古舘春一さん原作の人気漫画を原作にしたアニメ「ハイキュー!!」のサードシーズンにあたる、「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」が10月から放送開始されています。このサードシーズンでは、インターハイでは敗れた烏野高校が、「春高バレー」の宮城県予選を勝ち抜き、決勝で県内最強の白鳥沢学園高校に挑戦する様子が描かれます。
ハイキュー!!ファーストシーズンのあらすじ
テレビで観た宮城県立烏野高校排球(バレー)部の「小さな巨人」と呼ばれたエースに憧れて、日向翔陽(ひなたしょうよう)はバレーを始めるようになります。
中学3年になった日向は、部員がなかなか集まらずに苦労し、なんとかメンバーを集め公式戦に出場するのですが、そこで惨敗を喫してしまいます。
時は流れ、憧れの烏野高校に進学した日向はバレー部の練習場で、中学時代に完敗した対戦相手の”コート上の王様”と言われているセッターの影山飛雄と再開します。
二人は偶然にも同じ烏野高校に進学していました。影山へのライバル心を燃やす日向と影山は衝突しあい、主将の澤村に、お互いがチームメイトとしての自覚を持つまで練習に参加しなくて良いと宣言されてしまいます。
反発をしあっていた日向と影山ですが、部内の練習試合で二人の息が合いはじめ、抜群のコンビネーションプレーを披露して試合に勝利して烏野高校排球部に入部を果たします。
新戦力の日向と影山の相手の意表をつくような攻撃「変人速攻」を武器にして、烏野高校はインターハイ予選の3回戦に進出します。
対戦相手は影山の中学の先輩である及川徹率いる青葉城西高校で、試合は一進一退の展開を見せていき・・・。
ハイキュー!!セカンドシーズンのあらすじ
インターハイ予選で青葉城西高に敗れた烏野高校排球部ですが、3年生が残ることになり、心機一転して冬の「春高バレー」に向けて再出発を切ります。
日向達烏野高校はかつて練習試合で対戦したこともある音駒(ねこま)高校をはじめとする強豪が集まる合宿に参加します。
全国レベルの強豪との合宿の中で、烏野高校のメンバーは自分たちに足りていないものを足元から見つめ直し、濃密な練習をこなします。
そうした中で、日向と影山は新型の速攻に磨きをかけます。この夏合宿で成長した烏野高校排球部は、「春高バレー」の県予選を勝ち抜いていき、遂に準決勝まで進出します。
そして、準決勝ではインターハイ予選で敗れた因縁の相手である青葉城西高と再び戦うことになるのです・・・。
登場人物一人一人の葛藤を描く青春ドラマとしても魅力!
「ハイキュー!!」の魅力は、原作者の古舘春一さんが学生時代に打ち込んでいたバレーボールの専門的な知識を活かしたストーリーも魅力の一つですが、登場人物一人一人の心の葛藤を丁寧に描いているのも魅力です。
主人公の日向翔陽はバレーボール選手でありながら身長が160センチ前半という小柄な選手です。そのため、高い運動能力を持ってはいるのですが、対戦相手の高いブロックにスパイクを撃ち落とされてきました。
しかし、その驚異的な運動能力と反射神経を活かすための速攻を影山とともに磨き上げていき、チームにとって最大の武器としていきます。
一方で、影山は中学時代から天才的なセッターとして活躍してきましたが、”コート上の王様”と呼ばれる独善的な性格が災いし、チームから孤立してしまいます。
そのため、中学時代には試合中に上げたトスをチームメイト全員から無視されてしまうという苦い経験があります。
そんな影山ですが、烏野高校排球部に入部してからは、日向たちチームメイトとぶつかり合いながらも、自分だけでプレーするのではないことを知り、チームで協力することを覚えていくようになります。
このように、「ハイキュー!!」では登場人物たちの葛藤を仲間とともに克服していく様子が細やかに描かれていて、ストレートに感動させる部分が人気の秘訣だったりします。
県内最強の白鳥沢学園高校!
