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目次
認知症の妻を看取って半年、ようやく気持ちの整理がついた脚本家の菊村栄(石坂浩二)は、生まれてから80年近く暮らしてきた東京を離れる決意を固める。妻・律子(風吹ジュン)の墓前に花を手向け、住職に遺言書を預けた栄はその晩、テレビの黄金期を共に築いた“戦友”のディレクター、中山保久(近藤正臣)と会うことを約束。初めて胸の内を明かすつもりで、栄の小学校時代の同級生(小松政夫)が営む居酒屋『侘助』へと出かけていく。
(C)テレビ朝日
第1話
認知症の妻を看取って半年、ようやく気持ちの整理がついた脚本家の菊村栄(石坂浩二)は、生まれてから80年近く暮らしてきた東京を離れる決意を固める。妻・律子(風吹ジュン)の墓前に花を手向け、住職に遺言書を預けた栄はその晩、テレビの黄金期を共に築いた“戦友”のディレクター、中山保久(近藤正臣)と会うことを約束。初めて胸の内を明かすつもりで、栄の小学校時代の同級生(小松政夫)が営む居酒屋『侘助』へと出かけていく。 (C)テレビ朝日
第2話
菊村栄(石坂浩二)は、東京の家を息子に譲り、自分はテレビに功績のあった者だけが無料で入れる老人ホーム『やすらぎの郷』に入居することを、中山保久(近藤正臣)に告げる。テレビ業界では時々『やすらぎの郷』の噂が都市伝説のように出回ることがあった。中山も耳にしたことはあったが、まさか本当に実在するとは…。半信半疑の中山に、栄は自分も最初は詐欺を疑ったと明かしながら、これまでの経緯を語り始める。 (C)テレビ朝日
第3話
テレビに功績のあった者だけが無料で入れる老人ホーム『やすらぎの郷』への入居--、まるで夢のような話を中山保久(近藤正臣)に打ち明けた翌日、菊村栄(石坂浩二)は東京で最後の夜を迎える。しかし、息子の一郎(水津聡)は仕事、嫁の加奈子(森上千絵)は会合で不在。孫の梢(山本舞香)だけが家に残り、加奈子が頼んだ出前を断って夕飯を作ってくれるという。 (C)テレビ朝日
第4話
『やすらぎの郷』に到着した菊村栄(石坂浩二)は、その豪華さに目を見張る。シックな建物。眼下には海。天井の高いロビーには「Ars longa, vita brevis」(芸術は永く、人生は短し)の扁額が掲げられていた。 名倉みどり(草刈民代)と修平(名高達男)の理事長夫妻に出迎えられた栄は、さっそくコンシェルジュの松岡伸子(常盤貴子)から施設のガイダンスを受ける。 (C)テレビ朝日
第5話
菊村栄(石坂浩二)には、中央の居住棟から離れたコテージが用意される。夕方にはさっそく、古い付き合いのマロこと真野六郎(ミッキー・カーチス)と、大納言こと岩倉正臣(山本圭)が栄を来訪。3人はバー・カサブランカに移動して旧交を温めることにする。 栄は、入居者から「ハッピーちゃん」と呼ばれるバーテンダーの財前ゆかり(松岡茉優)に、「ラスティ・ペン」をオーダー。錆びたペンという名のカクテルを飲む栄に、マロと大納言は、栄が入居した203号室にまつわる噂を聞かせ始める。 (C)テレビ朝日
第6話
『やすらぎの郷』に入居して最初の夜、菊村栄(石坂浩二)は驚くほど気持ち良く深い眠りにつく。目覚めもすっきり。ところが、朝だと思ってのぞいた時計はまだ午前2時を指していた。不思議な気持ちでタバコに火をつける栄。すると、どこからともなく聞こえる猫の声とともに、室内には不気味に動く影が…!? その後、一睡もできずに朝を迎えた栄を、井深凉子(野際陽子)が「出た?」と言って訪ねてくる。 (C)テレビ朝日
第7話
三井路子(五月みどり)が菊村栄(石坂浩二)のヴィラを訪ねてくる。歌手から女優へ転身し、栄の作品で賞を獲ったこともある路子は、栄に、自分を主役に舞台の台本を書いて欲しいと懇願してくる。テーマは、かつてこの部屋に入居し、いまは亡き女優の栗山たかこと一緒に構想を練った「女の一生」。霊感が強い路子は、前夜もこの件でたかこと会話を交わしたと言って栄を震え上がらせる…。 (C)テレビ朝日
第8話
菊村栄(石坂浩二)は三井路子(五月みどり)の依頼を断るものの、数日経っても路子が話した「女の三つのターニング・ポイント」という驚くべき発想が頭から離れなかった。栄から詳しい内容を聞かされたマロ(真野六郎/ミッキー・カーチス)と大納言(岩倉正臣/山本圭)も、高齢女性らしからぬ大胆さに驚き、男には書けない話だとの結論に至る。だが、話に顔を突っ込んできたお嬢(白川冴子/浅丘ルリ子)は、絶対に引き受けるべきだと言って栄をけしかける。 (C)テレビ朝日
第9話
一連の話を聞いた水谷マヤ(加賀まりこ)が菊村栄(石坂浩二)のヴィラを訪ねてくる。新たなる不吉の到来を予感する栄に、マヤは昔と少しも変わらず意地悪で、そのくせ不思議な説得力を含んだ言葉で部屋の模様替えを提案。さらに、三井路子(五月みどり)のストーリーにまつわる驚きの事実を栄に明かす…! (C)テレビ朝日
第10話
“姫”の愛称で呼ばれる永遠のマドンナ、九条摂子(八千草薫)が菊村栄(石坂浩二)に声をかけてくる。摂子の存在は、テレビ界で功を成した栄をして雲の上と崇める超大スターだ。緊張する栄に摂子は、亡くなった入居者の形見としてもらった古い絵を鑑定して欲しいと頼む。作家の名前は横山大観! 興味を覚えた栄は私蔵の図録を手に摂子のヴィラを訪ねる。 (C)テレビ朝日
第11話
菊村栄(石坂浩二)は、九条摂子(姫/八千草薫)に鑑定を頼まれた形見分けの絵を、本物であれば数千万円の値打ちがあると見積もる。思いもよらぬ高額に困惑した姫は、遺族にその絵を返そうとする。ところが、話に首を突っ込んできた白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)と水谷マヤ(加賀まりこ)は「黙っていただくべき!」と強く進言。返すという姫との押し問答が繰り広げられるが、なぜかその矛先は次第に栄へと向けられ…。 (C)テレビ朝日
第12話
とんでもなく高価なものかもしれない形見分けの絵を、このまま黙ってもらうべきか、それとも返すべきか。結論の出ないうちに、お手伝いの川添夕子(松本ふみか)に呼びに行かせていた遺族の大村柳次(久保隆徳)が、九条摂子(姫/八千草薫)の部屋にやってきてしまう。姫が絵を返却すると言い出さないよう、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)と水谷マヤ(加賀まりこ)は菊村栄(石坂浩二)を巻き込みさまざまな妨害を試みる。しかし…。 (C)テレビ朝日
第13話
九条摂子(姫/八千草薫)が出した結論をめぐり、バー・カサブランカでは菊村栄(石坂浩二)、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)、岩倉正臣(大納言/山本圭)が、女の格の違いを話題に盛り上がる。そんな会話にサロンからピアノの音色が入り込んでくる。弾いているのは元シャンソンの女王、及川しのぶ(有馬稲子)の“添い寝フレンド”貝田英信(藤木孝)。そばには認知症の症状が出始めているというしのぶの姿も。その時、マロがふいに、しのぶが濃野佐志美という老人ホームのことばかり書く謎の新人作家の正体じゃないかと言い始める。そこに、しのぶが貝田と腕を組んで近づいてくる…。 (C)テレビ朝日
第14話
菊村栄(石坂浩二)は、名倉みどり(草刈民代)から呼ばれた事務所で、芸術委員会経由で仕事の依頼があると聞かされる。内容はどれも興味の湧かないものばかり。すべて断ることにするが、そこで栄は偶然にも『マル秘扱 濃野関係』と書かれた封筒を目撃してしまう。事務所を出た後、さりげなく松岡伸子(常盤貴子)に濃野佐志美の話題を振ってみる栄。伸子は知らないと答えるが…。その日の夕方、栄は改めて理事長室に呼び出される。 (C)テレビ朝日
第15話
名倉修平(名高達男)とみどり(草刈民代)は、濃野佐志美の最新作について菊村栄(石坂浩二)に相談することを決め、詳しい内容を話し始める。それは、みどりの父で『やすらぎの郷』の創始者でもある加納英吉と、九条摂子(八千草薫)の過去にまつわる実話をフィクションとして仕立てたものだった。修平とみどりは、出版を断念するよう濃野佐志美を説得して欲しいと、栄にその正体を告げる…!! (C)テレビ朝日
第16話
