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このふたりがいなければ、日本のオリンピックはなかったー
日本人が初めてオリンピックに参加した1912年。そして初めて東京でオリンピックが開催された1964年。この52年の間には知られざる熱きスポーツドラマがあった。
NHKと脚本家・宮藤官九郎が『あまちゃん』以来のタッグを組んだ。これまで誰も知らなかったスポーツ文化の歴史を、5代目古今亭志ん生の落語噺で進行させるという挑戦的な試みでおくる新しい大河ドラマ。
東京オリンピック招致目前の1959年のある日、落語寄席が開かれ5代目古今亭志ん生は高座で語り出したのは、1912年に日本がオリンピックに初参加した噺だった…。
1909年、柔道の創始者であり、日本スポーツ界の父と呼ばれることになる嘉納治五郎はストックホルムで開催されるオリンピックへの参加を目指し、悪戦苦闘していた。「スポーツ」という言葉が一般的に知られていないかった時代で、治五郎はマラソン競技の選手を集めるため、学生など健脚自慢の選手を幅広く募集し、オリンピック派遣のため予選会を開くのだが、脱落者が続出する…。
嘉納治五郎に憧れる学生として登場。嘉納が企画したオリンピック予選会のマラソンで優勝し、「日本のいだてん(韋駄天)」として日本人初のオリンピック選手となる。その後日本人の体力強化と自身の後継者を育てるべく、学校の体育教育を通して日本にスポーツ文化を広め、「日本のマラソンの父」と呼ばれる。
今作後半の主人公。1964年東京オリンピック組織委員会事務総長。日本水泳連盟会長も務め、日本の水泳選手育成に尽力を尽くした。1932年ロスオリンピック日本代表監督。戦後間もない時期から東京へのオリンピック招致を訴え実現させる。女子バレーを正式種目に加える活動も主導した。
「柔道の父」「日本の体育の父」。オリンピック精神は柔道の精神と一致すると感銘し、日本人初のIOC委員に就任。日本のストックホルム大会出場を決める。羽田で行った予選会でマラソンの金栗、短距離走の三島を選出し送り出す。その後1940年東京オリンピック招致に全力を尽くす。
米国体育学士として、「オリンピック式陸上運動技法」の論文が認められ、ストックホルム大会監督に就任する。肺病を患っていたため、ストックホルムでは寝たきりが多かったが、僅かな時間ながら金栗や三島を指導する。
米国人で大森兵蔵の妻。余命僅かな大森にオリンピック団監督を嘉納に直訴して就任させる。金栗たちの英語とマナーの教育を担当する。大森が亡くなった後も日本に残る。
嘉納の下でオリンピック初参加の準備を行う。嘉納が大会参加のために負った借金の返済に苦慮する。大会終了後は教鞭を取りながら、スクウェアダンスやドッジボールの原型を日本に紹介する。
金栗が学ぶ東京高師の教授で寄宿舎の舎監。日本人の体力は海外勢に劣ると、最初オリンピック参加に反対したが、参加決定後は金栗たちを応援する。日本に肋木(ろうぼく、体育館で懸垂、ぶら下がりが出来る体操器具)を普及させる。
永井道明の弟子。金栗たちの惨敗を厳しく批評し、健康的な女子体育を追求するため、後の日本女子体育大学の前身「二階堂体操塾」を開く。女子体操の母。
