「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」の中で登場する漫画家の岸辺露伴は数々の名言やファッショナブルな服装などで人気のキャラクターです。「ジョジョ」シリーズのスピンオフにも登場したり、ファッションブランドGUCCIのモデルになるなど、「ジョジョ」シリーズでも屈指の人気のキャラである岸辺露伴について紹介します。
岸辺露伴とは?
岸辺露伴のプロフィール、スタンドの能力、名言、ファッションアイコンとしての魅力を紹介します。
岸辺露伴のプロフィール
岸辺露伴は「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」に中で登場するキャラクターで、作品に登場する時は1979年生まれの20歳という設定です。
物語の舞台となる杜王町に住む人気漫画家の岸辺露伴は「週刊少年ジャンプ」で「ピンクダークの少年」という連載作品を持っています。
ちなみにアニメ版「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」で岸辺露伴の声優を担当するのは、「おそ松さん」の松野おそ松役でも知られる櫻井孝宏です。
岸辺露伴のスタンド・ヘブンズ・ドアー!
「ジョジョ」シリーズにおいて第3部以降は、それまでの肉体を使ったバトルから、スタンドいう視覚的に表現された超能力を使ったバトルが展開されます。
そして、岸辺露伴のスタンドがヘブンズ・ドアーです。
ヘブンズ・ドアーがスタンド能力を発揮すると、スタンド攻撃を受けた者は、体のいずれかの部位(顔が多い)が本のようにページ状になります。
そして、その本のページには、スタンド攻撃の対象の過去の記憶や経験などの「人生の体験」が書かれていて、スタンドの持ち主の岸辺露伴はそれを見ることができます。
また、岸辺露伴はヘブンズ・ドアーの能力を使って、そのページに新たな情報を追加して「人生の体験」を書き換え、相手を自分の思い通りに動かすことができるのです。
主人公東方仗助たちとの関係性!
岸辺露伴は人付き合いが苦手ということもあって、アシスタントやスタッフを雇わずに漫画を書いていますが、好奇心が旺盛な性格をしています。
そして、岸辺露伴の漫画のファンを公言する広瀬浩一が彼の家を訪ねてくると、持ち前の好奇心が抑えきれず、ヘブンズ・ドアーの能力を発動します。
岸辺露伴は作品のキャラクター作りのためにヘブンズ・ドアーを使って広瀬浩一の「人生の体験」を覗き見してしまうのです。
広瀬浩一の「人生体験」を見てしまった岸辺露伴は、創作意欲を刺激されて、さらに面白い作品を描きたいという欲望が暴走してしまいます。
広瀬浩一は岸辺露伴にとって、アイデアを搾取するための奴隷のような状態になり、その異変を友達でもある東方仗助たちが気づきます。
その結果、岸辺露伴は仗助たちとバトルをする羽目になり、痛い目にもあうことにもなります。
バトル後、広瀬浩一との関係は修復しますが、東方仗助には敵対心を持つこととなります。
このように物語の主人公の仗助とは距離を置いたポジションにいる岸辺露伴ですが、仗助と共通の敵が吉良吉影であることに気がつきます。
そのため物語の後半では、吉良吉影の捜索のために仗助たちと協力することになります。
「ジョジョ第4部」における岸辺露伴のバトル!
「ジョジョ第4部」の中で岸辺露伴が直接的に絡むバトルがいくつかあります。
代表的なのが、噴上裕也のスタンドであるハイウェイ・スターに襲撃される場面や
ジャンケン小僧のスタンド、ボーイ・Ⅱ・マンとのバトルや吉良吉影とのバトルなどがあります。
そして、岸辺露伴が最も活躍するスタンドバトルが、チープ・トリックとの戦いです。
チープ・トリックは敵の背中に取り憑くスタンドで、チープ・トリックに憑依されたものは、その状態で誰かに背中を見られると死んでしまいます。
しかもチープ・トリックは本体だけが独立した特殊なスタンドで、岸辺露伴のスタンドのヘブンズ・ドアーの能力が全く効かないという厄介な敵です。
チープ・トリックによって危機的な状況に追い詰められる岸辺露伴ですが、広瀬浩一の助けも借りつつ意表を突いた作戦で、この強敵に立ち向かっていきます。
岸辺露伴の名言!