“濃野佐志美”こと井深凉子(野際陽子)に最新作『散れない桜』の発表を断念させるため、菊村栄(石坂浩二)は凉子を、財前ゆかり(ハッピー/松岡茉優)の祖父が営む人里離れた小料理屋の『山家』に誘う。実は凉子は山家の常連。『やすらぎの郷』で見聞きしたネタを題材に、山家で小説の構想を練っていることを白状する。栄はネタ元に許可を取らない凉子の行為を「パクリ」だと非難。しかし、凉子は意に介さず、なんと栄と亡き妻との事件を下敷きにした小説もすでに発表していると言って栄を狼狽させる! (C)テレビ朝日
第17話
井深凉子(野際陽子)は、なぜスターの名前を捨て濃野佐志美に生まれ変わったのか、その理由を菊村栄(石坂浩二)に語る。凉子の言い分にある程度の理解を示す栄。その上で、「物書きには物書きの、守らなくちゃいけない鉄則がある」と、自分の経験から得た教訓を凉子に伝える。 (C)テレビ朝日
第18話
井深凉子(野際陽子)は『散れない桜』の出版取り下げに同意するが、その「復讐」だとして、菊村栄(石坂浩二)が亡き妻の律子(風吹ジュン)を自殺未遂にまで追い込んだ、若き女優とのスキャンダル事件をモデルにした小説の続編を書くと言い始め、再び栄を困らせる。 (C)テレビ朝日
第19話
白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)の78回目の誕生日パーティーが3日後に迫る。かつてお嬢の誕生日パーティーといえば、招待されることが芸能界のステイタスだった時代がある。往年の栄華を忘れられないお嬢は、今年もホテルの宴会場を予約。ところが、出席の返事が来たのはたったの3人だった…! (C)テレビ朝日
第20話
出席者が集まらず白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)はホテルでの誕生日パーティーを断念する。しかし、高額のキャンセル料が発生。お嬢にその支払い能力がないことが判明し、菊村栄(石坂浩二)たちは唖然となる。そんな中、パーティーへの出席を予定していた九条摂子(姫/八千草薫)が、「渡すつもりだったの」と祝儀をお嬢に差し出す。また、お嬢の悔しさを晴らすために“呪いの儀式”をやりましょうと提案する!? (C)テレビ朝日
第21話
白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)は自分の誕生日パーティーに来ない不届き者を“ナスの呪い揚げ”に処すため、リストアップを始める。その数は膨れ上がりなんと384人に! しかし、相手を呪うには1人につきナス1本を揚げて食べなければならないと知り、お嬢は泣く泣く30人にまで絞り込む。そうして迎えた誕生日当日。うってつけの雷鳴が轟く中、いよいよ陰惨な呪い揚げの儀式が始まる…。 (C)テレビ朝日
第22話
白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)による呪いの儀式は、菊村栄(石坂浩二)らが見守る中、深夜に終了。その後、大騒ぎの飲み会となり、九条摂子(姫/八千草薫)が昔の写真を引っ張り出してきたのを皮切りに、女優たちによる若かりし頃の写真の見せ合いが始まる。そんな数ある写真の中には、栄の妻、律子(風吹ジュン)の若く美しい姿も収められていた…。 (C)テレビ朝日
第23話
呪いの儀式の翌朝、狂宴のうわさは名倉みどり(草刈民代)の耳にも届き、九条摂子(姫/八千草薫)は呼び出しを受けてしまう。そんな中、菊村栄(石坂浩二)が驚愕のニュースをいち早くキャッチする。なんと、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)が呪い揚げにしたタレントの一人が突然死を遂げたというのだ…!? (C)テレビ朝日
第24話
白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)は、さすがに人を呪い殺したショックで自室に引きこもってしまう。真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)も共犯者として気に病んでいる様子。だが、九条摂子(姫/八千草薫)や水谷マヤ(加賀まりこ)はいつもと変わらず平然と過ごしており、狂宴の余波は人それぞれだった。そして、菊村栄(石坂浩二)はといえば、宴で見せられた写真の律子(風吹ジュン)の若くて元気な姿を、脳裏から消せずにいた…。 (C)テレビ朝日
第25話
高井秀次(藤竜也)が新たな入居者として『やすらぎの郷』にやってくるという。任侠映画で一世を風靡した秀次は、男女を問わず人々を魅惑するフェロモンの持ち主。前科のある更生者たちで構成された施設内の男性従業員は、敬愛する秀次の入居に興奮を隠せず、また女優たちは数少ない村の美容院を巡って予約合戦を繰り広げる。そんな中、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)は、かつて秀次と関係を持った女性が施設内に多数いることが心配だと菊村栄(石坂浩二)に打ち明ける。美大を出ている秀次は、これまで多くの女優たちのヌードを描いてきた。その中には律子(風吹ジュン)もいたとマロは口を滑らせ…!? (C)テレビ朝日
第26話
高井秀次(藤竜也)、入居の日がやってくる。『やすらぎの郷』は入居者、従業員を問わず、我先に秀次に挨拶しようという者たちで色めき立つ。しかし、予定の時刻になっても秀次は現れなかった…。 (C)テレビ朝日
第27話
日没後の海が茜色に染まる中、菊村栄(石坂浩二)と岩倉正臣(大納言/山本圭)の二人はついに現れなかった高井秀次(藤竜也)の話をしながら、ぼんやりと釣り糸を垂れている。大納言は秀次と栄の亡き妻との古い噂話に、栄が心を痛めていないか案じる。栄は平静を装うが内心は穏やかではない。そんな栄が遠方に一隻のボートを捉える。どんどんと近づいてくるボートに乗っていたのは…!? (C)テレビ朝日
第28話
あまりにも高井秀次(藤竜也)らしい華麗なる登場に『やすらぎの郷』が沸き返ったその日の晩、菊村栄(石坂浩二)は思いがけず秀次の来訪を受ける。律子(風吹ジュン)の位牌に手を合わせたいという秀次。栄は戸惑いながらも部屋に招き入れるが、たまたま位牌近くに置いてあった律子の水着写真をいつまでもじっと見つめている秀次の姿に触れ、次第に冷静さを失っていく…。 (C)テレビ朝日
第29話
翌日、菊村栄(石坂浩二)は昨晩の経緯を白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)と水谷マヤ(加賀まりこ)に説明する。ついでに、高井秀次(藤竜也)と律子(風吹ジュン)の関係についても聞いてみるが、二人は何も知らないの一点張り。その不自然な態度に栄の猜疑心はますます強くなってしまう。 (C)テレビ朝日
第30話
どうしても亡き妻の律子(風吹ジュン)と高井秀次(藤竜也)の関係をはっきりさせたい菊村栄(石坂浩二)は、バカでみっともないことと承知しつつ、かつて秀次と同棲していた井深凉子(野際陽子)に当時の話を聞きにいく。二人の間に何があったのか、ついに栄の知らない事実が明かされ…。 そんな中、秀次の体調に異変が発生!『やすらぎの郷』に緊張が走る…!? (C)テレビ朝日
第31話
入居早々ぎっくり腰を発症した高井秀次(藤竜也)の病状は絶対安静を要した。しかし、秀次のヴィラには自分が看病するという女たちが殺到。秀次は心身ともに休まる暇がない。また、何人もの入居者が見舞いの花を業者に直接発注してしまったため、秀次の入居情報が外部に漏えい。名倉みどり(草刈民代)と修平(名高達男)は対応に追われる。 そんな中、秀次がこつぜんと姿を消す…!? (C)テレビ朝日
第32話
従業員総出の捜索にもかかわらず、高井秀次(藤竜也)は夜になっても見つからなかった。菊村栄(石坂浩二)は真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)、岩倉正臣(大納言/山本圭)とともに、女たちの誰かが秀次を独占したくて連れ去ったと推理。女たちの考えも同じで、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)、水谷マヤ(加賀まりこ)、井深凉子(野際陽子)らはお互いに疑いの目を向け合う。その中にあって霊感の強い三井路子(五月みどり)が突然、秀次のぎっくり腰は、前の入居者の霊が乗り移ったことが原因だと言い始め…。 (C)テレビ朝日
第33話
高井秀次(藤竜也)の失踪は自らの意思によるものだった。共犯者は従業員の宮下一馬(平野勇樹)。やすらかな時間が欲しいと願う秀次と、それをなんとしても叶えてあげたいと思う一馬。二人の切実な胸の内を知った菊村栄(石坂浩二)は、本意ではないが狂言失踪の片棒を担ぎ、自室に秀次をかくまうことにする。 (C)テレビ朝日
