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目次
常に前向きな少女カトリが夢に向かい一生懸命に働く!献身的な姿が心打つ感動の物語
「勤勉で働き者の健気な少女」という日本人が好む理想の少女が主役の物語。アウニ・ヌオリワーラの「牧場の少女」は日本での知名度が低かったが、本作を機に有名となった。
南フィンランドで祖父母と暮らすカトリは、暮らしを支えるため、9歳ながら農場へ働きに出ることを決意する。複数の仕事を掛け持ちしながらも懸命に働き、素直で明るく勤勉なカトリの姿に周りも感化され、彼女は多くの人々の支えを受けて成長していく。
第1話 別れ
1900年はじめのフィンランド。カトリは6歳。ある日、1年ぶりに出稼ぎに出ていた母が帰ってくる。再会を喜び合うふたり。しかし、幸せもつかの間。母は、ドイツで働くために再び旅立って行く。そして3年…
第2話 友だち
作物の不作が続き、家計は困窮していた。しかも、おじいさんが熊に襲われて大ケガを負ってしまう。働きに出る決心をするカトリ。偶然出会ったマルティに、家畜番として働かせてほしいと頼む。
第3話 春のあらし
カトリはマルティに誘われて、湖の小島に魚釣りに出かける。ところが、釣りに夢中になっているうちに風雨が激しくなり、ボートが流されてしまう。ハルマ屋敷の使用人が島に取り残されたふたりを助けに向かう。
第4話 決意
カトリはマルティから、ライッコラ屋敷で家畜番を求めているという話を聞く。カトリは、アベルと一緒にライッコラ屋敷で働きたいので、仲を取り持つ靴屋のトボルに会ってほしいとおじいさんに頼む。
第5話 出発
カトリはおじいさんとおばあさんに別れを告げ、ライッコラ屋敷に向かう。途中、イジメっ子に出会った時、マルティが勇敢に戦って逃がしてくれた。ひとりになったカトリは、ペンティラ屋敷の家畜番ペッカに出会う。
第6話 主人
ライッコラ屋敷にやってきたカトリ。奥様のウッラは娘を亡くした悲しみが原因で病気のようだった。さらに御主人は仕事から帰ってくるなり、カトリを嘘つきだと罵った。
第7話 奥様
数十頭いる牛の名前も覚え、御主人に家畜番として認められたカトリは、北の牧場に牛を連れて行くように言われる。牛の牧場で苦労しているカトリに、ペンティラ屋敷の家畜番ペッカが、見張りの手伝いを申し出る。
第8話 災難
ウッラの頼みは、御主人に内緒で村の知り合いの家からフィン・カブラの苗をもらってきてほしい、というものだった。翌日カトリが牧場に戻ると牛の群れは崖下に落ちていた。
第9話 愛情
カトリは風邪を引いてしまった。マルティはカトリを心配し、代わりに家畜番をやるからカトリを休ませてほしいと申し出る。一方、ウッラは食欲のないカトリの姿に亡き娘の姿を重ね、なんとか食事をさせようとする。
第10話 約束
カトリの病気が治るまで代わりに家畜番をする、と言うマルティ。ペッカはカトリと親しいマルティを鬱陶しく思い、マルティの従姉妹ヘレナはマルティと仲がいいカトリを疎んじる。
第11話 喧嘩
マルティは雷雨の激しい牧場で牛追いに悪戦苦闘していた。そこにペッカがマルティを役立たず扱いしたことから、大ゲンカになってしまう。そんな時、雷鳴に興奮した牛たちが暴走を始める。
第12話 手紙
カトリがペッカと話していると、マルティが釣った魚を持ってきた。マルティがペッカに「お前の分はない」と言ったことから、またケンカが始まるが、カトリの言葉にしぶしぶ握手を交わす。
第13話 素敵な贈物
