石原さとみが病院薬剤師に! 国内の連続ドラマ史上初めて“病院薬剤師”が主人公となる医療ドラマの見逃し配信情報、あらすじを紹介します。『医龍』、『Dr.コトー診療所』、『グッド・ドクター』といった骨太な医療ドラマを放送してきたフジテレビの木曜劇場に新たな風が! 荒井ママレによる原作マンガ『アンサング シンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』は薬学部の学生たちの間ではバイブルとしても親しまれる人気作です。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』国内連ドラ史上初の試みとは!?
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』は、国内の連続ドラマ史上では初めての“病院薬剤師”が主人公となったドラマです。
新型コロナウィルスの関係で2020年7月からスタートした今作。小野塚綾役で出演予定であった清原翔さんが、現在療養中のため、代役として成田凌さんが出演されることになりました。
清原さんのことを“同期であり、友”と呼ぶ成田さん。清原さんのために急きょの出演依頼を快諾されたそうです。成田さんが演じる謎多き青年・小野塚の心境の変化もぜひ、お見逃しなく!
末期患者への寄り添い方、在宅医療の実情、治験薬による治療など、現代医療の問題に深く切り込み、色々と考えさせられる奥深い内容の作品です。
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』放送日程と見逃し配信情報
【フジテレビ】
初回放送日:7月16日(水)22:00~
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ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』基本情報
石原さとみが演じる主人公・葵みどりは、病院で働く薬剤師。「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その患者自身を知る必要がある。」という信念を持ち、日々、真剣にひとりひとりの患者さんに向き合っています。
タイトルの「アンサング」は、「英雄などとして、称賛されていない」という意味の言葉です。身近な使用例としては「アンサングヒーロー」があり、「縁の下の力持ち,陰の英雄」という意味を持ちます。
薬は常に患者さんの身近にあるからこそ、薬を処方する薬剤師が果たす役割は重要であり、薬剤師は主治医の診断のもとで患者さんを支える、まさに「縁の下の力持ち」そのものなのです。
医療現場を陰で支え続ける病院薬剤師、お団子ヘアがトレードマークの葵みどりの奮闘を描く、注目の作品です。
『アンサング・シンデレラ』公式サイト
『アンサング・シンデレラ』公式Twitter
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』登場人物・キャスト
薬剤師の仲間たちなど、登場人物を紹介いたします!
葵みどり(石原さとみ)
萬津総合病院薬剤部につとめる、キャリア8年目の病院薬剤師。患者さんのためだと思えば、たとえ相手が医師であっても、患者さん自身であっても闘うことができる、信念の強さと優しさを持っている。
瀬野章吾(田中圭)
萬津総合病院薬剤部の副部長をつとめる、みどりの先輩薬剤師。後輩のみどりには厳しく接するが、心は優しくて、患者さんのことを人一倍大切に想っている。
相原くるみ(西野七瀬)
萬津総合病院薬剤部の新人メンバー。自分の思ったことを気兼ねなくハッキリ言ってしまえる性格。仕事が大変だったり、辛かったりした場合は、周囲に遠慮することなく、いつでも辞める準備ができている。
販田聡子(真矢ミキ)
萬津総合病院薬剤部の部長で、みどりの上司。部下を大切にしており、新人のくるみに対しても気遣いをたやさない。一見温厚な人柄だが、したたかな一面も持ち合わせている。
荒神寛治(でんでん)
ベテラン薬剤師であり、“調剤の魔術師”と呼ばれている。医薬品情報を管理するドラッグインフォメーション室(DI室)の責任者。
七尾拓(池田鉄洋)
薬剤部メンバー。治験管理を担当しており、新薬開発のための臨床試験で実績を上げる優秀な人物だが、独特な雰囲気がどこか不気味さをかもしだしている。
辰川秀三(迫田孝也)
みどりもたびたび通っている、中華料理店・娘娘亭(にゃんにゃんてい)の店主。萬津総合病院の外来患者であり、待たせると激ギレしてしまう短気な人物。
小野塚綾(成田凌) ※清原翔の代役
