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出典:amazon

2019/01/21
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今度の鬼平はイケメン? TVアニメ「鬼平」をめぐる人と物語

鬼平が今すぐ観れる

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2017年1月から『鬼平』のタイトルで放映されている本作は、作家・池波正太郎さん時代小説『鬼平犯科帳』を原作としたTVアニメです。こちらでは骨太な時代小説のアニメ化という、一見ミスマッチにも思えた本作『鬼平』について、様々な方面からのご紹介をさせて頂きます。

目次

TVアニメ『鬼平』~ONIHEI~

剣技が光る本格派時代劇アニメ

TVアニメ『鬼平』とは、2017年1月9日深夜よりテレビ放映された作品です。
テレビ東京系列をはじめとした放送局並びに、CS放送の時代劇チャンネルなどでもほぼ同時に放映が開始されています。

本作の特徴と言えば、いわゆる“チャンバラ”と呼ばれる立ち回りでしょう。
深夜アニメながらも作画の美しさには定評がありましたが、特に第四話「血闘」の殺陣や剣戟シーンが素晴らしいと視聴者を唸らせます。

また時代劇作品であったためにか、当初は敬遠されがちだった若い層のユーザーへと徐々に広まり、ツイッターなどではアニメ視聴後に感想などが呟かれるようにもなりました。

池波作品初のアニメーション化

『鬼平』の原作と言えば、無論多くの方が知っているであろう、池波正太郎さんの時代小説『鬼平犯科帳』を指します。

この小説は文藝春秋が発行する月刊誌「オール讀物(よみもの)」にて、1967年から1989年の22年間にも渡って連載されてきました。
本作は『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』と共に、池波さんの代名詞として今なお愛され続けている作品でもあるのです。

また『鬼平犯科帳』の累計発行部数は堂々の2千7百万部を誇り、2017年の今年は鬼平の小説誕生(1967年)から50年を数える節目の年でもあります。

単行本では全19巻と番外編が刊行されており、全135作(エピソード)が収録されています。
しかし、1990年に作者である池波さんが死去(満67歳没)されてしまい、残念なことに“未完”となった作品です。

江戸の食と文化

ところで池波さんは東京の浅草生まれなためか、作中では下町の江戸情緒あふれる豊かな描写が幾つも見受けられます。

また食通としても有名で、登場人物らが口にする「軍鶏鍋」「一本うどん」などの描写と共に、当時の江戸文化を知ることもできるのです。

そんな池波小説が、今回この『鬼平』により初のアニメーション作品として制作されました。

ちなみに「鬼平江戸処」とは、羽生パーキングエリア(上り線)に作られた、“江戸”と“鬼平”をテーマにした施設です。

羽生PAでは鬼平の作中に登場する食べ物の他に、江戸の町を再現した施設が作られており、江戸情緒を楽しめる季節ごとの催しなども行われています。

また現在(2017年3月)はTVアニメ『鬼平』とのコラボ企画も開催中です。

鬼平江戸処 http://www.driveplaza.com/special/onihei/index.html

あらすじ

物語の舞台は江戸後期の江戸の町。

盗みや殺し、火付けなどの暴虐非道を行う悪党や盗賊たちでさえ“鬼”と呼び、畏れられていた男がいました。

男の名は火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官を務める長谷川平蔵こと“鬼の平蔵”。

非道の限りを尽くす悪人には容赦ない処罰を与えるも、弱く心やさしい人々には情けをかける平蔵。
そんな彼を支えてくれるのは、一癖も二癖もある心強い密偵たちや、平蔵が束ねる火盗改めの同心たちでした。

実在した人物である長谷川平蔵を、池波正太郎さんが江戸の情緒と共に人の思惑や機微を織り交ぜながら独自の視点で“鬼平”を描きます。

またアニメ『鬼平』では、放送前から全13話のタイトルが公開されていますが、これは池波さんの原作を忠実に辿っているためです。

鬼平を作る人々

『この世界の片隅に』なども手掛けたスタッフ陣

制作は『弱虫ペダル』などのトムス・エンタテインメント。アニメーション制作にはスタジオM2が担当しました。

スタジオM2は、『時をかける少女』などを手掛けたアニメ制作会社マッドハウスの元取締り代表・丸山正雄さんが立ち上げ、今回はプロデューサーとしても参加されています。

丸山さんは現MAPPA代表取締役とスタジオM2代表取締役を兼任している方です。
多くのアニメ作品を生み出して、最近でしたらアカデミー賞など幾つもの映画賞を受賞した『この世界の片隅に』(MAPPA)の制作総指揮として携わりました。

