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バットマンを知らなくても楽しめる作品ですが
知っていればより楽しめると思います
『ジョーカー』
賛否ある作品でしたがどっちの意見も分かる!
【映画とは大きく2パターンある】
①芸術映画
②娯楽映画
【ゴッホより普通にラッセンが好き】
●ゴッホ派(芸術映画として)
本作は犯罪などの社会問題を扱った70年代の名作映画の再現でした。
●ラッセン派(娯楽映画として)
爽快なアクション、もしくはジョーカーのクレイジーな殺戮を観に来た!なので、アクションの無い本作はメインディッシュ抜きのコース料理みたいなもの。そりゃ楽しめません。
【ゴッホ派のレビュー】
演技が良いなど、大半の事は他の方がレビューして下さっているので、その他の点を♪
●耳鳴りの音(音響)
・電車で発砲するシーン!駅の階段の前で最後の1人を撃ち殺しました。その後キーンと耳鳴りがするんですよ♪あれが最高(^^)
①耳元で爆音がしたので身体的な耳鳴り
②事が落ち着きハッと冷静になった現実感
③一線を超えてしまい異世界(人生が大きく変わった)に入り込んだ時の感覚
多くの要素を含んだ耳鳴りの演出に脱帽です♪
●ラストシーン(白い廊下と赤い足跡)
(個々が表すもの)
・これまでの何も無い人生が無色(真っ白)の通路として表現されている。
・見つけた自分の人生が赤(狂色)として表現されている
(つまり・・・)
歩くと白い廊下に赤い足跡が付く!は自分の人生を歩みだした事を表現している。更に右折して画面から消えるアーサー。職員と追いかけっこ。右から左へ。左から右へ。まるでドリフのコントですよね!笑
これは彼の台詞にある通り『人生は喜劇』である事が表現されています。
●階段を踊って降る
・予告編でもあるシーン。『大人の階段登る♪君はもうシンデレラさ♪』て歌があるように人生は階段に例えられる。それを降る訳だから悪い方向に行っている訳です。それを楽しそうに踊りながら!そこにクレイジーさが出ていました。
【本作から学ぶ人生の知恵①】
・母親の手紙からウェイン氏を悪人だと思ったでしょう!
TVに映る彼は偽善者にしか見えない。しかしトイレのあのシーン。本人の話を聴くとおかしいのは母親だと言う。実際その通りでした。
思い出して下さい!『バットマン ビギンズ』を。彼が本当にゴッサムシティの事を思っていた事が描かれています。
なのに、本作の鑑賞中に彼が悪人に見えてしまった訳です。原因は母親の話を信じたから!
病弱で貧乏な母親に対する同情心から、勝手に母親を善人だと判断してしまった訳です。ここ学ぶ事は
●両者の意見を聴くこと
●事実を整理すること
この2点!恋愛相談を友達からされる事ありません?『最悪な女じゃん』なんて勝手に言ってはいけません。両者の意見を聴くと話は異なってきます。そして事実を整理する事。証拠のある動かぬ『事実』に先入観からなる『予想』が入り乱れる事がある。
【本作から学ぶ人生の知恵②】
・アーサーはTV番組に出演します。電車での殺人事件の犯人は自分で正義を下したと主張。
ロバートデニーロは『殺しはいけないよ』と世間の一般論を語る。それに対して『善悪の判断は主観だ』と発言するジョーカー側に観客の心は動きます。そして世の中に対しての不満を感じ始める。
『スタジオの外に出た事あるのか?』とジョーカーが熱弁すると観客は『そうだ!そうだ!』と賛同してしまう。
ここがトリック!正しいとされている事を否定する事に人は賛同しがち。更に立場が上である者を悪人に仕立て上げがち。
●金持ちと貧乏人
●上司と部下
●貴族と平民
どっちが悪人でどっちが善人だと思います?勝手な先入観で物事を判断していません?
電車での殺人は本当に彼なりの正義だったのでしょうか?あれは身を守る為のとっさの出来事でした!なのでそこに意識は無い。なので『正義』という自己判断は罪悪感から自信を守る為の正当化に過ぎない。更にそれが悪だと分かっているから『善悪の判断は主観』と自分ルールを築く事で正当化を計っている訳です。
【まとめ】
仮面を被った人々は本当にジョーカーと同じ境遇の人?中には忍耐の無い甘えた人、ジョーカーにカリスマ性を感じた人、流行りに乗っかった人などがいるでしょう。
本作の言葉で『仮面を被るのは卑怯者だ』とありました。今話題の香港デモはまさに社会が産み出した闇でしょうね。
『るろうに剣心』の瀬田宗次郎はジョーカー的要素とピエロの仮面をした市民の要素を備えているキャラです。
剣心に負けた事で哲学を覆された彼は人生の答えを剣心に問うん。しかし剣心は『己の人生で見つけろ』と逆に試練を与えたのでした。
悪に染まる楽な道では自身の力で這い上がる厳しさを与えた訳です。これが本当の"愛"です。
彼は、迷い 悶え 苦しみ
そして誘われて行く
彼にとってそれは、
最悪の選択...
だったのか...
日頃の行い気をつけて…
狂気、狂気、狂気
凄い映画を観てしまった
精神が不安定な時に観てはいけない
人を作るのは周りの人や環境であって、アーサーは周りの環境によってジョーカーへと作り上げられてしまった。ホアキンフェニックスはアーサーという一市民からジョーカーに変わった時の狂気さを見事に演じていた。あのギャップを出せるのは彼しかいないと思う。
見て損はない作品だと思います!
不平等社会から産まれた悲しきピエロ🤡
ホントこの世界は狂ってやがる
アーサーがジョーカーに変わった時の狂気さを完璧にホアキンフェニックスは演じていた。観て損はない作品。
私はジョーカー🤡です。