ひょんなことから葵みどりと知り合った男性。出会った当初は謎に包まれているが、接していくうちに、屈折した思いや苦悩を抱えていることが次第に見えてくる。
刈谷奈緒子(桜井ユキ)
萬津総合病院薬剤部のメンバー。豊富な薬の知識を持つ調剤のエキスパート。芯が強く、考え方や働き方などみどりとは相反することが多い。
羽倉龍之介(井之脇海)
萬津総合病院薬剤部のメンバー。キャリア3年目の若手薬剤師であり、ムードメーカー的存在。笑顔がチャーミングで、メンバーたちから愛されているが、ずっと秘密にしている部分を持ち合わせている。
工藤虹子(金澤美穂)
萬津総合病院薬剤部のメンバー。キャリア4年目の薬剤師で、病院内のゴシップやうわさ話が大好きで、常に情報収集に余念がない。
簑島心春(穂志もえか)
萬津総合病院に入院している患者。たとえ病院の中とはいえ、おしゃれには気をつかう20歳の女性。
豊中瑠衣(臼田あさ美)
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萬津総合病院救急センターの医師。常に緊迫した現場で忙しく働いており、投薬の指示を出す薬剤部副部長・瀬野の名前は覚えているが、みどりのことは名前すら認識していない。
久保山竜也(六角慎司)
萬津総合病院の小児科医師。薬がキライな子どもへどう飲ませるか、という親からの相談が多く、薬剤部と密に連携している。
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』全話あらすじ【ネタバレあり】
ここからは、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の全話あらすじを紹介していきます! どの回も、胸があつくなりますね…!
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』1話あらすじ(7月16日放送)
萬津総合病院の救急センターにスズメバチに刺され、ショック症状を起こした救急患者が立て続けに運ばれてきました。対応に追われる救命医たちのかたわらで、迅速に必要な薬剤を用意する薬剤部副部長の瀬野章吾と薬剤師キャリア8年目の葵みどり。
そんななか、投薬したアドレナリンが効かず、一人の患者が心停止状態になってしまいます…。人手が足りなければ、薬剤の用意だけにとどまらず、心臓マッサージも手伝うみどり。
なぜアドレナリンが効かないのか、と困惑する救命医たち…。みどりは、患者が普段飲んでいる薬がアドレナリンの作用を邪魔するものであり、別の薬剤を投与する必要があることを指摘します。
みどりの機転により、患者は一命を取り留めました。患者の家族は泣きながら救命医に感謝し、その様子を見届けたみどりはそっとその場を立ち去ります。
薬剤部長の販田に連れられ、一部始終を見学していた新人薬剤師の相原くるみは、薬剤師であるみどりが患者の命を救った、ということにとても感動します。しかし、患者から感謝されるのは医師だけで、みどりは名前すら呼ばれない存在…。
扱いの差に不満をもらしたくるみに対し、「患者から感謝されたいなら、この仕事は向いていないよ。」みどりは静かに微笑みながらアドバイスするのでした。
くるみは自分の教育担当になったみどりの業務を知るため、みどりの仕事に密着します。入院患者がしっかり薬を服用しているかを一人一人チェックして回り、人手不足の調剤室では常にフル稼働で薬の調合をし、処方箋のミスを見つければ、すぐに医師に確認しに行く…。
処方箋のミスを指摘したことで、産婦人科医の林に逆ギレされてしまったみどり。それでも「薬剤師は患者さんを守る最後の砦だから」と力強く言い放ち、目まぐるしく動き回るみどりの仕事ぶりに、くるみはただ驚くばかりです。
やっと仕事が落ち着いたのは、もうすっかり夜…。当直のみどりとくるみのもとに、切迫早産の入院患者を担当する助産師が、薬を受けとりにやってきました。
妊婦が激しい頭痛で眠れない、という助産師の話と、処方された薬に違和感を感じ取ったみどりは、妊婦の身に重大な異変が起きていることを予測し、急いで病室に向かいます。産婦人科には経験の浅い研修医しかおらず、主治医の林にも連絡がつかずに、どうしてよいかわからない様子です。
妊婦とお腹の子を守るためには一刻の猶予も許されない…。そう判断したみどりは、妊婦の容体を確認しつつ、処方されていない薬の点滴準備にとりかかります。
その時、林が病室に駆け付け、みどりのことを激しく叱責しました。それでも妊婦のためを想い、自分の見解を主張するみどりに対し、林はどなりつけました。「お前、医師免許持ってんのかよ!」
果たして妊婦とお腹の子は助かるのでしょうか…!?