カトリの前にスケッチブックを抱えた青年が現れた。アッキと名乗った青年はカトリを見て、フィンランドの叙事詩「カレヴァラ」の一節を口ずさむ。カトリの絵を描きながら「カレヴァラ」の偉大さを語るアッキ。
第14話 はじめての招待
牧場で「カレヴァラ」を読んでいるところに、アッキがやってきた。アッキはカトリとペッカに、フィンランド独立に向けての思いを熱く語る。カトリは勉強への意欲をさらに募らせるのだった。
第15話 おもいがけないお給料
夏休みが終わり、近々別荘を離れるマルティ。学校に行きたくないというマルティに、カトリは「もっと勉強したい」と語る。その熱い思いにマルティは胸を打たれる。
第16話 迷子になった羊
カトリは偶然、迷子の羊を見つけ、屋敷に連れ帰る。その羊は発見したカトリのものになる可能性が出てきた。翌日カトリは、囲いに入れておいた牛を連れ帰り、続いて羊を連れ帰ることに。
第17話 狼を退治する日
迷子の羊はカトリのものとなった。カトリは他の羊と見わけがつくように羊の足に白い布を巻き、シロと名付けた。狼退治が行われた日、羊の様子を見にいったカトリは、群れの中にシロの姿がないことに気づく。
第18話 二つの火事
ライッコラ屋敷の新しい使用人ハンナは、アベルを嫌って足蹴にしたため、怒ったアベルに噛みつかれてしまう。その時に落としたランプの火が刈り取った麦に燃え移る。
第19話 隣どうし
ペンティラ屋敷の牛6頭をライッコラ屋敷で預かることに。ペッカもライッコラ屋敷で寝泊りすることになり喜ぶカトリ。しかし、その6頭を買い取るかもしれないと聞き、カトリは心配する。
第20話 来た人と去る人
カトリをイジメッ子から助けてくれたグニンラばあさんは、ライッコラ屋敷に行く途中だった。おばあさんは冬の間ライッコラ屋敷に滞在し、織物を教えてくれることになっていた。
第21話 アベルが狙われた
ペッカは、4日間だけライッコラ屋敷で働くことに。羊の毛は小屋にしまわれ、鍵がかけられた。ハンナは仲間の泥棒のために鍵を開け、アベルの毒殺を試みるが、逆に噛みつかれてしまう。
第22話 春を待ちながら
ペッカはカトリと別れ、遠くの村に旅立っていった。フィンランドの厳しい冬の訪れを告げるように、冷たい雨がカトリを濡らす。カトリはグニンラばあさんに糸つむぎを教えてもらい、熱心に取り組む。
第23話 熊と牛はどちらが強いか
カトリはシロの毛を紡ぎ、グニンラばあさんから織物や編物を学ぶ。やがて春の訪れとともにグニンラばあさんは屋敷を去っていく。カトリの仕事も始まるかに思えたが、季節はずれの熊が出没する。
第24話 出会いと別れ
カトリは無事だった。しかしご主人は危険な仕事は任せられないと判断し、ライッコラ屋敷をやめることに。家へ帰る途中、偶然にもペッカと出会い、彼のいる屋敷に来ないかと誘われる。
第25話 島での出来事
1年ぶりに会ったおじいさんはすっかり弱っていた。カトリは、また働きに出る決心をする。久しぶりに会ったマルティと魚釣りに出かけたカトリは、湖の小島でハンナと仲間の泥棒を目撃する。
第26話 助けてくれた人
カトリはペッカのいるクウセラ屋敷で働くことにした。屋敷までマルティに馬車で送ってもらう途中、近道をしたばかりに岩にぶつかり、車輪が壊れてしまう。途方に暮れていたところに1台の馬車が通りかかる。
第27話 都会育ち
カトリはアッキとクウセラ屋敷に向かう。しかし、ペッカとペッカの兄のビリヤミは、翌日まで不在。どうやらビリヤミは、ペッカの頼みであっても小さな女の子など雇う気はないらしい。
第28話 新しい生活
