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2019/07/04
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ソードアート・オンライン(SAO)のシノンの強さや過去、魅力…シノンについて知りたいすべてのこと!

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【2019年7月更新】大人気アニメ『ソードアート・オンライン』(SAO)ー オンライン上の仮想世界を舞台に様々なキャラクターが活躍するSFアクション作品です。 2期から登場する人気ヒロインのシノンについて、強さ・性格・ルックス・声優など様々な視点から解説していきたいと思います!

目次

ソードアート・オンライン(SAO)のシノンとは?

TVシリーズ『ソードアート・オンライン』シリーズのヒロインの1人にして、《ファントム・バレット編》のもう1人の主人公を務める少女です。シリーズに新しい風を吹き込み、作品の枠を拡げたクールな人気キャラクターの全容を解明していきます!

まずはシノンが登場する物語『ソードアート・オンライン』とは何なのか、どういった世界なのかをおさえていきましょう。

ソードアート・オンライン(SAO)の概要&シノンが登場するシリーズを紹介

『ソードアート・オンライン』シリーズは、川原 礫(かわはら れき)の著作の同名ライトノベルシリーズを原作としたアニメーション作品シリーズです。

架空のVRMMOの世界を舞台とし、様々な戦いやキャラの交流が描かれるSFアクション作品。主人公の少年キリトとヒロインのアスナをメインとして、ストーリーは進んでいきます。

これまで深夜アニメとして、TVシリーズ第1期『ソードアート・オンライン』が2012年の7月~12月に、第2期『ソードアート・オンラインⅡ』が2014年の7月~12月に放送されました。シノンは2期からの登場となります。

2017年2月18日には長編映画『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が公開されました。全世界での興行収入は43億円を記録し、深夜アニメの映画化作品としては歴代最高記録を樹立しました。

2018年10月より、TVシリーズ第3期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が放送中です。

SAO・シノンのプロフィール

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それではここからはシノンというキャラクターの基本的な情報をご紹介していきます。性格やキャラクターデザインなどシノンについてまずは知っておきたいことをおさえましょう。

SAO・シノンの本名・年齢・性別・誕生日・家族構成

本名:朝田 詩乃あさだ しの

年齢:「ファントム・バレット編」時点で15歳(キリトより1歳年下

性別:女性

誕生日:2009年8月21日生まれ
(毎年Twitter上では「シノン生誕祭」として盛り上がります)

家族構成:母親のみ。父親は詩乃が2歳になる前に事故で他界しています。

アニメ版のSAOシノンの担当声優は沢城みゆき(さわしろ みゆき)

1999年に弱冠14歳でデビューして以降、活躍し続けている女性声優です。

アニメのみならず洋画の吹替やニュースのナレーションなどもこなす実力派。声優アワードでは助演女優賞(第3回声優アワードにて)、主演女優賞(第4回)、海外ファン賞(第5回)、助演女優賞(第9回)を受賞しています。老若男女を問わずどんなキャラクターでも演じることができる驚異的な演技力で有名で、現在最も高く評価されている声優の1人です。

澄んだ上品な声質が特徴なので、本作のシノンのようにクールな女性を演じることは比較的多いです。本作以外では『ルパン三世』の峰不二子役(3代目)、『ゲゲゲの鬼太郎』(6期)の鬼太郎役などが有名です。

本シリーズのユウキ役で有名な声優の悠木 碧は、沢城は憧れの声優であり心の師匠だと公言しています。

監督の伊藤智彦は「シノンの声は原作を読んだときから沢城みゆきさんと決めていた」と語っています。原作者の川原礫も沢城がふさわしいと考えていたため、決定に至ったとのことです。

2019年の6月2日(沢城の誕生日)にはアニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」で行われた「演じた中で一番好きなアニメ作品キャラクターは?」という読者アンケートの結果、1位はシノンとなりました!

SAO・シノンというキャラクターの特徴

シノンとは一体どんな人物なのでしょうか?外見的な特徴や、性格を見ていきましょう。

シノンの見た目とアニメ版キャラクターデザイン

シノンの外観はアスナやユウキのように「きれい」「かわいい」というよりも、「かっこいい」と表現するのが適したキャラクターデザインです。サイドが長く伸びたショートヘアーで、アバターはペールブルーの髪が特徴、リアルでは黒髪です。

アバターとリアルの姿は髪と眼の色以外はほとんど同じです。GGOではアバターは完全ランダムで、シノンのように小柄で華奢な少女の姿のアバターは非常に珍しいとのこと。

リアルでは眼鏡をかけていて、アバター時よりもやや大人しそうな雰囲気が強くなっています。アニメでは語られませんが、実は視力が悪いわけではなく伊達眼鏡。NXTポリマー製のレンズで防弾機能が備わっているので、過去のトラウマから自身を守るためにかけているのです。

また、リアルでは苦学生であるため服装は質素なものが多く、良家のお嬢様であるアスナと比べてかなり地味です。

GGOは、荒廃したサイバーパンクなどに近いSF的な世界観です。そのため、これまでのSAOやALOのようにファンタジーや中世的な要素が強い世界とはまったく異なったテイストのデザインとなっています。

全体的にミリタリー系の衣装で統一されていて、迷彩服に似たジャケットとマフラーを基調とし、動きやすい服装でまとめられています。意外と露出が多いので、ずば抜けてスタイルがいいわけではありませんが、セクシーな印象が強いデザインでもあります。

ALOでは一転してネコミミと尻尾のついたキュートな姿となりました。

SAO・シノンの性格はクールなようで意外と感情的!