岸辺露伴は作品の中でいくつもの名言を残しています。
彼の名言の中でも一番有名なのが、ハイウェイ・スターの攻撃によって、ピンチに陥った露伴が敵の申し入れをクールに断る【だが断る】です。
自己中心的な傲慢な性格に見える露伴ですが、卑劣な取引には「NO」を突きつける、心の奥には正義感を持っていることを象徴する台詞です。
また、漫画家でもある露伴は、いき過ぎた情熱を吐露する台詞も印象的です。
その代表的なのが【『リアリティ』だよ!『リアリティ』こそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり、『リアリティ』こそがエンターテイメントなのさ】です。
他にも【この岸辺露伴が金やちやほやされるために マンガを描いてると思っていたのかァーーーーーッ!!】も有名な露伴の台詞です。
これらの台詞はいき過ぎにも見える露伴の言動の本質は、プロフェッショナルとして良い漫画を読者に届けたいという彼の熱い心の現れなのです。
この他にも岸辺露伴は数々の名言を残しているので、彼の名言に耳を傾けてみるのも作品の楽しみだったりします。
ファッションアイコンとしての岸辺露伴!
「ジョジョ第4部」の主人公である東方仗助は高校生、ラスボスの吉良吉影は会社員という設定のため、彼らが着るファッションは学生服・スーツ姿と固定されてしまいます。
しかし、漫画家である岸辺露伴はファッショナブルで、作品の中で様々なファッションを身に纏います。
岸辺露伴のファッションのトレードマークというと、頭に巻いたヘアバンドと漫画家らしいペンですが、彼が着る服はころころと変わり、しかも、そのデザインはかなり奇抜です。
奇抜なファッションを着こなす岸辺露伴ですが、その中でも特にインパクトがあったのがヘソ出しルックの服で登場した時です。
オシャレな岸辺露伴ですが、世界的なファッションブランド「GUCCI」の創設90周年を記念した2011年のイベントで登場します。
「GUCCI」とファッション雑誌「SPUR」がコラボしてこのイベントで、「SPUR」の誌上で書き下ろし漫画「岸辺露伴 新宿へ行く」と掲載されます。
また、漫画だけでなくGUCCI新宿では、「岸辺露伴 グッチへ行く」の原画展が開催されました。
作品は「GUCCI」のバッグを修理にしてもらうために、岸辺露伴がイタリアのフィレンツェにある「GUCCI」の工房をたずねるというものです。
そうしたストーリーに合わせて、作品の随所に「GUCCI」のバッグや小物が登場するなど、ファッションアイコンとしての岸辺露伴が存在感を発揮したものになっています。
スピンオフ作品「岸辺露伴は動かない」がOVAに!
岸辺露伴は名言やファッションや特異なキャラクターなどで、「ジョジョ」シリーズの中でも屈指の人気キャラへと成長していきます。
岸辺露伴の人気を象徴するのが「ジョジョ」シリーズの本編とは独立したスピンオフ「岸辺露伴は動かない」では主役として活躍しているところです。
また、あのフランスのルーブル美術館を舞台にした「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」という作品でも主人公として登場します。
そんな岸辺露伴ですが、完全新作のOVAとして「岸辺露伴は動かない」が映像化されることが決定しています。
これは「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」のBlu-ray / DVD全巻購入者の特典となります。
OVA「岸辺露伴は動かない」ではテレビシリーズからキャラクターデザインを一新するなど、岸辺露伴の魅力をもっと知りたい人にオススメの作品となっています。
テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」のBlu-ray / DVD全巻購入者プレゼントとなる完全新作OVA「岸辺露伴は動かない」のキービジュアルが到着した。
参考元
- ・参照リンク:岸辺露伴 - Wikipedia
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