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路上生活者、男女逆転夫婦、殺人者の息子、10人の大家族…不器用ながらも懸命に生きる人々が主人公。彼らの苦悩や喜び、悲しみに迫るフジテレビのドキュメンタリーです。
1995年からヒリヒリとした“リアル”を描き続け、長年取材を続けている人気シリーズも。多くの感動をもたらし、反響も呼ぶ作品を放送しています。
独特の「語り」と主題歌「サンサーラ」に乗せて綴られる人々の生きざまに心が揺さぶられる番組です。
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“リアルな人間を描きたい”とスタートした『ザ・ノンフィクション』。毎回出演者への取材を入念におこない、独特の映像と語りによる演出で、視聴者に日本の現実を届けているこの番組の見どころ3つをご紹介します。
『ザ・ノンフィクション』の主人公は、社会にもまれながら生きる訳アリな人々。密着取材をしながら喜びや悲しみ、人生の光と影を映し出していきます。
ゲイのマキさんとレズビアンのジョンさんの逆転夫婦、10人の大家族になったビッグダディの元妻・美奈子さん、歌舞伎町のアラフォーホスト・伯爵、「北九州連続監禁殺人事件」犯人の息子。
亡くなった女優・坂口良子さんの娘で芸能界で居場所を失った坂口杏里さん、娘のために婚活クルーズに参加するシングルマザー、“ラーメンの鬼”で知られた佐野実さんの味を受け継ごうと格闘するイタリアンシェフ…。
人生の岐路に立った人々のギリギリな生きざまをこの番組では目の当たりにすることができます。
『ザ・ノンフィクション』は、「語り」と表記されるナレーションで進行します。独特の世界観を壊さずに盛り上げる「語り」は欠かせません。
ドラマ『高嶺の花』『家売るオンナ』シリーズの千葉雄大さん。ドラマ『偽装不倫』『腐女子、うっかりゲイに告る。』の谷原章介さん。
映画『万引き家族』、朝ドラ『まんぷく』の安藤サクラさん、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?』の石田ゆり子さんら数えきれない俳優たちが担当しています。
ドラマや映画では見られない人気俳優たちの「声」の熱演。『ザ・ノンフィクション』の見どころのひとつといえるでしょう。
また、髭男爵のひぐち君や土田晃之さん、おぎやはぎの小木博明さん、柳原可奈子さん、ヒロシさんといったお笑い芸人も多数、語り部分で出演しています。味のある語り口もぜひ堪能してください。
『ザ・ノンフィクション』を語る上で欠かせないものが、エンディングに流れてくる「サンサーラ」。一度聴いたら耳に残りする印象的な楽曲はバラエティ番組でもたびたび使用され、幅広い人々に浸透しています。
「サンサーラ」は、サンスクリット語で「輪廻転生」を意味し、今まで複数のアーティストによって歌い継がれてきました。
エキセントリック・オペラ・リローデッド feat. リカコ、中孝介さん、たむらぱんさん、城南海さん、瀬川あやかさん、宮田悟志さんと引き継がれた楽曲は、2019年4月からは、2人組音楽ユニット The Super Ballが担当しています。
『ザ・ノンフィクション』の張江泰之チーフプロデューサーがライブ会場で、彼らが歌う姿や楽曲に引き込まれたことが抜擢のきっかけだそうです。
今回が「サンサーラ」初のデュオソング。この曲も番組に出演する人々、制作スタッフ、視聴者に寄り添って歌い継がれていくことでしょう。
『ザ・ノンフィクション』は、数年間にわたってひとりの人物にスポットを当て続け、その人生模様を長く追いかけるケースもあります。
長期取材により、番組視聴者にとってはおなじみの『ザ・ノンフィクション』の顔になった人物、1回限りの放送でも話題になった主人公7組と番組エピソードをご紹介していきます。
『ザ・ノンフィクション』が2008年から10年あまり追い続けているのがオカマの夫・マキさんとオナベの妻・ジョンさんの逆転夫婦。
かつてショーダンサーとして活躍したマキさんを介護ヘルパーのジョンさんが支える日々が描かれます。定職につかないマキさんとそれを見かねたジョンさんはいつもケンカばかり。
