中学生にして漫画家を目指して活動する真城と高木は、話の原案(ネーム)を考える高木と、絵を描く真城で、読み切りを描きジャンプ編集部に持ち込むことを決意します。その後、編集の服部が、作品としては未完性ではあるものの、センスや熱意を評価し担当を引き受けてくれました。そんな二人の漫画家になるまでの道のりを追います。
『バクマン』ストーリー①真城最高と高木秋人の出会い
出典:amazon真城最高は、どこにでもいるようなごく普通の中学生です。特に夢も無く、自分の将来も何か考える訳でもなく、なんとなく日常を過ごしていました。
そんな真城は、テスト前日にノートを教室に忘れてきたことに気づきます。テストへのやる気はそれほど無かったものの、そのノートには真城が授業中に描いていたスケッチが記されていました。
それは、同じクラスの女子の亜豆美保を描いたもので、ノートが誰かに見つかってしまうことを恥じて取りに戻ったのです。しかし、テスト前なので誰もいないと思われた夕方の教室に、高木秋人がいました。
そして、高木は真城のノートを手にしていました。真城の心配通り、高木は亜豆のイラストに気づいており、このイラストがあるからこそ必ず真城はノートを取りに帰ると読んでいたのでした。
高木が真城のイラストに注目していたのは、その絵のうまさでした。高木の口から、真城の思いもよらない一言が告げられます。
「オレと一緒に漫画家にならないか」その一言に真城は「いやだ」と即答します。
『バクマン』ストーリー②ジャンプへの初持ち込み
真城は、叔父さんが「かわぐちたろう」というペンネームで子ども達に人気のヒーロー漫画を描いていたこともあり、昔はよく仕事場に遊びに行っていました。
その影響からか自身も漫画を描くのが好きでした。しかし、叔父さんが過労で亡くなったのを境に、真城は漫画から離れました。
昔、おじさんが「博打打ち」と語っていた漫画家に自分がなる気は当初はありませんでした。しかし、高木の熱意と、自分自身も漫画を描ことが好きということもあり、二人でコンビを組んで漫画を描くことにします。
昔、良く遊びに行っていた叔父さんの仕事場を借りることになり、そこで高木と漫画の執筆を開始します。話の原案(ネーム)を考える高木に、絵を描く真城、二人は読み切りを描きジャンプ編集部に持ち込むことを決意します。
『バクマン』ストーリー③ジャンプ編集の服部との打ち合わせ
二人は、夏休みを使い初作品である「二つの地球」というSF作品を描き上げます。実は、当初は本命のジャンプではない出版社に持ち込み、編集部の反応を伺おうという計画でした。
しかし、作り上げた作品を見て、やはりジャンプに持ち込みたいと決意するのでした。集英社に到着し緊張した面持ちの中、電話に応対した編集者である服部との打ち合わせが始まります。
これまで苦労して作り上げた作品をかなりのスピードで読み進める服部に驚きを隠せない二人でしたが、読み終わった後に再び読ましてもらうねと、服部に声をかけられます。
思わずお互いに目を合わせる二人ですが、その後服部に名刺を渡され担当として見させて欲しいと打診されるのでした。
『バクマン』ストーリー④目指せ本誌掲載!執筆活動の本格化
服部は、作品としては未完性ではあるものの、今後伸びるようなセンスを感じた点や、15歳という二人の若さ、そして何がなんでも作品を世に出したいという熱意を評価して、担当の打診をしました。
実際に、編集部にて二人の印象を聞かれた際、数年後には新妻エイジ(当時16歳でいくつもの漫画賞を受賞している天才)を追い抜いていると思います、と印象を語っています。
この服部との出会いをきっかけに、二人は月例賞への投稿、アカマルジャンプという月刊誌への掲載などを目指し、連載に向けた挑戦に乗り出すのでした。
参考元
- ・バクマン集英社
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