シノンの第一印象は「クール」と捉えられることが多いです。普段は感情を表に出さず淡々としていて、声を荒げることも少なく、スナイパーらしい性格と言えます。アニメ版では声優の沢城みゆきの演技で更にその印象が強くなっています。

特にファントム・バレット編の登場当初は過去のトラウマを払拭するために気を張り詰めていたので、周囲のプレイヤーに素っ気ない印象も強かったでしょう。

しかし冷酷というわけではありません。淡々としているのはGGOに真剣であることの裏返しで、戦闘中以外は温厚で優しい子なのです。

初めてキリトに会った際にはとても友好的で、面倒見のいい一面を見せています(ただし、GGOのキリトのアバターは女性プレイヤーにしか見えなかったため、この時点ではシノンは彼を女の子だと勘違いしていたことも理由でした)。

ここまでがシノンの第一印象ですが… 彼女は実際にはかなり感情的な女の子なのです。

キリトに下着姿を見られてしまい、激怒して平手打ちするなど、怒ると感情がはっきりと表に出ます。ALOでもキリトにいじられて激昂するなど、怒る相手はもっぱらキリトです。本人も自分が怒りっぽいという自覚はある模様。

意外とノリがよく、劇中でキリトが運転するバギーに乗った際には「気持ちいい!もっと飛ばして!」と叫ぶなど、GGOのアクションを楽しむ気持ちも強いようです。

そして大きな特徴が負けず嫌いであること。どんなバトルでも真剣で、ピンチになるとより感情的になることもあります。キリトには明確にライバル意識を持っていて、いつかリベンジすることを心に決めていますが、現在のところ決着はついていません。

このようなギャップが魅力の1つです。その印象から「クーデレ」と評されることもあります。

SAO・シノンの強さ 愛銃「へカートⅡ」を操る狙撃手

シノンは銃の名手。可愛らしい外見とは裏腹なクールで強い一面を解説します!

SAO・シノンの異名は「冥界の女神」

シノンはGGO内で誰もが知るほど有名なトッププレイヤーです。

GGOでは圧倒的に少数な女性プレイヤーというでありながら、1000メートルもの長距離射撃を成功させてしまう驚異的な技術を持ち、命中すればほぼ即死となる強力な弾丸を放ちます。

GGO内での異名は「冥界の女神」。愛銃の「ヘカートⅡ」の由来がギリシア神話における死の女神 ヘカテーであるためです。パーティーは組まず、常にソロでクールな印象が強いため「氷の狙撃手」とも呼ばれています。

ただし、スナイパーであるため近距離戦ではずば抜けて強くはありません。

SAO・シノンの分身「へカートⅡ」について

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コミカライズ版より。

正式名称:PGM・ウルティマラティオ・ヘカートⅡ

フランスのPGMプレシジョン社製 大口径対物狙撃ライフル。実在します!

12.7x99mm(50口径)の大口径弾を使用する大型ライフルで、コンクリート壁や装甲車両などを貫通することを目的として製作されました。1発撃つごとにボルトを操作しなければならないボルトアクション式なので連射性は低いですが、そのぶん命中精度は高いです。弾丸が重い大口径で風の影響を受けにくいので射程距離も長く、1㎞以上離れた場所から狙撃が可能なのです。

あまりに威力が高いため、現実には対人用に使用することは国際条約で禁止されていますが、GGOの世界では禁ずる法はありません。また、実銃は銃本体だけで約14㎏もあるので、シノンのような少女が持ち運ぶのはほぼ不可能とされています。仮想世界だからこそ扱える武器と言えるでしょう。

このように高性能の銃ですが、映画などでは滅多に登場しないマイナーな銃でした。本作で大々的に取り上げられたため、知名度は飛躍的に上昇。

ファントム・バレット編が始まる3ケ月前にシノンが単独でボスモンスターを撃破した際にドロップしました。発掘武器の中でも最もレアリティが高い部類だそうです。そのため、GGO内では高額で取引されていて、売れば20万円も現実世界で手に入ったのですが、シノンは売りませんでした。それだけこの銃を使用することで強くなれる可能性に賭けたかったのです。

シノンはこの銃を自分の分身であり、ほかの誰にも扱うことはできないと語るほど信頼を置いています。

原作から変更されたサイドアーム

ヘカートⅡは狙撃銃なので遠距離用です。シノンは近接戦闘用にもう1つの銃をサイドアームとして持ち歩いていますが、原作とアニメでは違っています。

原作:H&K MP7
アニメ:グロック18C

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グロック18Cのエアガン。アニメでは更にロングマガジンが使用されています。

どちらも携帯性に優れ、フルオート射撃が可能な銃ですが、アニメ制作にあたり銃器設定監修の時雨沢恵一から「H&K MP7はシノンのような普通の女子高生が扱うにはつらい」という指摘があったそうです。また、MP7は意外と大きく腰に下げて携帯すると「シノンのチャームポイントであるお尻が隠れてしまう」という理由もあり、より小型のマシンピストルであるグロック18Cに変更されました。

劇中で発砲したのはファントム・バレット編の序盤のみです。

SAO・シノンの過去に一体何があったのか?

シノンを語るときに避けては通れないのが、彼女の過去についてです。シノンを襲った過去の事件と、それによって生まれてしまったトラウマとは?