2019年時点でマキさんが50代後半、ジョンさんが60代半ば。迫りくる老いと生活苦に抗いながらも、ふたりで強く生きる姿が胸を打ちます。
同性愛者として生きるふたりの生きざまを描いた『マキさんの老後』は人気シリーズとなっています。
ビッグダディの元妻・美奈子さんも『ザ・ノンフィクション』で「新・漂流家族 2019夏 ~美奈子と夫と8人の子供~」が放送され、話題になりました。
放送当時、36歳の美奈子さんは37歳の元プロレスラー佐々木義人さんと4度目の結婚をして5年目。
ふたりの間に子どもを授かり、美奈子さんが育ててきた子どもたちと合わせて10人家族で暮らしています。
夫の義人さんはバスの運転手をして家計を支えています。初婚で10人もの大家族を支えることになり、戸惑いとストレスに耐えられず夫婦喧嘩に。その様子を愛する子どもたちに見せたくないとたびたび家出する始末。
思春期に入り、難しい年頃になった19歳の長男と17歳の長女との関係に悩み、1歳にもなっていない娘やまだまだ手の掛かるの子どもたちの世話に追われるビッグマミィ美奈子さんの奮闘ぶりに密着しました。
歌舞伎町のホストクラブで働くアラフォーホスト・伯爵。『ザ・ノンフィクション』では、40歳と42歳の伯爵に密着しました。
埼玉生まれ。バンド活動資金を集めるためにホストを始めて、23歳から5年連続でナンバーワンを獲得。30歳のころは年収3,500万を稼ぐナンバーワンホストでした。
そんな伯爵も40歳。若いころについていた客たちはホスト遊びを卒業し、指名が激減。訪れる客や若手のホストたちにバカにされたり、厳しい言葉を浴びせかけられるようになりました。
社長に引退を迫られ、ハローワークに行った伯爵は現実をつきつけられて、下っ端のボーイから再スタート。
そして、まだあきらめずにホストを続けている42歳の伯爵に密着。指名が減り続け、社長からの経営側に参加するようにという提案を断った伯爵。
慣れないTikTokやSNSを使ってPRにチャレンジすると、見事に成功。伯爵のホスト生活はもう少し続くようです。
日本では数少ない、骨を手術できる美容外科医である山口憲昭さんのもとを訪れたグラビアアイドルの有村藍里さん。
『ザ・ノンフィクション』は、藍里さんの美容整形手術に対する思いや葛藤を聞き、決断から手術、術後の経過までの一部始終を追いました。
妹に女優の有村架純さんを持つ藍里さんは、自分の顔にコンプレックスを持っていました。
ネットで「口元が残念」という書き込みを見かけてからは、特に口元が気になるように。
本当に必要な患者にしか手術をしないというポリシーを持つ山口さんでしたが、藍里さんの真剣な思いを受け入れます。
頭蓋骨を3つに分割し、それぞれの骨の位置を変えてしまうという大手術。無事に成功させた藍里さんは、理想の口元を手に入れ、口紅を塗るのが楽しくなったと笑顔を見せていました。
日本一有名なニートpha(ふぁ・ハンドルネーム)さんに2013年に初密着した『ザ・ノンフィクション』。それから4年間、彼の「働かない生活」を取材しています。
京都大学卒業後、28歳で仕事を辞めたphaさんは、ブログの原稿料や広告料、たまにするバイトなどが収入源。
最低限必要な月8万円ほどを稼ぎ、気の合う仲間とシェアハウスで「お金がなくても楽しく暮らす方法」を実践していました。
それから3年後に訪ねると、練馬の一軒家から、秋葉原に近い、ビルの1階の倉庫に引っ越し。
「行き場のない人たちのための住み処をつくる」ために次々とスペースを広げていました。
phaさんは、自宅住居が入っているビルの中で週1日のアルバイトをスタート。動画配信スタジオでコメントの監視などをするものでした。
住人の中で定職が見つかって結婚するメンバーが現れますが、phaさんは結婚に対してあまり興味がない様子。
自分の好きな生き方を実現しているphaさんとその仲間たち。彼らのような新しいライフスタイルを目指す若者たちは増えていくのでしょうか。
「あっちゃんと翔平」放送回の主人公は、あっちゃんこと櫨畑敦子さんと翔平こと井口翔平さん。
