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目次
「人間の機能もあなどれないものだな」都市国家ジュドに禁制品を持ち込んだ流民を追うダイスケの前に、違法マシーンが立ち塞がる。逃げ場のない裏路地。人を越えるパワーとスピード。降りしきる雨の中、マシーンの足元にダイスケが崩れ落ちた時、その上空から男が現れた。「男がいつまでも地面にはいつくばるものではない」「お前が噂の…」その者の名はジェイ。ヒートガイ・ジェイ!(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第1話 街(まち) -GUY-
「人間の機能もあなどれないものだな」都市国家ジュドに禁制品を持ち込んだ流民を追うダイスケの前に、違法マシーンが立ち塞がる。逃げ場のない裏路地。人を越えるパワーとスピード。降りしきる雨の中、マシーンの足元にダイスケが崩れ落ちた時、その上空から男が現れた。「男がいつまでも地面にはいつくばるものではない」「お前が噂の…」その者の名はジェイ。ヒートガイ・ジェイ!(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第2話 炎(ほのお) -WAR-
「エジムンド。すぐに9号線の出口を封鎖してくれ」街のあらゆる場所を舞台にした、2つのファミリーによる抗争劇。その影に埋もれていた幾つかの情報から、ダイスケは1つの事件を察知した。徐々に市街地へ近づいて行く、はるか大昔の遺物。ダイスケとジェイに、襲い掛かる新たな敵・獣人。「そう花火。もうすぐだ、楽しみに待っててよ」クレアの凶行が、ジェイの身体を炎に包む。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第3話 噂(うわさ) -BOMB-
「ジェイを無駄に傷つけないで」ダイスケを庇い左腕に発生したわずかなサージ。その修理のためジェイをラボへ預けダイスケは1人事件現場へと戻る。繰り返される爆破、増え続ける被害者、見えてこない犯行の目的。「プロの仕事かい?」「じゃなきゃ、マニアだ」エジムンドから渡された別件を調べるうちダイスケはそこに連続爆破犯人への足掛かりを見つける。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第4話 獣(けもの) -CHAOS-
うさぎを探す狼男の噂。凶悪犯ばかりが殺される事件。その間に何かを感じたダイスケはスラムで獣の顔を持つ男に出会う。「ヒートガイ、お前を待ちわびていた」人を越える力を持つジェイと対等に渡り合う獣人。マシーンでも人でもない新たな敵。ヤツは、俺をオトリにしてジェイを狙ったのか。再び飛び込んできた獣人の情報にダイスケは行動を起こす。たとえそれが罠だとしても…。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第5話 童(わらべ) -DOLL-
路地に飛び込んだジェイがその行く先に現れたまだ幼い少年に向け突然、拳を振り上げた。「確保する!」逃げる少年、騒ぎ出す住人たち。事件はジュドの政治家たちの耳にも入りジェイの使用を一時的に禁ずる命令が下される。「ジェイを解体すれば、この騒ぎは収まる」「兄貴はマシーンが…恐いんだ」その間隙を突きジェイを襲う敵。「あなたの相棒を助けて」意識を失い掛けたダイスケの背後でジェイの起動音が鳴り響く。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第6話 欲(よく) -MONEY-
「ちまちま儲けて、おもしろいの?」都市国家ジュドを暗部から掌握する組織・ビィータの長であるクレアが考えたゲーム。その掌に乗せられているとも知らず多くの市民たちが先物取引に興じ始める。だが、乗せられたのは市民だけではなかった。無許可で売買された爆発物情報。第13号緑地帯で起きるとされる事件の噂。人々が注目する中、始まった銃撃戦、早過ぎるマスコミの対応。その全てに根拠のない違和感を感じるダイスケ。「崖が見えないバカ共が、もうすぐ転がり落ちて行くよ」乱高下を繰り返す市場で、最後に笑うのは誰だ。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第7話 仇(かたき) -CIRCULATION-
父との唯一の絆であるペンダントにつけられた銀色の弾丸。獣人との戦いでそのペンダントを下水溝へ落してしまい、ダイスケは全ての水が流れ着く場所、ジュドの地下世界へ降りて行く。「それ、探していたんだ、返してくれない?」「私があなたを気に入れば、これをあげてもいいわ」法の下では暮らせない人々が形作った街=アンダーグラウンド。穏やかな時間が流れるその場所で、再び獣人とダイスケたちの戦いが始まる。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第8話 響(ひびき) -BROTHER-
