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出典:amazon

2019/04/17
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「黄金魂」をより楽しむために。黄金聖闘士たちの背景をおさらい

聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-が今すぐ観れる

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「聖闘士星矢ー黄金魂ー」では、復活した黄金聖闘士たちが主人公となります。 ここでは、黄金聖闘士たちそれぞれの立場や目的、性格などをまとめました。主人公である彼らの背景を知ることで、「黄金魂」を観るのがますます楽しくなるでしょう。

辿れ! 黄金聖闘士たちの軌跡

黄金聖闘士たちの系譜の補填をする「黄金魂」

「聖闘士星矢ー黄金魂ー」は、原作で主人公たちの先輩であり目標、そして超えるべき壁であった黄金聖闘士たちが主役となる物語です。

ゆえに、その他の「聖闘士星矢」シリーズより黄金聖闘士たちの個性やバックボーンが掘り下げられることとなり、それが本作の魅力となっています。

ここでは、12人の黄金聖闘士たちそれぞれがどのような事情を抱えたうえで、「黄金魂」ではどのような思いで戦っていくのかをまとめてみました。
原作「聖闘士星矢」を読んだことがない人も、内容をおさらいしたい人も、必見の内容となっていますよ。

獅子座のアイオリア①→兄・アイオロスとの再会は

本作の実質的な主人公である獅子座のアイオリア。

黄金聖闘士のなかでは年少にあたり、精神的に未成熟であること、そして成長の伸びしろがあることから、主人公のポジションに選ばれたと制作陣は語っています。

また、原作やアニメ「聖闘士星矢」で、主人公・星矢の先輩として関わりがあったこと、必殺技がもっとも聖闘士らしいものであること、そして反逆者の弟として生きてきた非業の運命が、主人公として適任だとされています。

アイオリアのバックボーンとして、もっとも重要なのが兄である射手座のアイオロスの存在でしょう。

サガの謀略によって、聖域の反逆者として扱われてきたアイオロス。その汚名は、アイオロスが死してなおアイオリアを縛りました。

「聖闘士星矢」本編の星矢たちの活躍によって、アイオロスが受けた誤解は解かれましたが、アイオリアとアイオロスが意志を通わせることはなく、嘆きの壁での死によって本編は完結してしまいました。

「黄金魂」は、嘆きの壁で死んだはずの黄金聖闘士たちが復活した物語です。

アイオリアは、兄・アイオロスもまた、アスガルドのどこかで復活していることを知り、リフィアと共に旅を続けます。

果たして、アイオリアは、アイオロスと再会することが出来るのでしょうか。

獅子座のアイオリア②→シュラとの因縁の行方

アイオリアのもう一つの因縁として、山羊座のシュラの存在があります。

シュラはかつて、反逆者を誅殺するという任務を受け、アイオロスを半殺しにした張本人です。

OVA版では、そのときのことをシュラが語りたがっていたところをアイオリアが拒絶する、という一幕もありました。

アイオリアは任務であれ、最愛の兄を殺したことについて、シュラに許しがたい思いを抱いているのは事実。
そして、「黄金魂」では、アイオリアが兄の仇であるシュラと、どう向き合うかがポイントとなってきます。

アイオリアとシュラは、過去の因縁を断ち切ることが出来るのでしょうか。

牡羊座のムウ→冷静に事態を俯瞰

牡羊座のムウは、冷静で、常に客観的な判断をする黄金聖闘士として知られています。

他の黄金聖闘士たちよりも一歩引いたところから、物事を俯瞰して眺め、原作の”黄金十二宮編”では偽の教皇であるサガの支配する聖域にも加わらずにいました。

「黄金魂」でもその姿勢は崩すことなく、なぜ嘆きの壁で死んだはずの自分たちが復活し、なんのためにアスガルドへやってきたかを調査します。
時折、アイオリアを始めとする他の黄金聖闘士たちのサポートをしながら、アスガルドを覆う不穏な気配の調査をするムウ。