あっちゃんは、昔から子どもが好きで、保育や学習支援の仕事に携わってきました。
28歳のときにシングルのまま自分の子供だけがほしいと、住人と共同で子育てができる長屋へ住み、妊娠に協力してくれる男性を探していました。
シングルマザーを選んだのは、幼少期の両親の不仲からの離婚を見てきたためでした。
ライブ会場で井口翔平さんにあっちゃんがひとめぼれ。認知、養育費は不要、同居もしないことを条件に協力を依頼します。
プロのカメラマンとして自立するまでは独身でいたいという翔平さんはOKしました。
あっちゃんと翔平さんの間にひかりちゃんという女の子が生まれて、一緒に子育てもすることも考えていたのですが、翔平さんの浮気であっちゃんは激怒。
ふたりの間で話し合いがもたれ、翔平さんはひかりちゃんに会いたい時にだけ会う「遺伝子お父さん」になることに。
あっちゃんも就職先が決まり、長屋の住人たちの協力でひかりちゃんを育てていくことになりました。
子どもは欲しいけど、結婚はイヤ。あえてシングルマザーを選ぶあっちゃんの生き方は反響を呼びました。
「ママ、どうして死んじゃったの?」の主人公は、六本木でダンサーとして働く22歳の里永りかさん。
15歳のときに、りかさんの母親が自殺。りかさんの家出中に母が亡くなり、知らされたのは死の3日後でした。
母親とふたり暮らしだったりかさんは、何度も母の自殺を止めていて、止められなかった自分を責めていました。
つらさを紛らわすためにお酒を飲む日々。そして、りかさんは母親の遺骨を今だに手離せずにいました。
ある日、新たな生活を始めていた父親に会いに行くと、りかさんの母親が亡くなった後に、新しい母親が同居を望んでいたことを聞かされます。そして、10歳になる弟も紹介されました。
りかさんは、父親の家族や祖母など自分を愛してくれる人々の存在に気づき、遺骨をお墓に入れることを決意。一歩前進することができたのです。
ここからは『ザ・ノンフィクション』の名作15本を紹介していきます。
シリーズものや単発もの、優れたドキュメンタリー番組として受賞された作品までさまざまです。
2016年に開催された「AKB総選挙」に『ザ・ノンフィクション』が密着しました。
立候補者数は、AKBグループの中の272名。この中で80位のランキングに入ることができるのは、全体の約30%です。
主人公は、昨年圏外だった17歳の大島涼花さんと22歳の宮崎美穂さん。
立候補者だけでなく、それぞれのファンが運営している選挙対策委員会のメンバーにもスポットが当てられました。
委員会は、票集めはもちろん、総選挙当日まで全国のファン投票状況を把握し、速報が発表されたときの対応などを議論。推しメンバーを上位にするべく尽力します。
大島さんの委員会には3人の子どもを持つシングルファーザーが参加。妻を亡くし、自暴自棄になっていたときに大島さんの存在に救われて、娘と一緒に応援するようになったそうです。
宮崎さんの委員会メンバーには、宮崎さんにハマり過ぎて離婚した男性がいました。ふたりの子どもを妻に持っていかれても宮崎ファンを止めないという熱いファンの姿を追っています。
そして、それぞれの想いを胸に迎えた総選挙の日。大島さんは32位。宮崎さんは78位という結果に。
「総選挙に勝つ」という目標のために出馬する側と支える側、両方のドキドキが伝わる内容です。
黒いシルクハットに黒い覆面を被り、ポーズを決めて街角に立つホームレスの大道芸人「オルカ」シリーズの序章。
北海道の雪深い佐呂間出身のオルカは、35歳の男性。生まれつき弱視で、目がぱっちり開かなかったため、幼いころからいじめられてきました。
人づきあいがうまくないオルカは、高校卒業後に就職したものの1年でクビになり、札幌へ。
路上で踊ったダンスで拍手をもらった快感が忘れられずに大道芸人になりました。
それから15年。一日1000円前後の投げ銭でその日暮らしをする路上生活者として生きてきました。
北海道から東京に流れ着き、代々木公園でテント生活をしていましたが、東京都の施策でテント村が撤去されてしまいます。
東京で行き場をなくしたオルカは、再び北海道へ。札幌から旭川、北見、釧路の道東地方へと旅を続け、10年ぶりに故郷の母のもとへ向かいます。
