『響け！ユーフォニアム』シリーズの魅力的な楽曲まとめ！ 主題歌から吹奏楽まで！

『響け！ユーフォニアム』と音楽

吹奏楽に欠かせないものと言えば、音楽です。

劇中では、北宇治高校はもちろん、久美子の友人が通っている立華高校吹奏楽部なども演奏しており、数多くの吹奏楽の楽曲が使用されています。もちろん吹奏楽以外の曲以外にも、OPやEDなどが用意され、『響け！ユーフォニアム』は色々な方向から私たちを音楽で楽しませてくれます。

そんな『響け！ユーフォニアム』ではどのような曲がどの場面で使われているのか見ていきましょう。

『響け！ユーフォニアム』シリーズの主題歌

『響け！ユーフォニアム』の主題歌は数多くのアニメ作品で主題歌を務めている『TRUE』さん、そしてEDには劇中で仲良しグループである久美子、麗奈、緑輝、葉月の四人が歌う『北宇治カルテット』が務めており非常に人気が高いです。

ここでは、それら楽曲について紹介していきます。

「DREAM SOLISTER」

・作詞 - 唐沢美帆 / 作曲・編曲 - 加藤裕介 / 歌 - TRUE
・第2話 - 第12話、番外編で使用

テレビシリーズ1期のオープニングテーマ『DREAM SOLISTER』です。明るきリズミカルな曲調が特徴で、北宇治高校吹奏楽部らしい雰囲気を醸した一曲になっています。主人公・黄前久美子の心情を表したような歌詞にも注目です。

「トゥッティ！」

・作詞・作曲 - ZAQ
・編曲 - 高田暁
・歌 - 北宇治カルテット［黄前久美子（黒沢ともよ）・加藤葉月（朝井彩加）・川島緑輝（豊田萌絵）・高坂麗奈（安済知佳）］
・第1話 - 第7話、第9話 - 第12話、番外編で使用

北宇治吹奏楽部1年生のメインキャラクター4人が歌う、エンディングテーマ『トゥッティ!』。ハイテンションな曲調が特徴の一曲です。

「DREAM SOLISTER (Wind Orchestra Ver.)」

・作曲 - 加藤裕介 / 編曲 - 松田彬人
・第13話で使用

アニメ1期の最終回で使用されたオープニングテーマ「DREAM SOLISTER」のオーケストラバージョン。アニメの最後を飾るのにふさわしい曲となっています。

「DREAM SOLISTER Movie.ver」

・作詞 - 唐沢美帆
・作曲 - 加藤裕介
・編曲 - 松田彬人
・歌　 - TRUE

劇場版1作目『響け！ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』のためにアレンジされた「DREAM SOLISTER」です。テレビ版と打って変わり、曲全体が荘厳な雰囲気になっています。

「サウンドスケープ」

・作詞 - 唐沢美帆 / 作曲 - 渡辺拓也 / 編曲 - EFFY / 歌 - TRUE
・第1話 - 第13話で使用

テレビシリーズの第2期でも、1期と同様にオープニングは「TRUE」が担当。関西大会への出場を決めた久美子の心情を反映した歌詞であり、聞くだけで作品の内容がよみがえり胸が熱くなります。

「ヴィヴァーチェ！」

・作詞・作曲 - ZAQ
・編曲 - 高田暁
・歌 - 北宇治カルテット［黄前久美子（黒沢ともよ）・加藤葉月（朝井彩加）・川島緑輝（豊田萌絵）・高坂麗奈（安済知佳）］
・第1話 - 第8話、第10話 - 第12話で使用

こちらもテレビシリーズ1期と同様に「北宇治カルテット」がエンディングを担当。曲調は前回と異なり、少し切なさを帯びたものになっています。

「響け！ユーフォニアム(Last Ver.)」

・作曲・編曲 - 進藤正和（松田彬人）
・第13話で使用

劇中で3年生の田中あすかが練習の合間に吹いていた架空の曲「響け！ユーフォニアム」のクラシックアレンジ楽曲。哀愁漂うこの曲が最後に流れると、改めてこの物語が終わるのだという実感がわいてきます。