そして本作の監督及びキャラクターデザインには、『ブラッドランド』や『僕らはみんな河合荘』などでも監督を務めたアニメーター・宮繁之さんが担当しています。

当初の鬼平は初老のイメージだったのだそうですが、アニメキャラとして現在の“イケメン”風なビジュアルとなったそうです。

また『鬼平』はアニメの背景にもこだわっており、背景には上記画像のような精密な江戸の町が描かれています。

さらに作中で登場する様々な食事には、食事専用の作画監督までいる念の入りようです。

主題歌は由紀さおりさん

アニメ主題歌を担当するのは、女優としても活躍をされている歌手の由紀さおりさんです。

タイトルは『そして・・生きなさい』。
エンディングに流れるしっとりとした歌声は、物語を締めるに相応しい主題歌です。

由紀さんは1969年に『夜明けのスキャット』で一躍有名になります。
現在も、姉の安田祥子さんと共に「安田姉妹」として童謡や唱歌などでも活動をされています。

作中に流れる音楽はジャズを主体とし、ムーディーかつテンポ良い曲調です。

登場人物の紹介

実力派揃いの声優陣

この『鬼平』には実力派声優の皆さんが多数出演され、キャラクターに命を与えると同時に作品を鮮やかに彩ってくれています。

またメインキャラクター以外に、ゲストキャラクターにもハッとする方々が登場しているのも注目です。

長谷川平蔵(鬼平)

火付盗賊改方・長官として江戸の町の平穏を守る人物。
罪人に対する厳しく容赦ない取締りから“鬼の平蔵”または“鬼平”と呼ばれるも、盗人三箇条(盗みの三ヶ条)を守る者にはそれなりの恩赦を与えるなどの人情家。

声を担当するのは、『ジョーカー・ゲーム』の結城中佐や、ゲーム『アンジェリークシリーズ』で炎を守護聖オスカーを演じた堀内賢雄(ほりうち けんゆう)さんです。

また堀内さんは、本作の魅力や裏話をお届けする「堀内賢雄の鬼平ラジオ」のパーソナリティーも担当されています。

毎週金曜日深夜24時(土曜午前0時)に更新されており、3月7日現在は第1回放送から聴くことができます。

アニメ「鬼平」公式サイト http://onihei-anime.com/radio/

アニメ「鬼平」 池波正太郎超人気シリーズ「鬼平犯科帳」が誕生50周年を記念し、アニメ化決定!テレビ東京他にて毎週月曜深夜2:05~放送中!Amazonプライム・ビデオにて毎週月曜深夜2:35~独占配信中!時代劇専門チャンネルにて毎週日曜夜11:30~放送中!

鬼平の家族と友人

【長谷川久栄】

平蔵の妻。
若い頃から平蔵を知っており、結婚した当初は彼の奔放三昧に泣かされますが、現在は幸福に暮らすやさしい女性。

声を担当するのは、『カードキャプターさくらシリーズ』の大道寺知世や、『エヴァンゲリオンシリーズ』では洞木ヒカリを演じた岩男潤子さんです。

…………………………………………………………………………………………………………………………………
【長谷川辰蔵】

平蔵のひとり息子。
若さゆえか岡場所遊びなどで女郎にいれあげており、平蔵は自分に似た息子が悩みの種でもあります。

声を担当するのは、『ルパン三世シリーズ』の石川五ェ門や、『ハイキュー!!』の及川徹を演じた浪川大輔さんです。

【岸井左馬之助】

鬼平の親友で、共に高杉道場で共に剣術に励んだ仲。
そのため腕が立ち、時々鬼平の手助けもします。

若い頃はおふさに憧れていましたが、再会した際の変りようにショックを受けます。

声を担当するのは、『聖闘士星矢』で獅子座のアイオリア、『アンジェリークシリーズ』で闇の守護聖クラヴィスなどを演じ、多くの作品でナレーションを担当する田中秀幸さん。