母は温かい食事とオルカが好きなお酒を振る舞ってくれました。そして旅立つ日にオルカの伸びきった長いあごひげにはさみを入れ、「他人に迷惑をかけないように」と送り出したのでした。
ホームレス大道芸人・オルカの漂流人生への密着はまだまだ続きます。
20歳で大道芸人になり、投げ銭だけで15年以上も路上生活を続けてきたオルカ。35歳を過ぎた彼の人生に転機が訪れます。
故郷の佐呂間を飛び出し、札幌へ。そこで流浪の大道芸人となり、東京にたどり着き、代々木公園でテント生活を送っていました。
テント村強制撤去の憂き目に合い、北海道へ。久々に戻った札幌はホームレス対策がなされ、地べたやベンチで寝ることさえできなくなっていました。
札幌を後にして、北海道を転々としているときに、路上で若者に因縁をつけられて警察に連行されてしまいます。
謝罪文を書いて釈放されたものの、パトカーに見張られて寝ることもできません。
数か月後、オルカは、水虫の悪化で歩くことさえままならなくなっていました。路上生活を卒業しようと、思い切って自立支援施設に入ります。
しかし、大道芸を続けながら復帰を目指すも、酒が止められずに追い出され、再び路上生活に。
しばらくして、取材班がオルカを訪ねると、札幌で新聞配達の仕事に就いていました。
偶然出会った親切な大家さんに住む家と仕事を紹介してもらったのです。
家の賃貸誓約書には「酒は止めます」のひとことが添えられていました。
誰にも看取られることのなく亡くなる孤独死。その後始末を行う「特殊清掃人」に密着した放送回。
この作品は世界50カ国から多数のエントリーがある国際的なメディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で金賞に輝きました。
特殊清掃の会社を営む高江洲敦さんが今回の主人公。自殺や孤独死…どんな現場でも原状回復するプロフェッショナルです。
今まで2千件以上の現場を経験している高江洲さん。ある日、孤独死した男性が自身と同じ清掃業者ということを履歴書で確認。その男性に自分を重ね、ショックを受けてしまいました。
そんな高江洲さんの仕事を理解し、支えようとしてくれるのが荒井あきさん。会社の後輩が一人前になり、仕事を任せられるようになった高江洲さんは、あきさんとの結婚を決意します。
社会問題のひとつにあげられる孤独死。その現場の壮絶さ、そして後始末を生業にしているプロの生きざま。改めて、人の死について考えさせられる作品です。
女性として生まれてきましたが、心と体の不一致にずっと悩んできた29歳の石井夏喜さんが主人公です。
芝居とダンスの世界に飛び込み、アポロという芸名で活動中。昼は舞台の稽古、夜は飲食店でアルバイトする毎日を送っています。
小学生の頃の初恋の相手は女の子。それから同性ばかりを好きになる自分の性について悩んできました。
そして、22歳の時に性別適合手術を受け、女性から男性に。両親へは、電話を1本かけただけでした。
両親にステージを見てもらったあと、ずっと話せなかった父と酒を酌み交わしながら、男同志で本音をぶつけ合うことにした夏喜さん。
父親からは手術がショックだったことを聞かされ、「家族を作って、養子縁組した夏喜の子どもを見せてほしい」という願いを託されたのでした。
新宿ゴールデン街の名物ママ・76歳の真紀さんが主人公。47年前に性転換手術をして男性から女性になりました。
ゴールデン街にある自分の店の2階に住む真紀さんは、明るく面倒見が良いので、近所のママたちや店主から愛されています。
ルーツは鹿児島の枕崎。福岡でダンスホールを経営する家庭に生まれた真紀さんは両親を幼くして亡くしました。
祖母と叔父の元で育ち、叔父と結婚した女性が母親となりました。真紀さんの地元は漁師町。
居心地の悪さを感じた真紀さんは17歳の時に美容師になりたいと家を出たのです。
その後、真紀さんは性転換。男が女になって田舎に帰ると実家に迷惑がかかると思い、一度も田舎に帰りませんでした。
田舎には96歳になる母がまだ元気で暮らしていると聞き、真紀さんの知り合いの女性が付き添うからと鹿児島に帰郷することになりました。