三島子爵家の次男。スポーツ万能な痛快男子。羽田の予選会では当初審査員であったが飛び入りで参加し、短距離走で優勝。金栗とともにストックホルム大会代表となる。ストックホルムでは海外での孤独な戦いに苦悩する。
三島家の女中だったが、弥彦や金栗の活躍に触発され、東京女子師範学校に進学。女子のスポーツ参加の可能性を金栗とともに模索する。
熊本の名家、池部家に婚いだ金栗四三の幼なじみ。夫と死別した後、金栗四三を婿養子として再婚する。挫折しながらもスポーツ普及に邁進する金栗を陰で支える。
金栗家の長男。病弱な父に代わって家長として四三を見守る。四三がマラソンに熱中することには反対するが、ストックホルムまでの渡航費用を田畑売って工面する。
金栗四三が教鞭をとる東京第二高等女学校の教え子。最初は四三に反発するが、槍投げで「クソったれ」と叫んで投げた経験からスポーツに目覚める。テニスを愛好し、ウェアをデザインして人気者になる。
明治から昭和にかけて代表される落語家で、本作品ではドラマのナビゲーター。金栗四三のオリンピック参加や、その後のスポーツ文化発展の活躍を落語という形式で紹介。その中で自分の落語家への道に進んだいきさつも語る。
金栗四三たちがオリンピック出場する頃の古今亭志ん生。人力車歩を経て当時人気落語家だった橘家円喬の弟子になる。私生活では飲む打つ買うを繰り返すが、円喬やその後の師匠に一目おかれ、落語家として大成していく。
美濃部孝蔵の師匠。最初専属の人力車歩として雇うが、その才能を認め、人力車に乗りながら孝蔵に落語を教える。
人力車歩にて孝蔵の兄貴分。羽田の予選会に出場して金栗と出会う。ストックホルムでの惨敗に気落ちする四三に檄を飛ばして励ます。
足袋家「播磨屋」の主人。四三が履くマラソン用の足袋を熱心に研究し製作する。教員となった四三に二階の部屋を貸し与え、その後も四三が求めるスポーツ用足袋やウェアを試作し、彼を支える。
物語序盤の数話は古今亭志ん生の落語、金栗四三の生い立ち、嘉納治五郎のオリンピックへの感銘、三島弥彦の野球、美濃部孝蔵のドタバタ、田畑政治の登場など、目まぐるしく場面が変わっていきます。しかし、その中にはオリンピックに魅せられた嘉納が周囲を説得し、ストックホルム大会へ繋がる展開があります。
明治維新で開国し、世界を目にした日本人にとって、オリンピックというものがどう映っていたのか。運動を鍛錬としか考えていなかった当時の日本人に、嘉納は必死にオリンピックの価値を伝えていきます。嘉納治五郎がいなければ、きっと日本のオリンピック参加はもっと遅れたに違いありません。
NHKの大河ドラマは原則的に1年という長い期間にわたり放送されます。今作『いだてん〜東京オリムピック噺〜』も同様に2019年いっぱい放送予定です。それだけの長い期間放送される訳ですから、キャスト陣も多くて、豪華です。
今作も主人公の金栗四三を演じた中村勘九郎、もうひとりの主人公である田畑政治を演じた阿部サダヲをはじめ、5代目古今亭志ん生を演じ、ナレーションも務めたビートたけしや嘉納治五郎役の役所広司など、経験豊富で、実力派の役者が揃っています。
ストーリーが展開していくにつれ、新たなキャストも発表、登場していくと思われます。ストーリー展開と合わせて、キャストの動きにも注目してみてください!
