2009年に第1期、2013年に第2期が放送された、人気TVアニメ『とある科学の超電磁砲』。そして、電撃文庫の25周年のイベントでTVアニメ第3期の制作が発表され、ますます注目を集めている本作。 そんな『とある科学の超電磁砲』の第3期放送に先駆けて、1期・2期のエピソードのあらすじや、登場キャラクターなどを徹底解説していきます。
第3期の放送を控えるTVアニメ『とある科学の超電磁砲』。
本作は『とある魔術の禁書目録』のスピンオフとして生まれた作品ですが、本家を凌駕する人気を誇っています。
2007年に第1期『とある科学の超電磁砲』が放送され、2013年には第2期の『とある科学の超電磁砲』が放送されるなど、その人気は衰えることを知りません。
今回は、既に放送された第2期までのあらすじと、登場キャラクター、その能力などを徹底解説していきます。
作品を視聴したことがある人も、ない人も、第3期が始まってしまう前に、しっかりとチェックしてくださいね!
『とある科学の超電磁砲』とは?
『とある科学の超電磁砲』は原作:鎌池和馬、作画:冬川基、 キャラクターデザイン:灰村キヨタカによる、漫画を原作とした作品で、『とある魔術の禁書目録』の外伝という位置付けです。
『とある魔術の禁書目録』と時系列がリンクしており、同一の登場人物から『とある科学の超電磁砲』のオリジナルキャラクターまでもが登場します。
作品の舞台となる「学園都市」には、230万人が生活し、その8割が超能力開発プログラムを受ける学生です。
全ての学生は「レベル0(無能力者)」から学園都市最強の「レベル5(超能力者)」まで分類され、それぞれ異なる能力をもっています。
主人公の御坂美琴は学園都市に7人しかいない、「レベル5(超能力者)」の一人。
友人の白井黒子・佐天涙子・初春飾利らと一緒に、「電撃使い(エレクトロマスター)」の能力を駆使して学園都市で起こるさまざまな事件やトラブルを解決していく…というストーリーになっています。
【ネタバレあり】『とある科学の超電磁砲』第1期・前半のあらすじ
早速、TVアニメのあらすじをお話していきましょう! まずは第1期の1話から12話までのあらすじです。
1話から12話までは、登場人物たちの日常を描きながら、「幻想御手(レベルアッパー)」という、使うだけで簡単に能力が上がる謎のアイテムにフォーカスされたストーリーが展開されていきます。
学園都市で「虚空爆破(グラビトン)事件」と呼ばれる、謎の連続爆破事件が起こり、御坂美琴(みさかみこと)たちはトラブルに遭遇しながらも、何とか犯人の学生を確保することに成功します。
しかし、犯人はその後昏睡状態に陥ってしまいます。
美琴や「風紀委員(ジャッジメント)」の白井黒子(しらいくろこ)たちは、その犯人の学生が、本来事件を起こせるほどの高い能力を持っておらず、違和感を感じます。
そして、事件の影には「幻想御手(レベルアッパー)」と呼ばれるアイテムが関わっていることが分かります。
捜査の末「幻想御手(レベルアッパー)」を手に入れた美琴たちは、学園都市の研究者で「大脳生理学」と「AIM拡散力場」の研究を行う木山春生(きやまやるみ)に解析を依頼するも、事件の核心に至る回答は得られませんでした。
その後美琴たちは、「幻想御手(レベルアッパー)」で意識を失った患者の脳波から、その開発者が木山春生であることを知ります。
木山は非人道的な実験に巻き込まれた、かつての教え子たちを救うために「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」に代わる演算装置を必要としており、そのために「幻想御手(レベルアッパー)」を開発したという経緯が明らかになります。
美琴たちはそんな木山の思いを知りつつも、その暴走を止めるべく、その前に立ちはだかる…というのが12話までのストーリーです。
クライマックスでは、美琴と「幻想御手(レベルアッパー)」のネットワークによって生み出された怪物「AIMバースト」との戦いが繰り広げられます。
そのバトルシーンでは、迫力ある戦闘シーンが描かれ、見どころの一つでもあります。
【ネタバレあり】『とある科学の超電磁砲』第1期・後半のあらすじ
