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#1 侵入者

ニュータウンのテラスハウスに住む中原久子(いしだあゆみ)は､大手商社で働く夫･宏(古谷一行)と､2人の子どもと暮らしている｡ある日曜日､久子はカニパーティーを企画｡近所の一戸建てに住む村越英子(小川知子)や､近くのテラスハウスに住む田村東彦(泉谷しげる)･真弓(佐藤友美)夫婦に声をかけ､3家族が集まった｡さらに､宏の大学の後輩･神谷元(加藤健一)が招きもしないのにやって来る｡

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#2 遊びでいいのに

宏(古谷一行)は､隆正(竜雷太)から会いたいとの電話を受けた｡夜､駅前のバー｢コスモス｣に着くと､神谷(加藤健一)､東彦(泉谷しげる)らが先に来ていた｡しばらくして隆正が玲子(石田えり)を連れて現れた｡隆正は妻の英子(小川知子)と別れ､玲子と一緒になるというのだ｡それを聞いた宏は､｢長年連れ添った妻と子どもを捨てるのか｣と隆正に掴みかかる｡

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#3 風に吹かれて

隆正(竜雷太)は玲子(石田えり)と別れないという｡宏(古谷一行)は隆正に子どもじみた幻想はやめて､妻･英子(小川知子)の元に帰るように説得した｡両親の不和により娘･美奈子(今井里恵)が心を痛めていたのを知った隆正は､玲子と別れる決心をする｡だが､英子は隆正を信じきれないでいた｡そんな折､東彦(泉谷しげる)が草津温泉の割引券をもらい､みんなで旅行に行こうと提案する｡

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#4 昔みたいに

3組の夫婦と独身男女2人は草津温泉へ｡今回の旅行はひびの入った隆正(竜雷太)･英子(小川知子)夫妻の関係を回復させようとの東彦(泉谷しげる)の提案によるものだった｡だが､久子(いしだあゆみ)､英子､真弓(佐藤友美)の3人が散歩に出掛けると､隆正の愛人･玲子(石田えり)がいた｡｢別れると口では言いながら､ここまで後を追ってくるとは･･･｣と､英子らは隆正を問い詰める｡

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#5 喧嘩だらけの夜

英子(小川知子)が家を出た｡入れ替わるように玲子(石田えり)がやってきて､家事をするようになる｡まだ､けじめがついていないと宏(古谷一行)らは当惑するが､隆正(竜雷太)の娘･美奈子(今井里恵)は意外にも玲子になついている｡皿洗いのアルバイトをしながら自立を始めた英子に､宏は隆正から頼まれ慰謝料を持っていくが､2人の心の溝は埋まりそうになかった｡

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#6 誘い

宏(古谷一行)の上着ポケットに､佳代(佳那晃子)はそっと赤いイヤリングを入れた｡上着の手入れをした久子(いしだあゆみ)はイヤリングに気付くが､｢夫が浮気なんて･･･｣と半信半疑｡英子(小川知子)は真相を確かめるように勧めるが､久子はできないでいた｡見るに見かねた英子は宏を問い詰めるが､｢やましいことはない｣と宏は言い切る｡

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#7 蒼い炎

隆正(竜雷太)が､｢今すぐ500万円を入金しないと会社が倒産する｣と駆け込んでくる｡英子(小川知子)に慰謝料を払ってしまった隆正には､手持ちの現金は全くなかった｡宏(古谷一行)も東彦(泉谷しげる)もローンの返済が手いっぱいで貸せる状態ではない｡そんな隆正の窮地を救ったのは玲子(石田えり)だった｡モデルをやって貯めた金を隆正のために差し出した｡

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#8 情事の章

久子(いしだあゆみ)は､英子(小川知子)に離婚届を渡して帰って来た宏(古谷一行)の香水の香りに気付いた｡行きつけのバー｢コスモス｣で付いたもので､まさか相手が親友の英子だとは思ってもみなかった｡隆正(竜雷太)は､｢玲子(石田えり)も一緒に以前と同じように仲良く付き合いたい｣と言ってきた｡真弓(佐藤友美)は反対するものの､久子や東彦(泉谷しげる)はこれまで通り歓迎することにした｡

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#9 深みへ

玲子(石田えり)は隆正(竜雷太)に連れられて､宏(古谷一行)の家にやって来た｡鍋料理に腕を振るうなど､玲子はみんなに溶け込もうとする｡玲子の心情を察して宏､久子(いしだあゆみ)､東彦(泉谷しげる)は何かと気を遣うが､真弓(佐藤友美)の敵対心は募るばかり｡ところが､居合わせた佳代(佳那晃子)が宏とキスしたなどと口走ったことから新たな騒動が･･･｡

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#10 目撃されて

宏(古谷一行)と英子(小川知子)が深い関係になったのを知った隆正(竜雷太)は､宏を飲み屋に誘った｡英子と久子(いしだあゆみ)は学生時代からの親友で､もしバレたらどうするのかと問う｡仲間の東彦(泉谷しげる)らにも辛い思いをさせるため､きっぱり英子と別れるよう隆正は宏に忠告した｡そんな中､久子は鎌倉にいる英子を訪ねる｡英子はいつ宏のことを切り出されるか気が気ではなかった｡

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#11 密告

佳代(佳那晃子)は宏(古谷一行)に､｢英子(小川知子)と同じように自分も抱いてほしい｣となだれかかったが､宏は立ち去った｡すぐさま､佳代は思いつめたように宏の家へ電話した｡受けた久子(いしだあゆみ)は､｢宏に好きな女性がいる｣という一方的な話を聞かされるが､訳が分からずぼう然とするばかり｡翌日､久子と顔を合わせた佳代は､｢名前を聞けば久子も驚く人物だ｣と揺さぶりをかける｡

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#12 揺れる女

宏(古谷一行)と関係を持った女性が､親友の英子(小川知子)と聞かされた久子(いしだあゆみ)｡佳代(佳那晃子)の言うことだから､にわかには信じられなかったが宏への確認もためらわれた｡相談を受けた真弓(佐藤友美)は英子を訪ねる｡そこで英子は事実を認め､真弓はありのままを久子に話した｡この話はみんなに衝撃を与え､その夜久子は子どもを連れて家を出てしまう｡

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#13 むかし唄った歌

久子(いしだあゆみ)は子どもを連れて家を出た｡宏(古谷一行)はあらゆる方面に連絡をとるが､久子の行方はつかめない｡思案にくれた宏は､思い切って英子(小川知子)に電話をして久子の心当たりを尋ねた｡すると､伊豆に婚前旅行に行った思い出を､久子が楽しそうに語っていたと話す｡翌朝､伊豆へ向かった宏だが､久子に自分の気持ちをどう説明すればいいか思い悩む｡

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#14 小さな屋根の下で

久子(いしだあゆみ)は家に帰り､これまでと変わらない生活に戻った｡隆正(竜雷太)は｢英子(小川知子)と別れて玲子(石田えり)と一緒になったことで､みんなの生活を乱してしまった｣と宏(古谷一行)にしみじみと話す｡しかし､玲子には隆正の子どもが宿り､今さら後戻りできるわけもなかった｡英子は､パリへ旅立つ日にみんなが集まっている中原家に電話をかけ･･･｡

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