『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のみどころ(ネタバレあり)やあらすじ、主題歌から登場人物まで紹介！

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の登場人物と声優、ゲスト出演者情報！

まずは主人公のコナンをはじめとするおなじみレギュラーキャラクターと、豪華なゲスト声優が参加している本作限りの登場となるオリジナルキャラクターを紹介。

本作の重要なポイントでもあるキーパーソンは、簡単なプロフィールとあわせて紹介いたします！

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の登場人物①：コナンや蘭など、シリーズおなじみのキャラ

江戸川コナン：高山みなみ
毛利蘭：山崎和佳奈
毛利小五郎：小山力也
工藤新一：山口勝平

灰原哀：林原めぐみ
吉田歩美：岩居由希子
小嶋元太：高木渉
円谷光彦：大谷育江

ジェイムズ・ブラック：家弓家正
ジョディ・スターリング：一城みゆ希
アンドレ・キャメル：梁田清之

コナンや蘭、少年探偵団といったおなじみのメンバーに加えて、本作ではFBI捜査官の面々も登場しています。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の登場人物②：ケビン役は福士蒼汰！本作だけ登場するキャラクターとその声優

ティモシー・ハンター：中井和哉
マーク・スペンサー：大塚周夫
スコット・グリーン：辻親八
ケビン・ヨシノ：福士蒼汰 (俳優)

カルロス・リー：マイケル・リーヴァス
ジャック・ウォルツ：パトリック・ハーラン (パックンマックン)
ビル・マーフィー：スティーブン・ヘインズ

赤星刑事：赤星憲広 (プロ野球解説者)
刑事：吉田眞 (パックンマックン)

スナイパーによる狙撃事件がテーマになっている本作には容疑者として多くの元軍人が登場。ゲスト声優として俳優の福士蒼汰さん、そしてお笑いコンビ「パックンマックン」のおふたりに、プロ野球解説者の赤星憲広さんも出演しています。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の登場人物③：沖矢昴に世良真純、そして赤井秀一も？今作のキーパーソン

ここからは本作のカギを握る、原作にも登場する3人の登場人物をピックアップして紹介します。

世良真純

（声：日高のり子）

蘭の同級生であるボーイッシュな外見の高校生探偵。男勝りな性格でジークンドーとバイクを得意にしており、本作でもコナンと一緒に事件解決のために奔走します。周囲には明かしていませんが、実はFBI捜査官の赤井秀一の妹です。

沖矢昴

（声：置鮎龍太郎）

ある事件をきっかけに工藤新一の家に居候することになり留守を預かっている大学院生。コナンらとも親しくしているものの、その素性については謎が多い存在として描かれています。

赤井秀一

（声：池田秀一）

コナンを子どもの姿にした黒ずくめの男たちの組織へ潜入捜査を行っていたFBIの捜査官。スパイであることが発覚し組織を抜けたものの、組織に追われて消息不明になり、死亡したと見られています。かなりの切れ者で、狙撃の名手。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の公開日や主題歌、興行収入など、映画の基本情報をチェック！

ここからは『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の主題歌や公開日、そして興行収入など映画に関するさまざまな情報をチェックします。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』は2014年4月、原作コミックの83巻発売と同時に公開

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の公開日は2014年4月19日です。公開当時、原作コミックスは第83巻が発売された直後でした。

その83巻では公開に合わせて世良真純が登場する「赤女」と「恋愛小説家」の事件が連続で描かれており、コナンとともに世良が事件解決に活躍します。映画とシンクロして“領域外の妹”など、今後のカギとなり得る存在について初めて明確に描かれた段階でした。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のエンディング主題歌は柴咲コウが担当！

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のOPは、コナン映画では恒例となっている「名探偵コナン メイン・テーマ」です。

工藤新一とコナンによる登場人物紹介のBGMとして有名なこの曲ですが、実は作品ごとにコナンのセリフも、そして楽曲のイントロやアレンジが大きく変わっています。作品ごとに聞き比べてみるのも面白いのではないでしょうか。

EDは柴咲コウの「ラブサーチライト」。テレビアニメも含めてコナンの主題歌を柴咲コウが担当したのは初めてとなりました。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』は興行収入40億円突破、日本アカデミー賞受賞の高評価作品

本作は原作コミック連載20周年記念作品として製作されました。劇場版としては18作目に該当し、東京など身近な場所を舞台としつつ原作を絡めたストーリーが好評を博し興行収入は40億円を突破しました。

劇場版の『名探偵コナン』では初の興行収入40億円を突破した作品であり、第38回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しています。

なお劇場版『名探偵コナン』は、2019年8月現在、バンダイチャンネルでのみ配信されています。コナン映画を見たいあなたは、ぜひチェックして見てくださいね。

劇場版シリーズ屈指のミステリー！『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のあらすじとみどころを解説！

ここからは映画の詳しいあらすじとみどころを幾つかのポイントに分けて紹介いたします。

後半ではネタバレに該当する部分もあるので、映画をまだ見ていない、これから見る予定の方はご注意ください。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のあらすじ