落語の天才と称された古今亭志ん生を、ビートたけしが演じていることも今作の話題のひとつになっています。その場に座るだけで笑いが起こると言われた志ん生。たけしも尊敬しており、高座のシーンだけはひとり練習してから撮影に臨んでいるそうです。
その志ん生の若きころ・美濃部孝蔵を演じる森山未來も、破天荒なその生き様を熱演。「富久」「芝浜」といった古典落語を見事に演じていると落語ファンにはすこぶる好評です。
金栗四三のマラソンにかける情熱と、若き志ん生の無頼さを交互に見せる演出や、志ん生によるナレーションで進行させるなどには賛否両論あるようですが、スポーツと落語がどうシンクロしていくのかも注目です。
https://filmarks.com/dramas/1075/2276/reviews/2737786
【キャスト】まる子・・・信太真妃お母さん・・・飯島直子ヒロシ・・・児嶋一哉(アンジャッシュ)友蔵・・・モト冬樹おばあちゃん・・・鷲尾真知子お姉ちゃん・・・蒔田彩珠・篠原 葵・・・谷 花音戸川先生・・・笠井信輔(フジテレビアナウンサー)ヒデじい・・・佐戸井けん太葵のお母さん・・・戸田菜穂ナレーション・・・キートン山田ほか"3代目まる子"誕生!アニメも大人気の『ちびまる子ちゃん』のスペシャルドラマが5年半ぶりに復活!ご存じさくら家やクラスメイトの面々も顔ぶれ新たに、クスッと笑えてホロッと泣ける、4本のオムニバスドラマでお送りする。
司馬遼太郎の代表的長編歴史小説を原作に、3年にわたって放送された壮大な人間ドラマ 司馬遼太郎が、明治という時代に立ち向かった男たちを10年かけて描いた青春群像劇。秋山好古・真之と正岡子規を、阿部寛、本木雅弘、香川照之という演技派3人が熱演! 日本が近代国家として歩み出したばかりの明治の初め、伊予・松山に3人の男がいた。後に、日露戦争で大きな役割を担った秋山好古・真之兄弟と、明治を代表する文学者・正岡子規。彼らはただ前のみを見つめ、明治と言う時代の坂を上ってゆく。
『上流階級〜富久丸百貨店外商部〜』は、日本のテレビドラマ作品。フジテレビ系列の赤と黒のゲキジョー枠で2015年1月16日に放送された。連続ドラマではなく、1話完結のスペシャルドラマ。原作は、小説家・高殿円の同名小説で、神戸の老舗百貨店が舞台の作品となる。主演は、『黄泉がえり』や『ストロベリーナイト』など、人気作へ数多く出演する女優・竹内結子が務める。ほかにも斎藤工、竹中直人、草刈正雄、浅野ゆう子、松雪泰子、高畑淳子、桂文枝といった豪華な俳優陣が出演する。神戸の老舗百貨店である富久丸百貨店・神戸元町店。ここに、アルバイトから地道にキャリアを積み重ねていった苦労人の女性がいた。彼女の名前は、鮫島静緒(竹内結子)。店舗リニューアルの企画を成功させた手腕が認められ、正社員となった彼女につきつけられたのは、外商部への突然の異動だった!? いままでとは180度違う世界で働くこととなった静緒は、月1,500万という途方もないノルマを達成するために奮闘する。個性豊かな外商部のメンバーや、一癖も二癖もある外商の顧客たちを前に静緒は苦戦を強いられるが、持ち前のバイタリティーとやる気で困難に立ち向かっていく。静緒は外商員として羽ばたくことができるのか!?
山村美紗原作「葬儀屋社長石原明子シリーズ」を原作とする「赤い霊柩車」シリーズ。1999年に第一作が放送されて以来、根強い人気を誇る同シリーズ。“サスペンスの女王”片平なぎさ、が主演を務める。京都を舞台に、先代の後を継いだ石原葬儀社社長の石原明子、専務で一級葬祭ディレクターの秋山隆男、事務員の内田良恵、そして明子の婚約者で東都医科大学准教授の黒沢春彦や刑事部捜査一課の刑事狩矢荘助らが毎回登場し、殺人事件をはじめとした難事件を解決していく。 ■企画:狩野雄太■プロデューサー:八木亜未(大映テレビ)■制作:フジテレビ■制作著作:大映テレビ ■原作:山村美紗 (C)大映テレビ