SAO・シノンの複雑な家庭環境

シノンこと朝田 詩乃の家族は母親のみで、現在は1人暮らしをしています。

父親は詩乃が2歳になる前に事故で亡くなり、顔を知りません。母親は夫の死がきっかけで精神が病んでしまい、少女のような心になってしまったそうですが、それでも母は詩乃に愛情を注ぎました。

そんな詩乃は成長するにつれ、何かと不安定な母親を自分が守らなければと考えるようになります。彼女が年齢の割にしっかりしているのはそれが理由でもあるようです。幼少期は平穏な生活を望んだ母と田舎でひっそりと暮らしていました。

しかしその田舎の街で、彼女の人生を狂わす事件が起きます…。

SAO・シノンにトラウマを作った郵便局強盗事件

シノンが11歳の頃のこと― 母親と郵便局に訪れた際に、拳銃を持った強盗がその場に現れたのです。強盗の目的はもちろん金でしたが、その精神状態は普通ではなく、いきなり郵便局の男性職員を1人射殺してしまいます。今にもその場にいる全員を撃ち殺しかねない状態でした。そして強盗が次に銃を向けた相手は、詩乃の母親だったのです。

詩乃は母親を守りたい一心で強盗に抵抗し、拳銃を奪います。無我夢中で引き金を引いた結果― 3発の弾丸が強盗に命中し、死亡しました。

詩乃という11歳の少女は本当に自分の手で人を撃ち殺したのです。

未成年による明らかな正当防衛であったため、詩乃は罪に問われることはありませんでした。また、強盗の男は麻薬中毒だったらしくあのままではどれだけ犠牲者が出ていたかわからず、非常に危険だったのです。

しかし、どんな理由があれ、この事件は詩乃にとって消えることのないトラウマPTSD)となってしまいます。

以降、詩乃は銃に関するものを見ると倒れたり嘔吐したりする極度のショック症状が起こるようになってしまいました。PTSDのカウンセリング治療も受けましたが、改善は見られません。ひどいときだと、指で拳銃のポーズをしただけでも発作が起きてしまいます。

事件が大きく報道されることはありませんでしたが、噂は広がってしまい、詩乃は田舎の街で暮らしにくくなります。母親はこの事件で精神がより病んでしまい、疎遠となります。詩乃は高校進学を機に東京へ移り、1人暮らしを始めました。

そんな中でGGOに出会います。GGOは現実とは全く世界観が違うためか、そこでは発症しなかったのです。それによりわずかにPTSDは改善されます。しかし、それでも完治には程遠い状態で、詩乃はそんなリアルの自分が嫌で仕方ありませんでした。

詩乃はそんな境遇から脱するため、"理想の自分"の象徴である氷のように動じない強い心を持ったGGO最強の狙撃手シノンという存在になろうとしています。

ファントム・バレット編の本編はこのような境遇の中から始まります。

SAO・シノンの劇中での軌跡

複雑な事情と傷を抱えているシノン。ソードアートオンラインの中で、シノンの軌跡を時系列で解説していきます。

シノンはキリトとの出会いでどう変わっていくのか?トラウマを乗り越えることはできるのか、現実世界のシノンは変わることができるのか…

SAO・シノンの世界が変わるきっかけとなったキリトとの出会い【ネタバレ】

シノンが転機を迎えることになったのが、キリトとの出会いでした。

GGO内のプレイヤーが現実世界で心停止して死亡するという事件が起きます。その調査のためにALOからGGOにコンバートしてきたキリトは、GGO最強プレイヤーを決める大会「バレット・オブ・バレッツBoB)」に参加することにしました。

シノンとキリトの出会いはその大会前でした。BoBに優勝して自分の強さを証明し、トラウマを克服するためにシノンも大会にエントリーします。以降、キリトとはGGO最強を争うライバルとなります。

シノンは大口径狙撃ライフル「ヘカート」を武器としたスナイパーとして、キリトは「光剣」と呼ばれるGGO独特のエナジーソードを使用する剣士として参加する、第3回BoBが開催されます。

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「ヘカート」を構えたシノン(奥)と「光剣」を構えたキリト(手前)

キリトの過去の闇

デス・ガンと名乗る謎のプレイヤー


その後、キリトは予期せぬ事態に遭遇します。BoB予選時にキリトが会った死銃デス・ガン)というプレイヤーは、SAOのデスゲーム時代の彼を知っていました。更にデス・ガンは、SAO内で望んで殺戮を行っていた《ラフィン・コフィン》という殺人ギルドのメンバーだったのです。

キリトはSAO時代にアスナやほかのプレイヤーとともに《ラフィン・コフィン》の討伐を行ったことがあります。その戦いの際に、キリトは敵のプレイヤーを2人殺しているのです。

デス・ガンとGGOで遭遇したことで、そのときのことを思い出したキリトは、罪の意識の恐怖で震え始めました… まるで過去のトラウマの発作を起こしたときの詩乃のように。

BoB予選の終結

その後、キリトとシノンは予選トーナメントを勝ち上がり、決勝でぶつかります。この時点で既に両者とも本戦出場は決定していました。

決勝戦で、シノンは真剣にキリトに勝つつもりで挑みますが、先のデス・ガンとの邂逅で気力を失ったキリトは「本戦出場権さえ手に入れば、もう戦いたくない」と自暴自棄になり、本気で戦おうとしません。

その態度に苛立ったシノンは激昂して怒鳴りつけます。

"たかがVRゲームのたかがワンマッチ"…あんたがそう思うのは勝手よ!でもその価値観に私まで巻き込まないでよ!

その言葉にキリトは、かつて自分もSAOのデスゲームで生き抜くことを必死だったことを思い出します。例え仮想世界だとしても、全力を尽くさなければならないときがあるのです。

自身の過ちに気づいたキリトは、償いとしてシノンに"10メートル離れた距離からヘカートと光剣で一騎打ちを行う"という決闘を申し入れます。10メートルの距離ならヘカートの超強力な弾丸は必ず当たるはずでしたが、キリトの様子が先程までと違うことを感じ取り、シノンは了承します。

決闘の結果、キリトはシノンが放った弾丸を光剣で斬り裂くという神業で防ぎ、一気に距離を詰め勝利しました。

シノンは負けたことよりも、それだけの強さがあってキリトは何に怯える必要があるのかが不思議でした。一体どうすればそんな強さが手に入るのか、それを手に入れるためにシノンは戦ってきたのです。

それに対してキリトは「俺は強くなんかない。過去に眼をつぶり耳をふさいで、何もかもを忘れようとしてきたんだ」と返します。

その言葉にシノンはキリトも自分と同じように過去の闇に囚われていることを察します。

BoB予選での決闘シーンです。

SAO・シノンのその後【ネタバレ】

キリトとの出会いを経て、BoB本戦へと進んだシノン。ここからは一気に最後のシーンまでを解説します。シノンは本当の意味で強さを手に入れることができるのでしょうか?