第34話
高井秀次(藤竜也)が失踪を装い菊村栄(石坂浩二)の部屋に潜伏して3日が経つ。ベッドは秀次に占拠され、タバコはベランダでしか吸えず、かといって病人の秀次に抗議もできず、栄のフラストレーションは徐々に溜まっていく。そんな中、名倉みどり(草刈民代)の依頼で『やすらぎの郷』に刑事がやってくる…! (C)テレビ朝日
第35話
菊村栄(石坂浩二)は、刑事に家宅捜査された井深凉子(野際陽子)の人権侵害を訴えるため、入居者代表に仕立てられ理事長夫妻に抗議に行かされる。名倉みどり(草刈民代)は非を認めるものの、事態の深刻さを理解していない入居者の態度がもどかしくてならない。現に、施設内では誰が秀次をかくまっているのか、入居者同士で馬券がやりとりされていた。大穴にはなんと栄の名前も。購入者は宮下一馬(平野勇樹)だという…! その晩、ついに一馬の行動は従業員仲間の知るところとなる。さらに、意外な人物が、秀次が栄のヴィラにかくまわれていることに気づいていた…。 (C)テレビ朝日
第36話
ぎっくり腰で動けなくなった高井秀次(藤竜也)が、女たちのつきまとい介護を嫌い部屋から姿を消して4日が経つ。もはや警察の介入も時間の問題。自室に秀次をかくまっている菊村栄(石坂浩二)は一刻も早く打開策を見出そうと、騒動の真相に気づかれてしまった九条摂子(姫/八千草薫)のヴィラを訪ねる。そこには、すべてお見通しという三井路子(五月みどり)の姿も。二人は、誰も傷つけない解決策として、栄などは到底思いもつかない驚きの方法を授ける。 (C)テレビ朝日
第37話
菊村栄(石坂浩二)らによる高井秀次(藤竜也)の強引な帰還作戦は、九条摂子(姫/八千草薫)たちの思惑通り、誰も傷つけることなく一応の決着を見る。しかし、名倉理事長(名高達男)が行った突飛な説明に納得がいく者は一人もおらず、栄はいぶかる真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)と岩倉正臣(大納言/山本圭)を前にして、とうとうすべてを打ち明けてしまう。 事情を知ったマロと大納言は、秀次がさぞかし落ち込んでいるだろうと慮る。そんな二人に促され、栄は様子を見るために秀次のヴィラを重い足取りで訪ねるが…。 (C)テレビ朝日
第38話
菊村栄(石坂浩二)の来訪を受けても、高井秀次(藤竜也)はただの一言も発せず、ひたすら天井の一点を見つめるばかり。栄はやむなく退散しかけるが、その時になってようやく秀次が重い口を開く。秀次は、じっと見つめていた天井のその裏に何かがあると言うのだ。 秀次の言葉に従い天井裏を探してみると、驚いたことに時代劇スターだった前入居者の遺言と日本刀が出てくる…! (C)テレビ朝日
第39話
高井秀次(藤竜也)の部屋から見つかった日本刀は、曰くつきの名刀である可能性が出てくる。また、遺言には婚外子の存在が書かれており、名倉修平(名高達男)と名倉みどり(草刈民代)は、遺産相続のやり直しを余儀なくされる。 そんな話を耳にした菊村栄(石坂浩二)と真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)は、誰に何を遺すかについて、意外にも詳しい岩倉正臣(大納言/山本圭)から教えを受ける。 (C)テレビ朝日
第40話
遺産相続についてあまりに無知であると気づいた菊村栄(石坂浩二)は、詳しい相談をするため松岡伸子(常盤貴子)のデスクを訪ねる。相続権を持つ親族、相続の対象になる財産などについて聞くにつけ、栄は今さらながら遺すことの難しさ、そして死ぬことの大変さについて考えさせられる。 (C)テレビ朝日
第41話
遺産相続の煩雑さを知り『死』を身近に考えざるを得なくなった菊村栄(石坂浩二)は、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)や岩倉正臣(大納言/山本圭)だけでなく白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)や水谷マヤ(加賀まりこ)にも、どう考えているのか話を聞いてみる。豪胆なマヤは自分が死んだ後のことなど知らないと、栄の憂を一笑に付す。また、マヤと概ね同意見というお嬢は、相続問題を起こさないための浪費計画を打ち明ける。 (C)テレビ朝日
第42話
5月の連休に入り、『やすらぎの郷』には入居者の親戚や友人たちが多く訪ねてくる。子連れの家族もあり、来客のある者には待ち望んだ時間だ。 そんな訪問客に混じり、好き勝手な言動から日本のテレビ界を干された元女優の犬山小春(冨士眞奈美)が姿を見せる。かつてテレビ局の敏腕プロデューサーとして鳴らした石上五郎(津川雅彦)を同伴し、いまだに絶縁状態が続く及川しのぶ(有馬稲子)に会いに来たらしい。 その石上が一人で栄のヴィラを訪ねてくる…。 (C)テレビ朝日
第43話
石上五郎(津川雅彦)は菊村栄(石坂浩二)に、 及川しのぶ(有馬稲子)が司会を務めたバラエティー番組の草分け的存在『しのぶの庭』を、業績不振が続く某テレビ局の起死回生を狙って40年ぶりに復活させる構想を打ち明ける。 話を聞き及んだしのぶは大乗り気。しかし、面会を求めてきた犬山小春(冨士眞奈美)には頑として会おうとしなかった。 その夜、栄はカサブランカで小春と久々の再会を果たす。 (C)テレビ朝日
第44話
菊村栄(石坂浩二)は、日本の芸能界を追い出されてアメリカに渡った犬山小春(冨士眞奈美)が、その後に送った波乱の人生を知る。それも終焉に近づいた今、かつての仲間と昔話がしたくなり小春はここに来たという。しかし、若き日の身勝手さが災いし小春に会いたがる者は一人もいない。寂しさをにじませつつ問わず語りを続ける小春。その言葉のうちに、栄は小春が『やすらぎの郷』にやってきた本当の目的が、別にあることに気づく…。 (C)テレビ朝日
第45話
犬山小春(冨士眞奈美)の『やすらぎの郷』への入居申請は、にべもなく却下される。噂を耳にした水谷マヤ(加賀まりこ)と白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)は、当然だと胸をなでおろすと同時に、口を揃えて小春の図々しさを罵る。 一方、及川しのぶ(有馬稲子)の周囲では対照的なドラマが進行していた。『しのぶの庭』復活の実現性がいよいよ高まり、根回しのため貝田英信(藤木孝)が東京で関係者達と会うことになる。そんな中、しのぶは今回の発起人でもある石上五郎(津川雅彦)の頼みを聞き、小春に対してある決断を下す…。 (C)テレビ朝日
第46話
犬山小春(冨士眞奈美)との和解を受け入れた及川しのぶ(有馬稲子)は、いまだ昔の仲間と会えずにいる小春のためにパーティーを開くことにする。準備を待つ間、入江へと散歩に出た小春は、ぎっくり腰のリハビリで浜を歩いていた高井秀次(藤竜也)に遭遇。秀次は、かつてとは違う小春の顔に興味をひかれ、絵のモデルを依頼する。 (C)テレビ朝日
第47話
犬山小春(冨士眞奈美)の歓迎パーティーは、及川しのぶ(有馬稲子)のピアノ弾き語りによる、『しのぶの庭』のオープニングテーマで幕を開ける。しかし、出席者の数は少なく気勢は一向に上がらない。そんな中、最初から酒をあおり、菊村栄(石坂浩二)らをハラハラさせていた小春が、酩酊状態でスピーチを始める…。 (C)テレビ朝日
第48話
犬山小春(冨士眞奈美)の歓迎パーティーが開かれた夜、『しのぶの庭』の復活を実現させるため、及川しのぶ(有馬稲子)のマネージャーとして石上五郎(津川雅彦)と東京に向かっていた貝田英信(藤木孝)が、名倉みどり(草刈民代)への電話を最後に、消息を断つ。断片情報からしのぶたちが事件に巻き込まれたことが分かるが…。 (C)テレビ朝日
第49話
翌日、及川しのぶ(有馬稲子)と貝田英信(藤木孝)が詐欺にあったとの噂が施設内を駆け巡る。しのぶの耳にはまだ届いていなかったが、貝田の行方は依然として知れず、名倉みどり(草刈民代)は警察への捜査依頼を決断する。 署長の溝口(布施博)は真っ先に犬山小春(冨士眞奈美)への面会を求める。しかし、今度はその小春が姿を消してしまう…! (C)テレビ朝日
第50話
犬山小春(冨士眞奈美)と石上五郎(津川雅彦)は共犯者なのか…? 疑惑が高まるに連れ、小春に対する過去の悪評が入居者たちの中で再燃し始める。 そんな中、貝田英信(藤木孝)が自殺を図ったという衝撃の一報が飛び込んでくる。名倉みどり(草刈民代)は、これ以上、隠しておくことはできないと、及川しのぶ(有馬稲子)に真実を告げに行く…。 (C)テレビ朝日
