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第一話　豪華客船の富豪刑事

周囲の人間から「伯爵」と呼ばれる名家の当主・西村礼次郎（江守徹）の屋敷で、100億円はくだらないという高価なダイヤ・シルバーキャットが窃盗犯に狙われる。現場に居合わせた礼次郎の執事・岸谷が殺害され、鎌倉（山下真司）をはじめとする焼畑署の面々は、強盗殺人事件として捜査を開始。しかし、現場検証や聞き込みからは何も手掛かりが得られず、捜査は早くも行き詰る。そんな中、美和子（深田恭子）が「ちょっとよろしいでしょうか」と手を上げ、犯人を欺く奇想天外なアイデアを語り始める。いっぽう、京都では生け花の大家・花里流の家元・花里善太夫（清水紘治）が、後継者を決めるため、10日後にテストを行うと3人の娘たちに告げていた。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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  ：58分

第二話　豪華客船の富豪刑事 解決編

鎌倉（山下真司）たちの警備の甲斐もなく、西村礼次郎（江守徹）の持つ宝石・シルバーキャットが客船から消え、神山（西岡?馬）たちは捜査の不手際を謝罪するため、改めて西村邸を訪れる。そこで美和子（深田恭子）は、礼次郎の屋敷に置かれたあるモノの変化から、礼次郎が宝石を船外に持ち出したトリックを見破るが、その推理を誰も取り合ってくれない。そればかりか、怒った礼次郎は県警上層部に抗議するとまで言い出し、美和子は窮地に追い込まれてしまう。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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  ：45分

第三話　偽装結婚の富豪刑事

焼畑署管内で振り込め詐欺事件が頻発。金銭を要求する電話に何人もの人間が出てくる手の込んだ手口から、背後に巨大なグループのいる可能性が高い。鶴岡（升毅）と猿渡（鈴木一真）は、その一員と思われる容疑者を割り出し独自に泳がせていたが、その男がリンチを受けた凄惨な遺体で発見され、貴重な手掛かりを失う。そんな折、神戸家に一連の事件の犯人と思われるグループから電話が。応対した喜久右衛門（夏八木勲）はまんまと口車に乗せられ、現金を直接受け渡すことになるが、帰宅した美和子（深田恭子）のおかげで騙されていたことに気づく。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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  ：45分

第四話　占星術の富豪刑事

大手スーパーチェーンの社長・片山（神山繁）が、「焼畑市に新たにオープンさせる店舗の準備のため、専務の小池（モロ師岡）を滞在させるが、その間の身柄を守ってほしい」と依頼してくる。聞くと、片山は「よく当たる」と評判の占い師・タロット重田（秋本奈緒美）の信奉者で、「焼畑市に行けば命を落とす」というお告げを受けたという。神山署長（西岡?馬）からの直々に指名を受けた鎌倉（山下真司）は、小池の警護を部下たちに指示。小池の出張に付き添って身柄を保護するが、そのさなかに小池が風で飛んできた看板にぶつかり命を落としてしまう。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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  ：45分

第五話　富豪刑事と魔性の貴婦人

IT企業の社長・北条（若杉宏二）が何者かによって殺害された。死の直前に北条が社員と交わした携帯電話のやりとりから、犯行現場と時刻は判明し、あとは容疑者を絞り込むだけとなった。そんな中、北条の妻･貴子（喜多嶋舞）に容疑がかかる。貴子は、北条と結婚する前、資産家の息子と婚約していたが、その父の会社が倒産するとほどなくして、交際相手が不慮の事故で亡くなっていた。また、最近北条の会社の経営は悪化しており、再び貴子は新しい恋人を作って邪魔な夫を殺害したのではないかと疑いがかけられたのだ。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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第六話　ウェディングプランナーの富豪刑事

高級レストランチェーンのオーナー・宮原由美子が、登山中に事故死した。彼女が生前に書き残していた手紙によって、現場出身の若手社員・黒崎（西村和彦）が新オーナーに抜擢されるが、周囲の証言から由美子が生前「黒崎は何を企んでいるか分からない。絶対に信用するな」と漏らしていたことが分かる。鎌倉（山下真司）たちは、黒崎に疑いの目を向けるが、残された手紙は確かに由美子が書いたものだった。そんな中、黒崎が以前にも同じような犯罪を犯していた可能性が浮上。5年前、小さなレストランで働いていた黒崎は、事故死した元の経営者の遺書によって、自分がオーナーになり代わっていたのだ。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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第七話　富豪刑事の三ツ星レストラン

フレンチでは若手ナンバー1と言われるシェフ・塚原（正名僕蔵）が失踪し、2週間たってもその行方は見つからなかった。失踪する数日前、美和子（深田恭子）が塚原のレストランを訪れた折、嬉々として新作メニューをふるまっていた様子から単なる失踪とは考えられない。そんな中、あるカップルが塚原殺害現場を目撃したと証言。自分たちの不倫関係が発覚するのを恐れて、2週間警察に届け出られずにいたのだという。焼畑署の面々は、その証言を受けて捜査を開始。するとすぐ、塚原のレストランのそばに店を構えるシェフ・大河内（手塚とおる）が容疑者として浮上する。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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第八話　富豪刑事の社交倶楽部

華族出身者を中心に戦前から続いている高級会員制クラブの会長・今出川（山崎満）が鍵の掛かった自室で首吊り自殺しているのが発見された。現場検証を担当した鎌倉（山下真司）たちは、周囲の状況から自殺と判断し捜査を打ち切ったが、ほどなくして今度は後任の会長に就任した垣内（顔田顔彦）が飛び降り自殺を遂げる。鑑識の結果、垣内は何者かによって突き落とされたことが判明し、事件は連続殺人の様相をていする。そんな中、問題の会員制クラブで重要なポストを担っている元華族の大?（石丸謙二郎）から、警察のずさんな捜査に対する猛抗議を受け、鎌倉たちは窮地に追い込まれる。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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第九話　富豪刑事の時効捜査

7年前に起きた10億円の金塊盗難事件があと2週間で時効となり、捜査を担当している焼畑署は市民やマスコミから強い批判を受けていた。窮地に追い込まれた鎌倉組の面々だったが、「捜査は進んでいる」と自信満々。様々な状況証拠から、容疑者は売れないコメディアンの野村（日村勇紀）と、小さな店を営むパティシエ・佐藤（羽場裕一）の2人に絞られていた。ただ、それは7年前から分かっていたことで、2人の行動をずっと監視していたものの、今までに不審な動きは見られず、結局のところ意味なく尾行を続けていただけだった。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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最終話　魔術師の富豪刑事

ある日、「有栖川魔術団」という世界有数のマジックユニットを組む有栖川奇一郎（マギー）、奇二郎（田口浩正）兄弟の元に、それぞれ同じような文面の脅迫状が届けられる。2人は最近、方向性の違いから仲たがいしてユニットを解消し、各自が「有栖川魔術団」の看板を掲げて創立10周年記念公演を行おうとしていた。脅迫状には、「公演を中止しなければ観客が死ぬ」と書かれており、2人は互いに「相手が仕組んだ嫌がらせだ」と主張。同日同時刻に開催を予定している記念公演を中止すれば、それこそ相手の思うつぼだと言って譲ろうとしなかった。 (C)2006 筒井康隆／朝日放送・テレビ朝日・東宝株式会社

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