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』2話あらすじ(7月23日放送)
今日は厚生労働省の麻薬取締官による管理調査が行われる日。医療麻薬が薬剤部できちんと厳重に保管されているかどうかのチェックが行われ、ミスは許されません。
薬剤部長・販田は、慌てて調剤室に保管されている医療麻薬の数がちゃんと帳簿に記載された数と合っているかどうか、チェックを始めました。すると、何と薬剤が1つだけ足りないことが判明してしまいます。
その1つとは、薬剤師・荒神が胸部外科からの急な依頼により、手順をふまずに渡してしまったものでした。もし未使用の状態ならばそっと戻しておける…、というかすかな希望をたよりに薬剤師・虹子は胸部外科へと大急ぎで走ります。
そんな忙しい中でも、みどりは入院患者への服薬指導を欠かさず丁寧に行っていきます。すると、新しく入院してきた患者・大宮の病室で、大宮とその娘・麻利絵が何やら言い争っているのを発見します。
大宮はみどりの服薬指導を拒否し、薬の入ったポーチを持ってトイレへ行ってしまいます。そして、その後すぐ、トイレで大宮が倒れたとの緊急連絡が…。
意識を失って倒れた大宮は集中治療室に運ばれます。通常の処置をしても、なかなか意識が回復せず、どんどん状態が悪化していく大宮の様子に、救命医・豊中は焦るばかりです。
その様子を見ていたみどりは、大宮が倒れる前、持っていたポーチに入っていた薬の服用が原因ではないか、と思い当たります。が、ポーチ内はカラで、大宮がどんな薬を飲んでいたのかがわかりません。
みどりは麻利絵に大宮の服薬について聞こうとしますが、麻利絵は幼い頃家を出て行ってしまった大宮と、数年ぶりに出会ったばかりで、最近の大宮について何も把握していません。
みどりは何か手がかりを探すために大宮の自宅に行きたい、と外出許可を願い出ますが、あいにく薬剤部は麻薬管理調査でいつも以上の人手不足…。大宮の命を救うためにみどりはいったい何ができるのでしょうか…?
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』3話あらすじ(7月30日放送)
救急センターに小学校教員・新田が搬送されてきました。授業中校庭で倒れ、呼吸困難を訴えている新田は慢性腎炎を患っており、常に透析治療を受けながら生活している患者でした。
自宅に帰りたいと訴える新田でしたが、体調が安定するまでしばらく入院することになりました。新田の服薬指導を担当することになったみどりは、さっそく処方されている薬をきちんと飲めているかどうかのチェックを始めました。
毎日とても多くの種類の薬を服用しなければならない新田は、飲み忘れがあるなど、あまりきちんと服用できていない様子でした。さらに、みどりは処方された薬の中に、無造作に割られた錠剤を発見します。
その錠剤は、割って処方してはいけないものでした。薬剤師ならそれくらいのことは当然知っているはずなのに…、と不可解に思ったみどりは、新田がいつも薬を受け取っているドラッグストアに問い合わせます。
電話に出たドラッグストアの担当薬剤師はとても迷惑そうに応対し、途中で電話を切ってしまいました。その態度に納得がいかないみどりは、仕事帰りにそのドラッグストアを訪れます。
するとそこにいたのは、みどりたちが行きつけの中華「娘娘亭」で顔見知りになった青年・小野塚だったのです。みどりは小野塚に対し、新田への薬の出し方がずさんであることを責め、もっと患者に真摯に向き合うべきだと意見します。
しかし小野塚は、ドラッグストアの薬剤師がどれだけ多忙かを訴え、そんな中で患者に向き合う暇などないこと、そして上からものを言うようなみどりの態度が気に入らない、と吐き捨てるように言います。
小野塚の態度にショックを受けたみどり…。その矢先、新田が突然病室からいなくなってしまったのです。慌てて病院付近を探しますが、新田に出会ったばかりのみどりは、どこを探してよいのか見当がつきません。
新田に一番近い存在は…。みどりは思い切って小野塚に電話し、病院を抜け出した新田が行きそうな場所を教えてほしいとたのみます。
知るわけない…、と冷たくその電話を切った小野塚ですが、ふと、新田がつとめる小学校で運動会が開催されることを思い出し…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』4話あらすじ(8月6日放送)