BoB本戦 蘇るトラウマ

BoB本戦が始まります。出場者はシノン、キリト、デス・ガンを含めた30名のプレイヤーです。

GGOのプレイヤーが現実世界で死亡した事件の犯人はデス・ガンだとキリトは考えました。デス・ガンはプレイヤーを"ある拳銃"で撃ち殺すと現実世界でも死亡すると知らしめるのが目的であり、奴を放置すれば30名のうちの誰かが本当に死亡する可能性があると推測します。

キリトはデス・ガンを倒すためにシノンに頼み込み、共闘することになりました。

2人は二手に分かれてデス・ガンを追い詰めようとしますが、シノンがデス・ガンの電磁スタン弾を受け、麻痺してしまいます。抵抗しようとするシノンでしたが… デス・ガンの拳銃を間近で見て驚愕します。

それは、あの事件で強盗が所持していたと同時に詩乃が射殺に用いた「黒星(ヘイシン)・五四式」という銃だったのです!

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黒星・五四式の原型となったトカレフTT-33。

その銃を見たことでトラウマが蘇ったシノンは体が硬直してしまいます。

危機に陥ったシノンでしたが、デス・ガンに撃たれる前に駆け付けたキリトにより救出され、シノンとキリトは撤退。しかし追ってくるデス・ガンにあの強盗が重なって見えてしまい、シノンは恐怖でパニックに陥ってしまいます。自分の分身だったはずのヘカートも撃つことができません。

激しいチェイスの中で混乱が治まらないシノンと対照的に、キリトは冷静に状況を把握し、デス・ガンを振り切ることに成功します。

キリトはこんな危機的状況でもただ全力であり、自分に言い訳せず全力で戦うことを選び続けていました。それがキリトの強さだと、シノンは理解します。

SAO・シノンの慟哭

デス・ガンを振り切った2人は人気のない洞窟内に身を潜めます。シノンは無事でしたが、深く落ち込んでいました。

シノンはあの事件以降、強くなりたい一心で戦ってきましたが、むしろ自分は弱くなっているとさえ思えました。もう怯えて生きるのは疲れたと語り、このままでいるくらいならデス・ガンと戦って死んでも構わないと無茶な行動に出ようとします。

キリトは制止し、「人が1人で死ぬなんてあり得ない。人が死ぬときはほかの誰かの中にいるそいつも同時に死ぬんだ。俺の中にも、もうシノンがいるんだ!」と訴えますが、シノンは激昂し「なら、あなたが私を一生守ってよ!」と叫び、涙を流し始めます。

「何も知らないくせに、何もできないくせに、勝手なこと言わないで!それともあなたが一緒に背負ってくれるの!? この…人殺しの手を…あなたが握ってくれるの!?」と涙ながらに語り、シノンはキリトの胸を力なく叩きます。

詩乃はあの事件以降、周囲から「人殺し」と呼ばれ続け、自分の手は血にまみれていると蔑まれ、誰にもその手を握ってもらうことはありませんでした。この世界に自分を助けてくれる人なんかどこにもいないと、孤独の中で苦しんでいたのです。そんなシノンがキリトの優しさを受け入れることは容易なはずがありません。

そして「嫌い… 大嫌いよ、あんたなんか!」と泣き崩れ、洞窟内に少女の慟哭が響きました。

互いの罪の告白 戦う決意

泣き叫んだシノンは少し落ち着きを取り戻し、キリトに自分の過去を吐露します。そしてキリトも、自分がSAOサバイバーであり、デスゲーム内で人を殺したことがあるのだと告白します。

そしてキリトは、自分はデスゲームを生き残った者として、自ら殺めた《ラフィン・コフィン》の生き残りであるデス・ガンと、ここで決着をつけなければいけないと語ります。

デス・ガンの戦術や現実世界で人を殺す方法を2人で話し合い分析したところ、ある推論に行きつきました。

「デス・ガンは2人いて、まずGGOにログインしている1人がターゲットのアバターへ拳銃で銃撃する。現実世界ではそれを合図に、もう1人が事前にターゲットのプレイヤーの住居に侵入して、毒を注射し心停止に至らしめる」というものでした。

だとすれば、先程デス・ガンがシノンに拳銃を向けて撃とうとしたということは、シノンが1人暮らししている自宅にはデス・ガンの片割れが侵入している可能性があるのです。

この状況を打破する方法は1つだけ― デス・ガンを倒すしかありません。

キリトとシノンは再度デス・ガンと戦う覚悟を決めます。

デス・ガンとの激戦 キリトが戦える理由

キリトはスポッターとして行動し、デス・ガンの位置を割り出し、シノンが遠距離から狙撃で倒すというプランで進めることになります。

シノンは不安を抱えながらも、愛銃のヘカートに呼び掛けます。

お願い…弱い私にもう一度力を貸して。ここからもう一度立って、歩き出すための力を

作戦を進めていった結果、シノンのヘカートはスコープが破壊され、長距離射撃が不可能となります。キリトはデス・ガンとの距離を詰めますが、デス・ガンは光剣とは別の金属剣を隠し持っていて、剣と剣の争いとなりました。

SAO時代にデス・ガンはキリトに敗北しSAO内の牢獄に送られていますが、その牢獄内で修練を続けていたらしく、かつてとは比べ物にならないほどパワーアップしていました。その強さはデスゲームから離れ平穏な生活を送っていたキリトを上回るほどだったのです。このままではキリトに勝ち目はありません。