そして13話から24話までは、日常回を挟みつつ、20話からアニメオリジナル展開である「乱雑開放(ポルターガイスト)編」が描かれます。
初春飾利(ういはるかざり)の通う中学にやってきた、季節はずれの転校生・春上衿衣(はるうええりい)。
彼女は初春のルームメイトになり、一緒に引っ越しを手伝った美琴や佐天涙子(さてんるいこ)たちとも友人関係になります。
その一方、黒子は「風紀委員(ジャッジメント)」と「警備員(アンチスキル)」の合同会議で、最近学園都市で頻発している地震に関わる会議に出席します。
研究者たちによると、能力者の能力の暴走によるポルターガイストが原因だと予測されたものの、詳細は分からないという状態でした。
春上は「チャイルドエラー」として施設で育った子どもでしたが、最近になって別の施設に移動された枝先絆理(えださきばんり)の声が聞こえる、という現象が発生します。
不思議に思った美琴は、その件について「MAR」の専門家・テレスティーナに相談すると、暴走能力実験の被験者の子どもたちが、このポルターガイストの原因になっているのではないか、という仮説を聞きます。
しかし、その実験を行なっていたのは、「MAR」のテレスティーナ・木原・ライフライン、その人で、黒幕そのものだったのです。
しかも、その暴走実験の被験者は木山の教え子たち。
美琴たちは、木山たちとともに、子どもたちの奪還作戦に挑んでいく…というのが24話までのあらすじです。
ラストバトルは高速道路での木山の車の上に乗った美琴と巨大な「駆動鎧」に乗ったテレスティーナの圧巻の展開です。
激しい戦闘シーンを期待する方の期待を裏切らない出来になっていますよ!
【ネタバレあり】『とある科学の超電磁砲S』第2期・前半のあらすじ
第2期の1話~16話はシリアスなエピソードである「妹達(シスターズ)」編が展開されます。
御坂美琴はある日、自分がいたはずではない場所に自分がいた、という話を耳にします。
その目撃された美琴は、本人ではなく「超電磁砲量産計画(レディオノイズ計画)」により、生み出された2万体を超えるクローン「妹達(シスターズ)」でした。
妹達はレベル5(超能力者)である一方通行(アクセラレータ)の「絶対能力進化計画(レベル6シフト)」を進めるのためのものでした。
妹達を2万人戦って殺せば、一方通行はレベル6に進化出来るという仮説の元、一方通行は1万人以上の妹達を惨殺していきます。
美琴はそれを止めるべく、一方通行に立ち向かいますが、全く歯が立ちませんでした。
美琴は過去に自分が提供したDNAマップが元になって、この実験が行われていることで自分自身を責めますが、そこに現れたのが、上条当麻(かみじょうとうま)でした。
「レベル0(無能力者)」で学園都市最弱でありながら、あらゆる異能の力を打ち消す「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という力で一方通行に挑みます。
学園都市最強VS最弱の戦いは、熱いセリフのオンパレードで、思わず見ている側も熱くなる展開が繰り広げられます。
最後のバトルまで目が釘付けの、作中屈指のエピソードに仕上がっています。
【ネタバレあり】『とある科学の超電磁砲S』第2期・後半のあらすじ
そして、日常エピソードを交えながら、19話からアニメオリジナルエピソードが展開されます。
ある日、美琴は公園で倒れていた少女を見つけます。その少女はフェブリ。
なぜか美琴の名前を知っていますが、美琴はフェブリを知りません。
その後「学究会」の会場で、警備ロボットの暴走にフェブリが巻き込まれてしまいます。
本来誤作動するはずのない警備ロボットの暴走。起きるはずのない出来事を美琴たちは不審に思います。
そして、おかしな出来事は再び起きてしまいます。
ある日突然、「駆動鎧」に襲われてしまう美琴たち。何とか撃退したものの、フェブリは意識を失ってしまいます。
そこで明らかになったのは、フェブリが科学的な人造物であるという事実。
そして、何者かがフェブリを回収するべく、動いているという事実でした。
フェブリを救うために、美琴たちは立ち上がります。
ラストバトルの2万体もの駆動鎧たち対、美琴や黒子たちとのバトルはまさに圧巻です。
『とある科学の超電磁砲』を彩る「fripSide」のOP曲!