沖田×華(ばっか)さん原作の漫画『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』をベースに、今までの医療ドラマにはなかった産婦人科医院の「影」の部分にスポットを当てた感動の物語。 青田アオイは高校の准看護学科に通う高校生。由比が院長を務める由比産婦人科医院に看護師見習いという形で働きはじめる。 産婦人科医院は新しい命が生まれる場所と認識していたアオイだが、由比から「日本人の死亡原因の本当の1位はアウス(中絶)である」事実を聞いて唖然とする。 中絶、流産、死産、性的虐待、DVなど…毎日さまざまな事情を抱えた女性や赤ちゃんたちに出会っていく過程で、光がある命だけではなく、スポットが当たらずに消えていく命もある現実を知ることになる。 中絶手術後の小さな「命のカケラ」を小瓶に詰めて、業者にわたすことが日課になったアオイだが、「輝く命」と「透明な命」とが絶えず交差する場所で、「命とはなんなのか?」を問いかけながら成長をしていく。
若くして両親を亡くした元暴走族総長で、現少女漫画家のケンジ。妹・ヤスコを守ることに命をかけ、ヤスコに関することすべてに口を出す―そんな過剰に妹思いのケンジと、彼を取り巻く人々との恋と人間模様を描く。高校生のヤスコは、12歳年上で、まるで父親のように過干渉なケンジに辟易する毎日で、兄妹ゲンカは絶えることがない。そんな2人の前に現れたのは、元レディース総長で花屋を切り盛りするエリカと、その弟で超優秀なイケメン高校生の純。エリカはレディース時代からケンジを思い続けているが素直になれず、ケンジと顔を合わせるたび、心とは裏腹の言葉で罵倒してしまう。一方、ヤスコはイケメンの純に一目惚れして―。果たして、不器用ながら真っ直ぐなケンジと、素直になれないエリカの恋の行方は? そして、ヤスコと純の初恋は?
料理を「作る」ことが好きな女性と、「食べる」ことが好きな女性。彼女たちの日常や交流を通して、女性を取り巻く現実や女性同士の連帯を描く。人気マンガ「つくたべ」をドラマ化。
『明日、ママがいない』は2014年に放送された日本テレビ系列のテレビドラマ。主演は芦田愛菜。これまでもさまざまな作品に出演してきた芦田だが、今作が連続テレビドラマ初単独主演作品となる。児童養護施設「コガモの家」を舞台に、さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちの葛藤と絆が描かれている。芦田のほかにも、鈴木梨央、桜田ひより、渡邉このみといった演技力の高い子役が出演。子役以外にも、三上博史、木村文乃、三浦翔平、城田優、鈴木砂羽といった実力派の俳優陣が脇を固める。横浜にある児童相談所。そこにある少女が預けられた。彼女の名前は渡辺真希(鈴木梨央)。たったひとりの肉親である母親が傷害事件を起こし、身寄りのない真希は児童相談所に保護されたのだ。怪しげな男性・佐々木(三上博史)に児童相談所から連れていかれたのは、グループホーム「コガモの家」。ここではさまざまな事情で父親・母親と離ればなれになった子どもたちが、みんなで支えあって暮らしていた。真希はその場所で、3人の少女たちと出会う。本当の名前で呼び合うことをしない彼女たちは、ポスト(芦田愛菜)、ピア美(桜田ひより)、ボンビ(渡邉このみ)と名乗り、真希のことを「ドンキ」と名付けるのだった。その中でもリーダー格のポストは、新入りの真希に容赦ない言葉を投げかけ、それに対して真希も反発していく。
ドラマ『華麗なる一族』は、2007年1月にTBS系列で放送されたヒューマンドラマである。1960年代の神戸を舞台に、財閥父子の葛藤と金融業界の闇が色濃く描かれている。TBS開局55周年を記念する番組のひとつとして手掛けられた作品。主演には、ドラマ『HERO』シリーズや『GOOD LUCK!!』など、数々の人気ドラマの主演を務めた木村拓哉が抜擢された。高い演技力とカリスマ性で、多くのファンを魅了している。ほかにも、鈴木京香、山本耕史、相武紗季、吹石一恵、北大路欣也など豪華俳優陣が出演している。万俵財閥が所有する主力企業・阪神特殊製鋼の専務・万俵鉄平(木村拓哉)は、新しい技術の開発に没頭していた。会社として採算が見込める大口契約を取り付けることができ、業績も上々であった。鉄平はさらに事業を拡大するために、阪神銀行の頭取でもある父・大介(北大路欣也)に融資を依頼する。しかし大蔵省が進める金融再編を危惧し、大介は即答することを避けたのだった。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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