カトリは自分の部屋を与えられ大喜び。しかも仕事は刺繍の手伝いと、クラウスの遊び相手。「こんなに楽でいいのかしら…」と、戸惑う。その夜、遊び疲れからか、クラウスが高熱を出す。
第29話 夢を見ていた
ソフィアはてきぱきとクラウスの診療を始めた。ソフィアの仕事ぶりを見て、カトリは医者という仕事に憧れを覚えるようになる。2、3日して再びソフィアが屋敷を訪れた時、カトリはその夢を打ち明ける。
第30話 美しい白鳥のように
カトリはライッコラ屋敷に荷物を取りに行く。奥様のウッラには赤ちゃんができていた。ウッラに「大きくなったらどんな人になるの?」と聞かれ、人の役に立つ仕事に就きたいと答える。
第31話 本が送られて来た
ある日、カトリはロッタに連れられ、商品として箱づめした刺繍を輸送屋に出しにいく。そこでかけ算をはじめて知ったカトリは、算数を勉強したいと思う。帰り道、郵便局に寄ると、カトリ宛ての小包が届いていた。
第32話 魔法の本と悪魔
カトリは猛然と算数の勉強を始めた。ロッタから計算には九九の暗記が必要と聞いて、呪文のように九九を唱える。それをクウセラ屋敷に向かう靴職人ラスキ親方が見かけ、声をかける。
第33話 喜びと悲しみ
靴作りが始まった。クラウスも靴を作ってもらうが、大きすぎて歩きにくい。実は弟子のクスターが作ったもので、クスターは自信をなくし、靴職人になるのをやめる、と言い出す。
第34話 ヘルシンキ行き
ご主人のカルロが負傷した。ロッタはすぐに出発しようとするが、ヘルシンキ行きの汽車はもう出た後だった。翌朝、ロッタはカトリとクラウスを連れて早く家を出るが…
第35話 父と娘
カトリはお金を借りるため、ロッタの父の友人が経営する会社へ出かける。しかし社長は客人と話し込んでいて出てこない。数時間後、社長は出ていった客人こそロッタの父エリアスだ、と叫ぶ。
第36話 奥様の決意
ある日、ロッタはカトリにもっと遠いところで働いても大丈夫か、と訪ねる。不安になるカトリ。しかし、ロッタの考えはカトリを連れてトゥルクの父の屋敷に移る、というものだった。
第37話 迷子のアベル
カトリはトゥルクに行く許しを得るため祖父母のもとへ帰ることにした。カトリはアベルを都会に連れていくことに不安を感じ、ペッカのもとに預けることにする。カトリが実家に帰る日、アベルはカトリを追いかける。
第38話 それぞれの道
カトリの強い希望を聞き入れ、おじいさんはカトリのトゥルク行きを許した。カトリとペッカはマルティを訪ね、3人は湖で夢について話し合う。マルティはカトリが独学で算数を学んだことに驚く。
第39話 ハルマ屋敷のパーティ
カトリはマルティの父親の誕生日パーティに招かれる。しかし、ヘレナが子供たちの前でカトリを侮辱。わざとビールをひっかける。去ろうとしたカトリは偶然、看護婦のエミリアと再会する。
第40話 道づれ
出発の日、カトリはマルティに駅まで送ってもらう。アベルを汽車に乗せるには、子ども料金の半額を払った上に、かごに入れて貨物室に置かなければならない。カトリはアベルのことが心配になる。
第41話 トゥルクの人々
カトリが貨物室にアベルの様子を見に行くと、かごを抜け出したアベルが飛びついてきた。カトリと車掌が話しているうちに、アベルが脱走! しかし、そのおかげでカトリはアッキと再会する。
第42話 絵のない絵本
カトリは食堂で食事をすると聞いたイーネスは、ロッタを訪問。ロッタはカトリは雇い人ではなく、クラウスの家庭教師であり、自分の刺繍の助手だと反論する。イーネスはカトリの無教養ぶりを暴こうとする。
第43話 自動車に乗った!