みどりが行きつけの中華料理「娘娘亭」で食事をしていると、店主・辰川の娘・樹里が帰ってきました。顔色が悪く、やせてフラついている様子の樹里が、みどりは気になって仕方ありません。
翌日、みどりとくるみが服薬指導に向かう途中、病院内の階段でうずくまる年配の男性患者を見つけます。急いで駆け付け、健康状態を確かめようとするみどりでしたが、その患者はみどりの助けを拒否します。
自分は医者であり、薬剤師ごときのアドバイスなど聞かない、と言い残し、患者は病室に戻っていきました。しかし、みどりは患者が病室への行き方を軽く間違えたことや、靴下が左右バラバラであることなど、細かな点が気になっていました。
みどりたちが調剤室に戻り、いつも通り目まぐるしく調剤の仕事をこなしていると、そこにあの男性患者に付き添っていた女性が現れます。女性は羽倉の母であり、先ほどの高慢な態度の男性患者は羽倉の父・龍一であることがわかりました。
夫と息子の仲が悪いことを心配した羽倉の母が、わざわざ羽倉のいる萬津総合病院に夫を転院させてきたようです。羽倉龍一は有名な脳神経外科の権威であり、息子を自分の経営する病院の跡取りにしたいと考えていました。
しかし医学部受験に2度失敗し、医師の道をあきらめて薬剤師になることを選んだ羽倉…。薬剤師になることに大反対だった龍一とはケンカ別れの状態で家を出ていたのです。
龍一は自分の症状が軽い認知症なのではないか…という疑いを密かに持っており、その現実になかなか向き合えず、不安から多量の薬を服薬していました。羽倉の母が心配して記録していた服薬リストを見せてもらったみどりは、ある可能性を思いつきます。
そんな矢先、救急センターに樹里が搬送されてきました。ドラッグストア勤務の小野塚が、薬を買った際に店内でフラフラと倒れた樹里を介抱し、付き添ってくれていたのです。
診断の結果、樹里は摂食障害を患っていました。さらに、みどりは小野塚から、樹里が店で睡眠改善薬を買っていたことを聞き…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』5話あらすじ(8月13日放送)
入院している「娘娘亭」店主、辰川の父・太一の容態が急変してしまいます。末期の胃がんである太一に、辰川は告知をすることができずにいました。
大好きな祖父に病気のことを黙ったまま接していくのは、嘘をついていることになる…、と辰川の娘・樹里はひどく悩んでしまい、そのせいで摂食障害になってしまいます。
そんな樹里の姿を見かねたみどりは辰川を説得し、皆で一緒に主治医からの病状説明を聞きました。太一は落ち着いて話を聞き、そして自分の余命があとどのくらいあるのか、とたずねます。
余命を聞いた太一は、もう積極的な治療は望まず、自宅に帰りたい、と言います。しかし、辰川や樹里の希望もあり、みどりは通院しながら抗ガン剤治療を受ける方法を提案します。
樹里や辰川にも少しずつ元気が戻り、つらい抗がん剤治療を始めた太一をしっかり支えます。太一に残された日々を有意義に過ごすため、家族で話し合って太一のやりたいことリストを作りました。
もう一度チャーハンを食べる、紹興酒を飲む、野球観戦をする…など、太一の希望を少しずつ叶えようと頑張る樹里と辰川。少しずつ体力がなくなっていく太一ですが、家族の応援に答えるため、辛い顔を見せずに治療に専念します。
家族の前では一生懸命笑顔を見せていましたが、突然、高熱を出して入院した太一は、みどりの前で初めて弱音を言いました。それは、家族の前では決して見せない太一の本音でした…。
野球観戦をすることができないまま、再入院してしまった太一。もう野球場に行く体力はないかも…。寂しそうな太一を見たみどりは、ある名案を思い付くのでした。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』6話あらすじ(8月20日放送)
みどりたちは高齢者を対象とした服薬指導教室を区民センターで開催しました。荒神によるマジックショーなども交え、楽しい雰囲気で地域のお年寄りたちに薬の飲み方を教えています。
みどりはその教室に、ドラッグストア勤務の小野塚も誘っていました。こんなことまでしなくても…と言いつつ、小野塚の表情はどこかうれしそうです。
教室を無事に終え、みどりたちが帰ろうとした時、突然、高齢の女性が倒れてしまいました。みどりたちが急いで介抱し、救急センターに搬送します。