ムウの行動が、「黄金魂」の謎を解く大きな手掛かりになるかもしれません。

牡牛座のアルデバラン→”らしい”行動力が道を拓く

牡牛座のアルデバランは、ムウ不在の聖域で、十二宮の実質的な最初の守護者ということもあって、力によって物事を片付ける、武闘派という印象が強い黄金聖闘士です。

なぜ死んだはずの自分がアスガルドにいるのか訝しがりながらも、とりあえず自分の足で動き、行動してから考えを決めるというアルデバランらしいエピソードとなっています。

また、豪快な性格ながら、協調性は高く、他の黄金聖闘士たちと連携し事態の解決に挑むという姿勢も見られます。

アルデバランの行動力と実直さが、アイオリアを始めとする黄金聖闘士たちの支えとなるでしょう。

双子座のサガ→復活してなお続く、贖罪の路

双子座のサガは、黄金聖闘士のなかでも最強との呼び声が高く、アスガルドの神闘士にも広く知られ、特に警戒されています。

サガはかつて、現世に降臨したばかりの赤ん坊のアテナを殺そうとし、13年にもわたり聖域を支配した、元凶とも呼べる存在です。

サガの乱によって黄金聖闘士たちの大半が死んだことからか、心を入れ替えた今となっても、他の聖闘士となかなか行動を共にしようとはせず、単独行動を貫きます。
しかし、サガが事態の解決を望む気持ちや、地上のために戦うという気持ちは誰よりも強く、その強大な力は黄金聖闘士たちを導くでしょう。

また、かつての教皇の座を争ったライバルであり、己の欲望のままに粛正したアイオロスと再会したとき、サガがどういう思いを抱くのか。そこにも注目が集まっています。

蟹座のデスマスク→蟹座聖衣との和解、なるか

死者の魂を操る黄金聖闘士、蟹座のデスマスク。

原作ではやられキャラという印象が強く、最終的には蟹座の聖衣にも見捨てられてしまったデスマスクですが、冥界の嘆きの壁には結集し、他の黄金聖闘士と共に壁を破壊しました。

アスガルドに復活したあとは、街で自堕落な生活を送り、漫然とした生活を送っています。
しかし心のなかでは、かつて自分を拒絶した蟹座の聖衣とどう向き合っていいかわからず、人知れず苦悩しています。

そんなデスマスクが、再び蟹座の聖衣を纏い、黄金聖闘士として戦うことはあるのでしょうか。

乙女座のシャカ→座して時を待つ

神にもっとも近い男・乙女座のシャカ。

自分自身の足であれこれと動き回るというよりも、座して待ち、物事の流れを見極めるタイプの聖闘士です。

そんなシャカのスタンスは、「黄金魂」でも変わることはありません。人里離れた場所で、座して物事が動くのを待ち続けています。

ですが、「黄金魂」の謎だらけの物語において、シャカは神聖衣の鍵を握る存在だと目されています。

神に近い男は、一体何を知っているのでしょうか。そして、シャカの存在が、物語にどのような変化をもたらすのでしょうか。

天秤座の童虎→若い肉体を取り戻し、自ら行動

「聖闘士星矢」本編では紫龍の師匠で、老師と呼ばれていた童虎。

243年前の聖戦の生き残りであり、どちらかといえば戦いに加わるよりも、若い戦士たちの戦いを静観することが多い立場でした。

若い肉体を取り戻したあとの「黄金魂」では、これまでとはうってかわってアクティブな童虎を見ることが出来ます。

生き返った理由は知らずとも、とりあえず楽しみながら生きて、そのうち目的を見つけるというスタンスは、最年長者の余裕の現れかもしれません。

しかし、いざ神闘士との戦いとなれば、持ち前の地力の強さを発揮。抜群の安定感で神闘士と戦っていきます。

童虎はどのように戦うのか、そして、天秤座最大の特徴である武器を使う時は来るのか。注目したいところです。

蠍(さそり)座のミロ→自らの足で答えを見つける

蠍座のミロは、直情型の聖闘士で、黄金聖闘士イチ気性が激しいことで知られています。

黄金十二宮に挑んだ青銅聖闘士たちや、かつてポセイドンの配下であったサガの弟・双子座のカノンを試すなど、他人に流されず、自らの意志で物事を決める聖闘士でもあります。