白鳥沢学園は宮城県内の高校の最強チームとして、「春高バレー」の県大会決勝で烏野高校の前に立ちはだかります。
メンバーもエースの牛島若利(うしじまわかとし)をはじめ、強烈なジャンプサーブで相手を崩す瀬見英太や、感の鋭いブロックで相手の攻撃を防ぐ天童覚など実力者ぞろいです。
そんな白鳥沢学園は「県内で最も未完成なチーム」と言われるように、チーム連携よりも選手一人一人の高い能力を武器にしているのがチームとしての特徴です。
これまでの烏野高校対戦相手は、キャプテンを中心にしてチームのために頑張るという学生スポーツらしいチームが多かったのが印象的です。
しかし、タレントぞろいの白鳥沢学園はそういうのとは異なり、メンバー、一人一人がより高みを目指すためにこのチームにいるというようなイメージが強いです。
つまり、学生スポーツのチームというよりも、プロスポーツのチームのようなチームカラーでこれまでの対戦相手とは別格の印象を与えます。
そのチームカラーを示す象徴的なシーンが試合前に白鳥沢学園の1年生の五色工(ごしきつとむ)がエースの牛島に「俺の方がエースと呼ばれるにふさわしいと証明してみせます」と宣言する場面があります。
この最強チームの中での競争の激しさと意識の高さを印象づけるシーンとなっています。
全国屈指のスパイカー・牛島若利!
牛島若利は白鳥沢学園高校バレー部の主将でポジションはウイングスパイカーです。
そんな牛島はバレー専門誌で高校バレーの注目の3選手の1人(東北のウシワカ)として紹介され、19歳以下の日本代表に選出されるなど全国でも最強クラスのプレーヤーです。
彼の打つサーブも強烈ですが、体格と身体能力を活かしたスパイクが最大の武器です。
牛島が放つスパイクはスピードもさることながら、レシーブに入った対戦相手の選手を吹き飛ばしてしまうほど重く、破壊力のある一撃です。
そして、そのスパイクを武器にして県大会では常に優勝を飾り、ライバルたちを打ち破ってきました。
牛島の性格は常に頂点を目指すためにひたすら努力を重ねるというストイックなものです。また、実力のない人間には一切の興味を示さないなど、ドライな側面を持ち合わせています。
しかし、自分が認めた相手には敬意を示し、ライバルの青葉城西の及川には「白鳥沢に来るべきだった」と話していたりします。
目が釘付けになる迫力ある映像
「ハイキュー!!」のアニメ版ならではの魅力は迫力のある映像です。スパイク・サーブ・レシーブなどの実際のバレーの試合のように再現されています。
また、コート内からのアングルで選手たちを描くことによって、彼らにしか体感できないスパイクを受ける時の衝撃が映像として表現されているのも魅力です。
そして、何よりも特徴的な表現はサーブやスパイクなどいわゆる決定的な瞬間だけは、キャラクターの顔や動きをデフォルメして描く所です。
あえてCGぽい映像ではなく、筆で荒く描いたような映像にして見せることで、選手の決めるぞという意気込みや衝撃を表現しています。ここぞという場面のデフォルメされた映像にも注目です。
細部までこだわり抜かれた効果音
映像だけでなく、スパイクを受ける時や、シューズがコートをこする音にも、アニメ版「ハイキュー!!」の細部のこだわりを垣間見ることができます。
その中でも特に、こだわりを感じさせるのが応援団です。
「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」第1話の試合前の両チームの応援シーンでは、白鳥沢学園の応援団に烏野チームが圧倒されてしまう場面があります。
その白鳥沢学園の応援団の掛け声は本物の高校バレーの応援のように細かい部分まで丁寧に再現されています。
スポーツの強豪は応援スタイルも本格的だったりしますが、スポーツのアニメ作品である「ハイキュー!!」は音へのこだわりも非常に強いと言えるでしょう。
臨場感を感じさせるのは、映像はもちろんですが、効果音がどれだけ凝っているのかも大きく関わってきます。
「ハイキュー!!」の音の表現にも注目して見ると、より楽しめるのかもしれません。
アニメ「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」公式HP 2016年10月より放送開始!!
参考元
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