1960年代アニメに続き、1970年代に流行した人気アニメを紹介!現在も受け継がれる名作に、懐かしさや憧れを抱いたり、古き良き昭和時代を思い出したり……。その時代のアニメを知らない方も、アニメの歴史を覗くいいチャンスかも!?
- 『あしたのジョー』1970年
- 昆虫物語『みなしごハッチ』1970年
- 『いなかっぺ大将』1970年
- 『天才バカボン』1971年
- 『ルパン三世』1971年
- 『デビルマン』1972年
- 『科学忍者隊 ガッチャマン』1972年
- 『ど根性ガエル』1972年
- 『マジンガーZ』1972年
- 『バビル2世』1972年
- 『ドラえもん』1973年
- 『エースをねらえ!』1973年
- 『侍ジャイアンツ』1973年
- 『キューティーハニー』1973年
- 『アルプスの少女ハイジ』1974年
- 『ゲッターロボ』1974年
- 『宇宙戦艦ヤマト』1974年
- 『フランダースの犬』1975年
- 『キャンディキャンディ』1976年
- 『ドカベン』1976年
- 『はいからさんが通る』1978年
- 『銀河鉄道999』1978年
- 『機動戦士ガンダム』1979年
- 『ベルサイユのばら』1979年
『あしたのジョー』1970年
高森朝雄(梶原一騎の筆名)原作、ちばてつや作画による『あしたのジョー』は、ボクシングをテーマにしたスポーツ漫画である。
主人公ジョーの、不良からプロボクサーに成り上がる過酷な姿を描いている。この作品では数々の名セリフも誕生し、未だ根強いファンも多い。
昆虫物語『みなしごハッチ』1970年
タツノコプロ制作の『みなしごハッチ』は、母子の深い愛情と繋がりを描いたメルヘン漫画である。
主人公ハッチが様々な苦難と恐怖を乗り越えながら、母を探す旅に出るのだ。
基本的に、環境を破壊する人間や、昆虫を食べる虫は悪者で描かれているのが特徴である。
『いなかっぺ大将』1970年
川崎のぼる原作による『いなかっぺ大将』は、田舎から出てきた主人公が、一流の柔道家になるため修行を送る日々を面白おかしく描いたギャグ漫画である。
また、二足歩行したり喋ったりするネコの”ニャンコ先生”が、主人公の師匠という奇妙な設定も、当時の子供たちに人気となっていた。
『天才バカボン』1971年
赤塚不二夫とフジオ・プロによる『天才バカボン』は、バカボン一家の日常を描いたギャグ漫画である。
バカボンパパが発する意味不明な言葉が、当時の子供たちに大ウケし、その人気は現代でも様々なCMで登場するものとなっている。
『ルパン三世』1971年
モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』は、今や知らない者はいないだろうという、コメディ要素満載の名作漫画である。
大泥棒アルセーヌ・ルパンの三代目という設定の主人公ルパンが、仲間とともに宿敵・銭形警部らの目を掻い潜りながら大泥棒を繰り広げる物語である。
『デビルマン』1972年
永井豪原作の『デビルマン』は、独特な雰囲気とバイオレンスな作風が特徴で、現在でも多くのファンに支持されている作品である。
悪魔の力を手に入れた主人公がデビルマンに変身し、地球侵略を目論む悪と戦うというのが基本のストーリーとなっている。
『科学忍者隊 ガッチャマン』1972年
吉田竜夫原作の『科学忍者隊ガッチャマン』は、悪の秘密結社と戦う、5人の特殊忍者隊ガッチャマンの活躍を描いたSFヒーロー漫画である。
キャラの個性それぞれが際立っており、この作品に影響を受けたヒーロー漫画(アニメ)も多いのだ。
『ど根性ガエル』1972年
『ド根性ガエル』は吉沢やすみ原作のギャク漫画(アニメ)で、Tシャツに張り付いたカエルのピョン吉と、主人公とのドタバタ劇を描いた作品である。
これまでに劇場版や実写ドラマ化されるなど、現代でも人気の高さを伺える。
『マジンガーZ』1972年
『マジンガーZ』は、永井豪原作によるロボット漫画(アニメ)で、歴史に残る高視聴率を誇る人気作品である。
世界初の戦闘用ロボットに乗り込む主人公と、悪の軍団率いるDr.ヘルとの戦いを描いている。
未だ根強いファンも多く、数十年たった現在でもロボット漫画の中心的作品となっている。
『バビル2世』1972年
横山光輝原作の『バビル2世』は、父の遺した遺産を受け継いだ超能力少年と、世界制服を目論むヨミとの死闘を描いた作品である。
横山光輝作品の中でも、完成度の高さとストーリー性などから不朽の名作と言われている。
『ドラえもん』1973年
藤子.F.不二雄原作の『ドラえもん』は、子供から大人にも人気の児童SF漫画で、アニメ化や舞台化、映画化、CMなど幅広いジャンルで起用されている。
『ドラえもん』の名前は世界各国でも知られており、ネコ型ロボットのドラえもんと、主人公のび太との摩訶不思議な日常を描いている。
