『響け！ユーフォニアム』複雑な登場キャラクターの総まとめ！

響け! ユーフォニアム　シリーズが今すぐ観れる

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『響け！ユーフォニアム』は京都府宇治市にある高校の吹奏楽を舞台にした、青春部活動物語です。大人数の部活だからこその複雑な人間関係と、全国大会を目指してひたむきに音楽にとり汲むキャラクター達の姿が、幅広い層に人気となりました。ここではそんな『響け！ユーフォニアム』に登場する魅力的なキャラクターたちを紹介していきたいと思います。

『響け！ユーフォニアム』北宇治カルテット
『響け！ユーフォニアム』3年生、後に卒業生
『響け！ユーフォニアム』2年生、後に3年生
『響け！ユーフォニアム』1年生、後に2年生
『響け！ユーフォニアム』新1年生
『響け！ユーフォニアム』吹奏楽部顧問
『響け！ユーフォニアム』登場キャラクターのまとめ

『響け！ユーフォニアム』北宇治カルテット

出典：amazon

まずは『響け！ユーフォニアム』の主人公仲良しグループの北宇治カルテットの紹介です。この呼び名は作中のものではなく、公式やファンたちからの呼称となっているのが特徴ですね。

黄前久美子(黒沢ともよ)

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本作の主人公。担当楽器はユーフォニアム。もともと金管バンドをやっていた姉に憧れて吹奏楽を始めた過去を持ちます。姉の担当楽器だったトロンボーンを吹きたいと長年思っていましたが、空気読みがちで断れない性格から、北宇治でも希望者の少ないユーフォニアムの担当をすることに。

本来の性格は良くも悪くも素直。ただ素直過ぎて人の心の傷を抉る発言もしばしば。しかし、やがてそれを自分の持ち味にして、部の人間関係をまとめるようなポジションへと成長していきます。

高坂麗奈(安済知佳)

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トランペット担当で、久美子の親友と呼べる存在。久美子とは中学時代からの知り合いで、言いたい事をズバっと言ってしまう久美子には陰ながら一目を置いていました。

父親がプロのトランペッターである影響か幼いころから英才教育を受けており、高校生ながらプロ顔負けの演奏力を持ちます。しかしそのことが部内では大きな爆弾となってしまいます。

顧問の滝を「Love」の意味で好きである一方、久美子を数少ない心の支えにしています。

川島緑輝(豊田萌絵)

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吹奏楽の名門中学からやってきたコントラバス奏者。かなりの吹奏楽オタクであり、楽曲の雑学から全国の強豪校情報まで、吹奏楽知識において右に出る人はそう多くありません。

名前は緑輝と書いて「さふぁいあ」と読み、本人はこれを嫌っているようです。そのため友人には「みどり」と読んで欲しいとせがんでいます。

その実力は折り紙付きですが、コンクールとなれば指にテーピングを張らなければならないほど練習に打ち込む努力家の一面も持っている少女です。

加藤葉月(朝井彩加)

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吹奏楽初心者で担当はチューバ。中学時代は陸上部でしたが、友達になった緑輝と意気投合して吹奏楽部に入部することに。運動部譲りの肺活量を見初められ(おだてられ)、低音パートのチューバを担当することになりました。

初心者ということもあり、コンクールに出るのはまだまだ夢のまた夢。それでもいつかみんなとステージに上がる日を夢見て、ひたむきに練習を続けています。

『響け！ユーフォニアム』3年生、後に卒業生

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『響け！ユーフォニアム』において第一部である久美子1年生編時の3年生たちです。最上級生ということもあり久美子たちとは一歩隔てた距離がありますが、だからこその絆や信頼を築いていきます。

田中あすか(寿美菜子)

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吹奏楽部の副部長で低音パートのリーダー。部長の晴香がやや頼りないことから、実質的に部のまとめ役でもあります。

担当楽器はユーフォニアムで、久美子が「あすか先輩みたいに吹きたい」と口にするほどの実力者です。離婚した父親が有名なユーフォニアム奏者で、楽器と共にプレゼントされた『響け！ユーフォニアム』の楽曲を大切にしています。

ミステリアスな美人であり完璧超人。だからこそいざダメになった時、それを必死に支えようとした久美子との間に絆が生まれました。

中世古香織(茅原実里)

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トランペット担当でトランペットパートのリーダー。あたたかな笑みがトレードマークの少女で、その聖母のような性格と立ち振る舞いから熱狂的なファンを持つほど。

トランペットの実力は申し分ないながら、1年でプロ顔負けの実力を持つ麗奈とソロパートを真っ向から争うことになってしまいます。実力差を認めつつも、自分自身に納得できない彼女は再オーディションに自らの3年間をかけることになりました。

小笠原晴香(早見沙織)

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吹奏楽部の部長でありサックスパートのリーダー。担当はバリトンサックス。引っ込み思案でやや頼りない部長であり、大半のことはあすかにまかせっきりになってしまっています。そのことに強いコンプレックスを持っていたため、あすかが不安定な状況になってしまった時には、自分を奮い立たせて部長としての責務を全うしました。