出典:amazon『とある科学の超電磁砲』の魅力は、あらすじで紹介したストーリーだけではありません。
本作の人気が加速した理由の一つは、アニメとリンクした「fripSide」のOP曲にあります。
第1期の1話から14話は「only my railgun」が使用されましたが、その後もクライマックスでも挿入歌として使用され、『とある科学の超電磁砲』と言えば、この曲! とも言える1曲になっています。
そして、第15話から23話は「LEVEL5-judgelight-」。サビ部分では、ハイクオリティな戦闘シーンが繰り広げられます。
第2期では、第1話から第16話まで「sister's noise」、第17話から第23話までは「eternal reality」が使用されました。
「eternal reality」は何と作曲に小室哲哉さんが加わるなど豪華なOPになっています。
どの曲もアップテンポで戦闘シーンにマッチする曲ばかり! 歌詞も作品とリンクしていて、作品のためのOP曲とも言える存在です。
どのOP映像も非常にかっこいいので、OPから作品を楽しむことが出来るのも、作品の魅力の一つになっています。
『とある科学の超電磁砲』の曲をもっと知りたい方はこちら
『とある科学の超電磁砲』美琴や黒子などキャラ&能力紹介
キャラクターが魅力的なアニメほど面白い! というのは、どのアニメにも言えることです。
そしてもちろん、『とある科学の超電磁砲』のキャラクターも魅力的な人物ばかりです。
本作にはたくさんのキャラクターが登場しますが、ここではメインメンバーの4人の能力などを簡単に紹介していきます。
各キャラごとに能力がそれぞれ違うので、どのような能力が出てくるのかを楽しみに見るのもよいかもしれませんね。
御坂美琴
主人公の御坂美琴は、年齢のわりにやや幼い部分もありますが、正義感が強く、かっこよさと可愛さの両方を備えたキャラクターです。
学園都市最強の「レベル5(超能力者)」で能力名は「電撃使い(エレクトロマスター)」。
電撃や磁力を駆使して戦い、電磁誘導したコインを弾きとばす「レールガン」は代名詞とも言える攻撃です。
白井黒子
御坂美琴のルームメイトでもある白井黒子は、学園都市の治安を自治する「風紀委員(ジャッジメント)」の一人。
ツインテールが特徴で、御坂美琴のことを「お姉様」と呼び、心から慕っています。
持っている能力は「空間移動能力者(テレポーター)」で「レベル4」の能力者です。
自分や物体を空間移動させる能力で戦います。
初春飾利
白井黒子と同じ「風紀委員(ジャッジメント)」の一人である初春飾利は、持ち前の情報処理能力を駆使して、御坂美琴や白井黒子の後方支援を行います。
能力は決して高くなく、能力レベルは「レベル1」で、戦闘向きではありませんが、物体の温度を一定に保つ「定温保存(サーマルハンド)」という能力を持っています。
普段は温厚で可愛らしいキャラクターではありますが、実は裏の顔として、学園都市最強のハッカーという顔を持っているのも魅力的です。
佐天涙子
初春飾利の親友である、佐天涙子は「レベル0(無能力者)」で、その悩みや葛藤から、事件やトラブルに巻き込まれてしまうこともありますが、明るく活発で御坂美琴たちのグループの元気印とも言える存在です。
裏表のない人柄は周りからの信頼も厚く、人に好かれやすい性格がとても魅力的です。
「レベル0(無能力者)」にも関わらず、戦闘の際には思わぬ大金星をあげることも。
『とある科学の超電磁砲』3期の気になる放送はいつから?
さて、ここまであらすじや登場人物を紹介してきましたが、気になる3期の放送はいつからなのでしょうか?
既に公式ホームページで明かされている情報では、2019年放送という情報のみです。
ティザービジュアルを見る限りでは、「大覇星祭(だいはせいさい)」編のエピソードが放送されることは確実ですが、1期や2期のようにオリジナルエピソードが入ってくる可能性もあり、今後の情報から目が離せませんね。
『とある科学の超電磁砲』まとめ
『とある科学の超電磁砲』の第1期、第2期のあらすじと、登場人物や能力、そして作品を彩るOPテーマをご紹介させて頂きました。
2019年の放送とは言っても、2月時点でまだ放送月が発表されていないので、まだまだ作品を振り返る時間は十分にあります。
第3期の放送前に、是非第1期と第2期を視聴してみてくださいね。
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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