カトリがロッタ、クラウスと散歩をしていると、目の前で自動車が止まった。運転していたのはソフィア。あまりの荒っぽい運転にカトリとロッタはふらふらになってしまう。
第44話 にくらしい娘
不調を訴えるイーネスに、ロッタは女医のソフィアに診てもらうことを勧める。だがイーネスはカトリの知り合いと知ると断固拒否。ロッタがスウェーデン行きの船に乗る日がやってきた。
第45話 疲れた一日
カトリがホールを掃除している間、退屈なクラウスはアベルを連れて屋敷の外に出て行った。カトリはクラウスが公園にいるかもしれないと目星をつけ、庭師とともに探し回る。
第46話 美しいもの
夜明け前から掃除をするカトリ。セルマは、カトリに感心する。花瓶にも花を生けるが、それがイーネスの逆鱗に触れる。花を取ろうとしたときクラウスがカトリを引っ張り、花瓶が落ちて粉々に!
第47話 お土産のランドセル
イーネスはカトリ宛の手紙を開封しようとするが、セルマに止められる。セルマはもう自分がカトリに悪意を持っていないことを告げた。カトリは少年レオと再会。カトリに、レオは自由学院に入学するよう勧める。
第48話 ああ入学
ロッタはカトリの入学手続きのため自由学院に出向く。カトリがレオにそのことを話すと、レオは大喜び。しかしロッタから入学試験があると聞いて、不安になるカトリだった。
第49話 おかあさんの帰国
カトリは自由学院初等部6年生。クラスメートはカトリをどこかの国の女王様と噂していた。屋敷では退院したイーネスがカトリに礼を言い、学校でしっかり勉強して夢を叶えるように勧める。
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涙なくしては見られない!高畑勲・宮崎駿の両巨匠が生み出した、世界名作劇場の傑作! 「フランダースの犬」に続き製作された世界名作劇場の第2弾。苦難の旅を続けるマルコと、マルコに関わる人々のドラマを、高畑勲監督が深い洞察に裏付けられた演出で描く。 出稼ぎに発った母を追って、少年マルコはジェノバを旅立つ。リオからブエノス、バイアブランカ、ロサリオ、コルドバ…。マルコは行く先々でさまざまな人たちと関わる。手を差し伸べてくれる者、冷たく拒絶する者。時には希望を失いかけるマルコだが…。
エリック・ナイトが書いた『名犬ラッシー 家路』(原題はLassie Come-Home)を原作に1996年1月からフジテレビ系で全26話が放送。『トム・ソーヤの冒険』や『愛の若草物語』など世界の数多くの名作を手掛けてきた多くのアニメ作品を手掛けてきた「日本アニメーション」が主に制作する「世界名作劇場」の第22作品目。「世界名作劇場」は世界の数多くの名作をテレビアニメ化し、作品をより身近に楽しむことができた。本作は原作上では少年ジョンの愛犬のラッシーが、大好きなジョンとの再会を果たすための試練の旅を描いているが、このアニメ版ではラッシーの旅の場面よりも、主にジョンとラッシーがふれ合う日常の様子を描き出しており、アニメ版独自のストーリーが展開されている。時代は1930年代の半ば頃のイギリス。炭鉱の村、グリノール・ブリッジに住んでいる9歳の主人公のジョンは共働き家庭で育ち、家でひとり留守番をするなど寂しい思いをしていた。ある朝、前夜から母が仕事へ出かけ、寂しい朝食を終えたジョンは学校に行く途中、道端で羊の群れに押しつぶされそうになっている子犬と出会う。うずくまってぐったりとしている子犬を心配したジョンは、急いで家に連れて帰って懸命に介抱した。献身的な世話のおかげで元気を取り戻した子犬は、ジョンによくなつき、家族の一員となった。ジョンとラッシーとの新たな日常が始まろうとしていた。
