アニメ『犬夜叉』完結編のあらすじを徹底紹介！【ネタバレあり】

アニメ『犬夜叉』完結編までのあらすじ

神社の娘で中学３年生の日暮かごめは、ある日、骨喰いの井戸を通じて戦国時代にタイムスリップ。

そこで、御神木に封印された半妖の少年・犬夜叉と出会います。

50年前、村を襲って四魂の玉を奪った犬夜叉を、巫女である桔梗が封印したのです。

かつて恋人同士だった犬夜叉と桔梗は、奈落の罠だと知らずにお互いを憎み、殺しあいました。

桔梗は、あらゆる野望が叶う力を持つ「四魂の玉」をこの世から無くすため、自分の亡骸とともに燃やすよう妹・楓に伝えます。

しかし、桔梗の犬夜叉への思いが四魂の玉に伝わり、桔梗の生まれ変わりであるかごめの体内から再び四魂の玉が現れたのです。

悪い妖怪との戦いで玉は砕け散り、犬夜叉とかごめは四魂のかけらを集める旅に出ます。

異母兄弟である犬夜叉の兄・殺生丸は、父親の形見である鉄砕牙をめぐって犬夜叉と戦います。

殺生丸に仕える小鬼の邪見は、無口な殺生丸に代わって代弁することが多いです。

また、人喰い狼に殺された人間の幼女・りんを、癒しの刀である「天生牙」で生き返らせます。

鬼女裏陶（うらすえ）により桔梗が死人として蘇り、自分を裏切った犬夜叉と戦います。

仇は奈落であることを楓から聞き、奈落の正体は桔梗に心惹かれた鬼蜘蛛だと知るのです。

犬夜叉に父の仇を取ってもらった子狐妖怪・七宝や、奈落の呪いで右手に風穴を持つ法師・弥勒が仲間に加わります。

一方で、妖怪退治屋の珊瑚は奈落によって父や仲間、弟を殺されます。

四魂のかけらを使い、奈落は珊瑚の弟・琥珀を蘇らせ、生前の記憶を消して手下にするのです。

奈落から琥珀を取り返すため、珊瑚は犬夜叉たちの仲間になります。

四魂の玉は元々珊瑚の里で守られていたものであり、強い巫女が妖怪の魂を取り込んで自らの魂とともに外へはじき出した塊が四魂の玉の生まれだと犬夜叉たちに教えます。

妖狼族の若頭・鋼牙は両足と右腕に四魂のかけらを仕込んでおり、つむじ風のように早く走ります。

奈落と神楽に大勢の仲間を殺されたため、仇を打つために奈落を追います。

四魂のかけらが見えるかごめに惚れ、犬夜叉と会うたびに喧嘩をします。

琥珀は徐々に記憶を取り戻し、裏切りがばれないように奈落を倒そうと考えます。

奈落は、桔梗への思いが残っている鬼蜘蛛の心を外に出し、桔梗を殺します。しかし、かごめの力によって奈落につけられた傷はふさがり、桔梗は一命をとりとめます。

四魂のかけらのほとんどを集めた奈落は、七人隊や赤子などの分身を増やしていき、犬夜叉たちを苦しめます。

多くの人を苦しめてきた奈落ですが、完結編ではついに犬夜叉たちが奈落を追い詰め、最終決戦を迎えるのです。

アニメ『犬夜叉』完結編のあらすじ【ネタバレ】

壮大なストーリーが描かれるアニメ『犬夜叉』の、完結へと向かう流れをネタバレありで解説します！

神楽は奈落から自由になる

奈落から解放され、自由になることを望んでいた神楽。

白童子も奈落を裏切ろうと神楽と手を組みます。

しかし、裏切りを知っていた奈落は「神楽、きさまに自由をやろう」と神楽に心臓を戻します。

心臓が戻った瞬間、奈落は心臓を避けて神楽を貫通し瘴気をたっぷりと注ぎ込むのです。

自由になった神楽ですが、奈落から致命傷を負わされだんだんと意識が薄れていきます。

その頃、魍魎丸と戦っていた殺生丸は奈落の瘴気と神楽の血の匂いを感じます。

魍魎丸に神楽は無駄死にだと聞かされるのです。

怒った殺生丸は武器のひとつである「闘鬼神」を魍魎丸との戦いで折ってしまいます。

孤独に死を待ち受けていた神楽の元に、殺生丸が駆け付けます。

奈落の匂いを追ってきたのだと思った神楽でしたが「お前だとわかっていた」という殺生丸の言葉に驚きます。

殺生丸は天生牙で神楽を救おうとしますが、瘴気まみれで救うことはできませんでした。

ひそかに殺生丸に思いを寄せていた神楽は「最後に逢えた…」と笑顔でこの世を去ります。

神楽の血の匂いで駆け付けた犬夜叉たちは殺生丸に神楽は苦しんでいたか尋ねます。

「…笑っていた」そう答えて殺生丸はその場を立ち去ります。

そして神楽は自由の風となったのでした。

桔梗の最期と犬夜叉の涙

奈落は桔梗と鋼牙を捕えます。

桔梗は鋼牙の四魂のかけらで奈落を浄化しようと機会を待ちます。

