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この世界の片隅に(アニメ映画)

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この世界の片隅に(アニメ映画)の作品紹介

この世界の片隅に(アニメ映画)のあらすじ

「夕凪の街 桜の国」などで知られる人気漫画家・こうの史代の原作コミックを映画化したアニメ作品。

公開後に口コミやSNSで評判が徐々に広まり、映画興行ランキングでは14週連続でトップ10入り。国内外から高い評価を受け、第40回日本アカデミー賞では「最優秀アニメーション作品賞」を受賞した。


1944年の広島。故郷の江波から20キロ離れた呉に、相手の顔も知らぬまま嫁いできた少女、すず。

それまでは好きな絵を描きながらのんびりと暮らしていたすずだったが、嫁いでからは生活が一変。戦争により様々な物資が不足するなか、なんとか家族の食事をまかなおうと創意工夫を凝らす日々を過ごしていた。

しかし日に日に戦争は激化し、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍による激しい空爆にさらされるようになる。

身近なものが次々と失われていくなか、それでもなお、前向きに健気に日々を送るすずだったが…。

この世界の片隅に(アニメ映画)のクレジット(監督・キャスト)

  • 監督
    :片渕須直
  • 主演・出演
    :のん,細谷佳正
  • 初公開
    :2016年

この世界の片隅に(アニメ映画)の登場人物・キャスト

  • 北條すず(のん)

    空想好きで絵を描くのが得意なおっとりとした性格の少女。太平洋戦争のさなか、18歳で北条家へ嫁ぐことに。普通の生活もままならない激しい戦渦のなか、家族の食事を少しでも豊かにしようと日々奮闘している。

  • 北條周作(細谷佳正)

    すずより4歳年上の夫。生真面目で温厚な性格の誠実な青年。幼いころに一度だけ会ったすずをずっと覚えていて、大人になってから探し出し結婚を申し込んだ。すずと彼女の幼なじみ・水原の仲が少し気になっている。

  • 黒村径子(尾身美詞)

    すずの夫である周作の姉。活動的ではっきりとものを言う性格なため、おっとりしたすずとは正反対のタイプ。時計屋を営んでいた夫が病死した後、婚家との折り合いが悪くなり実家に戻ってきた。

  • 黒村晴美(稲葉菜月)

    径子の娘。離れて暮らしている兄に軍艦の名前を教えてもらっているため、軍艦にとても詳しい。母とともに北条家に同居しており、優しくて絵の得意なすずによく懐いている。

  • 水原 哲(小野大輔)

    小学校時代のすずの幼なじみ。志願して海軍に入隊し、水兵として重巡洋艦「青葉」に搭乗している。 すずとは、お互いにほのかな好意を抱いていたようなのだが…。

  • 浦野すみ(潘めぐみ)

    しっかり者で美人なすずの妹。ひとつしか年齢の違わない姉すずのことを「すずちゃん」と呼び慕っている。

  • 白木リン(岩井七世)

    呉にある遊郭「二葉館」で働く遊女。遊郭に迷い込んでしまったすずを助けたことから仲良くなる。

この世界の片隅に(アニメ映画)の見所ポイント

  • 1 見事なハマり役! 誰もが応援したくなる「のん」の演技に注目

    空想好きでおっとりのんびりとしたすずのキャラクターと、のんさんのかわいらしい声や演技が見事にマッチ! 飄々としたユーモラスな演技がとっても魅力的で、ちょっと天然でドジなすずさんを思わず誰もが応援したくなってしまいます。

    戦時中の大変な苦労でさえ、のんさんが演じるとなんだかほっこり楽しげに見えてきてしまうから不思議。のんさんなくして、この映画のヒットはあり得なかったといっても過言ではないでしょう。彼女の光る演技にぜひ注目してみてください!

  • 2 一庶民の女性の目を通して描かれる戦時下のリアルな生活

    この映画に出てくるのは、歴史上の偉人や戦争で功を成したヒーローではありません。登場するのは、ごく一般的な普通の暮らしを普通に営む人々。そんな彼らが戦争に巻き込まれたことで、日々の暮らしがどのように壊され、そしてどう戦争と向き合っていったのかがとてもリアルに描かれています。

    徐々に少なくなる配給物資を必死にやりくりし、いつやってくるかわからない空爆に怯えながらその日その日を懸命に生き抜く…。そんな彼らの姿は、私たちと同じ“一般の人々”だからこそ共感できる点も多く、戦争の悲惨さをより一層身近なものに感じさせてくれます。名も無き人々の生活を通して描かれる戦争の“リアル”にぜひ触れてみてください。

  • 3 ありふれた“普通の暮らし”の尊さに あらためて気付かせてくれる

    少ない食料を工夫して作ったご飯が意外にもすごくおいしそうだったり、ちょっとした間抜けな失敗にみんなで笑いあったり、防空壕に非難している最中なのに世間話で盛り上がったり。そんなありふれた暖かい日常風景と、戦時下の過酷な状況とが同時に描かれているのもこの作品の大きな特色。それゆえ、日常と戦争は決して切り離された存在ではないのだということを、あらためて強く意識させられます。

    鑑賞後にはきっと、いつもあなたの側にいる大切な人、そして日々の何気ない暮らしの愛おしさを再認識するはずです。

この世界の片隅に(アニメ映画)の評価・感想・レビュー

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 4.9 (5件中)
  • 投稿者名:takapiza
    評価: GOOD 投稿日:2019.12.11/22:27

    最高です。こんなに泣かせていただいたことはありませんでした。

  • 投稿者名:木村 優介
    評価: BAD 投稿日:2019.12.02/10:37

    思ってたのと少し違う

  • 投稿者名:ねむいくま
    評価: GOOD 投稿日:2019.10.30/10:32

    誰にでも観てもらいたい名作!

  • 投稿者名:退会済みのユーザー
    評価: GOOD 投稿日:2019.07.09/16:37

    ネタバレを含むレビューです。

    何度も見返してしまいます。料理シーンが特にお気に入りですが、やはりラストが一番で必ず泣かされます。すずさんの様な強い人になりたいです。

  • 投稿者名:Alex
    評価: GOOD 投稿日:2019.01.12/23:47

    Titie:この世界の片隅に
    監督: 片渕須直

    戦争をありありと伝える、というより戦争のある人びとの生活や日常を描いた作品。

    広島市江波に住むすずの小学生時代から始まり、夫の周作との結婚と共に軍港のある呉に移り住み、戦争の終了までが物語の大まかな流れ。

    当時の日常がよく分かる映画で、急に結婚が決められる、配給が少ない中での食のやりくり、空襲の様子が知れる。

    また、旦那の家庭に嫁ぐ1人の女性としての苦難なども描かれている。最初は頼りなかったすずが自分の居場所を作っていく成長の物語でもある。

    絵を描くことが大好きで、おっとりとした性格のすず。彼女の周りにいる人たちも素敵で、そういった善良な市民がどんどん戦争に巻き込まれていく。

    柔らかい絵のタッチとキャラクターだからこそ、戦争がそれを奪っていく様を見るのは辛い。

    途中、風景が1枚の絵画のようになる、幼少の頃の不思議な体験が大人になった時に繋がるなど単純に戦争のある生活のみを押し出しているわけではないのが特徴的だった。

    #この世界の片隅に #映画 #映画鑑賞 #映画好きな人と繋がりたい #konosekainokatasumini #のん

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この記事の執筆者
aukana編集部
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