キリトとデス・ガンの剣が火花を散らしている様子を、シノンは遠くから見ていました。キリトは「SAOのデスゲームから殺人を犯しながらも生き残った自分は、デス・ガンを止めなければいけない」と、過去に立ち向かっています。それができるのはキリトが強いからではなく、弱さを受け入れ、悩み苦しみ、それでもなお前を向こうとしているからなのだとシノンは理解しました。

キリトのために何かできることはないかと苦悩するシノンは、ある案を思いつきます。

幻影の一弾 ファントム・バレット

何とかデス・ガンの剣撃を防いではいたものの、キリトは追い詰められていきます。デス・ガンがとどめを刺そうとした瞬間― デス・ガンの肩に一条の赤い光が刺さりました。

GGOのシステムでは、銃の弾道は「弾道予測線」というレーザーサイトのような赤い光の線となり表示されるのです。その線が自分に向いているとわかれば、向けられたプレイヤーは本能的に止まり、回避行動を取ります。

その弾道予測線を放ったのはシノンでした。ヘカートのスコープが破壊されながらも経験と閃き、そして闘志をつぎ込んでデス・ガンの位置を把握し、放ったのです。ダメージを与える本物の弾丸ではなく、予測線により敵を怯ませるための幻影の一弾(ファントム・バレット)によりデス・ガンの動きが一瞬止まります!

その隙をキリトは逃しませんでした。至近距離から渾身の技《ダブル・サーキュラー》の一撃により、遂にデス・ガンは倒されました。

BoB本戦終了

これでデス・ガンの片割れはリアルのシノンに手を出すわけにいかず、家から消えているはずですが、まだ安全かはわかりません。キリトはBoBが終わってログアウトしたら、シノンのリアルの自宅へ警察を派遣させると語ります(キリトの依頼主は総務省の役人であるため)。

そのためには、GGO内でシノンの個人情報を聞く必要がありましたが、それはVRMMOではマナー違反でした。しかし、これまでの共闘を経てキリトを信頼できたシノンは本名と住所の交換を了承します。

聞いたところ、シノンの自宅は現在キリトがログインしている場所のすぐ近くでした。それならば自分がシノンのリアルの自宅へ向かうとキリトは話します。

BoB出場者の残りはシノンとキリトのみ。キリトは既にデス・ガンとの戦いでボロボロなので、2人の決着は後日にすることにしました。

シノンはキリトにグレネードを手渡し、スイッチをオンにします。それは「お土産グレネード」と呼ばれる勝敗の決着方法で、2人一緒に爆発に巻き込まれて同時に死亡するというものでした。

こうして第3回BoBはキリトとシノンの同時優勝に終わりました

最後の戦い 誰かのために

ログアウトしたシノンこと詩乃は自宅内を調べますが、誰もいないことに安堵します。その直後、友人の新川しんかわ)という少年が訪問してきました。

新川は以前から詩乃に好意を抱いていて、BoB優勝のお祝いに来たと言いますが… 自宅に上がった途端、彼の様子が豹変し、襲い掛かります。実は新川がデス・ガンの片割れだったのです!

デス・ガンのプレイヤーの正体は新川の兄であり、GGO内でデス・ガンが黒星・五四式を持っていたのは偶然ではなく、あの事件を知った上で使用させていたのだと語ります。

詩乃は抵抗しますが、新川にあの強盗の影がちらつき、力が入りません。

ここから詩乃の心象風景が描かれます。その中で、彼女はうずくまって動けずにいました。「もう何も見たくない…感じたくない…」と心を閉ざしていました。結局は現実世界では弱いままで、仮想世界でいくら戦っても無駄だったのでしょうか…?

しかし、そこで詩乃の頭をよぎったのはキリトのことでした。

キリトがログアウト後に詩乃の自宅まで来てくれると言っていたことを思い出します。今この場に来たら、彼まで危険に巻き込まれるかもしれません。しかし、だとしてもどうにもならない、抵抗しても現実世界では新川には敵わないと詩乃は諦めかけます。

そんな彼女に「そんなことないよ」と優しく語り掛ける声が―

―声の主は、もう1人の彼女自身であるシノンでした。

「私たちは今まで自分しか見てこなかった。自分のためにしか戦わなかった。でも、もう遅すぎるかもしれないけど… せめて最後に1度だけ、誰かのために戦おうよ」とシノンが詩乃に呼びかけます。

最後の最後に勇気を取り戻した詩乃は、新川に必死に抵抗します。更にその場に、キリトこと桐ヶ谷和人も駆け付け、乱闘の末に詩乃に殴られた新川は気絶します。キリトも詩乃も無事でした。

新川とその兄であるデス・ガンは現実世界で逮捕され、デス・ガンによる殺人事件は今度こそ終わりを迎えます。

温かい涙 最初の一歩

その後、現実世界で詩乃はキリトに案内され、ダイシーカフェ(SAOサバイバーのエギルが経営する喫茶店)でキリトの恋人のアスナや友人のリズベットと対面します。そしてキリトは「君が会うべき人に会っていない。聞くべき言葉を聞いていない」と語り、ある母娘をその場に連れてきます。

その母娘は大澤祥恵おおさわ さちえ)という女性と、4歳になる娘の瑞恵みずえ)と言いました。詩乃はこの母娘のことを全く知りませんでした。なぜキリト達が彼女らを自分のもとに連れてきたのかわからず戸惑いつつも、母親の方にかすかに見覚えが……