47年ぶりの故郷。真紀さんの妹や兄、そして母が温かく迎えてくれました。
新宿ゴールデン街でバーを営む名物ママ・真紀さんが主人公。29歳のときに男性から女性への性別適合手術を受けてからは、この場所で生きるようになりました。
5歳の時に両親を亡くした真紀さんは、叔父と祖母に引き取られました。その後、叔父と結婚した女性が母親となって真紀さんの面倒を見てくれたのです。
17歳の時に美容師になりたいと家族にだまって家を飛び出して東京へ。女性になってから47年間、母親に一度も会っていませんでした。
真紀さんは76歳。鹿児島に住む母親も96歳。知り合いからの勧めで故郷の鹿児島に47年ぶりの帰郷を決意します。
母親との約半世紀ぶりの再会をして、数年後。真紀さんのバーの灯りが消えていました。80歳で真紀さんは亡くなったのです。
真紀さんを偲ぶ会には、70人以上もなじみの客やママたちが集まりました。まるで生前の真紀さんを囲んでいるかのように明るくにぎやかな会。
どれだけゴールデン街で愛されていたのかがわかります。
真紀さんの遺骨と遺影は、100歳になった母親のもとへ。そして、きれいな海が見える丘の上の墓地で安らかに眠っています。
京都にある花街のお茶屋「大文字」。ここに所属する芸妓、舞妓を2003年から10年ほど密着している『ザ・ノンフィクション』。「舞妓」シリーズも人気シリーズのひとつです。
「泣き虫舞妓の京ごよみ」は、2003年から2008年までに取材したものをもとに構成されています。
主人公は、タイトルにあるとおり、泣いてばかりいるちーちゃんこと小川千鶴さん。勝瑠という名前をもらいました。神奈川県出身のちーちゃんは、高校中退して舞妓を志して京都へ。
この番組を見て「大文字」に手紙を書いたちーちゃんには、秘密があったのです。それは、別のお茶屋での舞妓修業が肌に合わず、一カ月足らずで辞めてしまったという過去。
当時、自殺を考えるほどまでに追い詰められ、気が付いたら新幹線に乗っていた…という経緯がありました。
一度断念した舞妓に再度挑戦するちーちゃん。そしてその後輩を見守る先輩芸妓。5年間の成長ぶりをまとめた記録です。
「愛のチカラ」の主人公は、台湾生まれ、台湾育ちの33歳・ランさん。彼女が両親の反対を押し切って嫁いだのは北海道のホタテ漁師の家でした。
台湾の実業家の娘で何不自由なく育てられたランさんは、中学時代にいじめに遭い、心を閉ざすようになってしまいました。その心を開いたのが、ホタテ漁師の陽介さんだったのです。
スキーのインストラクターをしていた陽介さんは、30歳を節目に家業であるホタテ漁師を継ぐことを決意しました。
その陽介さんは、ランさんの両親から結婚の許しをもらうために、台湾に語学留学。彼女の家を何度も訪れてようやく認めてもらえたのです。
北海道での新婚生活は、ランさんにとって甘いものではありませんでした。夫とすれ違う日々、言葉の壁、大家族での同居など苦悩の連続でした。
東日本大震災で被災した子供たちの姿、復興の歩みを数年にわたって取材した「わ・す・れ・な・い」シリーズ。
2012年3月「わ・す・れ・な・い~それでも僕らは生きていく」、翌年2013年9月「わ・す・れ・な・い~明日の君に逢いたい」に続くのが「わ・す・れ・な・い明日に向かって~運命の少年~」です。
この作品は、震災から5年を迎えた子供たちの心の成長を追った作品で国際的メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」の「人物・伝記部門」で銀賞を獲得しました。
主人公は宮城・石巻市に暮らす2人の少年です。一人は「てっちゃん」こと只野哲也くん(当時小5)。
全校児童のおよそ7割が犠牲となった「大川小学校」の生徒で、奇跡的に助かりました。しかし、母・妹・祖父の3人の家族を失っています。
もう一人は、家族全員を失くし伯母と暮らしている辺見佳祐くん(当時小1)。ふたりの成長、そして見守る大人たちの姿を通して「復興」を伝えています。
「横須賀酔いどれ相談所」の主人公は、福光洋一さん、74歳。病院職員を辞めてから1991年よりJR横須賀線・衣笠駅前で、悩みの無料相談所「くらしの相談センター」を開設していました。