「Blast!」

・作詞 - 唐沢美帆
・作曲・編曲 - 加藤裕介
・歌 - TRUE
・劇場版『響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～』で使用

劇場版『誓いのフィナーレ』のクレジットを飾った「TRUE」の新曲です。受け継がれてきた想い。受け継がれていく想い。2年生という板挟みの学年で苦悩する久美子のこれまでとこれからを爽やかに歌い上げた、青春ソングです。

『響け！ユーフォニアム』の登場吹奏楽曲一覧

『響け！ユーフォニアム』は吹奏楽部を舞台としたアニメですので、久美子を含め部員たちは吹奏楽の音楽をコンクールに向けてひたすら練習します。

それらの楽曲は現実に存在しているものもあれば、作中のオリジナル楽曲だったりもするのですが、実際にどのような曲が演奏されていたのでしょうか？

ざっと挙げただけでもこれだけの楽曲が登場します。クラシックの名曲から耳にしたことがある大衆楽曲まで、音楽であればなんでも演奏してしまうのが吹奏楽の良いところですね。

さて、ここまでは実在する楽曲たちの紹介となりましたが次は『響け！ユーフォニアム』独自のオリジナル楽曲について紹介したいと思います。このアニメのために書き下ろされた曲の数々は、どれも名曲と言って差支えの無い完成度のものばかりです。

「三日月の舞」

TVアニメ版『響け！ユーフォニアム』の代名詞とも言える楽曲ですね。オーディションにソロパート争い。難しい曲であるがゆえの、思い通りに吹けない苦悩。一日一日の練習の日々が詰まった1曲です。

曲としては、出だしからファンファーレじみた軽快なトランペットの音色が特徴的です。いきなり観客を圧倒するであろうインパクトは、まさしく「全国を目指す曲」としてふさわしいでしょう。

「響け！ユーフォニアム」

久美子の憧れの先輩、田中あすかの持ち曲であるオリジナル楽曲です。ユーフォニアム奏者のあすかの父親が、ユーフォニアムのために書いたという楽譜。ユーフォの暖かくのびのびとした音色を活かしつつも「楽しく気持ちよく吹く」ことを追及した曲となっています。

あすかの卒業時にこの曲を託された久美子は、困難に突き当たった時、彼女の力を借りるかのようにこの曲を吹き上げます。作品タイトルでもある本曲は、思い出と想いが詰まったかけがえのない曲なのです。

「リズと青い鳥」

第二部である『リズと青い鳥』および『誓いのフィナーレ』において、北宇治高校吹奏楽部2年目の自由曲として選ばれたのがこの「リズと青い鳥」です。同名のおとぎ話を元にしているという本曲は、4楽章構成の物語のような展開が特徴的です。

とりわけ第3楽章のフルートとオーボエの掛け合いが成功の鍵とされており、『リズと青い鳥』ではこれを担当することになった希美とみぞれの関係が描かれました。

楽曲としては昨年の自由曲「三日月の舞」に比べれば穏やかな曲調。インパクト勝負でない分、楽器同士の繊細なバランス調整が必要な高難易度曲となっているようです。

『響け！ユーフォニアム』の音楽のまとめ

いかがでしたか？

吹奏楽部の物語ということもあり、中には「昔、吹いたことがある！」なんて曲もあるかもしれませんね。吹奏楽部でなかった人も『響け！　ユーフォニアム』に登場する魅力的な楽曲について、少しでも興味をもっていただけたら嬉しく感じます。

そして、待ち遠しいのは来る第三部『決意の最終楽章』の自由曲「一年の詩」でしょう。この曲ではついにトランペットとユーフォニアムの掛け合いがあるとされており、『響け！』シリーズを統括するような曲になるものと期待しています。