実は祥恵は、あの強盗事件のとき、あの郵便局で働いていた女性なのです。そしてそのとき、祥恵は妊娠していて瑞恵が宿っていたのでした。

祥恵は強盗のすぐ目の前にいて、いつ撃たれてもおかしくない状況にあったのです。事件後は、殺されかけたショックもあり、祥恵は東北の街を離れていたのでした。しかし詩乃のことはずっと気にかかっていたとのこと。祥恵はもっと早く詩乃に会いに来るべきだったと謝罪すると同時に、自分と娘を救ってくれたことを深く感謝しました。

詩乃は確かに人を殺めました。しかし同時に1人の善良な女性とその幼い娘の命を救っていたことも確かなのです。その事実を、詩乃は今の今まで知りませんでした。

続けてキリトは詩乃に告げます。

「君はずっと、自分を責め続けてきた。自分を罰しようとしてきた。それが間違いだとは言わない。でも君には、同時に、自分が救った人のことを考える権利もあるんだ。そう考えて、自分自身を赦す権利があるんだ

自分が強盗犯を殺したことばかりに囚われ、そんなことを考えたことがなかった詩乃は茫然として、言葉が出ません。

そんな詩乃に、瑞恵は自身が描いた絵を贈ります。4歳の少女による拙い絵でしたが、そこには瑞恵と彼女の両親の幸せそうな様子が描かれていて、祥恵が撃ち殺されていたら存在していなかった姿なのです。そして瑞恵は「しのおねえさん、ママとみずえをたすけてくれて、ありがとう」と告げました。

その言葉に、詩乃は涙が止まりません。それは苦しみや罪の意識ではなく、赦しと浄化から溢れてきた涙でした。その絵こそが、詩乃が誰かを救ったことの証明にほかならないのです。

そして瑞恵の小さな手は、詩乃の手を優しく握りました。強盗事件以降、初めて他者から触れてもらえたのです。その手から感じられる温もりに、詩乃はこの世界は本当はこんなにも優しく温かいのだと気がつきます。

詩乃が自分の過去と正面から向き合えるようになるまでは、まだ時間がかかりそうでした。それでも少しずつでも歩いていけばいいと、詩乃は笑顔を浮かべます。

こうして凄腕スナイパー・シノンであり、朝田詩乃という普通の人間である少女は温かい涙とともに前へ進むことができるようになったのです。

最後に、シノンが自身の分身であるヘカートを手放すシーンと共に、ファントム・バレット編は幕を閉じます。

アルヴヘイムオンライン(ALO)では猫に

アルヴヘルムオンラインでは一転し、可愛らしい猫耳シノンを見ることができます。武器は銃から弓へチェンジ。ALOでのシノンも魅力あふれています!

ケットシー姿のシノンでは今までにないかわいい一面も

ファントム・バレット編の事件解決後、シノンはGGOからアルヴヘイム・オンライン(ALO)にコンバートしてきて、キリトやアスナたちとパーティーを組むようになります。

ALOでのアバターの種族は猫妖精族「ケットシー」。ALOの9種族の中で最高の視力を持ち、猫の耳と尻尾が備わっているのが特徴です。

武器は弓(ロングボウ)を選択します。ALOでは弓は扱いが難しいため、使用するプレイヤーはほとんどいません。

そしてプレイ開始からわずか2週間後には、なんとALO最強クラスの弓使いとなっていました。

弓は本来ならせいぜい「槍以上、魔法以下の距離」が射程の限界とされていますが、それを優に超える100m以上の距離でも余裕で命中させてしまいます。更に、それでも本人は満足していないらしく、「欲を言えばその倍の射程が欲しい」とのたまうほどです。

ファントム・バレット編の事件を経て心にだいぶ余裕が生まれ、ALOの世界で冒険を楽しむ様子が描かれます。キリト達パーティーメンバーと戯れ、ジョークやツッコミを交えたりする一面も見られるようになりました。

バトルでは、GGOでの経験から戦い慣れしているので、離れた場所から的確に狙撃するというパーティーのサポート役として活躍。

それでいて、キリトに尻尾をいじられて恥ずかしさのあまり「あんた、次やったら鼻の穴に火矢ぶっこむからね!」と物騒な発言をするなど、怒りっぽい性格も健在の模様です。

"普段は凛としてクールなイメージでも、かまいすぎると怒り出す"という性格が猫の雰囲気と通じるものがあったのかもしれません。

エクスキャリバーを弓で釣る

キャリバー編の終盤、キリトは聖剣《エクスキャリバー》を手に入れます。しかしそのエリアは崩壊が始まっていたため、脱出するにはトンキー(飛行する巨大モンスター)にジャンプしなければならなかったのですが、剣が重すぎたのです。苦労して手に入れた聖剣でしたが、名残惜しくもキリトは手放し、剣は深い谷底に落ちていきました。

ところが― 剣との距離が200メートルほどになったところで、弓使い・シノンが動きました。

足元は揺れ、上から氷は降ってきていて、剣も落下中でした。そんな状況でありながら、まるで散歩でもするかのようにごく自然に弓を構え、魔法を唱え、矢を放ち《エクスキャリバー》に命中させたのです!

このときシノンが唱えた呪文は《リトリーブ・アロー》といい、遠い場所にあるオブジェクトを引き寄せる魔法です。ただしホーミング性はゼロなので近距離でなければまず当たらないとされています。

矢が命中した剣には粘着性の糸が結合し、シノンはその糸を手繰り寄せ、《エクスキャリバー》を回収してしまいました!