彼女の成長が垣間見える駅ビルコンサートの『宝島』は必見です。

斎藤葵(日笠陽子)

久美子の幼馴染で、担当はアルトサックス。歳の差はあれど名前で呼び合う交友関係を築いています。

難関大学への進学を考えており、全国を目指してハードなスケジュールをこなすようになってしまった今年の吹奏楽部には懐疑的になっています。一緒に夢を見るか、将来をとるか。瀬戸際の決断が迫られていました。

『響け！ユーフォニアム』2年生、後に3年生

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2年生組は直接の先輩となることも相まって、久美子たちがもっとも近しい存在としてかかわっていくキャラクター達となっています。作中では「トラブルの世代」とされており、本来入部していたメンバーの約半分が退部してしまうという過去を持っていました。

中川夏紀(藤村鼓乃美)

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低音パートのユーフォニアム担当。高校からの初心者組で、いつも気だるげな表情をしています。性格はサバサバしており、オーディションで久美子に負けても怒るどころかエールを送るなど、久美子が北宇治の吹奏楽部を好きになるきっかけを生んだ先輩でした。

学年が上がってからは副部長として部長の優子を支えるポジジョンに。もともと面倒見の良い性格だからか、ひと人で抱え込みがちな優子を上手いこと転がしているようです。

吉川優子(山岡ゆり)

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トランペット担当。香織の熱狂的な信者で口癖は「香織先輩マジエンジェル」。必然的にパート争いをした麗奈とは険悪な関係になっていきます。しかし実力は認めているのか、オーディションの後は麗奈の演奏に信頼を置いているようです。

学年が上がってからは新生北宇治高校の部長に。夏紀とはやや凸凹なコンビながらも、責任をもって全国金賞の夢へと部を引っ張っていきます。

鎧塚みぞれ(種﨑敦美)

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オーボエ担当。表情が乏しく自己主張が薄いため、何を考えているのか全く読み取れない少女です。誰よりも早く部室に来て朝練をするのが日課で、その努力に裏打ちされた実力は麗奈が舌を巻くほど。

同じ2年の希美とは中学時代からの友人でしたが、件のトラブルの以降疎遠に。そのことが彼女の中で大きな爆弾として抱え込むことになってしまいました。

学年が上がってからも相変わらずの様子ですが、久美子たちとの関わりから奏者として一皮むけて北宇治の強みへと成長していきます。

傘木希美(東山奈央)

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フルート担当。中学時代からの実力者ながら、件のトラブルにより吹奏楽部を退部。その後は地元のオーケストラサークルで演奏していたようです。

北宇治の快進撃を耳にして「部に戻りたい」と久美子に相談しますが、みぞれの抱えた爆弾を爆発させてしまい今年度は復帰を諦めることに。

学年が上がってからはみぞれと2人で木管パートのエースとして『リズと青い鳥』へ望みます。

後藤卓也(津田健次郎)

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低音パートで担当はチューバ。寡黙な性格ながら面倒見はよく、さらに安定した実力の持ち主でもあります。

同じくチューバ担当の梨子とは恋人同士で、新入生の前で茶化されるのが恒例行事のようになっています。

長瀬梨子(小堀幸)

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低音パートのチューバ担当。あたたかな包容力を持った女性で、同じチューバ担当の後藤の恋人です。

彼と同じく安定した実力の持ち主で、彼女たちの代のチューバはスパルタな滝先生をして、きわめて指摘が少ないパートとして描かれています。

加部友恵(田所あずさ)

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トランペット担当。2年時はオーディションに落選し「チーム・もなか」の中心としてコンクールメンバーを影で支えていました。

学年が上がってからは久美子と共に1年生の指導係に。1人1人体当たりで接する久美子と違い、一歩引いた視点でそれぞれの個性を把握することで新入生をまとめます。

もちろん最後のチャンスであるコンクールに向けて練習も重ねていますが、何やら心配事があるようで――

『響け！ユーフォニアム』1年生、後に2年生

『響け！ユーフォニアム』は吹奏楽部が題材ということで非常に沢山のキャラクターが登場します。セリフの有り無しをのぞいても、部員全員に名前とデザインがちゃんと用意されているほど。

久美子たちの同級生であってもほとんど作品に関わらないキャラクターも沢山いる中で、重要なポジションを担っているキャラクターを紹介します。

塚本修一(石谷春貴)

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久美子の幼馴染でトロンボーン担当。中学時代はホルン担当でしたが、高校入学を機に憧れのトロンボーンに。

久美子とは腐れ縁のような関係ですが、秀一は幼い頃から彼女にぞっこんでした。しかし好きの裏返しの行動で久美子と距離をとってしまい、北宇治で一緒になったことでようやく昔の関係を取り戻しているようです。

『響け！ユーフォニアム』新1年生

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新1年生は、劇場版『響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～』で登場する新キャラクターです。

学年があがった北宇治高校吹奏楽部の新入部員としてやってきますが、その顔触れは新入生係を担うことになった久美子曰く「めんどくさい」子が多いようで…。

久石奏(雨宮天)

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低音パートの新1年生。担当はユーフォニアム。礼儀正しい可憐な少女ですが、その実は人の心を掌握することに長けた小悪魔的な存在です。