『エースをねらえ!』1973年
山本鈴美香『エースをねらえ!』は、テニスをテーマにしたスポーツ漫画(アニメ)で、テニスブームの火付け役となった作品である。
高校生の主人公が、一流テニスプレイヤーになるまでの成長を描いているが、スポーツ漫画の枠を超え人生を語る作品となっていた。
『侍ジャイアンツ』1973年
『侍ジャイアンツ』は、野球をテーマにした梶原一騎原作のスポーツ漫画(アニメ)で、同原作者『巨人の星』に続くヒット作となった。
ストーリーは、”サムライ”と呼ばれる主人公が魔球を駆使し、相手チームと対決するというのが基本である。
『キューティーハニー』1973年
永井豪原作の『キューティー・ハニー』は、パンサークローとハニーとの戦いを描いたバトル漫画(アニメ)である。
バトルヒロインものの元祖となっているが、ハニーの服が破れるという奇抜な変身も人気のひとつである。
また、実写化やリメイクでも当時の主題歌が受け継がれているため、一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。
『アルプスの少女ハイジ』1974年
『アルプスの少女ハイジ』は、スイスの作家ヨハンナ・シュピリの児童文学をアニメ化した作品である。
これまでにも実写化や舞台化など幅広いジャンルで起用されており、近年ではCMでも話題になっている。
両親を亡くしたハイジが、大自然と動物たちに囲まれながら成長していく姿を描いた作品である。
『ゲッターロボ』1974年
『ゲッターロボ』は、永井豪&石川賢原作の変形合体ロボットの活躍を描いた漫画(アニメ)である。
3人の高校生が主人公となり、地球征服を目論む悪のロボット軍団と戦う王道ストーリー。
『ゲッターロボ』は、アニメや漫画だけでなく、OVAや劇場版、小説など幅広く展開されているため、本作は初代『ゲッターロボ』と区分されている。
『宇宙戦艦ヤマト』1974年
『宇宙戦艦ヤマト』の舞台は2199年、放射能汚染による滅亡を回避するため、人類は惑星イスカンダルに向け14万8千光年の旅に出るのである。
アニメブームという社会現象を巻き起こした名作であり、テレビシリーズや劇場版、実写版など多数展開されている。
海外でも『スター・ウォーズ』シリーズと肩を並べるほどの人気を誇っている。
『フランダースの犬』1975年
『フランダースの犬』は、19世紀イギリスの作家ウィーダによる児童文学で、日本でも泣けるアニメとして知られている。
主人公の少年ネロの悲劇の物語であり、最終回のネロのセリフには、目頭が熱くなった方も多かったのではないだろうか。
『キャンディキャンディ』1976年
水木杏子原作、いがらしゆみこ作画による『キャンディキャンディ』は、20世紀初頭のアメリカ及びイギリスを舞台にした少女漫画(アニメ)である。
主人公キャンディの人生と、その周囲の人間模様を描いており、悲運でありながらも強く生きる明るいキャンディは少女たちの憧れとなった。
『ドカベン』1976年
『ドカベン』は、水島新司原作による野球をテーマにしたスポーツ漫画で、主人公のニックネームがタイトルとなっている。
高校野球から始まり、プロ野球、スーパースターズまでの続編がある。
また登場人物の里中智は、特に女性から人気のあったキャラとしても知られている。
『はいからさんが通る』1978年
『はいからさんが通る』は、大正時代を舞台にしたギャグ漫画で、大正デモクラシーやシベリア出兵、関東大震災などが背景で描かれている。
のちに実写映画や単発ドラマも放送されたが、2017年には原作者・大和和紀の画業50周年記念として、2部作に渡り劇場版公開が予定されている。
『銀河鉄道999』1978年
『銀河鉄道999』は、松本零士によるSF漫画(アニメ)で、物語は遥か銀河を列車で走る未来の世界。
止まる惑星ごとにエピソードが展開されているが、原作物語はいまだ未完のままとなっている。
『機動戦士ガンダム』1979年
『機動戦士ガンダム』は、日本のロボットアニメを大きく変え、アニメブーム第2弾を巻き起こした名作である。
作品を観たことない方でも、主人公アムロの名セリフ「アムロ、行きまーす!」は一度は耳にしたこともあるだろう。
『ベルサイユのばら』1979年
『ベルサイユのばら』は、フランス革命によって処刑されたマリー・アントワネットの生涯を、史実を基に描いた作品である。
本作には実在した人物はもとより、原作者の池田理代子によるオリジナルキャラクターも登場している。
またオスカルが着用している軍服は革命当時のものではなく、ナポレオンの時代の衣装が基になっている。
参考元
- ・参照リンク:名作アニメ | 年代流行
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