人の豚キャラクターのグンター。コメディー俳優の ニック・クロールが声をやっています。
日本語吹き替えは芸人の斎藤司。M-1グランプリの王者はどんな笑いを見せてくれるのでしょうか。
派手で目立ちたがりのグンターは大きな体ですが踊りは激しく、肉が揺れます。
メインキャラクター達
シャイで可愛い像のミーナはシンガーソングライターのトリー・ケリーがやっています。
彼女は24歳。2004年に子供の歌唱コンテストで優勝したほど、歌唱力のある彼女はとてもあがり症だとか。ミーナに共通する気持ちがあるようです。
イグアナのミス・クローリーはバスター・ムーンの秘書。かなりの高齢ですが、癒しキャラの彼女はなくてはならない存在です。
そんな彼女を演じるのは男性の ガース・ジェニングス。
この映画「Sing」の監督なのですが、イルミネーション・エンターテイメントでは監督が声優として参加するのが常なのだとか。
日本語吹き替え版では声優ベテランの田中真弓が演じます。
メ~優もいい味を出しています
羊のナナ・ヌードルマンは劇場「ムーン」が盛んだった時の名歌手。
大金持ちでお金に困ったバスターがお金の工面に行くのが彼女のところです。
そんなナナの声はイギリス人のジェニファー・サウンダーズです。彼女は女優も声優もこなすベテランです。
日本語吹き替え版では、元宝塚の女優大地真央が演じます。舞台やTVの活動が主だった彼女ですが、最近は声優としてもキャリアを積んでいます。
エディ・ヌードルマンは往年の名歌手ナナの孫でバスターの友人であり、良き相談相手でもあります。
彼を演じるのはアメリカの俳優 ジョン・C・ライリー。
コンスタントリーに映画に出ている実力派の名脇役です。
日本語吹き替えでは宮野真守が演じます。声優は元より、俳優や歌手としても活動している注目の一人です。
コンテストに集まる希望
劇場「ムーン」を存続させる為に考案した歌唱コンテストには、様々な境遇の若者達がやって来ます。
我こそは歌が上手いと自負して来る挑戦者達。
しかしながら、自分が思っているほど他人が聴くとそうでもない者が何人もいるようです。
そんななか、歌好きな主婦やシャイなティーンエージャーもこのコンテストに夢を追い求めてやってきます。
家事と子育てに追われる毎日から、妻でも母でもない自分を見つけるために。
歌うことが大好きなんだけど、大勢の前だと足が震えて声が出なくなっちゃう女の子。でも、歌が好きだからその殻を脱ぎ捨てたいと夢を持ってやって来ます。
ミュージックが大好き。だけど家庭環境が複雑で音楽の道に進むことなんて無理かもしれない少年。
そんな彼がどうしても諦めきれずに一筋の明かりを求めてやって来ます。
きゃりーぱみゅぱみゅの曲も登場!
英語で観ていると「エッ?!」となるシーンがあります。
きゃりーぱみゅぱみゅの3曲「にんじゃりばんばん」「きらきらキラー」「こいこいこい」を5人組ユニット・キューティーズが日本語で歌います。
グループミュージックが多く、カワイイ好きな日本のイメージを狸のキャラクターで演出。
日本語しかしゃべらず、英語が通じなくてちぐはぐなやり取りが日本のイメージ?!
と多くの人が経験したことがあるのではないかという痛いところを突いています。
見どころはやっぱりミュージック!
なんと言ってもこの映画の見どころは、ミュージックです。色々なジャンルの歌が次から次へと出てきます。
その数なんと85曲!
「知っている曲だ」、「聴いたことある曲だ」などと思っている内にストーリーが進んでいきます。
またこの映画には、大勢の歌手アーティストが協力しています。
たとえばビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、エアロスミス、エミネムなどのメジャーなシンガー達が名を連ねています。
テンション上がること間違いなしですね!
音楽は万国共通。
もちろん英語で観るのも楽しいのではないでしょうか。
また、日本語吹替え版の音楽プロデュースを蔦谷好位置が担当。日本語歌詞監修をいしわたり淳治が担当しています。
エンディングテーマ「Faith/フェイス」
エンディングテーマの「Faith/フェイス」にも注目です。
スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデの豪華コンビ。双方ともユニークな声のシンガーで、ポップなノリのいい曲となっています。
ミュージックと共に進んでいくストーリーの中には、私達と重なり合うものがたくさんあります。
あなたは、スクリーンの中に自分を重ねて見てしまうかもしれません。
自分を見つめなおし、夢を追いかける気持ちを掻き立てられる映画です。
最近はタレント発掘をするようなオーディション番組が多いですが、まさにこの映画は現代を反映したストーリーとなっています。
最後に
総予算$75ミリオンで製作されたこの映画はアメリカで12月に公開され、子供も大人も楽しめる映画としてなかなかの高評価を得ました。
日本では、3月にサウンドトラックが映画より先駆けて発売の予定。
ミュージックファンにはたまらないトラックとなりそうです。
参考元
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