東京に新たにオープンした超高層のベルツリータワー。そのセレモニーに参加したコナンは狙撃事件に遭遇します。探偵として被害者を追っていた世良真純と協力して犯人を追うコナンでしたが、犯人を取り逃がしてしまいます。

FBIの協力により元海軍のティモシー・ハンターが容疑者として浮上し、彼の手がかりを追うコナン。しかしそのハンターが射殺されてしまったことで、事件は一気に混迷を極めます。

容疑者に挙がる複数のスナイパー。犯人の動機と、現場に残された空薬莢とサイコロが意味するメッセージは一体何なのか。そして事件を追うコナンと世良にも、遂にスナイパーの魔の手が……

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のみどころとポイントを紹介【ネタバレ注意】

ここからは『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のみどころとポイントを紹介いたします！

一部ネタバレを含む箇所もありますので、これから見る方はご注意下さい。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のみどころ①：絶賛の感想コメント続出！最後まで犯人の読めないミステリー！

劇場版の『名探偵コナン』と言えば、普段のテレビシリーズではあまり描かれることのないスクリーン映えする派手かつ大胆なアクションや爆破シーンがみどころです。

本作ではカーチェイスや銃撃戦でのアクション要素はしっかり押さえつつも、ミステリー作品の肝である「犯人は誰で、動機は何なのか」というポイントが最後まで楽しめる構成になっています。

軍事用語や外国人の登場人物が多く一見ややこしいように感じますが、複雑なトリックやアリバイがテーマになっていないので、ストーリーの面白さにだけ集中して見ることができます。

最初の事件の舞台となるベルツリータワーは東京スカイツリーをモデルとしており、東京や関西など視聴者にとってなじみのある地域が舞台なのも楽しめるポイントです。

もちろん、お約束の阿笠博士によるクイズタイムもありますよ。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のみどころ②：劇場版初登場の世良真純の活躍に注目！「今のところはね」の真意とは？

本編で活躍する世良真純。一人称が「僕」というボーイッシュな性格と見た目に加えて無邪気な一面もあり、それでいて推理力と格闘術にも優れた原作でも屈指の人気キャラクターです。

劇場版初登場となった本作ですが、高校生探偵として自慢の推理力だけでなくバイクによるアクションでも子供の体で事件解決に挑むコナンをアシストするなど大活躍。映画のメインビジュアルにも印象的に起用されており、主役級の活躍を見せています。

そして世良真純と言えば詳しい素性が明らかになっていないミステリアスな部分も魅力ですが、作中でも蘭に向かって「それに、今のところ、コナン君の心臓には弾は当たらないよ。もちろん、君の心臓にもね…」という意味深なセリフを残しています。

後半については作中で「蘭のハート(心臓)を射抜けるのは工藤新一だけだからさ」とフォローしていますが、結局「今のところ」という部分については詳しい発言の理由は明らかになっていません。

近年では劇場版での展開が原作に取り入れられることもあります。原作ストーリーを追ううえで、そして何より世良真純というキャラクターを語るうえで本作は欠かせない要素とも言えるでしょう。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』のみどころ③：遂に沖矢昴の謎が明らかに？　ラストの「了解」まで見逃せない！

世良真純と並んで本作で重要な役割を果たすキーパーソンが沖矢昴です。新一が留守にしている工藤邸に居候している大学院生で、出会いこそ偶然だったもののコナンは沖矢から只者ではない雰囲気を感じて常に警戒しています。

そんな沖矢昴は本作ではあくまでミステリアスな存在として描かれていますが、最後の最後に不意に登場すると凄腕のスナイパーでも不可能とされる距離から圧巻の狙撃を成功させ、コナンの窮地を救っています。

この超遠距離での狙撃が可能なのは死亡したとされているFBI捜査官の赤井秀一くらい。そう語られたエピソードを思い出すのも束の間、ジェイムズ捜査官と通信する沖矢の姿が描かれます。

そして最後に応答した短い「了解」のフレーズ。この一言だけは、それまでの沖矢昴の声ではなく、まさかの赤井秀一の声。沖矢昴の正体は赤井秀一が生存を隠すための仮の姿であることが遂に明かされたのです。

「赤井秀一が実は生きていた」「沖矢昴=赤井秀一」という事実は原作でも後に発覚しますが、この通信はコナンが耳にしている訳ではないので、あくまで視聴者にだけ一足先に知らされるかたちになりました。

ラストシーンのワンフレーズだけの声優変更という手法はアニメならではで、鳥肌間違いなし。この作品が高い評価を得ている要素のひとつでもあります。

『名探偵コナン 異次元の狙撃手』は原作派も必見の名作

ここまで『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の公開情報やみどころ、シナリオの重要なポイントなどを解説してきました。

本作は重厚なミステリー作品としてシナリオの評価も高く、世良真純や沖矢昴など原作でも重要な役割を果たすキャラクターが登場していることも注目のポイントです。

アニメならではの演出も満載なので、コナンは原作コミックス派！という方も、是非一度チェックしてみてはいかがでしょうか。