天才音楽家と呼ばれる父。それは、母と幼かった自分を捨てた男。街角でダイスケが助けた青年・キア。その心の奥で生まれた“恨み”はいつしか“復讐”へと姿を変えていた。「あいつから、一番大切なものを奪ってやりたい」天使の調を奏でる天才ピアニスト。父の才能を受け継いだ会ったことのない弟のコンサートが始まる。「いいな、お前のアレンジ」自分と似た境遇のキアにダイスケの思いは届くのだろうか。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第9話 絆(きずな) -TRUST-
たった1人の家族、たった1人の愛すべき人。愛する娘と、愛し始めた男との暮らしを夢にジュドを離れることを選んだ母。だが、モニカはそんな母に訣別の言葉をぶつける。「あんたなんていらない」。幼い瞳に映る寂しさにうたれ、ダイスケは住民データへアクセスする。「ハッカーだ。データが書き換えられている!」偽造パスポート事件と連続誘拐事件が繋がった時、モニカ親子に新たな絆が生まれる。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第10話 弾(たま) -GUNS-
爆発物はおろか、犯人の影さえ見つからない、海賊電波による爆破予告。爆発物の動きから事件を辿ろうと国防軍駐屯地に向かったダイスケは、未だ熱き血をたぎらせる老軍人に出会う。「ホームパーティじゃ、娘の手料理は美味いぞ」「何で、私ん家にいるわけ?」「何じゃ、ワシがキューピットになるまでもなかったか」セントラルタワーに轟音が響く時、キョウコの祖父ユルゲンス元大将の力を借り、ダイスケは50年前の遺物に挑む。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第11話 幻(まぼろし) -MIRAGE-
悪名高い男たちばかりを狙う連続殺人事件。その容疑者として浮び上ったのは女性だった。「ねぇ 記憶がなくなったこと、ない?」「どうした。何でこんな所にいるんだ?」エジムンドは、不審な行動が目立つ元恋人に不安を抱く。事件を追い始めたダイスケの前で繰り返される殺人。重ねられたトリック、悪用される先端技術。「自分を愛せないような人がどうして他人を愛せるの?」「落とし前は、テメエでつけるさ…」優しさと孤独、そして男の生き様に冷たい雨が降る。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第12話 光(ひかり) -VISITOR-
鮮やかな衣装、連なる山車。ジュドの全てが、特別な来訪者を歓迎していた。「天上人が儀式を拒否した?」「あと24時間後にはプラントが止まり…ジュドが死ぬ」都市の生命線=ハイエンドシステムを握る天上人。それは恩恵なのか、支配なのか。「天上人を狩り出すんだ!」行方が分からなくなった1人の天上人を巡り、アンダーグラウンドを炎に変える。ダイスケとクレアの攻防が始まる。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第13話 撃(げき) -ENCOUNTER-
アンダーグラウンドに広がる炎、連れ去られた天上人。「僕はイヤなんだよ、わけの分からないもので生かされているなんてさ!」「生かされているんじゃない、生きてるんだよ」都市機能の要・エネルギープラントの停止まで数時間。作られた5分の闇にダイスケは賭ける。ジェイの前に立ち塞がるパワードスーツ、ダイスケに放たれた凶弾。朝焼けに煙るジュドの街に天使が舞い降りた時、ジュドの運命が決まる!(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第14話 魂(たましい) -ARROW-
魔に取りつかれ、仇討ちのため村を出たじい。その魂を救い連れて帰るため、“姫”はジュドに辿り着いた。「この音を聴けば、じいは必ず現れる」“案内役”を命じられたダイスケは姫のじい探しを手伝うことになる。「仇討ちは、魔に取りつかれた者の考えることだ」「わらわは魔に取りつかれはしない」両親を殺された憎しみを捨てるのが人の強さなら、その憎しみを思い続けるのも人の強さなのか。仇が目の前に現れた時、姫の心を乗せた1本の矢が放たれる。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第EX話 虜(とりこ) -ANGEL-(TV未放映エピソード)