これにはパーティーメンバーも度肝を抜かれ、全員が「シノンさんマジかっけぇ!」と叫びます。

劇場版SAOでのシノンは頼れる存在

劇場版ではARのオーディナル・スケールをキリト達とプレイします。ARでもスナイパーライフルを使用しますが、ヘカートではなく架空の光学銃です。

ARはGGOやALOと異なり現実世界でプレイしますが、現実世界でも銃を扱えるようになっていて、PTSDは大きく改善したようです。

中盤、キリトがアスナを救うための焦りから危険な戦いに身を投じようとすることを予期し、彼のもとへ駆け付けます。キリトのパーティーメンバーで唯一SAOサバイバーではないため、一歩引いた位置から冷静に物事を観察し、キリトのサポート役 兼 ブレーキ役として活躍。

また、記憶障害にかかったアスナを励ますために友人として変わらずに接しつつ、アスナの精神状態を客観的に把握するなどの行動も見られました。

アスナ、キリトの双方にとって大きな支えとなる、頼れる助演役です。

終盤の最終決戦ではGGOの衣装とヘカートが登場し、大活躍します!

SAOAGGOにシノンは登場する?

出典:amazon

本シリーズのスピンオフ小説作品『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』(略称:SAOAGGO)が電撃文庫より出版されています。

作者は本シリーズの著者・川原礫ではなく、時雨沢恵一が担当しています。時雨沢はファントム・バレット編のアニメ制作において銃器アドバイザーとしても制作に参加しました。

SAOAGGOの舞台はGGOとなっていて、レンという新キャラクターが主人公です。現在のところシノンやキリトは残念ながら登場していません。しかし、稀に名前などが本編で言及されることがあります。

2018年4月~7月に、TVアニメ化されました。TVシリーズ第10話でシノンの名前が登場します。

SAO・シノンのほかのキャラクターとの関係と立ち位置

シノンとほかのキャラクターはどういった関係なのでしょうか?恋愛感情?それとも友情?ソードアートオンラインの主要キャラクターとの関係を解説します。

キリトとの関係

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キリトとはGGOのトップを競う敵同士であり、ライバルであり、仲間であり、友人でもあり、過去のトラウマを克服するきっかけをくれた恩人でもありますが最も相応しいのは劇中でシノンが語った「相棒」という表現でしょう。

キリトはアスナとの共闘の相性は抜群ですが、シノンとの相性も決して負けていません。

ファントム・バレット編ではシノンはキリトのことを「ムカつく奴」と評して悪態ばかりついていましたが、キリトの方はシノンに敵意を抱いたことはまったくありません。むしろキリトの方がシノンに懐いているとも言える、本シリーズでは珍しい関係です。ファントム・バレット編以降もキリトはシノンに対して比較的フレンドリーな様子が見られます。

そして最大の特徴は「どちらも実際に人を殺していること」です。

キリトはSAOでのデスゲーム内で、正当防衛でしたが3人のライフをゼロにして死亡させています。キリトはシノンほどのトラウマは抱えていませんでしたが、それでも過去に囚われていたという意味では同じだったため、互いにシンパシーがあったのです。

故に、2人はどちらかが一方的に片方を守るというわけではなく、肩を並べて対等に戦う存在― 相棒という表現が適しています。実際、ファントム・バレット編の終盤はどちらの協力が欠けていてもバッドエンドとなっていた可能性が高いです。

また、ファントム・バレット編のシノンにとっては、自分と同じ闇を抱えながらも、それでも強くあろうとしているキリトはある種の憧れでもありました。ただがむしゃらに強さを追い求めるだけだった自分と異なり、弱さを受け入れることで前に進もうとしているキリトは、"自分が本当はなりたかった姿"でもあったのです。

ただし、彼に対して恋愛感情を抱いているわけではないようです。ファントム・バレット編以降はあくまで友人として良好な関係となっています。リズベットやシリカなどと異なり、アスナとの仲を羨む様子が見られず余裕が見られるのが特徴。

アスナとの関係

ファントム・バレット編ではアスナの出番はわずかですが、事件解決後に現実世界で初対面しました。

過去の事件以降、周囲から避けられ続けていたシノンにとって、シノンの過去を知っても恐れることなく受け入れてくれた最初の友人となります。

以降は温厚で人当たりのいいアスナと仲を深めることで徐々に心の傷を癒していき、アスナ以外の他者と関わることができるようになっていきました。シノンはキリトだけでなくアスナにも救われたのです。

後にアスナからは「シノのん」と呼ばれるようになります。

ファントム・バレット編 主題歌

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春奈るなによるファントム・バレット編のエンディングテーマ『Startear』はシノンの心情を表現した曲です。

エンディングの映像ではリアルの高校生の詩乃、11歳の詩乃、GGOのシノンの3人のみが登場する内容になっています。つまりキャラが1人しか登場しないという非常に稀なエンディングです。

タイトルは「Star(星)」、「Start(開始)」、「Tear(涙)」の3つの意味が込められています。きらめく星のように強くなりたいと願っていたシノンが、温かい涙と共に歩き始めるというファントム・バレット編の内容を象徴しているのです。

春奈るな 『Startear MV(short ver.)』

SAO・シノンの名言たち

劇中でシノンは数々の印象に残る言葉を残しています。ここではシノンの強い意志が現れている言葉や、シノンの変化がわかる言葉などをご紹介します。

「せめてゲームの中でくらい、銃口に向かって死んでみせろ!」

ファントム・バレット編の序盤、ダインというプレイヤーおよびその仲間と一時的にパーティーを組んで戦った際の言葉です。

敵がM134ミニガンという超強力な銃を武装したプレイヤーと知り、勝ち目はないのでログアウトして終わりにしようと語るダインにシノンが詰め寄ります。ダインにとってはGGOはあくまでゲームであり、プレイ中に死亡してペナルティを受けるリスクは背負いたくありませんでした。しかしシノンにとっては、GGOでの戦いはゲームであっても遊びではありません。