第51話
犬山小春(冨士眞奈美)が警察での事情聴取を終え『やすらぎの郷』に戻ってくる。及川しのぶ(有馬稲子)の精神状態は崩壊寸前。小春はしのぶに詫びながらも、詐欺事件とは無関係だと訴える。しかし、しのぶは飲んでいた酒を小春に浴びせると、騒動を持ち込み『やすらぎの郷』での静かな暮らしを踏みにじったとして、入居者全員への謝罪を要求する! (C)テレビ朝日
第52話
菊村栄(石坂浩二)と高井秀次(藤竜也)は、犬山小春(冨士眞奈美)もまた石上五郎(津川雅彦)にだまされ、一文無しになってしまったことを知る。二人は小春にお金を融通。秀次はさらに、身に付けていたペンダントをお守りとして渡し、慰めの言葉をかける。 その日、自殺を図り救急車で搬送されてきた貝田英信(藤木孝)と入れ違うように、小春が『やすらぎの郷』を去る。見送る者は一人もいないと思われたが…。 (C)テレビ朝日
第53話
『やすらぎの郷』では資産がらみのトラブルを防ぐため、入居者から全財産の申告を受け、財団が信託・管理する決まりになっていた。ところが、今回の事件で及川しのぶ(有馬稲子)がだまし取られたのは、未申告の隠し預金と判明。名倉修平(名高達男)とみどり(草刈民代)は事件以上の衝撃を受ける。 一方、菊村栄(石坂浩二)、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)、岩倉正臣(大納言/山本圭)は、自分たちにもしのぶと同じように、芸能界でもう一花咲かせたいという夢があるかについて語り合う。 (C)テレビ朝日
第54話
及川しのぶ(有馬稲子)の様子がいよいよおかしくなる。テレビ局の車が迎えに来ないと文句を言いながら玄関ホールに出てきたしのぶは、『しのぶの庭』のテーマソングをピアノで弾き始めると、集まってきた入居者に笑顔を振りまきながら得意満面で歌を披露。「『しのぶの庭』40年ぶりの再開!」を宣言し、妄想の世界へと入っていく…。 (C)テレビ朝日
第55話
犬山小春(冨士眞奈美)の自殺記事はあまりにも小さく、忘れられた女優のてん末は、『やすらぎの郷』の入居者一人ひとりに重苦しい衝撃をもたらす。そんな中、小春の身内がなかなか見つからないと聞いた菊村栄(石坂浩二)は、誰もいなければ自分が引き取ると決め急きょ東京へと向かう。 (C)テレビ朝日
第56話
犬山小春(冨士眞奈美)の死から2カ月。夏を迎えた『やすらぎの郷』に恒例のヌーディスト・ビーチが出現する。一糸まとわぬ姿で海水浴に興じる井深凉子(野際陽子)と三井路子(五月みどり)。いつもの磯釣り中にその光景を目にした菊村栄(石坂浩二)は、迷惑なようなそうでもないような…。 その晩、その凉子から栄は、大事な話があると相談を持ちかけられる。 (C)テレビ朝日
第57話
菊村栄(石坂浩二)は井深凉子(野際陽子)の話を聞くため、重い気持ちで山家へと出かける。栄の悪い予感は的中。以前、栄が凉子を諭し破棄させたはずの『散れない桜』に、ドラマ化の話が持ち上がっているというのだ。このまま放っておけば原作のモデル、九条摂子(姫/八千草薫)と『やすらぎの郷』創始者の加納英吉を巻き込み、大問題に発展することは間違いない。それを見越した凉子は、ある秘策を栄に打ち明ける。 (C)テレビ朝日
第58話
井深凉子(野際陽子)は、九条摂子(姫/八千草薫)が大好きな若手人気イケメン俳優の“シノ”こと四宮道弘(向井理)を若き特攻隊員役で出演させ、姫の説得を試みるという。後日、凉子の裏工作は動き出し、『散れない桜』の話は伏せられたまま、終戦記念番組を制作するにあたりシノから取材の申し入れがあるとだけ聞いた九条摂子(姫/八千草薫)は、狂喜乱舞。二つ返事でシノとの面会を受け入れる。 (C)テレビ朝日
第59話
午前3時、菊村栄(石坂浩二)のヴィラを、突然、九条摂子(姫/八千草薫)が訪ねてくる。四宮道弘(シノ/向井理)に会えることがうれしくて眠れないのだという姫の言葉は、興奮のせいか、それとも齢のせいか、今ひとつ要領を得ない。そんな姫を見て栄は亡き妻の律子(風吹ジュン)を思い出してしまう。 (C)テレビ朝日
第60話
午前10時まで、九条摂子(姫/八千草薫)のシノ(向井理)贔屓の理由を延々と聞かされた菊村栄(石坂浩二)は疲労困憊。しかし、姫の舞い上がり方は尋常ではなく、“午前3時の訪問”は、翌日も繰り返されてしまう…。 (C)テレビ朝日
第61話
連日、菊村栄(石坂浩二)のヴィラを午前3時に訪ねてきた九条摂子(姫/八千草薫)は、用意した想定質問に添い栄に四宮道弘(シノ/向井理)を演じさせる。姫の出自にまつわる話は栄の興味を大いにそそるが、シノを演じている以上、姫は栄に自由な会話を許さない。しかし、そう言う姫が自ら脱線。シノは千坂監督の生まれ変わりではないかと言って、その理由を説明しながら秘密のお守りを取り出す。 (C)テレビ朝日
第62話
菊村栄(石坂浩二)は濃野佐志美こと井深凉子(野際陽子)が書くまで聞いたこともなかった特攻基地への女優の慰問が、どのように記録されているのかが知りたくなり、図書室で文献を漁る。どれだけ探しても関連する記述は一つも見つからなかったが、その代わりに、特攻計画に関するページだけが切り取られた一冊の本を発見する…。 そんな中、ドラマ台本の第一稿が『やすらぎの郷』に届けられる。 (C)テレビ朝日
第63話
ドラマの台本は、九条摂子(姫/八千草薫)が強く封印を望んでいる特攻前夜の出来事が、出版を差し止められた濃野佐志美の原作とも違う陳腐なメロドラマに仕立てられていた。菊村栄(石坂浩二)は、四宮道弘(シノ/向井理)の訪問がこのドラマのためだと知ったら、姫がどれだけ傷つくかを思いやると同時に、戦争の中で生きた人間の心情を理解しない今の時代への怒りと悲しみを抱く。 (C)テレビ朝日
第64話
四宮道弘(シノ/向井理)の訪問日は突然に決まり、不在の名倉修平(名高達男)に代わり菊村栄(石坂浩二)が、名倉みどり(草刈民代)とともにプロデューサーの若松(天宮良)との打合せに同席することになる。 若松は、九条摂子(姫/八千草薫)に特攻隊員との最後の食事についてだけは質問しないという条件を了承。シノも無口な男なので心配いらないと言うが…。 (C)テレビ朝日
第65話
九条摂子(姫/八千草薫)と四宮道弘(シノ/向井理)、世紀の対面がついに幕を開ける。しかし、シノは噂通りに無口でほとんど口を開かず、せっかくの時間は白けた見合いのようになる。菊村栄(石坂浩二)の同席ももはや不要。折よく高井秀次(藤竜也)からの呼び出しがあり、栄は退席することに。すると、それまで黙っていたシノが急に態度を変え…!? (C)テレビ朝日
第66話
『やすらぎの郷』に秋の気配が近づくころ、三井路子(五月みどり)が、自分の構想を盗んで小説『流されて』を書いたと疑われる濃野佐志美の正体を暴くため、ナスの呪い揚げをするとの噂が菊村栄(石坂浩二)の耳に入る。その夜、濃野の正体が井深涼子(野際陽子)だと知る栄は、AEDの使い方を教わるとこじつけ、介護士の野村(芳野史明)と非番の貫井医師(小野了)をカサブランカに誘い、万が一に備える。すると…。 (C)テレビ朝日
第67話
『流されて』の舞台化が決まる。主役候補は白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)。演出家は、菊村栄(石坂浩二)の脚本を条件にしているという。栄にその気はまったくなかったが、やる気満々のお嬢は栄を口説きにかかる。 女の心理は書けないときっぱり断る栄。しかし、お嬢は男のズルさを視点に書けばいいと、栄がかつて浮名を流したことのある女性の話を持ち出し、栄を困らせる。 (C)テレビ朝日
第68話
水谷マヤ(加賀まりこ)と白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)の仲が急に険悪になる。菊村栄(石坂浩二)は、その原因が『流されて』の舞台化に関係していると察知。どうやら、断捨離にハマり女優への未練すら捨てたというマヤにとって、久々の仕事のオファーに舞い上がるお嬢の姿は年がいもなく、いらだたしく映るらしい。 そんなマヤにも捨てられないものがあった。それは、犬山小春(冨士眞奈美)が自殺直前に、絶縁状態のマヤに送ってきた手紙だった。 (C)テレビ朝日
第69話
「人生最後の手紙を書く相手がいない…」と嘆く水谷マヤ(加賀まりこ)の一言は、菊村栄(石坂浩二)の心を強く捉える。自分は誰に宛てて書きたいのか…。考え続けたその夜、夢に亡き妻の律子(風吹ジュン)が現れる。 (C)テレビ朝日
第70話