降りしきる雨の中での襲撃。流民が使う新たな武器により破壊されるジェイ。現場に駆け付けるアントニア、エジムンド、そしてキョウコ。だが、そこにダイスケの姿はなかった。「ダイスケが危険だ」ジェイの修理完了まで36時間。ダイスケの身を心配するキョウコの捜査が始まる。「ダイスケが好きか?」「す、好きとか嫌いとかじゃなくて…」「レオネリへのガサ入れは、ちょっとやっかいだな」「市民の安全を守るのが警察の役目でしょ!」ダイスケがクレアに監禁されていると確信したキョウコは1人、ダイスケの奪回作戦を決行する。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第15話 華(はな) -TARGET-
シュンの胸を赤く染めた、923mからの狙撃。チューブが繋がれた兄をガラス越しに見つめ、ダイスケは、幼い頃に見た兄の姿を思い出していた。「やったのはレオネリファミリーだ」「不確定要素が多過ぎる」確実に犯人へ近づいて行く捜査。そこに見え隠れする何者かの意図。そして、レオネリへの強制捜査が開始される。仕組まれた罠。そのターゲットはシュンなのか、それとも…。ジュドの闇に、裏切りという名の花びらが舞い踊る。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第16話 陸(りく) -SURVIVAL-
「外陸ってさ、変な臭いがするよな」「これが草と土の臭いだ」18年前、父を暗殺した犯人の手掛かりを追い、ダイスケはジュドを離れサバービアの地を訪れた。他者の手を借り生きることを恥とする地で、ダイスケは何を目にし、耳にし、感じるのか…。それは、離れたからこそ解るジュドという都市国家、そして、人の欲望とその全てを操作する人間の存在。闇に隠された過去を知った時、ダイスケを狙うマシーンが現れる。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第17話 裂(わかれ) -INDEPENDENCE-
ジュドで始まった、ファミリーの新たな抗争劇。狙いは、裏金の扉の鍵となるクレアの左目。一方、外陸から帰ったダイスケもまた、ショップへの手掛かりを求め、クレアを探していた。だが、シュンの意向に背いたダイスケにはこれまでの様な力も権限もなかった。「おまえの道などない、私が敷いたレールの上を黙って走っていればいいんだ」「1人でもエチゴを追い詰めてみせるさ」特務課の閉鎖、ジェイの管轄の移管。1人になったダイスケに、光は射すのだろうか。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第18話 心(こころ) -TRUTH-
「獣は一生獣です。人にはなれません」染みついた血。拭えきれない過去。残された唯一の過去、自分が自分であるために追い続けたものが獣の臭いとなって、ボマを包み込む。だが、それは真実なのだろうか…。「ウサギは、どこだ…」「もう、いいだろう。ボマ」降り止まぬ雨の中、ダイスケとボマの2振りの剣が交じわり、“獣使い”が作り出した過去が壊れていく。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第19話 想(おもい) -FAKE-
「ウツ入ってるぜ 気晴らしに俺とデートでもしない?」セクトの倒産による研究室の閉鎖。傷心のアントニアに声を掛けるダイスケ。その夜、マシーンによる殺害事件が発生した。現場に残されたマシーンの“腕”。“腕”を取り返すため警察署に現れる犯人。「よう、ジェイ。今、お前の噂をしていたところだよ」「見た者は消す」乱れ飛ぶ銃弾、破壊される壁。逃げ惑うダイスケたちの行く手に、もう1人のジェイが現れる。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第20話 友(とも) -TEARS-
「今度結婚します」エジムンドのパソコンへ送られたメール。そこには、満面の笑みを讃えるロメオがいた。だが、それが最後だった。1人の刑事が倒れ、残して行った事件を同僚の刑事が追う。「擬装ファイル?」「俺たちじゃどうにもならねぇんだよ」。犯罪から生まれ、闇社会を流れる金。一介の刑事ではどうしようもない巨大な闇。「いいデカは、死んだデカだけさ」降りしきる雨が、男の頬を濡らしていく。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第21話 島(しま) -FORTRESS-
外洋に出た男ばかりが狙われる殺人事件が発生した。奇妙な道具で次々と磔にされる男たち。いったい海で、彼らは何を見たのか。そしてダイスケは男を狙う魔女に出会う。「人間じゃねぇのかよ」「俺は見たよ、りっぱな屋敷をさ…」運河へ、そして海へ逃げる魔女。今は人の行き交うことのない島。そこに隠されているのは“魔女の呪い”か、それとも…。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第22話 父(ちち) -PLAY-