小川早苗というその女性は、高熱や頭痛、下痢など多くの不調を訴えているのですが、その原因がハッキリとわかりません。症状が治まるまでひとまず入院することになった早苗に、みどりは服用している薬をたずねます。
早苗は一瞬ためらった後、服用している薬は無い、と言い張りますが、みどりは何かひっかかるものを感じてしまいます。もしや早苗は多剤耐性菌の保菌者なのかもしれない…、みどりは薬剤部の七尾が言った言葉も気にかかっています。
一方、薬剤部の刈谷に指名され、くるみは初めて単独で外来患者への服薬指導をすることになりました。くるみが担当するのは、月経困難症で苦しんでいる患者・遠野倫。
思いのほか上手く薬の説明をすることができた、と嬉しそうなくるみ。みどりは、もし何か困ったことがあったらどんな些細なことでも自分に相談するよう、くるみに言いますが、あまり聞いていない様子です。
しかし後日、遠野から、薬がなかなか効かない、という相談電話がくるみにかかってくるのですが、くるみはその問題を一人で抱え込もうとし…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』7話あらすじ(8月27日放送)
急性骨髄性白血病で長く入院している簑島心春の退院予定が決まりました。心春とみどりの出会いは、まだ中学生だった心春が初めて入院してきた時、瀬野が当時新人だったみどりに心春の担当を任せたことがきっかけでした。
その後、心春の病状は一度寛解したものの、再発がみつかり、再入院してから1年半の月日が流れていました。その間、一度も外出ができなかった心春。
今回の退院の知らせは心春にとっても、みどりにとっても本当にうれしい知らせとなりました。退院の日に向けて、心春は密かにみどりへの手紙を書き始めました。
そんな中、特別待遇の患者が新たに入院してきました。特別室に入院したその患者は、元秘書へのパワハラ疑惑がマスコミに取り上げられ、連日記者たちに追われていた国会議員の古賀万奈美でした。
古賀は尺骨にヒビが入った、という軽度の症状ながら、マスコミから逃れるためにあえて極秘入院したのです。病院長と主治医以外には素性を明かさず、それ以外のスタッフとは秘書を通じてしか話そうとしません。
みどりはぜん息の持病を抱える古賀の様子を細かくチェックしたいのですが、なかなか応じてもらえません。古賀が苦しそうに胸を抑えている様子を見過ごせないみどりは、古賀を説得しようとしますが、逆に追い払われてしまいます。
体の不調が発覚すれば、すぐに議員生命を絶たれてしまう…。そんな概念にとらわれている古賀は、かたくなに自分の症状を隠そうとし、検査を勧めるみどりの言葉も無視してしまいます。
古賀が気晴らしのため、病院内の人気のない場所へ行くと、そこにはちょうど心春がいました。心春から声をかけられた古賀は話し相手になり、退院後の夢を語る心春の話を聞きます。
そして古賀が病室へ戻ろうとしたその時、胸を苦しそうに抑え、古賀がその場に倒れ込んでしまったのです。心春は急いで助けを呼ぶために、病院内を無我夢中で走り回りました。
運よくみどりに出会った心春は古賀のことを伝えますが、自分の体に異変を感じます。激しい運動を禁じられていた心春の体は、急に無理をしたことで悲鳴を上げてしまったのです…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』8話あらすじ(9月3日放送)
“万年人手不足”の状態から抜け出せず、ハードな仕事を続ける薬剤部のメンバーたち。そんな中、薬剤部の魔術師・荒神が手品の練習のために休暇をとることになりました。
荒神の休暇の理由に納得できないメンバーたちですが、薬剤部長・販田はさらに、地域の調剤薬局で行われる研修にも、薬剤部から誰かを派遣しなければならないと言います。
研修内容が在宅医療であることを知り、真っ先に志願するみどりでしたが、薬剤部の人手不足を心配する刈谷は反対します。しかし、販田はみどりの代わりに瀬野に調剤の仕事を任せ、みどりの希望を優先したのです。
研修の初日、みどりは在宅医療を主に扱っている調剤薬局「笹の葉薬局」に向かいます。ちょうどそこには、店長からの指示で仕方なく参加している小野塚の姿もありました。
担当者の仁科に連れられ、さっそくみどりと小野塚が向かった先は、なんと荒神の家でした。みどりは荒神が、末期ガンを患った妻の在宅医療を支えるために休暇をとったことを知りました。