真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)と岩倉正臣(大納言/山本圭)が、濃野佐志美の正体をとうとう嗅ぎつける。井深凉子(野際陽子)は他言しないよう二人に懇願。しかし、その願いもむなしく、翌日には『やすらぎの郷』の全員が知るところとなる。 自分が主演を目指す舞台の原作者が、仲間の凉子だと知った白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)は…。 (C)テレビ朝日
第71話
菊村栄(石坂浩二)は、『やすらぎの郷』に入居しているテレビ界を支えた裏方の一人、元美術職人のちのやん(茅野大三郎/伊藤初雄)と50年ぶりの再会を果たし、懐かしい時代の会話を交わす。ちのやんは、ともにテレビ創成期を過ごしたタイムキーパーのカメコ(亀山順子/長内美那子)と結婚。夫婦そろって入居したのだが、カメコはがんを患い、余命数日なのだという。 (C)テレビ朝日
第72話
カメコ(亀山順子/長内美那子)の病室を訪ねた菊村栄(石坂浩二)は、かつてちのやん(茅野大三郎/伊藤初雄)の下で働き、今は舞台美術の大御所として活躍する柿原一平(あにやん/村田雄浩)と出会う。ちのやんの弟子たちは、世話になったお礼にと、カメコが大好きだった昔のドラマの美術を別室に再現。カメコは朦朧とする意識の中で星空の装飾を眺めながら、中島みゆきの唄を口ずさみ始める…。 (C)テレビ朝日
第73話
カメコ(亀山順子/長内美那子)の通夜が『やすらぎの郷』のゲストハウスで営まれる。棺は、ちのやん(茅野大三郎/伊藤初雄)が育てた大道具製作のベテランたちによる手作り。簡素ながらやさしさにあふれる裏方たちの弔いに、菊村栄(石坂浩二)たち弔問客は胸を締め付けられる。その中に白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)の姿だけがなかった…。 (C)テレビ朝日
第74話
最愛の妻、カメコ(亀山順子/長内美那子)を看取った翌朝、ちのやん(茅野大三郎/伊藤初雄)が後を追うようにこの世を去る。葬儀はカメコとの合同葬となり、二人の魂はカメコが亡くなる直前まで口ずさんでいた、中島みゆきの『ファイト!』の大合唱で見送られる。 (C)テレビ朝日
第75話
舞台化される濃野佐志美の原作『流されて』の打ち合わせのため東京に出向き、カメコ(亀山順子/長内美那子)の通夜を欠席した白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)は、水谷マヤ(加賀まりこ)らに厳しく叱責され、すっかり意気消沈した様子でバー・カサブランカに現れる。冴子は東京での出来事を菊村栄(石坂浩二)に報告。その衝撃的な内容に栄は凍りつく…。 (C)テレビ朝日
第76話
菊村栄(石坂浩二)は白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)から見せられた安西直美の孫、榊原アザミ(清野菜名)の写真に言葉を失う。アザミの容姿は若き日の直美と瓜二つだった。脚本家を志しているアザミは、栄を神のように尊敬しているという。栄の心はいつになく昂ぶる。 一方、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)が栄と岩倉正臣(大納言/山本圭)に恋愛を告白。結婚も考えているというが…。 (C)テレビ朝日
第77話
認知症の徘徊から行方不明になっていた及川しのぶ(有馬稲子)が、夜になって思いがけない場所で発見される。 翌日、『やすらぎの郷』は何事もなかったかのように平穏な朝を迎えるが、それを真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)の恋愛話が打ち破る。なんと、マロのお相手は46歳も若い女性で、この『やすらぎの郷』にいるのだという!? (C)テレビ朝日
第78話
真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)と相手女性との間では、すでに合意しているという“年の差恋愛”をめぐり、『やすらぎの郷』では支持する者と反対する者との間でさまざまな意見が飛び交う。当事者のマロは、事が公になった今、隠す必要もないと、カサブランカで堂々と恋愛話を繰り広げる。その話に耳を傾けていた菊村栄(石坂浩二)に、一通の速達が届く…。 (C)テレビ朝日
第79話
菊村栄(石坂浩二)に届いた速達の差出人は、安西直美の孫の榊原アザミ(清野菜名)だった。シナリオの勉強をしているというアザミは、一度、栄に会いたいと、メールアドレスを伝えてくる。すぐにでも返事を出したい栄。しかし、栄はメールの打ち方を知らなかった…。 (C)テレビ朝日
第80話
菊村栄(石坂浩二)が榊原アザミ(清野菜名)宛てに送ったメールは、初歩的なミスで水谷マヤ(加賀まりこ)に届いてしまう。栄は仕方なくマヤにアザミのことを白状。栄の下心を含めすべてを理解したマヤは、栄に代わってアザミへのメールを再送信する。 翌日、アザミから栄に待望の返信が届く。 (C)テレビ朝日
第81話
菊村栄(石坂浩二)は榊原アザミ(清野菜名)と会う約束を秘密裏に交わし、上機嫌で町の理髪店へと向かう。帰り際、栄は徘徊する及川しのぶ(有馬稲子)を目撃。後を追うと、しのぶはある場所へと吸い込まれていった。それはしのぶにとって行かなくてはならない大切な場所だった。 (C)テレビ朝日
第82話
榊原アザミ(清野菜名)と会う日が翌日に迫り、菊村栄(石坂浩二)は若い女性と80歳の老人がどこで会うべきかを思案。松岡伸子(常盤貴子)との恋愛を長いこと見事に隠してきた真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)から、アザミとのことがバレないようそれとなく策を学ぶことにする。マロは、海辺に格好のデートスポットがあると栄に伝えるが…。 (C)テレビ朝日
第83話
初めて会う榊原アザミ(清野菜名)は、容貌だけでなく仕草までが安西直美にそっくりで、菊村栄(石坂浩二)の思考をしばし停止させる。そんなアザミから栄は、直美の近況を聞くことになる…。 アザミとの会話が弾み始めた頃、栄の携帯電話に妙なメールが届く…。 (C)テレビ朝日
第84話
菊村栄(石坂浩二)が期待していた榊原アザミ(清野菜名)との初対面は、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)や水谷マヤ(加賀まりこ)たちの妨害に遭い悪夢へと一転。栄はがっかりと肩を落とす。しかし、ほどなく井深凉子(野際陽子)の計らいで二人の対面は山家へと場所を移すことになり、栄は再びアザミと二人だけの時間を過ごす。そこでアザミは、執筆中のシナリオを読んで欲しいと栄に手渡す。 (C)テレビ朝日
第85話
榊原アザミ(清野菜名)と会った日、自室に戻った菊村栄(石坂浩二)は、亡き妻・律子(風吹ジュン)の遺影に香を手向け、手を合わせると、その遺影をひっくり返してアザミのシナリオを読み始める。半分は義理のつもりだった栄。しかし、すぐさまシナリオの世界に引き込まれていく…。 (C)テレビ朝日
第86話
東日本大震災に見舞われた祖母と孫の物語を紡いだ榊原アザミ(清野菜名)の脚本には、菊村栄(石坂浩二)がかつてアザミの祖母、安西直美に宛てたラブレターと確信できる描写があり、栄を混乱させる。アザミが栄にこれを読ませた意図とは、一体…。 そんな中、日本芸能史を連載中のルポライター、立木公次郎(きたろう)が、千坂浩二監督の話を聞きに九条摂子(姫/八千草薫)を訪ねて『やすらぎの郷』にやってくる。 (C)テレビ朝日
第87話
立木公次郎(きたろう)の取材に応じ、生まれ育った京都における若き日の映画人との交流を語る九条摂子(姫/八千草薫)は、いつになく生き生きとした表情を浮かべる。ところが、話が千坂浩二監督のことに及ぶと様子が一変。太平洋戦争中に千坂が撮影したという国策映像を見るに至り、姫の手は菊村栄(石坂浩二)が見てわかるほどに震え始める…。 (C)テレビ朝日
第88話
立木公次郎(きたろう)による九条摂子(姫/八千草薫)の取材は、感情的になった姫の退席で突然の幕切れを迎える。その原因を作った千坂監督幻の映像には、軍の命令下で撮影された戦意高揚を促す戦闘シーンに続き、唐突に京都の情景が差し込まれており、そこに姫らしき少女の姿が写っているというが…。 (C)テレビ朝日
第89話
