ハリウッドを代表するスターであるヒュー・ジャックマンの出世作となったのが「X-MEN」のウルヴァリン役でした。ウルヴァリンはヒュー・ジャックマンが製作も兼ねたスピンオフシリーズにもなり、彼にとってのライフワークと言える役柄です。そんなヒュー・ジャックマンがついにウルヴァリン役を卒業することで話題の映画「LOGAN/ローガン」を紹介します。
「LOGAN/ローガン」のあらすじ
作品の舞台となる2029年の近未来は、ミュータントたちがほとんど絶滅した荒廃した世界が広がっています。
かつてはミュータントとして、驚異的な治癒能力で圧倒的な強さを持っていたウルヴァリンも、年齢を重ねて昔の治癒力を失いつつあります。
ウルヴァリンは、ローガンと名乗って、リムジンの運転をすることで生計を立てていましたが、ある時に謎の組織に追い詰められていた少女のローラを助けます。
そして、ウルヴァリンは彼の人生の師でもあるプロフェッサーXから最後のミッションを託されます。
それは、絶滅の危機に瀕しているミュータントたちにとって最後の希望であるローラを謎の組織から守ることでした。
プロフェッサーXの思いを受けた、ローガンとローラの逃避行が始まるのでした。
ヒュー・ジャンクマンのライフワークとも言えるウルヴァリン役①
ヒュー・ジャックマンは、日本でも大ヒットしたミュージカル「レ・ミゼラブル」でも主演を務めたハリウッドを代表するスターの1人です。
そんなヒュー・ジャックマンが注目を集めるきっかけとなったのが、2000年に公開された「X-MEN」でした。
アメコミの人気作を原作にしたこの映画は、DNAの突然変異により超人的な力を持ったミュータントたちの活躍を描きます。
ミュータントたちは、プロフェッサーX率いる正義のグループと、マグニートー率いる悪のグループとに分かれて争いを繰り広げます。
その中でヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンは、プロフェッサーXの仲間として登場します。
両手から鋭く飛び出す爪と、傷を負っても驚異的な再生能力で回復してしまう特殊能力を持つウルヴァリンをヒュー・ジャックマンは熱演します。
そして、興行的に成功を収めた「X-MEN」シリーズは、2016年公開の最新作の「X-MEN: アポカリプス」まで6作品が公開されました。
ヒュー・ジャンクマンのライフワークとも言えるウルヴァリン役②
そうした「X-MEN」の人気を受けて、ウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ作品も「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」から、最新作の「LOGAN/ローガン」まで3作品が作られました。
ヒュー・ジャックマンは合計9作もウルヴァリン役を演じるだけでなく、スピンオフシリーズでは映画の製作も兼ねてきました。
そうした意味で、ウルヴァリン役は俳優ヒュー・ジャックマンのライフワークとも言えます。
ウルヴァリン役に思いれるのあるヒュー・ジャックマンは自身のSNSで、熱の入った「LOGAN/ローガン」のアフレコの様子を披露して話題を集めました。
「LOGAN/ローガン」では、ついにウルヴァリン役を卒業するヒュー・ジャックマンの演技は必見と言えます。
生身の人間であることを強調したタイトルの「LOGAN/ローガン」
ウルヴァリンは元々は、英語で動物のクズリの意味で、「X-MEN」の中では、コードネーム的な意味合いがあります。
そんなウルヴァリンには、もう一つローガンという名前もあり、今回の作品ではウルヴァリンではなくて、「LOGAN/ローガン」というタイトルが使われています。
映画の中で、これまでのウルヴァリンの人生は、戦いの連続で家族との触れ合いのようなものはありませんでした。
けれども、映画「LOGAN/ローガン」の中では、ウルヴァリンはかつての超人的な回復能力を失いつつあり、生身の人間であるローガンに戻ろうとしています。
そして、ローガンはローラという少女と出会い、彼女を守るボディーガードの役目を果たしながら、そこに親娘のような絆が生まれてゆきます。
そうした、超人としてのウルヴァリンではなく、生身の感情を持った人間としてのローガンに焦点が当てられているのが、この映画の重要なテーマなのです。
参考元
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