『鬼滅の刃』に登場するヒロイン・竈門禰豆子(かまどねずこ)は、ある事件によって鬼に変えられてしまいますが、「人を襲わない」「鬼から人間を護る」など、鬼とは思えない行動をみせており、作品のなかでも重要な鍵を握るキャラクターとして登場しています。この記事では禰豆子(ねずこ)に隠された秘密について、素性や鬼としての能力について触れながら徹底解明していきます。記事にはネタバレがありますのでご注意ください。
『鬼滅の刃』禰豆子(ねずこ)について
出典:amazon誕生日:12月28日
年齢:14歳
身長・体重:153cm・45kg
出身地:東京府 奥多摩郡 雲取山(現:西多摩郡 雲取山)
趣味:裁縫(商品として売れる出来栄え)
好きなもの:金平糖
竈門禰豆子(かまどねずこ)は、『鬼滅の刃』のヒロインで、主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)の妹です。
竈門家六人兄妹の長女として生まれた禰豆子(ねずこ)は、家族想いの優しい性格の持ち主で、腰まである長い黒髪と麻の葉模様の着物と市松柄の帯、そして竹で作られた特徴的な口枷をしています。
禰豆子(ねずこ)はある事件によって、人食い鬼に変えられてしまいますが、炭治郎の決死の説得によって、人間としての理性を取り戻し、人間に戻る方法を探すため鬼殺隊の一員となった炭治郎とともに鬼を倒しながら旅をしています。
禰豆子(ねずこ)はなぜ鬼になってしまった?
禰豆子(ねずこ)はもともと、家族とともに山奥で暮らしていた普通の人間でしたが、ある日、炭治郎が麓の町へと炭を売りに出かけた隙きに現れた鬼によって家族共々襲われてしまいます。
一緒に暮らしていた母や兄弟を鬼に殺され、弟のひとりを庇ってその場を逃げようとしますが、逃げ切れず禰豆子(ねずこ)も餌食に。さらに弟を鬼から庇った際についた傷口に鬼の血が入り、鬼化してしまいます。
その後、血を求めて兄の炭治郎を襲おうとしますが、炭治郎の決死の説得と、鬼を殺すためその場に現れた鬼殺隊の冨岡義勇(とみおかぎゆう)との出会いを経て、鬼の本能を抑え込み平静を取り戻します。
口に竹を咥えている理由は?
禰豆子(ねずこ)が口に咥えている竹は、炭治郎と禰豆子(ねずこ)を認めた冨岡義勇によって付けられたものです。
竹は人間を襲わないように付けられた口枷としてのほか、鬼の牙が見えないように隠す役割も持っています。
初めて竹の口枷をして以降は日常、鬼との戦いにおいても常に付けていますが、戦いの際に鬼の本性が現れたときには、竹が外れてしまうこともあります。
鬼なのに人間の血を吸わない?
鬼は生きるために人間を襲い、その血を飲まなければなりませんが、禰豆子(ねずこ)は人間の血を吸うことはありません。
人間の血に対する欲求は残っていますが、炭治郎の説得により自意識で抑え込んでいる状態です。
では禰豆子(ねずこ)は血を吸わず、どうやって生きているのかというと、代わりに睡眠をとることで体力を回復しています。
鬼殺隊となるために炭治郎が鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)に師事した際、約2年間という長い年月の間眠り続けて、このような体へと変化しました。
また、眠りについている間に鱗滝によって、人間が自分の家族に見えるようになっており、さらに鬼を敵として認識するように暗示を掛けられているため、炭治郎とともに「人間は護り、鬼と戦う」ようになります。
『鬼滅の刃』禰豆子(ねずこ)の能力を徹底解明
出典:amazon炭治郎以外の家族を失い、鬼となってしまった禰豆子(ねずこ)ですが、炭治郎とともに鬼殺隊の一員として鬼を殺すため戦いを続けています。
鬼としての力を持つ禰豆子(ねずこ)はその力を使って戦いますが、本来鬼が持っていない特殊な力も持ち合わせています。
そんな禰豆子(ねずこ)の持つ能力を徹底解明していきます。
体の大きさを自由に変えられる
『鬼滅の刃』のなかでもっともよく使われているのがこの「体の大きさを自由に変えられる」特殊な力です。
体の大きさは禰豆子(ねずこ)の意思である程度自由に操れるようで、初めて鬼化して炭治郎を襲ったときは成人女性ほどの大きさに。反対に普段の移動中は、炭治郎が背負っている木箱のなかに体を小さくして隠れています。
とくに、体を小さくすることが好きなようで、さまざまな場面でデフォルメ化したかわいい禰豆子(ねずこ)を見ることができます。
驚異の身体能力と再生能力
鬼となった禰豆子(ねずこ)には、本来鬼が持つ力と同様に強化された身体能力と再生能力があり、それを使って炭治郎とともに鬼と戦います。
主に蹴り技を主体として戦い、強化された体から繰り出される蹴りは、鬼の首を軽く飛ばすほどの威力があります。