菊村栄(石坂浩二)は、立木公次郎(きたろう)による九条摂子(姫/八千草薫)の取材に立ち会ったことで、自分の軍国少年時代を否が応にも思い出す。日本人が愛国心に燃え戦争の正しさを信じていた時代に、千坂監督はどんな思いで戦闘シーンの合間に京都の情景を差し込んだのか…栄はその意図に思いを巡らす。 (C)テレビ朝日
第90話
その夜、九条摂子(姫/八千草薫)が菊村栄(石坂浩二)のヴィラを訪ねてくる。姫は、立木公次郎(きたろう)に悪意がなかったことや取材意図を十分に承知していた。だが、どうしても感情を抑えられなかったのだという。そして、あの映像に写っているのは自分だと告白し、千坂監督との思い出を詳細に語り始める。 (C)テレビ朝日
第91話
ある秋の日、『やすらぎの郷』のガーデンに続く裏山で仔熊が目撃される。名倉みどり(草刈民代)は警察と猟友会に連絡を入れる一方で、ガーデン利用者の三井路子(五月みどり)らに注意を促す。ところが、驚いたことに路子はこれまでにもよく仔熊と遭遇しており、親しみを込め「コロちゃん」と命名までしていた! (C)テレビ朝日
第92話
トランペッターであり作曲家でもある白鳥洋介(上條恒彦)が、長いアメリカ生活に終止符を打ち『やすらぎの郷』に入居してくる。菊村栄(石坂浩二)との再会を楽しみにしていたという白鳥は、栄に劇伴のCDを贈る。それは、白鳥が自ら、栄と一緒に仕事をした時代の音源を集めダビングしたもので、栄が安西直美(清野菜名)と出会った作品や九条摂子(姫/八千草薫)出演の戦争ドラマが含まれていた。 (C)テレビ朝日
第93話
仔熊騒動は『やすらぎの郷』を衝撃に包むと同時に、小さな命に対する三井路子(五月みどり)の慈悲深さは、対照的に無頓着だった菊村栄(石坂浩二)に自責の念を抱かせる。さらに、その後、路子が取った態度は周囲をあ然とさせる…。 そんな騒ぎも収まった同夜、栄は白鳥洋介(上條恒彦)から贈られたCDを持って、九条摂子(姫/八千草薫)のヴィラを訪ねる。 (C)テレビ朝日
第94話
9月下旬、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)が松岡伸子(常盤貴子)との結婚をめぐりピンチに立たされる。二人の結婚に大反対の伸子の父、元財務官僚の松岡信三(柴俊夫)が、なんとマロを「重婚罪」で訴える勢いで『やすらぎの郷』に乗り込んでくるという!? (C)テレビ朝日
第95話
菊村栄(石坂浩二)、水谷マヤ(加賀まりこ)、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)は、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)と松岡伸子(常盤貴子)を別れさせようと息巻いて乗り込んできた松岡信三(柴俊夫)を、作戦通り麻雀に誘い込む。プロ級の腕前だという信三に、元プロ雀士のマロがわざと負け、花を持たせるという筋書きなのだが…? (C)テレビ朝日
第96話
バー・カサブランカで会った菊村栄(石坂浩二)と岩倉正臣(大納言/山本圭)は、松岡伸子(常盤貴子)との結婚の許諾を賭け、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)と松岡信三(柴俊夫)が繰り広げた麻雀の観戦談に盛り上がり、閉店時間を大幅に過ぎるまでつい長居してしまう。その夜、いつもより遅く帰路についた財前ゆかり(ハッピー/松岡茉優)に悲劇が襲いかかる…!? (C)テレビ朝日
第97話
財前ゆかり(ハッピー/松岡茉優)の身に起きた事件は直ちに箝口令が敷かれ、『やすらぎの郷』にはいつもと変わらない朝が訪れる。そんな中、一人で町に出かけて行った宮下一馬(平野勇樹)が、ひどい怪我を負い戻ってくる…。 (C)テレビ朝日
第98話
事件から2日、何も知らない菊村栄(石坂浩二)はのんきに昼寝し、律子(風吹ジュン)の夢などを見ている。しかし、財前ゆかり(ハッピー/松岡茉優)に続き宮下一馬(平野勇樹)も欠勤となり、少しずつ施設内にいつもと違う空気が伝わり始める。 (C)テレビ朝日
第99話
宮下一馬(平野勇樹)から事件の全貌と、『やすらぎの郷』の男性職員たちが報復を企てていると聞いた高井秀次(藤竜也)は、その動きを制止。彼らに代わって、腕に覚えのある原田(伊吹吾郎)、那須(倉田保昭)とともに、財前ゆかり(ハッピー/松岡茉優)の敵討ちに立ち上がる! (C)テレビ朝日
第100話
財前ゆかり(ハッピー/松岡茉優)の身に起きたことは、高井秀次(藤竜也)たちの殴り込みと合わせ、ついに菊村栄(石坂浩二)たち入居者の知るところとなる。そんな中、ハッピーがバー・カサブランカに復帰。栄はどう接すればいいのか迷いながらも、カサブランカの扉を開ける…。 (C)テレビ朝日
第101話
菊村栄(石坂浩二)は運転免許証更新のための高齢者講習を、他の『やすらぎの郷』入居者とともに受ける。参加者は皆、簡単な記憶テストに苦戦。その中にはカーマニアで知られる、87歳の岡林谷江(佐々木すみ江)の姿もあった…。 翌朝、『やすらぎの郷』で車の盗難事件が発生する!! (C)テレビ朝日
第102話
車両盗難の犯人は、なんと岡林谷江(佐々木すみ江)だった! 運転免許を取り上げられたことに立腹した谷江は、ゲストが乗ってきた大型外国車を乗っ取り『やすらぎの郷』を脱出。高速道路を猛スピードで逆走しパトカーとのカーチェイスを繰り広げる!? そんな騒ぎがあった日、菊村栄(石坂浩二)は九条摂子(姫/八千草薫)に起きている小さな異変を知る。 (C)テレビ朝日
第103話
九条摂子(姫/八千草薫)が急に始めた身辺整理は、水谷マヤ(加賀まりこ)の勧めによるものと分かる。しかし、姫が手放すと決めた物の中には天皇陛下から賜った紫綬褒章まで含まれており、あまりの勢いに菊村栄(石坂浩二)は不安を抱く…。 (C)テレビ朝日
第104話
水谷マヤ(加賀まりこ)と、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)のけんかが、バー・カサブランカで勃発! 菊村栄(石坂浩二)や真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)、岩倉正臣(大納言/山本圭)はエスカレートしていく二人の争いを見ているよりほかない。そこに、九条摂子(姫/八千草薫)の異変を告げに、川添夕子(松本ふみか)が飛び込んでくる! (C)テレビ朝日
第105話
九条摂子(姫/八千草薫)は点滴を受けながら、つじつまの合わない話を始める。付き添う菊村栄(石坂浩二)は姫の話し相手を務めるが、その目にはなぜか涙があふれてくる…。 その日、栄は名倉修平(名高達男)から姫の記憶混濁の原因を知らされる…。 (C)テレビ朝日
第106話
菊村栄(石坂浩二)は、九条摂子(姫/八千草薫)の看護で憔悴しきった川添夕子(松本ふみか)を慰めながら、事が公にならないよう、平静にいつもと同じでいるよう助言する。しかし、姫の容体に関する噂は、たちまち『やすらぎ郷』の誰もが知るところとなる。ただ一人を除いて…。 (C)テレビ朝日
第107話
菊村栄(石坂浩二)は、榊原アザミ(清野菜名)からの手紙に返事をしたためながら、九条摂子(姫/八千草薫)が戦前、戦中、戦後を通して果たしてきたテレビ人としての功績に思いを馳せる。そこへ、水谷マヤ(加賀まりこ)が蒼白な顔で訪ねてくる。マヤは「ひどいよ」と栄を責めるが…。 (C)テレビ朝日
第108話
井深凉子(野際陽子)に呼び出され山家に出向いた菊村栄(石坂浩二)は、その日が、濃野佐志美が本命視されている芥川賞の発表日であることを知る。喜ぶ心境ではない一方で受賞の知らせを待っている自分がやりきれない凉子は、気を紛らすため、三井路子(五月みどり)の部屋に出入する男性の目撃情報を栄に話し始める…。 (C)テレビ朝日
第109話
菊村栄(石坂浩二)は井深凉子(野際陽子)から聞いた三井路子(五月みどり)の恋の噂を、今回は自ら広めてしまう。軽い自己嫌悪にさいなまれつつ、九条摂子(姫/八千草薫)の病室を訪れた栄は、夢と現実のはざまで自分を千坂監督と勘違いしている姫の手を取り、しばし話し相手になる。 その夜、何の説明もなく病室棟への立ち入りが禁じられる。 (C)テレビ朝日
第110話
九条摂子(姫/八千草薫)がいる病室棟への立ち入りが禁じられた夜、菊村栄(石坂浩二)は榊原アザミ(清野菜名)、安西直美(清野菜名二役)、妻の律子(風吹ジュン)総出演の奇妙な夢を見る。うなされながら目覚めた栄は、まだ夜明け前にもかかわらずベランダに出てみる。すると、入江に一群の人影が…。それは、車椅子に乗った姫と黒ずくめの男たちだった。姫の脇には寄り添うように老紳士が一人。その顔に栄は見覚えがあった…。 (C)テレビ朝日