「何があるんだよ! 金より大事なものって?」「それはな、愛だ!!」仕事場所と住居を兼ねた馬車。その全てを失ったモニカにエジムンドが思わず口にした言葉。それは、父を知らないモニカの心を少なからず揺り動かしていた。「一晩だけ、私のお父さんになってくれないかな」ジェイの手を取り、「父さん」と呼び、肩に乗る。それは、モニカにとって初めての体験だった。「行こう、モニカ」(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第23話 狂(くるい) -ALTERATION-
「ダイスケに伝えろ、兄貴が危ない…」仕組まれた罠、シュンを狙う襲撃者。犯人の車を間一髪で止めたダイスケは、そこに、絡み合った謎の一片を見る。「ダイスケ、お前の側に敵がいるぜ気をつけな!」ジョバンニがシュンを狙う理由。消された将軍の店“東風”。何かが、動き始めているのか? 「助けてくれ、アントニア」そして、特務課が爆破された!(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第24話 雪(ゆき) -REVOLUTION-
エチゴに隠しコマンドを仕掛けられていたジェイがダイスケに襲い掛かる。ジェイのAIは必死でこの強制コマンドに抵抗するが、逆らうことはできない。強制コマンドがジェイのAIを完全に凌駕しようとしたその時、背後から現れたボマがジェイを強制スリープさせ、活動を停止させた。軍の青年将校たちのクーデターによって、執政官ら政府の要人たちは殺された。これこそがシュンの画策した計画の始まりだった…。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
第25話 漢(おとこ) -GUYS-
クレアはカブキロードで、街を取り戻すための闘いを始める。一方、クーデターにより制圧されたセントラルタワー。ダイスケは仲間たちに助けられながら、単身セントラルタワー内部に潜入する。セントラルタワーでは量産型のジェイと同タイプのマシーンが、ダイスケを待ち受けていた。ジェイとボマの加勢によってマシーンたちの猛攻を振り切ったダイスケは、ついにシュンと対峙する…。(C)2002 SATELIGHT/HEATGUY-J PROJECT
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『新機動戦記ガンダムW』は、1995年4月から1996年3月までテレビ朝日系列で放送されたアニメ。全49話。主人公のヒイロ・ユイ役は、『SLAM DUNK』の流川楓役を演じた緑川光が担当した。またヒロインのリリーナ・ドーリアン役を、『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ役で知られる矢島晶子が演じる。「オペレーション・メテオ」作戦のために幼少期から工作員として育てられたヒイロ・ユイ(緑川光)は、人間的な感情を欠落させた寡黙な少年に育った。「オペレーション・メテオ」作戦とは、5機のガンダムによって地球を制圧していくというもの。ヒイロはウイングガンダムのパイロットとして、コロニーより出撃。宇宙空間で旅客機と遭遇し、打ち落とそうと考えるも秘密結社OZの戦艦と鉢合わせてしまう。出撃してきた量産型のリーオーとの戦闘で、ガンダムの圧倒的な機体性能を見せつけるヒイロ。しかしゼクス(子安武人)との戦闘で動きを拘束されてしまい、自身は脱出したもののガンダムが海底へと沈んでしまった。海岸で目を覚ましたヒイロは、目撃者のリリーナ(矢島晶子)を殺すため聖ガブリエル学園に転入し…。
2002年9月から2003年3月にかけて放送されたオリジナル・SFロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛ける2年半ぶりのテレビシリーズ。かつて登場人物を次々と死に至らしめた作品たちは、「黒富野」と称されていた。今作は戦いがメインテーマとなってはいるが、ほとんど死の描写がないといった作風から、「白富野」とも呼ばれている。また、オープニングアニメでは登場人物やロボットたちがモンキーダンスを踊るなど、全体的に楽しさあふれる雰囲気で描かれている。物語の舞台は、環境が悪化してまともに居住できなくなった地球。人類はドームポリスと呼ばれる人工のドーム都市で生活していた。そこに住む17歳のゲイナー・サンガ(野島裕史)は、オーバーマンバトルという、世界中のゲーマーが熱中しているロボット対戦アクションゲームのチャンピオン。そんなゲイナーはある日突然、「エクソダス」なる脱出計画の共謀者として、シベリア鉄道警備隊のアデット・キスラー(林真里花)に逮捕され、牢獄へと入れられる。そこでエクソダス請負人のゲイン・ビジョウ(かわのをとや)と出会ったゲイナー。彼に協力する形でゲイナーは脱獄し、逃走のなかで入手したオーバーマンに乗り込み、訳のわからぬまま戦いの渦中へと巻き込まれていく…!