密偵

【おまさ】

かつては盗賊の一味として盗みを働いていましたが、平蔵に助けられたことを期に密偵として仕えており、平蔵へと密かな思いを寄せています。

声を担当するのは、『∀ガンダム』のロアン・セアックや、『鋼の錬金術師シリーズ』でエドワード・エルリックなど多くの少年主人公を演じた朴美(ぱく ろみ)さん。

…………………………………………………………………………………………………………………………………
【彦十】

平蔵に仕える老密偵。通称・相模の彦十。
若い頃の平蔵とは顔なじみで、元香具師(※てきや)。

中村吉右衛門さん演じる鬼平では、ウグイスなどの声帯模写・江戸屋猫八さんで覚えている方も多いでしょう。

声を担当するのは、『機動戦士ガンダム』のリュウ・ホセイ及び、『忍たま乱太郎』で稗田八方斎(ひえた はっぽうさい)を演じた飯塚昭三さん。

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【粂八】

平蔵に仕える密偵で、通称・小房の粂八。
元盗賊で、捕縛された際に苛烈な拷問に耐え、仲間を裏切らなかった性根を平蔵に買われ、密偵となります。

声を担当するのは、『テラフォーマーズ』の膝丸燈や、『アルスラーン戦記』でダリューンを演じた細谷佳正(ほそや よしまさ)さん。

同心と友人

【木村忠吾】

火付盗賊改方の同心。
色白でぽっちゃりしており、菓子屋の“うさぎ饅頭”に似ているために「うさ忠」と呼ばれ平蔵に可愛がられています。

声を担当するのは、『TIGER & BUNNY』の折紙サイクロン(イワン・カレリン)や、『ハイキュー!!』で西谷夕を演じた岡本信彦さん。

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【佐嶋忠介】

火付盗賊改方の筆頭与力であり平蔵の右腕。
平蔵から全幅の信頼を受けており、上司である平蔵より年上である彼は乞われて配下となった優秀な人物。

声を担当するのは、舞台俳優でもある水内清光さん。

…………………………………………………………………………………………………………………………………
【酒井祐助】

火付盗賊改方の筆頭同心。
柳剛流の使い手で、冷静沈着かつクールな人物。
佐嶋の補佐をし同心たちを束ねています。

声を担当するのは、ナレーターとしても活躍する浜田賢二さん。

ゲストキャラ

【おふさ】

若き日の平蔵と左馬之助が憧れていた女性。
かつての嫁ぎ先で酷い仕打ちに遭い、悪党一味に身を落とします。

声を担当したのは『新世紀エヴァンゲリオン』など多くの作品に出演する林原めぐみさん。

【金子半四郎】

金で雇われる凄腕の刺客で、梅の香で血のにおいを消していたのを平蔵に勘付かれます。

声を担当するのは、『Fateシリーズ』にてギルガメッシュを演じる関智一さん。

【善八】

平蔵が旅の途中で出逢った初老の盗賊。通称・伊砂の善八。

声を担当するのは、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』で虹村億泰や、NHK大河ドラマ『真田丸』に役者(小山田茂誠役)として初出演した高木渉さん。

【音松/石川五兵衛門】

悪名高い盗賊一味の1人・石川五兵衛門。
顔には親の虐待による火傷があり、平蔵はその男が過去に出逢った悪たれ小僧・音松であると気付きます。

声を担当するのは、大人の五兵衛門を『ハイキュー!!』で影山飛雄などを演じる石川界人さんが、幼少時の音松を『NARUTO-ナルト-』のうずまきナルトでお馴染みの竹内順子さんがそれぞれ担当しました。

【友五郎】

元盗賊の老人で、平蔵の屋敷に忍び込み煙管を盗んだ事を自慢するも、まんまと平蔵にはめられてしまいます。

声を担当するのは、声優以外にもナレーターや俳優として活躍されている大御所・羽佐間道夫さん。

鬼平を演じた名役者の方々

中村吉右衛門版の鬼平

「鬼平」と聞いて皆さんが真っ先に思い浮かべるのは、やはり中村吉右衛門さんが演じたTVドラマ『鬼平犯科帳』ではないでしょうか。

【1989年~】
中村さん主演の『鬼平犯科帳』は、1989年よりフジテレビ系列にて放映された連続テレビ時代劇です。
作品は第9シリーズまで続き、劇場版やスペシャル版などの放映もされた人気ドラマでした。

しかし2016年12月2日、3日の前後編をもって中村吉右衛門版の鬼平は終了してしまいます。
28年も続いた人気の裏には、小説の素晴らしさと共に、中村さん演じる鬼平の魅力があったのは間違いないでしょう。

歴代の鬼平たち

鬼平役には、中村さん以前にも多くの役者さんが演じています。

【1969年~】
初代鬼平役には、1969年と1970年の2シリーズを八代目松本幸四郎さんが演じています。

松本さんは『王様のレストラン』などで主演を演じた(九代目)松本幸四郎さんのお父様で、女優・松たか子さんのお爺さまにあたる方です。

【1975年】
2代目の鬼平には、役者として有名であると同時に、心霊研究家の肩書きを持っていた丹波哲郎さんが演じています。
時代劇であった本作ですが、当時としては斬新かつスタイリッシュな映像とカメラワークの作品でした。

【1980年~】
3代目の鬼平には、1980年、1981年、1982年の3シリーズを銀幕のスター・萬屋錦之助さんが演じています。
萬屋さんは多くの時代劇作品で主役を演じられており、本作ではべらんめぇ調な鬼平役を演じられました。

劇画『鬼平犯科帳』

『鬼平犯科帳』を語るうえで、さいとう・たかをさんによる劇画版も忘れてはいけないでしょう。

1993年よりさいとう・プロダクションのひとつとも言えるリイド社発行『コミック乱』に掲載され、現在(2017年3月)既刊100巻までが発売されています。

こちらは小説版と比べ、人物の性別や処遇ならびに設定などが大きく違う場合があるのでご注意下さい。

2016年に、28年も続いた中村さん演じる鬼平が終了したすぐ後に、TVアニメという新たな形で私たちの前に再び戻って来た鬼平。

次にどのような形で鬼平に会えるのか楽しみです。

参考元

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