2002年から矢沢あいによりCookieにて連載が開始されたNANAは、現在21巻まで出版されており、累計販売数は4500万部にのぼります。また。アニメ化、映画化もされており、代表的な人気少女漫画であると言えます。そんなNANAについて、まずは簡単にストーリーをご紹介し、人気のヒミツや、連載再開についてまとめます。
漫画を読んでなくてもこれだけ読めば分かる!NANAのあらすじ
主人公の小松奈々は、彼氏を追って上京します。その道中、たまたま新幹線で隣に乗り合わせた大崎ナナと親しくなります。
ミュージシャンになるために上京した大崎ナナとは、性格も見た目も全く違うものの、同い年ということもあり不思議と気が合うのでした。
後に、部屋探しで偶然に再会し、川沿いのレトロなマンションの707号室でルームシェアすることになります。ナナの歌声を聴いた奈々は心底感動し、バンド活動に付き添うようになります。
それをきっかけにナナの所属するBLACK STONESメンバーとの友好を深め、ギターのノブとは恋愛にも発展します。
しかし、ナナの彼氏である本城蓮が所属するメジャーバンドで、奈々が熱狂的ファンでもあるTRAPNESTのメンバーとの出会いを通して、奈々の運命が大きく動いていくのでした。
NANAの人気のヒミツ①思わず感情移入してしまうキャラクター
NANAの人気のヒミツとしては、まず第一に主人公である小松奈々のキャラクターが非常にリアルな女性像であることが挙げられます。
一生懸命(主に恋に)なんだけど、どこか失敗することもあって、ときには落ち込んだりもします。でも、持ち前の明るく社交的な性格から、日常のちょっとしたことで喜べたり、幸せを感じたりもします。そんな奈々のキャラクターは、女性が思わず共感できる点が多いです。
NANAの人気のヒミツ②冒頭の回想から始まるストーリー
NANAの人気のヒミツとしては、各回のストーリーが、必ず奈々の回想から始まる点が挙げられます。
このストーリー展開により、読者は物語の結末を無意識に想像します。そして、回が進むにつれて、だんだんと回想から読み取れる未来像がはっきりしていきます。
このため、読めば読むほどに、もう少し先が知りたくなります。このように結末を小出しに見せていくという手法は、NANAにより確立されたといっても過言ではないストーリーの構成法です。
休載の原因は?いつになれば再開される?
NANA休載の原因は、作者である矢沢あいの体調不良とされています。単行本の巻末にて、婦人系疾患で手術が必要であり、実際に2007年に手術したことが告白されています。
また、2012年にはCookieにて、NANAの主要キャラクターである淳子と京介を登場させたおまけ漫画を描きおろしています。
その作中にて、淳子と京介に「本編を連載できるくらい体調が良くなっているなら、とっくに連載再開しているよ」と言わせていることからも、病状の深刻さが伺えます。
復帰を心待ちにするファンが多いのも事実ですが、再開の目処が立っていないのが現状です。現在、蓮の死、ナナの失踪という大きな展開の変化が見られる中で休載しているNANA、今後の連載再開からは目が離せません。
参考元
- ・NANA集英社
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