「黄金魂」においても、黙って事態を見守ることはせず、復活してすぐ行動を開始。

神闘士の居地に単身で乗りこむなど、変わらない行動力を見せつけます。

どんな事態においても立ち止まらず、ひたむきに目的まで真っすぐに突き進むミロは、ある種の頼もしさも感じさせてくれるでしょう。

射手座のアイオロス→黄金聖闘士の嚆矢、健在

かつての教皇候補にして、聖域の英雄・射手座のアイオロス。

サガの陰謀をいち早く察知し、逆賊の誹りを受けながらも、赤ん坊のアテナを城戸光政に託し、星矢たちの運命を変えた聖闘士でもあります。

星矢たちを度々導いたように、事態の核心に誰よりもたどり着き、道を切り開くアイオロスは、「黄金魂」でも健在。

姿を見せずとも、弟であるアイオリアや他の黄金聖闘士を、ユグドラシルへと導き、事態の解決の糸口を示します。

アイオロスはアスガルドのどこにいるのか、姿を見せないのはなぜなのか、彼の真意とは……。

これらの謎が解けたとき、「黄金魂」の物語は、クライマックスへと近づいているのかもしません。

山羊座のシュラ→己の役割を果たす実直な生きざま

聖闘士イチの攻撃力を誇る聖剣・エクスカリバーの使い手、山羊座のシュラ。

過去には悪の教皇であったサガに加担した身でありながら、自らを打ち倒したドラゴン紫龍のお陰で改心。以降は、聖闘士としての役目を果たすため、死してなお紫龍をはじめとした青銅聖闘士たちの手助けをする黄金聖闘士となります。

かつての過ちを認め、自らの行いに言い訳や悔恨を口にすることなく、己の使命を実直に果たす聖闘士。それがシュラです。

しかしシュラは生前、かつて己が手をかけたアイオロス、そしてその弟であるアイオリアとの和解は果たせずにいました。

もしシュラとアイオリアがアスガルドで再会したとき、確執を抱える二人は、どうなってしまうのでしょう。

シュラのひたむきな意志は、アイオリアに通じ、アイオリアの迷いをも断ち切ることが出来るのでしょうか。

水瓶座のカミュ→情愛が深い故に、道に惑う

原作の主人公の一人、白鳥座(キグナス)の氷河の師匠でもあるカミュ。

自己や弟子に、常にクールであることを課しながら、実は黄金聖闘士の誰よりも情に厚い男でもあります。

そんなカミュは、アスガルドの神闘士の一人・エイクシュニルのスルトと交流があったことが明らかになっています。

カミュは、かつての友であるスルトへの義理を通すか、それとも現在の同胞である黄金聖闘士たち側につくのか。

アテナの黄金聖闘士という大義を見失った現在、カミュがどういう立場を選ぶのか、彼の運命の、重要な転換点となりそうです。

魚座のアフロディーテ→ついに魔の薔薇の本領を発揮

魚座のアフロディーテは、原作ではデスマスクやシュラと同じく、13年前よりサガの陰謀を知っていました。それ故に、黄金聖闘士でも悪役という立ち位置になっており、いわゆる”星座カースト”においても下位の位置にいた聖闘士です。

しかし、試写会において、監督が「(原作で不遇の立ち位置にあった)蟹座と魚座を幸せにする」という言葉があり、原作ではヒールであった彼らがどんな活躍をするのか、ファンの大きな期待が寄せられています。

復活後、アスガルドでの享楽的な暮らしを楽しむアフロディーテではありますが、その心には常に、聖闘士としての気高い信念がある様子。

”力のあるものが世を支配するのが正しい”という原作での言葉どおり、己の力をもって降りかかる火の粉を払うスタイルは、「黄金魂」においても変わりがありません。

原作ではあまり活躍の場がなかっただけに、アフロディーテとデスマスクがどういった活躍をするか。魚座&蟹座ファンはおおいに期待したいところです。

まとめ!「黄金魂」の見どころは盛りだくさん!

以上、黄金聖闘士たちのバックボーンを紹介しました。

「聖闘士星矢」ファンにとっては知ってて当たり前の話からファンでもなかなか知らないマニアックなネタ、制作側の秘蔵ネタまで、たくさんのネタが盛りだくさんでしたね。

「聖闘士星矢ー黄金魂ー」には他にも、原作・アニメからのゲストキャラクターも多数出演します。

原作から登場するアテナの聖闘士はもちろん、「黄金魂」と舞台を同じくする、アニメオリジナルのアスガルド編のキャラクターも登場。または、アスガルド編のキャラクターに深い関係がある敵役も登場します。

なかには往年のファンでさえ「懐かしい!」と思わず言ってしまうキャラクターが登場することも。

「黄金魂」を観る前に、初めての人はもちろん、観たことのある人はおさらいの意味でも、原作「聖闘士星矢」をチェックするのがいいかもしれません。

参考元

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