さらに、戦いのなかで足や腕を切断されるほどの怪我を負ったとしても、何事もなかったかのように再生することができます。
この再生能力は鬼になった当初はまだ弱く、重症を負った場合の回復には時間が必要でしたが、強敵との戦いを経て瞬時に回復できるほど強化されています。
鬼の特殊能力・血鬼術「爆血(ばっけつ)」
血鬼術は鬼が使う異能の力で、術を使う鬼によって能力が違います。
禰豆子(ねずこ)が使う血鬼術「爆血(ばっけつ)」は、自身の血に火を付けて、鬼や鬼が生み出したものを燃やすことができる能力。
最大の敵・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)直属の配下である「十二鬼月」下弦の伍・累(るい)との戦いのなかで、炭治郎の危機を救うため初めてその力を使い、炭治郎は爆血を浴びた刀・爆血刀で累の首を切り落とします。
また、「十二鬼月」上弦の陸・堕姫(だき)/妓夫太郎(ぎゅうたろう)との戦いにおいては、解毒することができない毒を受けた炭治郎たちの毒を爆血で燃やすことで解毒するなど、その力は鬼との戦いには無くてはならない強力な力となっています。
本来鬼が血鬼術を使えるようになるには、多くの人間を捕食する必要があるので、血を飲まない禰豆子(ねずこ)がこの力を使えるのは異例なことです。
鬼として覚醒・ついに太陽の光を克服
強力な力を持つ鬼たちとの戦いが続くなか、「十二鬼月」上弦の陸・堕姫(だき)との戦いの最中、圧倒的な力の差で追い詰められた禰豆子(ねずこ)は、鬼として覚醒。
体格が成人女性ほどになり、額の右側から角が生え、体には葉の模様が出現し、鬼としての本能が強く現れた状態で、今まで以上の身体能力と再生能力で堕姫を圧倒するほどになります。
しかし反面、鬼の力を制御することができず、暴走して人間を襲いそうになりますが、禰豆子(ねずこ)が子どものころに聞いていた子守唄を炭治郎が歌い、平静を取り戻すことに成功します。
その後、さらに「十二鬼月」上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)と、上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)との戦いにおいてもふたたび禰豆子(ねずこ)は覚醒し、討伐の大きな戦力として活躍。
激しい鬼との戦いは夜明けまで続き、鬼の禰豆子(ねずこ)も太陽の光の下に晒されますが、消滅することなく、太陽の光を克服。さらに片言ですが、言葉を喋れるようになります。
アニメ『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)を演じた声優は誰?
出典:amazon『鬼滅の刃』は2019年4月~9月にかけてアニメが放送されました。
アニメでは、漫画で表現しきれなかった鬼との迫力ある戦闘シーンが存分に描かれており、ファンの間でも高い評価を得て、漫画の大ヒットの要因のひとつに。
アニメ『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)の声を担当しているのが、声優の鬼頭明里さんです。
『鬼滅の刃』以外には、「タイムボカン 逆襲の三悪人」カレン役や、「Re:ステージ! ドリームデイズ♪」月坂紗由役など話題作に出演、2019年からは歌手としての活動も行っています。
さらにファン投票によって優れたアニメ作品を決める「ニュータイプアニメアワード2018-2019」において、声優賞(女性)部門で1位を獲得するなど、現在もっとも勢いのある女性声優のひとりとなっています。
2020年にはアニメ『鬼滅の刃』の続編として、原作でも人気が高い「無限列車編」が映画として公開予定です。
鬼頭さん演じる禰豆子(ねずこ)も引き続き登場しますので、今後の活躍にも目が離せません。
『鬼滅の刃』竈門禰豆子(かまどねずこ)に隠された秘密とは? 素性や能力を徹底解明! まとめ
禰豆子(ねずこ)は炭治郎以外の家族を失い、鬼へと変えられてしまいましたが、人を襲わない、太陽の光を克服するなど、普通の鬼とは違い特異な存在として、物語の鍵となるキャラクターです。
とくに、太陽の光の克服は最大の敵・鬼舞辻無惨でさえもなしえなかったことから、無惨は執拗に禰豆子(ねずこ)を狙っています。
2019年12月現在までに発売されている単行本18巻では、無惨と鬼殺隊の間で禰豆子(ねずこ)を巡る激しい戦いが繰り広げられており、禰豆子(ねずこ)は人間に戻れるのか…今後の『鬼滅の刃』の展開に注目です。
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