やってくるのは、暮らしに行き詰った人々。借金を背負って自己破産を考える居酒屋の店員、内定取り消しにあい、中国への強制送還が迫った留学生、行方不明になった弟を探してほしいという女性まで多種多様です
福光さんは、ボランティアで相談に乗っているので、1円ももうかりません。理解のある奥さんが掃除の仕事をして家計を支えていました。
福光さんは、必要とあらば相談者に付き添って裁判所に行ったり、不動産屋で物件探しをしたりとひとりひとり真剣に向き合って解決へと導いています。
8年後に取材班が再度、82歳となった福光さんのもとを訪れると、センターでの活動を継続中。心の相談が増えたことを気にかけている様子がうかがえました。
日本犯罪史の中でも凄惨な事件として知られる親族7人が犠牲となった「北九州連続監禁殺人事件」。『ザ・ノンフィクション』では、24歳となった犯人の息子である青年へのインタビューを前後編で放送しました。
前編では、青年がインタビューを受けるきっかけや、電話とメールなどのやりとり、放送するにあたっての条件などを番組プロデューサーのコメントを交えて紹介しています。
「生まれて記憶があるときからの話をします」と10時間を及ぶインタビューの中で語られたのは、法廷でも語られていない真実でした。
死刑囚の父と無期懲役の受刑者である母からの虐待を受けていたこと、出生届が出されておらず、戸籍がないため、保護されるまで小学校に行っていなかったこと、偽名が3つあったことなど悲惨な過去のエピソードが明かされました。
そして、殺人事件現場で見たおぞましすぎる光景や、両親の逮捕により9歳で保護されたときの世間の冷たさについても語られます。
残酷すぎる事件として犯罪史に名を残した「北九州連続監禁殺人事件」。その犯人を両親に持つ息子へのインタビューをメディアとして初めて行った『ザ・ノンフィクション』。前後編で放送し、大きな反響を呼びました。
自分のことをよく知りもしない人がネットなどで悪く言う人々に、自分の肉声で今まで、そして現在について話したいとインタビューに応じた24歳の息子。
後編では、9歳で入った養護施設を出て現在に至るまでの日々について語りました。里親の元から通っていた定時制を退学。家を出て住所不定に。
親がいない、家がないことでさまざまな壁にぶち当たってきました。母から20通以上もの手紙が届くも、虐待を思い出してやさしい言葉はぜんぜん響きません。
死刑囚の父親とも面会しましたが、謝罪の言葉もなく失望。しかし、自分のなかに父親に似ているところがあり、同じことをやってしまうのではないかと恐怖を感じることも吐露しました。
同郷の幼馴染との結婚したものの、子どもへの愛情のかけ方がわからずに作ることを迷っているという現状。
噂や憶測だけではなく、この番組を見た上で意見を言われるなら、何と言われてもいいと決意を込めて語っています。
芸妓や舞妓が暮らす京都の花街。その中で最古の歴史を持つ、上七軒お茶屋「大文字」に密着する人気の「舞妓シリーズ」。
今回の主人公は、16歳の勝江こと岩崎江梨子さん。10日違いでやってきた同期生の19歳の勝也こと村上香理さん。
引きこもりだったという江梨子さんは、たまたまテレビで見た舞妓の番組を見て志願しました。
香理さんは、燃えるものがなかった青春時代を過ごしているうちに舞妓という職業に出会ったそうです。
舞妓の前の見習い期間「仕込みさん」と言われる時期から、舞妓として昼は踊り、鳴り物、笛、お茶の稽古。夜はお座敷と多忙な日々を送るふたり。
それぞれが持つ夢に向かって修業する日々を京都の四季を織り交ぜながら伝えています。
『ザ・ノンフィクション』が10年にわたって追い続けているのが、芸妓や舞妓が暮らす京都のお茶屋「大文字」。
独特の格式高い世界で修行し、成長していく少女の姿を描いた「舞妓シリーズ」は人気です。
主人公は三島果帆さん、15歳。中学卒業後すぐに入った果帆さんは、厳しさに耐えきれず辞めていく人も多い中、修行を楽しんでいます。
舞妓に必要な礼儀作法、言葉遣いなど稽古の師匠たちから褒められるばかり。