『装甲騎兵ボトムズ』は1983年4月から1984年3月にかけて放送されたSFロボットアニメで、徹底したハードボイルド描写が特徴。制作はサンライズで、同時期に『太陽の牙ダグラム』『蒼き流星SPTレイズナー』なども手掛けた高橋良輔が監督を務めている。今作は「アーマードトルーパー」と呼ばれるロボットを、キャラクター性の乏しい単なる兵器として扱っており、『機動戦士ガンダム』からはじまったリアルロボット路線のひとつの頂点ともいわれている。テレビ放送終了後も、後日談やサブエピソードを描いた小説や漫画、OVA作品などが数多く発表されている。アストラギウス銀河では、もはや開戦の理由すら分からなくなった戦争が100年ものあいだ続いていた。ギルガメス軍の兵士であるキリコ・キュービィー(郷田ほづみ)はある作戦に参加するが、それは味方の基地を襲撃するという不可解なものであった。そしてキリコは、そこで「素体」と呼ばれる謎の軍事機密を目撃し、それがために軍から追われる身となる。そして逃亡を続けるなかで、キリコは軍の陰謀とともに、自らの出生の秘密を知っていくことに…。
『機動武闘伝Gガンダム』は1994年4月から1995年3月にかけて放送されたSFロボットアニメで、世界各国の格闘家がガンダムを用いた格闘技大会で争う物語。ガンダムシリーズのひとつではあるが、作風がほかの作品とは一線を画している。制作はサンライズで、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』を手掛けた今川泰宏が総監督を務めている。またキャクターデザインは逢坂浩司に加えて、漫画家の島本和彦も協力。後に、この島本和彦作品をはじめ、多くのコミカライズ作品も生まれている。舞台は、荒廃した地球を捨て宇宙コロニーが主な生活圏となっている時代。コロニーに移住できた者と地球に取り残された者たちとの格差は広がるばかりで、地球の荒廃は悪化の一途をたどっていた。そして、コロニー国家間の覇権は「ガンダムファイト」と呼ばれる、機動兵器同士の格闘技大会によって決められていた。その第13回大会が地球でおこなわれることとなり、各コロニーからガンダムファイターたちが集結。そのひとり、ネオジャパンの代表であるドモン・カッシュ(関智一)は、サポート役のレイン・ミカムラ(天野由梨)とともに参戦。まずはネオイタリア代表のミケロ・チャリオット(津久井教生)と対決したドモンは、必殺のシャイニング・フィンガーで圧倒! ここに、ドモンの新たな戦いがはじまった…!