荒神の妻・泰子は全身に転移したガンの激しい痛みがあり、在宅医療担当の医師が処方し、仁科が管理している鎮痛剤を使用していました。泰子は意識ももうろうとし、今週いっぱい生きられるかどうか…という状態でした。
家に帰りたい、という泰子の願いに答え、最期の時を自宅で過ごすことに決めた荒神は、痛みに苦しむ泰子を献身的に支えています。荒神はみどりたちに、明日が結婚記念日であることを話します。
毎年、結婚記念日には荒神が手品を披露し、楽しい時間を過ごしてきた泰子にとって、それは最後に残された楽しみでした。なんとか意識のある状態で、結婚記念日の手品を見せてやりたい…。
もはや鎮痛剤では抑えきれなくなってしまった痛みを抑えるためには鎮静剤を投与しなければなりません。しかし鎮静剤を投与すれば、泰子は意識を失ってしまう…。つらい選択をせまられ、荒神の心は揺れ動き…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』9話あらすじ(9月10日放送)
瀬野が突然、みどりの目の前で倒れてしまいました。吐血して意識を失っている瀬野を見てかなり動揺しながら、みどりは救急センターまで付き添います。
意識を取り戻した瀬野は、すぐにでも起き上がって仕事に戻ろうとしますが、周囲の説得で精密検査を受けることになりました。みどりは不安でたまりません。
翌朝、薬剤部のメンバーたちが心配する中、元気よく現れた瀬野。食べ過ぎて逆流性食道炎を起こしただけだと報告し、皆を安心させようとしますが、瀬野の様子を見ていた刈谷は、しばらく仕事を休んだ方がいいと瀬野にアドバイスします。
瀬野はみどりに救急センターでの仕事のサポートを頼み、薬剤部長・飯田には、肺に腫瘍がある疑いのため、精密検査を受けるという事実を打ち明けるのでした。
そんな中、公園で突然倒れた女性が救急センターに搬送されてきます。女性の名は若月陽菜。持っていた袋の中には複数の病院から出された処方箋と、大量の抗不安薬が見つかりました。
みどりは陽菜がそれらの大量の薬を摂取してしまう、オーバードーズの症状ではないかと疑います。オーバードーズの患者への接し方はかなり難しいため、しっかり担当するように、と瀬野に肩を押されるみどりです。
瀬野は、消化器内科の畑中から精密検査の結果を聞きました。腫瘍は肺だけでなく、食道や副腎などにも転移が見られ、手術では取りきることが難しい状態だったのです。
瀬野は、薬剤師だった自分の母親も同じ病気であり、亡くなるまで薬剤師として働き続けた母の姿を思い出していました。抗がん剤治療を受けることに専念するか、それとも治療は受けずに仕事をし続けるのか…。
瀬野の心は大きく揺れます。瀬野はいったいどんな決断をするのでしょうか…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』10話あらすじ(9月17日放送)
瀬野の担当薬剤師として認めてもらったみどり。瀬野が患っている重複ガンのうち、副腎ガンに対してはまだ有効な治療薬が見つかっていないため、今考えられる最善の抗がん剤を使うことになりました。
しかし、7週間後に様子を見ても、瀬野の副腎ガンは改善する兆しが見られません。改善させるためには今のところ、抗がん剤の量を増やすことしか方法が思いつきません。
みどりは副作用で苦しんでいる瀬野の姿を目の当たりにし、抗がん剤の量をこれ以上増やしてよいものかどうか、ずっと悩んでいました。もっとよい方法はないだろうか…、みどりは必死で情報を集めます。
そんなみどりに薬剤部副部長・七尾が、海外で副腎ガンへの有効性が認められている薬があることを教えてくれます。しかしその薬はまだ日本国内では承認されておらず、瀬野が治験を受ける、というかたちで使用するしかありません。
これまで多くの治験を担当してきた七尾は、治験薬の承認を得るためには、治験審査委員会で委員の承認を得ることなど、クリアしなければならない厳しい条件の仕事がたくさんあると言います。それらの責任をすべて君が負えるのか…、と七尾に問われたみどり…。
みどりは、薬剤部の仲間たちにも相談します。ただでさえ忙しい薬剤部の通常業務と、治験薬の承認を得るための大仕事を両立できるのか、さらに瀬野自身がその治療に同意するのか、など皆の心配は尽きません。