その後、シノンは見事にミニガンを装備したプレイヤーを撃破し、勝利します。シノンのスナイパーとしての実力と、彼女がいかにGGOに真剣かが表現されたシーンです。

「なら、あなたが私を一生守ってよ! これは私の…私だけの戦いなのよ。例え負けて、死んでも、誰にも私を責める権利なんかない」

クールなシノンが感情を爆発させるシーンです。

デス・ガンに殺されかけ、このまま怯えて生きるぐらいなら戦って死んでもいいと自暴自棄になってしまったシノンをキリトは制止します。自分の身を案じてくれるキリトにシノンは初めて涙を流し感情を昂らせるのです。

シノンは自分の弱さを誰かに見られ、更に慰められることが悔しくてたまりません。しかし同時に、今まで「人殺し」と蔑まれ続けてきたシノンにとってキリトの優しさはずっと求めていたものでもあったのです。ここで彼の優しさを受け入れたら、もうこれ以上戦える自信がありませんでした。

声優の沢城みゆきのエモーショナルな演技により、シノンのやるせない想いと人間性が表現されています。

この言葉を受けて、キリトは何も返せませんでした。シノンを助けたい気持ちはあっても、無責任に守ると答えるほど軽率ではありません。何より、キリトには既にアスナという心に決めた女性がいるので、シノンを一生守るとは言うわけにはいかないのです。

「せめて最後に1度だけ、誰かのために戦おうよ」

現実世界で新川に襲われ諦めかけた詩乃の心の中で、もう1人の自分であるシノンが語り掛けます。これまで自分のことで手一杯だったシノンが初めて他者のために戦うことを決意するシーンです。

シノンはキリトと出会い、彼から沢山のことを教えられ、救われました。しかし、最後はあくまで自分自身の意志と勇気で立ち上がるのです。

「この剣を抜くたびに、心の中で、私のこと思い出してね」

キャリバー編にて、弓矢でエクスキャリバーを釣るという神業を披露したシノンが、キリトに剣を渡す際の台詞です。

エクスキャリバーを自分のものにすることもできたのですが、シノンは剣には興味がないためキリトに譲ることにしました。譲る代わりに、上記の条件を提示します。

台詞だけ聞くとキリトを口説いているようにも思えますが、どちらかというと「からかっている」という表現が適しています。

「そんなに心配なら、ちゃんとあんたが私を守ってよね」

劇場版の台詞です。

上記の「なら、あなたが私を一生守ってよ!」と表面上は同じですが、印象はまったく違います。

トラウマが改善したシノンが余裕と激励を含めた、落ち着いた言い方で語るこのシーンは、ファントム・バレット編との効果的な対比と言えるでしょう。

SAO・シノンの人気とその理由

ソードアートオンラインのファンの間でシノンはどれくらい人気があるのでしょうか?ここではさまざまなメディアで行われた人気投票の結果をもとに、シノンの人気を分析します。

人気投票結果

2015年10月に、原作小説の出版社・電撃文庫のサイトで人気投票が実施されました。その結果、シノンは3位にランクイン。(2015年10月 電撃文庫サイト人気投票)

そしてTVシリーズ第3期「ソードアート・オンライン アリシゼーション」放送を記念し、2018年9月にAbemaTVによりキャラクター総選挙が行われました。シノンは2位と、ここでも高い人気を維持しました。(2018年9月 AbemaTV キャラクター総選挙)

宝島社より毎年発行されているライトノベルのガイドブック『このライトノベルがすごい!』では、「歴代女性キャラクター部門」としてランキングが行われています。
2013~2015年までの間でシノンは7~8位にランクインしています。本シリーズから同ブックにランクインしているのはアスナ以外ではシノンだけです。

アメリカで行われた人気投票においてもシノンが見事1位を獲得しています!

SAO・シノンの人気の理由

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人気の理由として考えられるのは、「斬新さ」「リアルさ」「声優」などがあります。

シノンはGGOという、それまでとはまったく違った世界のキャラクターであったため、ファンにとっては斬新なヒロインでした。ルックスも性格も今までにはない新鮮なキャラクター像だったため、作品全体の次元を高めたと言えます。

衣装や世界観からファンタジー要素がなくなったため、リアリティが強いのも特徴です。外観だけでなく、彼女の抱えるPTSDに関しても実際に起こりうる困難であるため、視聴者にとっても真剣に捉えられました。そのため感情移入しやすいのも人気の理由の1つです。

また、原作者やアニメスタッフからも真っ先に抜擢されるほどマッチした声優の沢城みゆきの演技もアニメでは大好評を博しました。

ソードアートオンライン(SAO)シノンのまとめ

出典:amazon

いかがだったでしょうか?

ファントム・バレット編のもう1人の主人公にして、メインヒロインのアスナに負けない人気を誇るキャラクター・シノン。

ファンに愛される理由は、キャラクターデザイン・かわいさ・強さ・声など様々ですが、最も大きな要因は「弱さ」と「孤独」でしょう。

「弱さ」と聞くとネガティブなイメージが強いかもしれませんが、キャラクターを表現する上では重要な要素です。本シリーズはキリトやアスナも多かれ少なかれ弱さを抱えていて、それにどう対処するかがストーリーの根幹にあります。
その中で、シノンは強くなることでトラウマを追い払うのではなく、弱さを受け入れ過去と向き合うことで前に進もうとする様子が描かれています。そのため、弱さが前面に押し出されているのです。しかし弱さとは必ずしも欠点や恥ずべきことではなく、普遍的な人間らしさなのです。

そして、彼女はキリトと出会うまでは、自分を助けてくれる存在はこの世界のどこにもいないと思い込んでいて、孤独に苛まれていました。常にアスナのような支えてくれる存在がそばにいてくれたキリトとの大きな違いです。そのリアルなキャラクター像が視聴者の共感を呼び、人気を博しました。

今後はTVシリーズ第3期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』でその雄姿を見ることができます。2019年10月より、3期の後半『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』が放送予定です。

参考元

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