『ぼくらの』は2007年4月から9月にかけて放送されたSFロボットアニメで、15人の少年少女たちが謎の巨大ロボットを操って地球を守る物語。ただSFアクション的な要素よりも、15人の子どもたちの生きざまの描写に焦点を当てたストーリー展開となっている。原作は鬼頭莫宏の漫画で、2004年から2009年まで「月刊IKKI」にて連載されていた。アニメ版の制作はGONZOで、前半は原作に準じているが、後半はアニメ・オリジナルストーリーとなっている。とある田舎の島で、15人の少年少女たちが自然学校に参加。なかなか打ち解けない15人は、海岸での花火が中途半端に終わったことを受け、洞窟内への探検を試みる。そこで妙な一室を発見し、ココペリ(東地宏樹)と名乗る青年に出会い、あるゲームに誘われる。それは巨大ロボットを操って地球を守るという内容で、単純に面白がった子どもたちはその場でゲームへの登録を済ませる。そして全員が気を失って目覚めると、巨大なロボット、そして「敵」とみなされるロボットが姿を現す。戸惑いながらも巨大ロボットに乗り込む子どもたち。そのなかにはココペリがおり、敵との戦い方を教え、消えていった。そして15人のなかから、ワクこと和久隆(阪口大助)が最初のパイロットとして敵に挑むことに…。
地球人とゼントラーディ星人の銀河間戦争が始まってから50年後の西暦2059年。戦争の終結とともに共存の道を歩むこととなった2種族は、荒廃した地球の再生を目指すとともに、外宇宙に種を広めつつ新たな故郷となる星を探す「銀河播種計画」が始動しました。巨大な居住船を中心とした長距離移民船団の派遣です。都市機能をまるまる再現した船の中では、多くの民間人が地球となんら変わらない生活を送りながら、世代を跨いで新天地への到着を夢見ていました。作品の舞台は第25次新マクロス級移民船団「マクロス・フロンティア」。ありのままの自然を再現したバイオプラント船アイランド1には1,000万人もが生活し、独自の文化を形成しています。そんなフロンティア船団へある日、第21次新マクロス級移民船団「マクロス・ギャラクシー」から“銀河の妖精”と謳われるトップアーティスト、シェリル・ノームが来訪します。銀河コンサートツアーの行程中であった彼女は、最後のステージ会場としてこの船団を訪れていました。主人公・早乙女アルトは美星学園航宙科に通う、大空を夢見るパイロット候補生です。学生ながらも優秀な操縦テクニックを持つ彼は、友人であるミハエル・ブランやルカ・アンジェローニらとともに、シェリルのコンサートにおけるアクロバット飛行のパフォーマンス係を引き受けていました。しかし、ミスでシェリルがステージから落下してしまうアクシデントが発生。アルトはギリギリのところで彼女を助けますが、それすらもステージ演出に変えてしまったシェリルのプロ意識に圧倒されます。コンサートが白熱する中で、船団は謎の宇宙生物「ヴァジュラ」の襲撃を受けていました。避難命令が発令される中で会場から脱出したアルトは、街へ降り立ったヴァジュラと、民間軍事プロバイダー「S.M.S」の最新鋭バルキリー「VF-25 メサイアバルキリー」との交戦を目撃します。しかし圧倒的な力を持つヴァジュラの前に、パイロットは奮戦むなしく命を落としてしまいます。敵が次に目を付けたのは、逃げ遅れて街を彷徨っていた少女ランカ・リーでした。アルトは咄嗟に空っぽになったVF-25のコックピットへと飛び乗ります。二度と誰かが死ぬ瞬間を見ないため。自分が生き残るために。
『機動戦士ガンダムZZ』は、1986年3月から1987年1月までテレビ朝日系列で放送された。『機動戦士Ζガンダム』の続編であり、全47話で構成されている。主人公の無鉄砲なジュドー・アーシタ役を、『ONE PIECE』でフランキーやボン・クレーを演じる矢尾一樹が担当した。またヒロインで勝気なパイロットであるルー・ルカ役を、『名探偵コナン』で鈴木園子を担当していることで知られる松井菜桜子が演じた。約1年続いたグリプス戦役の直後、時代は第一次ネオ・ジオン抗争へと突入する。シャングリラコロニーで貧しい生活を送るジュドー・アーシタ(矢尾一樹)は、優等生である妹のリィナ(岡本麻弥)を学校に通わせたいと考え、ジャンク屋としてお金を稼いでいた。しかし、彼が仲間たちとしていることは盗賊まがいのことである。妹のリィナに反対されながらもジャンク屋稼業に取り組んでいた矢先、イジェクション・ポッドに乗ったヤザンを拾う。ジュドーとその仲間たちは、ヤザン(大塚芳忠)の提案でZガンダムの強奪を狙うことにした。しかし追い込まれたヤザンが本性を現し、重傷者を出してしまう。ジュドーはそれを許せずZガンダムに搭乗し、逃走したヤザンを追いかける。