第111話
加納英吉(織本順吉)が厳戒態勢を敷き、人目を忍んで九条摂子(姫/八千草薫)との面会に現れた姿を菊村栄(石坂浩二)が目撃した日、白鳥洋介(上條恒彦)の部屋に思わぬ珍客が現れる。それは、認知症が進行し遠方の介護施設に移ったはずの及川しのぶ(有馬稲子)だった! (C)テレビ朝日
第112話
突然、『やすらぎの郷』に戻ってきた及川しのぶ(有馬稲子)は、不思議と九条摂子(姫/八千草薫)の病状を察知しており、お見舞いに歌をプレゼントすると言って、姫が好きだった『ゴンドラの唄』の練習を始める。そこに、息を切らして貝田英信(藤木孝)が到着する。 (C)テレビ朝日
第113話
九条摂子(姫/八千草薫)が息を引き取る。訃報はたちまち世間の知るところとなり、名倉みどり(草刈民代)たちは対応に追われる。菊村栄(石坂浩二)は姫の在りし日の姿を偲びながら遺影選びを手伝い、また、新聞から依頼された追悼文を引き受けることにする。 (C)テレビ朝日
第114話
九条摂子(姫/八千草薫)の本葬は東京で行われることになり、小さくなった姫のお骨とともに多くの人たちが出発する。菊村栄(石坂浩二)は静まり返った施設で追悼文の執筆に取り掛かるが、思いがけず名倉修平(名高達男)に誘われ、高井秀次(藤竜也)、白鳥洋介(上條恒彦)とともに姫の見事な最期について話を聞くことに。また、及川しのぶ(有馬稲子)が姫の枕元に置いていったという一冊の詩集の存在を知る。 (C)テレビ朝日
第115話
九条摂子(姫/八千草薫)の追悼文を書き上げた菊村栄(石坂浩二)は、亡き妻の律子(風吹ジュン)が姫のように納得の最期を迎えたのかどうか、思いを巡らす。 一方、栄と同じく名倉修平(名高達男)から姫の死に対する覚悟について聞いた高井秀次(藤竜也)は、描き続けてきた姫の肖像画を燃やし始める。 その夜、白鳥洋介(上條恒彦)が奏でる葬送のラッパが『やすらぎの郷』に静かに響きわたる…。 (C)テレビ朝日
第116話
九条摂子(姫/八千草薫)が旅立って10日が経ったころ、なんの前触れもなく菊村栄(石坂浩二)を孫の梢(山本舞香)が訪ねてくる。久しぶりに会う梢は大人びた雰囲気をたたえており、栄は少し戸惑いを感じる。聞けば、善福寺の家は取り壊され、親元を離れた梢はパートナーの男性がいるという。 (C)テレビ朝日
第117話
菊村栄(石坂浩二)は心の準備もできないまま、息子より年上で妻子持ちという梢(山本舞香)の同棲相手、湊勇一(松井誠)と会うことになる。栄は努めて冷静を装うが、梢のある衝撃の事実を知り血圧が上昇。さらに、梢から不倫をしたのは「おじいちゃんの遺伝」だと言われ、逆上してしまう! (C)テレビ朝日
第118話
菊村栄(石坂浩二)は降圧剤を服用し、気持ちを落ち着けて再び梢(山本舞香)と湊勇一(松井誠)に対峙する。しかし、梢の来訪の真の目的を知り、栄の血圧は再び急上昇!今度は、涙までがにじんでくる…。 (C)テレビ朝日
第119話
梢(山本舞香)たちとの騒動翌日、菊村栄(石坂浩二)のヴィラを松岡伸子(常盤貴子)が訪ねてくる。梢と話をしたという伸子は、梢がいま、終末医療に携わる医師を目指し医学部で学んでいることを栄に告げる。その理由を聞き、栄は頭を殴られたような気持ちになる…。 伸子が去った後、意外な人物が栄の前に現れる。 (C)テレビ朝日
第120話
数日後、菊村栄(石坂浩二)は中里正(加藤久雅)から、三井路子(五月みどり)との結婚について相談を受ける。路子は一生に一度の花嫁姿をみんなの前で披露したいと、すでにウエディングドレスの準備を始め、『やすらぎの郷』での挙式を望んでいるという。栄はそのことを白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)、水谷マヤ(加賀まりこ)、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)、岩倉正臣(大納言/山本圭)らに相談してみる。すると、思わぬ方向に話が転がり始め…。 (C)テレビ朝日
第121話
『やすらぎの郷』の創設者・加納英吉(織本順吉)が会いたがっているとの急な連絡を受け、菊村栄(石坂浩二)は夜分にもかかわらず迎えの車で加納の邸宅へと向かう。そこに待っていたのは、長年にわたって加納の参謀を務めてきた川添純一郎(品川徹)だった。 (C)テレビ朝日
第122話
『やすらぎの郷』の創設者・加納英吉(織本順吉)が目を覚ますまでの間、菊村栄(石坂浩二)は川添純一郎(品川徹)から、加納が『やすらぎの郷』を創設するに至った最初の動機を聞く。 ほどなくして加納が目を覚まし、栄はようやくついにかつての“芸能界のドン”との面会を果たす。 (C)テレビ朝日
第123話
『やすらぎの郷』の創設者・加納英吉(織本順吉)の最期を見届けた菊村栄(石坂浩二)は、近親者のみで執り行われた密葬にも立ち会う。このことで栄は『やすらぎの郷』の存続について不安に駆られ、川添純一郎(品川徹)に問うと…。 (C)テレビ朝日
第124話
『やすらぎの郷』に戻った菊村栄(石坂浩二)は、名倉修平(名高達男)から許しを得た高井秀次(藤竜也)と白鳥洋介(上條恒彦)にだけ、加納英吉(織本順吉)の最期について知らせる。ところが、ここ数日、名倉みどり(草刈民代)と修平が姿を見せないことから、加納に何かあったのではと疑念を抱いた松岡伸子(常盤貴子)から、栄は外泊の理由を問いただされることになり…。 (C)テレビ朝日
第125話
加納英吉(織本順吉)の死後、菊村栄(石坂浩二)はしばらく自室にこもり、榊原アザミ(清野菜名)が改訂した『手を離したのは私』のシナリオを読みふける。安西直美(清野菜名二役)が津波にのまれたいわきの海岸を詣でる気持ちになった栄は、そのことをメールでアザミとやりとりし、一喜一憂する。その時、白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)と水谷マヤ(加賀まりこ)がウェディングドレス姿で突然訪問してきて!? (C)テレビ朝日
第126話
『やすらぎの郷』を出立した菊村栄(石坂浩二)は東京に立ち寄り、律子(風吹ジュン)の墓参りを済ませた後、馴染みの居酒屋『侘助』でかつてのテレビ仲間、中山保久(近藤正臣)との旧交を温める。 翌日、いわきの海岸に一人立った栄の脳裏には、さまざまな思いが去来する。そんな栄に、一人の作業服姿の男(上川隆也)が声をかけてくる。 (C)テレビ朝日
第127話
いわきで榊原アザミ(清野菜名)と落ち合った菊村栄(石坂浩二)は、かつての定宿、磐梯熱海の温泉宿へと向かう。顔なじみの主人(片岡鶴太郎)はアザミの顔を見て唖然呆然。栄との関係をあれこれ詮索し始める。何を隠そうその昔、栄は安西直美(清野菜名二役)とこの宿に泊まったことがあったのだ…! (C)テレビ朝日
第128話
菊村栄(石坂浩二)と榊原アザミ(清野菜名)は、露天風呂に浸かった後で夕食をともにする。栄は、書きしたためてきた『手を離したのは私』の菊村版脚本をアザミに渡す。アザミに感激され、栄は照れ隠しに酒を飲み始めるが、このところのさまざまな気疲れと目の前に湯上りのアザミがいるという興奮が相まって、栄の理性は急速に薄れていく… (C)テレビ朝日
最終話
菊村栄(石坂浩二)が榊原アザミ(清野菜名)に醜態をさらした翌朝、ひたすら自戒する栄をアザミが訪ねてくる。栄が書いた台本を読み感動したというアザミは、感謝の気持ちを涙ながらに伝える。その姿に狼狽した栄は、とうとう『手を離したのは私』に自分が心動かされた本当の理由を告げる。ところが、アザミから帰ってきた言葉に今度は栄が狼狽! その衝撃に栄の心はボキっと折れてしまう…。 (C)テレビ朝日 その夜、律子(風吹ジュン)の夢を見た栄は無性に孤独を実感。自分が帰るべき場所へと車を走らせる…。
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人生の意味を問う、木皿泉の代表作!今なお熱狂的ファンをもつ群像劇 平凡なOL、女性漫画家らが下宿に集い、何気ない日常の中で揺るぎない自分を獲得していく人間ドラマ。第22回向田邦子賞を受賞したほど名ゼリフ満載で、爆泣きは必至。 信用金庫に勤める基子は、同僚・馬場が会社の金を横領し華麗なる逃走をしていることを知り、がく然。自分の人生に疑問を覚え、実家を出てまかない付きの下宿に入ることに。そこには、心に傷を抱える女性漫画家、謎多き大学教授などさまざまな人が集っていた。