中学時代にオーディションの結果からトラブルを経験しており、3年生の夏紀に勝ってしまうことを恐れていました。

同じトラウマを持っていた久美子にとっては1年前の自分の姿そのものであり、彼女にとっての自分が、自分にとっての麗奈のような存在になるべく語り掛けていきます。

月永求(土屋神葉)

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低音パートのコントラバス担当。中高一貫の男子校からエスカレーター進学を蹴って来た異質な経歴の持ち主です。苗字で呼ばれることを激しく嫌い、吹奏楽部の面々には捨てられた子犬のように牙をふりみだしていました。

あるきっかけから緑輝に心酔するようになり、性格はがらりと一変。もともとの実力から北宇治の貴重な戦力として育っていきます。

鈴木美玲(七瀬彩夏)

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低音パートのチューバ担当。経験者組で、1年生ながら後藤や梨子に次ぐ実力の持ち主です。

才能があるためか効率的な練習を好み、あまり居残り練習などには参加しません。そのためパートの面々ともなかなか打ち解けられず、逆にへたくそなのに練習時間だけでみんなと仲良くなっていくさつきにコンプレックスを抱いていました。

そんな彼女に奏は「孤高のままでいい」と同調する一方、久美子の想いは「打ち解ける努力をするべきじゃないか」というものでした。

鈴木さつき(久野美咲)

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低音パートのチューバ担当。美鈴とは旧友の間柄で「ダブル鈴木」や「みっちゃんさっちゃん」など、何かと一緒にされるのを好みます。

チューバの腕は葉月レベル。持ち前の元気さや天然っぽさから、パートのみんなの妹分のように打ち解けていきます。一方でそんな様子が美鈴のストレスを刺激し、2人の仲はどんどん遠ざかってしまっているようです。

剣崎梨々花(杉浦しおり)

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オーボエ担当。みぞれの直属の後輩で、憧れの先輩である彼女となんとか仲良くなろうと日々トライ&エラーを繰り返しています。

交友関係は広く木管のダブルリード楽器の面々と「ダブルリードの会」という名の女子会を開催したり、パート違いの奏と親しい間柄であったりといった描写が目立ちます。

一方でお弁当で食べきれなかったゆで卵をなぜか持ち歩いているなど、不思議ちゃんな一面も覗かせます。筆者のいち推しです！

『響け！ユーフォニアム』吹奏楽部顧問

最後に、北宇治高校吹奏楽部の顧問・コーチ陣を紹介します。あまり物語に大きくかかわってくるキャラクターではないながら、子供たちの成長に必要な「大人」であり、「音楽の先輩」である彼らも本作には欠かせない存在です。

滝昇(櫻井孝宏)

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北宇治に新たに赴任してきた音楽教師。甘い笑顔と穏やかな身のこなしから発せられる厳しい指導内容に密かに「粘着イケメン悪魔」と呼ばれています。

もともとはトランペット奏者だったものの、とある理由から音楽教師の道へ。北宇治高校への赴任は悲願であり、全国大会へと出場することは彼の夢でもあります。

指導はスパルタながら、生徒を信頼し、信頼される、理想的な関係を部員たちと築いています。

松本美知恵(久川綾)

久美子の担任にして吹奏楽部の副顧問、そして生徒指導と、さまざまな役職をこなすベテラン教師。その厳格で熱烈な指導から「軍曹」の名で呼ばれています。

もちろんその厳しさは愛情あってのことで、教え子の晴れ舞台には大粒の涙を流すほど涙もろい一面も。コンクール期間中は滝に代わってコンクールメンバー以外の部員の面倒を見ているようです。

橋本真博(中村悠一)

「はしもっちゃん」の愛称で親しまれる北宇治のコーチ。滝の音大時代の同期であり友人。普段はプロのパーカッション奏者をしています。

お気楽で愛嬌のある言動が特徴ながら、的確で無駄のない指導が持ち味。普段はあまり冗談を言わない滝がボケを飛ばす、数少ない相手です。

新山聡美(桑島法子)

橋本と同じく滝の大学時代の同期であり、北宇治のコーチ。専門はフルートで主に木管パートの指導に当たります。

滝の彼女疑惑がありながら、その実は既婚者。みぞれの演奏に一目をおいていて、彼女の進路として音大を勧めて相談に乗るなど、手厚いバックアップを行っています。

『響け！ユーフォニアム』登場キャラクターのまとめ

『響け！ユーフォニアム』のキャラクターたちは、吹奏楽部という多人数コミュニティであることからか、1対1の繋がりでなく、それぞれが様々なキャラクターと複雑に繋がり合っているのが特徴です。それが本作の面白いところであり、多くのファンを持つ由縁のひとつと言えるでしょう。

これだけ多くのキャラクターが扱われるのですから、そのすべてを覚えようとする必要はもちろんありません。まずは主人公や気に入ったキャラクターから、次第にその交友関係に手を広げていくと、いつのまにか全部のキャラクターが好きになっているはずです！

このキャラクター一覧を読んでから、ぜひもう一度『響け！ユーフォニアム』の物語にひたってみてくださいね。