舞台は獣人が地上を支配し、人間が地下に隠れ住むことになった地球。地下に隠れ住む穴掘り少年・シモンはまだその運命に気づいていなかった…。感動のシナリオと豪快かつ大迫力のロボットバトルで、幅広い層に愛される2000年代を代表するロボットアニメ活劇。2007年放送。さまざまな謎や敵に、気合いと仲間を武器に立ち向かう!ジーハ村の少年穴掘りシモン(柿原徹也)は、採掘の途中で謎のドリルと大きな顔面型のロボットを掘りあてる。そんなある日、村の天井が崩れ、巨大なロボットとそれを追った少女・ヨーコ(井上麻里奈)が地上から落ちてくる。シモンと兄貴分のカミナ(小西克幸)は、ヨーコとともに見つけたばかりの謎のドリルと顔面型ロボで敵を打ち倒し地上へと飛び出す。獣人の支配から逃れて、明るい地上の生活を取り戻すため、ヨーコの仲間たちと「大グレン団」を結成し、獣人の本拠地へ攻め込む決意をするシモン。果たして、地上を支配する螺旋王の目的は何なのか、そしてシモンが見つけたドリルに秘められた力とは何なのか…?
数千年におよぶ歴史と文化を描く壮大なファンタジーが始まる! 人気ロボットアニメ『重戦機エルガイム』でキャラクターデザインを担当した永野護の連載漫画1巻を劇場アニメ化した作品。 クラウン大銀河に存在する4つの恒星で構成された「ジョーカー太陽星団」が舞台。太陽星団には無数の国家が存在し、国家間の勢力紛争が繰り広げられ混迷を極めていた。 今作ではいずれ太陽星団を完全制覇する「光の神」アマテラス(レディオス・ソープ)が妻となる人工生命体「ファティマ」ラキシスとの再会からストーリー展開される。 星団暦2988年、惑星アドラーでは天才科学者のバランシェが製作した「運命の三姉妹」と呼ばれるファティマのお披露目が近づいていた。 そんななか、領主のユーバーに次女ラキシスと三女クローソーを連れ去られる。 姉妹にはファティマには必須とされるマインドコントロールが施されておらず、発覚すれば大事件になってしまう可能性があり、バランシェは姉妹の救助を親友のソープに託した。 ソープはトラブルに遭いながらもユーバーの城にたどり着くが、クローソーが逃げ出していまい、ソープは後を追いかけるのだった…。
『機甲戦記ドラグナー』は1987年2月から1988年1月にかけて放送されたSFロボットアニメで、3人の少年が成り行きで軍人となってロボットを操っていく物語である。制作はサンライズで、監督は『銀河漂流バイファム』などで有名な神田武幸。SFロボットアニメではあるものの、コメディタッチをベースに、キャラクターたちの軽快なやりとりが描かれている点が特徴。前期の主題歌は『重戦機エルガイム』や『機動戦士Ζガンダム』でおなじみの鮎川麻弥、後期の主題歌は当時アイドル歌手であった山瀬まみが担当している。西暦2087年。人類は地球における「地球連合」と月に築かれた「ギガノス帝国」に分かれ、対立していた。アルカードというスペースコロニーに住む3人の少年、ケーン・ワカバ(菊池正美)、タップ・オセアノ(大塚芳忠)、ライト・ニューマン(堀内賢雄)がその抗争の状況を傍受していると、突如交戦状態に。パイロット候補生だった3人が現場に向かうが、途中で何者かに銃撃されて格納庫へと逃げ込む。そこにあったのは新型メタルアーマー・ドラグナー。彼らは3機のドラグナーに乗り込み、よく分からないまま機体にパイロット登録。結局、戦乱で多くのパイロットを失った軍は3人を正規パイロットとして登用し、ギガノス帝国と戦わせていく…!
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