有川ひろによる同名小説をドラマ化。2014年放送。北大路欣也演じる剣道の達人・キヨ、泉谷しげる演じる武闘派の柔道家・シゲ、志賀廣太郎演じる機械に強い頭脳派・ノリの3人が結成した自警団「三匹のおっさん」がご町内の悪をぶった斬る痛快コメディ。詐欺、痴漢、動物虐待までどんな問題も解決していく姿が人気となりシリーズ化された。共演に大野拓朗、三根梓、中田喜子らが顔を揃える。定年退職の日を迎えた清田清一(北大路欣也)。正義感の強い清一はゴミのポイ捨ても見逃さず、数々の犯罪の芽があることに心痛めていた。自宅には妻の芳江(中田喜子)、息子の健児(甲本雅裕)・貴子(西田尚美)夫婦と孫の祐希(大野拓朗)が清一の還暦祝に集まっていた。しかし、道場の取り壊しを提案した健児に怒った清一は家を出て行ってしまう。清一が幼なじみのシゲこと立花重雄(泉谷しげる)が営む居酒屋「酔いどれ鯨」に向かうと、ノリこと有村則夫(志賀廣太郎)も来ていた。「三匹の悪がき」と呼ばれていた幼なじみの彼らは、正義の味方「三匹のおっさん」を結成し、町内パトロールをすることを約束する。系列のゲームセンターの嘱託として働くこととなった清一が翌日初出勤すると、そこでバイトする祐希とばったり会う。その夜パトロールに出たキヨたち3人は、さっそくひったくり犯を捕まえることに成功。名乗らずに去った彼らはニュースでも話題となり…。
『王様のレストラン』は、1995年4月より放送されたドラマ。傾いたフレンチレストランを、伝説のギャルソンと呼ばれる千石武が、個性的な店員たちとともに立て直していくユーモア満載の物語。脚本は『古畑任三郎』シリーズなど、多くのヒット作を手掛けた三谷幸喜。また平均視聴率が17.1%を記録した人気ドラマで、ザテレビジョンドラマアカデミー賞の最優秀作品賞を受賞している作品だ。主題歌は平井堅の「Precious Junk」。ある日原田禄郎(筒井道隆)は、フランスレストラン・ベル・エキプを訪れた。そのレストランは数週間前にオーナーシェフが亡くなり、店の雰囲気がすっかり変わってしまっていた。支配人の梶原民夫(小野武彦)はタバコを吸い、ソムリエの大庭金四郎(白井晃)やバーテンダーの三条政子(鈴木京香)は暇な様子。シェフも磯野しずか(山口智子)をはじめ、やる気は感じられない。原田は失礼な接客を受けながらも席に座り、千石武(松本白鸚)と合流した。そんな原田は千石とともに、ベル・エキプを再建したいと考えていた。しかし千石は、原田のその申し出を断るのだが…。
「私に売れない家はない!」と豪語する天才的不動産屋・三軒屋万智(さんげんやまち)が、型破りな方法&手段で家を売りまくる痛快コメディドラマ! 破天荒で独特な三軒屋の働き方・生き方に影響を受けた周囲の人々が、次第に変化していく模様をコミカルに描く。テーコー不動産の売買仲介営業課には、成績トップの足立をはじめ個性ある社員が揃っている。そんなテーコー不動産に、ある日「目黒営業所の売り上げを倍にした」と噂の凄腕営業ウーマン・三軒屋万智が赴任してきた!人生最大の買い物である「家」を売るため、三軒屋は時にダイナミックに、そして時には感動的な演出を凝らし、誰にも思いつかない方法で客の心を掴んでいく。彼女の破天荒な営業方法や人生哲学に、周りの仲間も徐々に感化され始め…?
個性的なキャラクターが入り乱れて展開する青春ドラマ! 新しい町を舞台に、シンクロに賭ける32人のボーイズたちのバカバカしいまでの情熱と、友情と、恋を描く、明るくてちょっぴり切ない感動の青春ドラマ!
課長に昇進した段田一郎(滝藤賢一)は、お気に入りの新入社員・宮本南(石橋杏奈)の「ダンディな大人の男性がタイプ」という発言を聞き、一念発起。手探りながらファッション雑誌やテレビ番組で勉強を始める。まずは長年使ってきた腕時計を買い替えようと決意。そして、紳士用品全般を扱う不思議な店「マダムM」を訪ねた段田は、ミステリアスな女店主・美幸(森口瑤子)から腕時計に関するさまざまなうんちくを教えてもらう。
2017年に放送された、藤子・F・不二雄の漫画を原作としたドラマ。『勇者ヨシヒコ』シリーズなど、独特な世界観で知られる福田雄一が脚本・演出を担当している。正義のスーパーヒーローになった冴えないおじさん、という新たなヒーロー像が斬新な作品だ。そんな主人公を、映画『容疑者Xの献身』や『孤高のメス』などの演技が高く評価されてきた実力派俳優・堤真一が演じることで大きな注目を集めた。また、左江内を尻に敷く妻を、女優・小泉今日子がとてもダークに、かつコミカルに演じており、ふたりのかけ合いが笑いを誘う。藤子建設株式会社に勤める左江内(堤真一)は、万年係長。ことなかれ主義で、面倒なことからはすぐに責任逃れをしようとする左江内は、いつも部下たちから呆れられていた。そんな左江内が帰宅すると、いつものように妻・円子(小泉今日子)の罵声が飛んできた。料理、掃除などの家事をまったくやらず、リビングのソファーに寝そべりながら左江内に家事を押し付けていく円子に、左江内はただ従うのみなのだ。ある日曜日、たまった仕事を自宅で片付けようとしていた左江内は、息子・もや夫(横山歩)の面倒を押しつけられてしまう。仕方なくもや夫を連れて公園にいった左江内は、知らないおじいさん(笹野高史)から突然声をかけられた。「おい君、スーパーマンになってみないか?」突拍子もないその言葉に、左江内はあ然としてしまうのだが…。
『ヒミズ』で知られる古谷実の同名漫画を、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平主演でテレビドラマ化。2017年放送。無為に過ごしてきた人生を脱却しようと決心した主人公が、さまざまな人間関係に振り回されるさまをユーモラスに描くサスペンス。主人公に一目惚れするヒロインを本田翼が演じるほか、光石研、賀来賢人、村上淳ら豪華キャストが出演する。38歳のスーパーの夜間警備員・富岡ゆうじ(有田哲平)はパンツ1枚で屋上で筋トレしていた。親しい人間が誰もいないことに気づいた彼はこれまでの自分の人生を悔い、「友だちをください」と流れ星に願う。屋上から民家を見下ろした彼は、とある部屋の住人がこちらを見ながら指さしていることに気づく。その後スーパーの見回りをする富岡は、「お前は1年以内に頭がおかしくなって死ぬ」という自分宛ての手紙をみつけて愕然とする。その手紙は自宅にも届いていた。驚いてしゃがみ込む彼の前に、隣室の美女・羽田梓(本田翼)が現れる。梓は彼に一目惚れするが、これまで女性から嫌われる人生を歩んできた富岡はまったく彼女の気持ちに気づかない。自分を指さしていた人物の部屋を訪れた富岡は、住人が3年前に自殺していたことを知る。その部屋にはホームレスのオヤジ(光石研)が無断で入り込んでいた。男は富岡に手紙を出した人物を知っているかもしれないと話し…。
2001年の夏。映画「ウォーターボーイズ」で、水中で踊るのは女だけの特権という常識を覆して、5人の高校生がチャレンジしたのは、なんと“男のシンクロ”。 彼らの熱意は、やがて多くの人の心を動かし、街に爽やかな感動を呼び起こしました。 あれから2年―。この物語は、彼らの熱意を受け継いだ後輩たちの楽しく爽やか、しかも切なくて、ちょっぴりキュートな青春を描いていくドラマ。
合格確実と言われた東大医学部の受験に失敗した田中昌俊(瑛太)だが、滑り込んだのは、同じ東大の農学部。留学中の交際相手・響子(香椎由宇)に言えず、医者の父親からもプレッシャーを受け、医学部転部のために猛勉強に励んでいた。しかし、不覚にも一般教養を1教科落とす田中。彼は単位をもらう代わりに、夏休み返上で教授の知人の南の南の果ての島・冨那島の養豚場へ手伝いに行かされるハメに。そこで、何をやっても冴えない賢作(小出恵介)、悟(平岡祐太)、俊一郎(柄本佑)の3人の男子高校生と出会う。 3人は、過疎化が進んだ島を盛り上げるための夏祭りのメインイベントの男子シンクロのメンバーになっていた。田中は元唯野高校シンクロ部員だということがバレてコーチを押し付けられるが、シンクロから逃げることばかり考えている3人と衝突してばかり。だが、徐々に賢作たちの夢や将来への葛藤、島や家族への思いを知り、賢作たちも、田中やかわいがってくれたハル婆(渡辺美佐子)、賢作の姉の今日子(小西真奈美)、学校のマドンナ・玲奈(酒井彩名)ら島の人に背中を押され、お互いの気持ちに変化が・・・。そして、田中は高校最後の夏、かけがえのない仲間とシンクロに打ち込んだ頃を思い出し、真剣に向き合う決心をするのだが・・・。
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