新撰組を題材にした大人気漫画「PEACE MAKER鐵」が今年の夏、ついにアニメ映画化されることが決定しました。途中長い休載期間があったものの、ファンからの熱い希望により連載が再開されたこの作品の魅力を振り返ります。そして映画では一体どのシーンが取り上げられるのでしょうか。映画が公開される前に、もう一度「PEACE MAKER鐵」の世界観を思い出してみませんか?
今夏アニメ映画公開!
PEACE MAKER鐵は新選組を題材とした作品で、連載開始から15年以上経った今でも愛され続けている作品です。
2005年春以降、作者である黒乃奈々絵氏が「今後の展開が暗すぎて描くのが辛い」という理由から休載していましたが、ファンが根強く連載再開を願い、2009年秋以降から少しずつ連載再開をしていました。
現在では安定して連載し、コミックも12巻まで発売しています。
そのPEACE MAKER鐵がアニメ映画化されるということで話題になっています!
現在発表となっている声優陣もアニメの1期とほぼ同じになっています。
しかし、少年期の市村鉄之助と大和屋鈴(北村鈴)の声優のみ変更になっているようです。
原作の中でも描かれている通り二人は成長期で、この間に声変わりをしたという設定になっています。
より大人になった二人を演出するための変更となっています。
鉄之助の少年期の声優は変更なく、アニメと同一人物です。
どちらにしてもファン待望の映画化です。
楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
PEACE MAKER鐵ってどんな作品?
「PEACE MAKER鐵」は新選組副長・土方歳三の小姓である市村鉄之助を主人公に、幕末の動乱に巻き込まれる少年を描いた物語です。
前作「新撰組異聞PEACE MAKER」の続編にあたるものが「PEACE MAKER鐵」になります。
もともとは「月刊少年ガンガン」で連載されていましたが、タイトルを変えて「月刊コミックブレイド」に移籍、休載後はケータイサイト「コミックi」や「コミックシーモア」で徐々に再開し、現在ではウェブコミック配信サイト「MAGCOMI」と「月刊コミックガーデン」で安定して連載されています。
映画ではどこのストーリーが取り上げられるのか
映画化と聞いて多くのファンが疑問に思うところが「一体どこのストーリーを取り上げるのか」ということになるのではないでしょうか。
2003年から2004年にかけて放送されたアニメでは、鉄之助が新選組に入隊するところから池田屋事件までのストーリーを描いています。
原作でいうと、前作の「新撰組異聞PEACE MAKER」の内容をすべてアニメに描いたということになります。
今回の映画はそのアニメの続編だと言われています。
公式HPには「PEACE MAKER鐵」に登場する大和屋鈴の名前もありますし、2003年のアニメの総集編などではなく、新しい「PEACE MAKER鐵」の内容になってくるのではないかと考えられます。
また、ひとつ気になるのが公式HPの作品紹介にある文章です。
「武士になることを望み、京へと旅立った若者たちは、懐かしき故郷にその錦を飾るため、戦いへと突き進んでいく。その果てに悲しき別れが待ち受けていようとも……。」と書かれています。
ここでの『悲しき別れ』とは何を指すのでしょうか。
映画で描かれるストーリーのヒントが隠されているかもしれません。
映画前に予習! 原作を読み返してみよう!
いかがでしたでしょうか。
ドラマCDの発売はされていたものの、アニメ映画化はファン待望の出来事だったのではないでしょうか。
休止中に連載を待ち望んだファンの方や、昔からずっと原作を読み続けているファンの方はもちろん、連載休止中に物語から離れてしまった元ファンの方や歴史ファンの方も、この機会にもう一度手に取ってみてください。
黒乃奈々絵氏の美しい絵、そして残酷で切ないながらも、作者が悩みながら描いた素敵なストーリーに酔いしれましょう。
参考元
- ・参照リンク:劇場アニメ「PEACE MAKER 鐵」公式サイト
- ・参照リンク:新撰組異聞PEACE MAKER - Wikipedia
- ・新撰組異聞PEACE MAKER(1~6巻)エニックス
- ・新撰組異聞PEACE MAKER(1~5巻)マッグガーデン
- ・PEACE MAKER鐵(1~12巻)マッグガーデン
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