しかし、瀬野の命を救うことを決してあきらめたくないみどりは、他の患者に決して迷惑をかけない、という約束のもと、ついに治験の実現に向けて動きだします。七尾の言った通り、膨大な量の資料作成など、タイヘンな仕事が待っていました。
それでも懸命に瀬野以外の患者のケアもこなすみどりでしたが、どうしても以前のように細かなところまでは気が配れません。そんなみどりの様子を見かねた瀬野は…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』11話(最終話)あらすじ(9月24日放送)
瀬野が抗がん剤治療を始めてから2年の月日が流れていました。相変わらず人手不足で大忙しの萬津総合病院・薬剤部ですが、そこにみどりの姿はありませんでした。
みどりは、片田舎にある萬津総合病院の系列病院、萬津産婦人科医院で働いていました。相変わらずひとりひとりの妊婦さんたちに丁寧に接するみどりは、頼りになる存在です。
いつも通り、みどりが忙しく動き回っていると、そこに小野塚が訪ねてきました。萬津総合病院・薬剤部で働くようになった小野塚は、瀬野の代わりに救急薬剤師を任されています。
小野塚は薬剤部の近況を話しながら、みどりにもぜひ戻ってきてほしいと話します。しかし、産婦人科での仕事に大きな生きがいを感じているみどりは、断ってしまいます。
みどりが萬津総合病院・薬剤部を離れた理由…、それは瀬野の治験薬の治療準備のとき、瀬野を説得するためにルールを少し破ってしまった点があったからでした。そのことを深く反省し、異動先の産婦人科で新たに頑張る覚悟を決めたと語るみどり。
小野塚とそんな話をしている最中、みどりに緊急の呼び出しがありました。妊娠35週目の向坂千歳がお腹を打って倒れ、搬送されてきたのです。
幸い千歳も、お腹の赤ちゃんも無事でしたが、千歳は抗てんかん薬を常時服用しており、高リスクを抱えた妊婦でした。さっそくみどりは千歳に、抗てんかん薬をきちんと飲んでいるか、確認をとります。
みどりの質問に「飲んでいる」と強く答えたのは、付き添っていた千歳の母・世津子でした。ことあるごとに世津子が千歳のことを「普通の妊婦とは違う」と言い、過敏な反応を示すことが、みどりは気がかりでした。
千歳は同室の妊婦たちとコミュニケーションを取ろうとせず、ひとりでいました。そんな千歳を心配していた同室の妊婦・優は、ある時、千歳が抗てんかん薬を飲むふりをして、捨てていることを目撃してしまうのです…。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の主題歌はドリカムの新曲「YES AND NO」
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の主題歌は、DREAMS COME TRUEがドラマのために書き下ろした新曲『YES AND NO』です。ドラマのスタートが今からとっても楽しみですね。
原作『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』
今作の原作となるマンガは、荒井ママレによる『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』です。医療原案を、焼津市立総合病院薬剤科に勤めている現役の薬剤師・富野浩充さんが担当しています。
現役の薬剤師の視点ならではの、リアルな薬剤師の実情や業務が、わかりやすく、かつコミカルに描かれている秀作です。
こちらのページでは、原作マンガと実写ドラマの主題歌がコラボしています! ぜひ、両方楽しんでみてください!
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』まとめ
荒井ママレによる原作漫画『アンサング シンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』は、実際に医療関係の仕事に携わっている人々からも評価され、さらに、薬学部の学生がバイブルとして親しむほどの人気作です。
待望のドラマ化となったこの作品。お団子ヘアーの石原さとみがどんな奮闘を見せるのか、必見です!
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【見逃し】ドラマ『青のSP(スクールポリス)学校内警察・嶋田隆平』を無料視聴できる動画サービス・見逃し配信・あらすじ