もうひとりは、“泣き虫舞妓”とのニックネームがついた勝瑠こと、小川千鶴さん。別の「舞妓シリーズ」で取材したときは、泣き顔ばかり見せていましたが、一人前の芸妓となりました。
涙や弱みを見せずに修行する果帆さんのことが元泣き虫舞妓・千鶴さんは、心配でなりません。
そして果帆さんの体に異変が。そして千鶴さんは人生において大きな決断をすることになるのです。
新製品の研究開発、今も記憶に残る社会的事件、日本人の底力を知らしめた巨大プロジェクトなどに焦点を当て、その成功の陰の知られざるドラマを伝えるドキュメンタリー番組
覆面ストリートアーティスト・バンクシーが初監督を務めたドキュメンタリー アート業界の真実をユニークな切り口で描き、第83回アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた話題作。スペース・インベーダーら、アーティストが多数出演。 ストリートアートに関するドキュメンタリーを制作していたティエリー・グエッタは、幸運にもバンクシーの取材に成功する。だがティエリーに映像の才能がないと気付いたバンクシーはカメラを奪い、逆にティエリーのドキュメンタリーを自ら監督し始める。
ネコも楽しめるネコ番組!?動物写真家・岩合光昭がネコ目線で世界のネコを撮影 目の高さをネコに合わせ、ネコの動きや声、周囲の音なども大切にしながら撮影。世界遺産や夕日など、美しい風景の中で自然な表情を見せるネコの姿は癒やし度満点。 「ネコは人間とともに世界に広まった。だからその土地のネコはその土地の人間に似る!」というセオリーの下、岩合光昭がヨーロッパやアジアのネコを撮影。その土地の雰囲気をまとったネコたちが、あくびをしたり、お腹を見せたり、気ままな姿を見せてくれる。
著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、知られざる歴史を紐解く 各界で活躍する著名人にスポットを当て、徹底した取材を通して本人も知らない激動の家族史を明らかにしていく。驚きの事実や家族の絆に涙する姿が感動的。 作家、俳優、アーティストなど、第一線で活躍する著名人の本人も知らない家族の秘話を紹介する。VTRを初めて見たゲストは、何を感じ、何を語るのか。自分自身のアイデンティティや「家族の絆」を見つめることに繋がる驚きあり、涙ありの感動ドキュメント。
地球上のあらゆる生物をフィーチャーした家族向け自然番組 ハイスピードカメラや生物の体に装着するカメラが捉えた映像、同一地点で1年間観測した映像などは、大人が見ても驚かされる。よく知る生物から不思議な生物まで網羅する。 毎回ひとつの生物をピックアップ。よく知っている生物だと思っていても、私たちが知らない生態などを迫力と美しさにこだわって観察。生命の誕生を捉えることも多く、ほほ笑ましい。語り掛けるようなナレーションなので、親しみを持って見ることができる。
国会議員や政治関係者、財政の専門家などが激論を交わす討論番組 第一線に立つ政治家や専門家たちが、それぞれの立場からテーマに沿って意見を交わす。立場や状況から異なる主張がぶつかり合う中で、その人の本音が垣間見えることも。 各政党の党首をはじめとした政治家、政策通の論客、財政や経済の専門家などがスタジオに集い、現在の政局、国内および世界の情勢について討論する。設定されたテーマについて各々が持つ持論を披露し、現状への対策法や臨む未来に向けた意見を戦わせる。
一般投稿から選りすぐった心霊エピソードと恐怖映像の数々を紹介するオムニバス 全国から続々と寄せられた一般投稿の心霊映像を紹介する。「ほん呪」製作委員会が選りすぐった心霊エピソードと恐怖映像。 【収録内容】都内で有名な心霊スポット千駄ヶ谷トンネルに取材班が潜入する「千駄ヶ谷トンネル」(#1)、誰もいないはずの方向から女性の声が聞こえる「謎の声」(#2)、害虫駆除のため屋根裏に設置したカメラに謎の物体が映っている「害虫駆除」(#3)ほか。
アドベンチャーレーサー田中陽希さんが、これまでの百名山、二百名山に百座を加えた、三百名山全ての山の完全人力踏破に挑戦する様子を追ったドキュメンタリー