犬夜叉たちが駆け付けたときには、桔梗は身動きが取れないまでに弱っていたのです。

奈落は持っていた四魂の玉を、動けなくなった桔梗に隠します。

しかし、かごめが四魂の玉のありかに気づき、桔梗の指示で玉を弓矢で狙います。

奈落は四魂の玉を取り戻そうとしますが、かごめの放った矢は四魂の玉に刺さり、桔梗が奈落へと跳ね返します。

桔梗は四魂の玉ごと奈落を浄化し、消し去るつもりだったのです。

しかし、桔梗の霊力は奈落の瘴気に負けてしまいます。

桔梗の傷を矢で打てば助かると思っていたかごめは、救えないとわかり涙を流します。

犬夜叉は桔梗とふたりきりになり、奈落から桔梗を守れなかったことを悔やみ、涙を流します。

桔梗は、自分の魂は奈落から救われ、犬夜叉が来てくれただけでいいと微笑みかけます。

犬夜叉は桔梗に口づけをし、桔梗は魂となってこの世を去るのです。

奈落の最期と弥勒の風穴

ついに完成した四魂の玉を吸収した奈落は、強さを増していき、犬夜叉たちに襲いかかります。

曲霊に取り憑かれた犬夜叉は、理性を失いかごめに傷を負わせてしまいます。

殺生丸の助けもあり、犬夜叉は鉄砕牙で理性を取り戻します。

恋仲になっている珊瑚と弥勒を利用し、奈落は珊瑚に弥勒の父の最期の幻覚を見せます。

自分の風穴に吸い込まれて死んだ弥勒の父の最期を知り、珊瑚は弥勒が死ぬのを恐れたのでした。

弥勒を死なせたくなかった珊瑚は、奈落を倒すためにりんを犠牲にしようとします。

しかし、かごめの矢が奈落に届き、間一髪でりんは助かります。死闘を繰り広げる中、ついにかごめの矢が奈落の持つ四魂の玉を捕えます。

かごめの矢に貫かれた四魂の玉は、奈落とともに現れ奈落は浄化されこの世を去るのでした。

奈落が死んだことで、弥勒の風穴の呪いはとけます。

消えた井戸とかごめを恐れた四魂の玉

奈落との戦いが終わりほっとした瞬間、冥道がひらきかごめは闇の中に連れ込まれます。

かごめとともに、骨喰いの井戸も消えてしまいます。

奈落の分身である夢幻の白夜が、犬夜叉の鉄砕牙の冥道斬月刃の力を盗み、かごめを切っていたのです。

四魂の玉は、玉自身の望みを奈落に望ませ、奈落の死と同時に叶うように願われていました。

四魂の玉はかごめを恐れており、闇に取り込むことで「助かりたい」とかごめに願わせるのが目的でした。

かごめが恐怖に負けることで、四魂の玉はかごめを取り込もうと考えていたのです。

しかし、かごめは「最後に四魂の玉を手にしたものが唯一の正しい願いを選んだ時に玉は浄化されこの世から消え去る」ことを知っていました。

犬夜叉は冥道斬月刃で自ら冥道の中に入り、かごめの元へと向かいます。

闇の中で孤独を感じていたかごめに、犬夜叉の声が届きます。

かごめは、四魂の玉は本当の望みを叶えてくれないことに気づきます。

そしてかごめは「私は願わない」と四魂の玉に言います。

すると、犬夜叉がかごめの元にたどり着き、かごめは四魂の玉に願いを言います。

「四魂の玉消えなさい。永遠に」四魂の玉は砕けてこの世から消え去るのでした。

犬夜叉と戦国時代で暮らすかごめ

すべてが終わり、消えた骨喰いの井戸が再び現れ、犬夜叉とかごめは現代と戻ります。

かごめを家族の元へと届けた瞬間、犬夜叉は戦国時代に戻り井戸は繋がらなくなりました。

それから３年の月日が流れ、かごめは高校を卒業します。

戦国時代では珊瑚と弥勒の間に３人の子供が生まれていました。

犬夜叉は弥勒と一緒に妖怪退治をしながら生活をします。

犬夜叉とかごめはお互いを思いながらも、井戸は繋がらず逢えないままになっていました。

犬夜叉に逢えないのは自分の気持ちのせいだと考えたかごめは、「犬夜叉に逢いたい」と心の中で願います。

そうすると、骨喰いの井戸の向こうに青空が見え、再び犬夜叉に逢えます。

かごめは大学は行かずに、犬夜叉と戦国時代でともに生きることを選び、犬夜叉の物語は完結します。

アニメ『犬夜叉』完結編のまとめ

いかがでしたでしょうか。

『犬夜叉』は恋と冒険の戦国お伽草子で、原作漫画は全部で56巻あります。

アニメは原作漫画とは違ったストーリーが楽しめます。また、原作漫画には登場しないキャラクターもアニメでは登場し、見どころが満載！

『犬夜叉』の原作漫画ファンの方にもおすすめです。