『愛の若草物語』は1987年1月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、「世界名作劇場」シリーズの第13作目となる。原作はルイーザ・メイ・オルコットの小説『若草物語』と『続・若草物語』であり、作者の家庭がモデルとなっている。アメリカ北部に住むある四姉妹の物語で、主人公は作者のモデルでもある次女のジョオことジョセフィン・マーチ(山田栄子)だが、アニメ版では四女のエイミー・マーチ(佐久間レイ)のナレーションに沿って進められる。制作は日本アニメーション。前半14話までの主題歌は、新田恵利が担当している。舞台は南北戦争時代のアメリカ。北部・ペンシルバニア州に住むマーチ家では、戦地から一時帰宅する父・フレデリック・マーチ(阪脩)を四姉妹が待ちわびていた。しっかり者の長女メグことマーガレット・マーチ(潘恵子)、小説家を目指している男勝りな次女のジョオ、優しく病気がちな三女ベスことエリザベス・マーチ(荘真由美)、そしてわがままでおせっかいな四女のエイミー。個性豊かな四姉妹は、さまざまな喜びや悲しみを経験しながら、それぞれの夢を追って成長していく…。
アニメ『あたしンち』は、2002年にテレビアニメ化した日常系コメディ作品である。ズボラでちょっとおっちょこちょいな母を筆頭に、ドジな娘、物静かでナイーブな息子、無口で変わり者の父の不思議な家族の、何気ない日常が描かれている。原作はけらえいこが手掛けており、2016年1月の時点でコミックの累計発行部数は1,200万部を突破した。ゆるい雰囲気に個性の強いキャラクターが印象的だと、幅広い世代から人気を集めている。それはある日のこと。「情熱の赤いバラ」を気分よく歌いながら、食器を洗う母(渡辺久美子)。そこへ、学校から帰ってきたみかん(折笠富美子)は、日々のお弁当のおかずについて抗議をはじめたのだ。ある日はご飯におかずはしゃけのみ、またある日はこんにゃくの甘辛煮だけと女子高校生のお弁当にしては、地味すぎる。今どきらしい可愛いお弁当を希望するみかんだが、いくら母に抗議をしても、いまいちピンと来ていない。そんな母に、カラフルな弁当を希望すると次の日、とんでもないことになってしまう。
オーストラリアに移住したポップル一家の絆と大自然や動物たちとの触れ合いの物語 オーストラリア特有のさまざまな動物が登場することが見どころのひとつ。放映当時はまだ日本にコアラがいなかったため、この作品でコアラを初めて知った子どもも多かった。 イギリスに住むポップル一家は自分たちの農地を手にするため、オーストラリアへ移住する。しかし新天地では数々のトラブルに見舞われ、生活は苦しいものに。そんな中、三女・ルーシーは大自然や動物たちと触れ合い、持ち前の明るさを武器に力強く生きていく。
時は戦国時代。主人公は忍者のたまご、乱太郎。先祖代々、ヒラ忍者の家系に生まれた乱太郎は、エリート忍者をめざして忍者の学校<忍術学園>に入学。だけどクラス分けされたのは、残念ながら成績はいまいちの「一年は組」・・・!?(C) 2011 実写版「忍たま乱太郎」製作委員会
名作「母をたずねて三千里」と同じ原作から生まれた、もうひとつの感動ストーリー 「母をたずねて三千里」の原作として知られるアミーチスの代表作「クオレ」を原作に、少年少女の日常を描いた作品。1981年には厚生省児童福祉文化奨励賞を受賞した。 19世紀末のイタリアの町・トリノに住む心優しい少年・エンリコは、個性豊かな友人たちと過ごしながら、学校や生活の中でさまざまなことを学んでいく。やがて、空想することに無限の可能性を感じるようになったエンリコは、自作の物語を日記に綴り始める。
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