人気アニメ『ちはやふる』シリーズ。2018年には、ファン待望の3期アニメの制作決定が発表され、2019年4月より放送予定です。その前におさらいしておきたいアニメ『ちはやふる』のこれまでのあらすじを徹底解説します。さらに、個性あふれるキャラクターの魅力にも迫ります!
『ちはやふる』は、競技かるたに青春をかけている主人公・綾瀬千早が、ときに周囲の人をも巻き込みながら、クイーンになることを目指すストーリーです。
雑誌「BE・LOVE」(講談社)において連載中の、末次由紀さんによる少女漫画『ちはやふる』が原作となっています。
2010年と2013年にテレビアニメ化され、第2期までが日本テレビにて放送されました。
そして、2016年には広瀬すずさん主演の実写映画として『ちはやふる -上の句- 』『-下の句-』が2部作として公開され、完結編として2018年に『ちはやふる -結び- 』も公開されるなど、話題作となりました。
今年4月に放送を控えるアニメ3期を前に、これをおさえておけば今からでも楽しめる、アニメ『ちはやふる』の主なあらすじを徹底的に解説していきます!
『ちはやふる』アニメ1期あらすじ【ネタバレあり!】
千早は小学6年のとき、転校生の綿谷新に出会い競技かるたを知ります。
それまでの千早の夢は「姉の千歳が日本一のモデルになること」でした。
しかし、新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」そして、「自分の夢は名人になること」だと言われ、千早は新のかるたへの情熱を知ります。
新のかるたをする姿に衝撃を受けた千早は、幼馴染みの真島太一をも巻き込んで競技かるたを始めます。
その後、原田先生の指導する府中白波会に入り、「ヒョロくん」こと木梨浩にも出会い、千早はスポーツである競技かるたにのめりこんでいくのでした。
高校生となった千早は、同じ瑞沢高校に通う太一とかるた部の創部を決意。
大江奏、駒野勉、西田優征を仲間に迎え、正式に競技かるた部として千早が掲げた目標「東京予選優勝、全国大会出場」達成に向け、練習を始めます。
瑞沢かるた部は決勝で北央高校を破り、見事東京予選に優勝。全国大会出場を果たします。
全国大会では初日の団体戦、体調不良で千早が棄権した影響もあり、瑞沢かるた部は決勝トーナメントで敗退してしまいます。
翌日の個人戦では、現高校生クイーン・若宮詩暢相手に千早は20枚差で完敗。
太一はB級決勝で、強豪校である富士崎の3年に、僅差まで詰め寄るも敗北。準優勝の悔しさを実感します。
全国大会でそれぞれの問題点も見え、改善に励む一同。
原田先生の言葉に千早は頭を抱えるも、埼玉大会を通して速いだけがかるたじゃないと気づかされます。
埼玉大会では大江と駒野が優勝、準優勝となり揃ってC級に昇格します。
一方の太一は西田との運命戦の結果、敗北。
西田は優勝しA級昇格、太一はまたも準優勝となりました。
瑞沢かるた部は、創部1年目にして全国大会出場、地方大会での入賞と充分な成績を残します。
その頃新は、成長した千早と太一に再会したことで刺激を受け、西日本予選に出場することを決意。
大好きだった祖父の死から遠ざかっていたかるたを再開します。
しかし、大会では4回戦敗退。
千早も東日本予選で前クイーンの山本由美さんに敗北し、クイーン戦、名人戦はそれぞれ若宮詩暢、周防久の連覇となります。
『ちはやふる』アニメ2期あらすじ【ネタバレあり!】
2期は千早たちが高校2年になった春からスタートします。
部室確保のため新入部員を集めるも、入部したのは個性の強い花野と筑波のふたりのみ。
結局部室の2階を吹奏楽部が使うことになるも、全国大会前に応援を受け、励まされます。
東京予選、北央高校との決勝で4組が運命戦となる熱戦の結果、準優勝となったものの、ルール改正により全国大会に出場できることになります。
全国大会の団体戦、千早は準決勝戦で大阪恵に敗れるも、駒野の調べた試合分析が役立ち決勝進出を果たします。
決勝戦、千早はかるた名門校富士崎の2年生・山城理音に苦戦するも勝利。
直後の2組同時運命戦では、東京予選での戦いを活かし、札合わせを完成させます。
運がなく、運命戦で一度も自陣の札が読まれることのない太一でしたが、自陣が読まれ勝利、瑞沢かるた部は全国初優勝をかざります。
翌日の個人戦、千早は団体戦の決勝戦で右手を負傷した影響で、医者からも出場を止められるも、自ら掲げた目標「団体戦優勝、個人戦各階級優勝」達成にむけ、左手を使い強行出場。
その後、3回戦でのクイーンとの勝負で左手を封印し、利き手で戦うも敗北してしまいます。
しかし、クイーンにとって得意札の「しのぶれど」を取られたことで強烈な印象を残し、千早とクイーン戦での再戦を約束します。
太一は今まで勝ちきれなかったB級決勝で、初勝利をかざりA級昇格。
C級は駒野、D級は筑波がそれぞれ優勝し、団体戦優勝校としての意地をみせます。
A級決勝戦は、新とクイーンの戦いとなり、新の驚くほどリラックスしたかるたで、何年もの間無敗だったクイーンに土をつけます。
新が両親と交わした約束「高校選手権で個人戦優勝したら、東京の大学に進学する」ことが現実となります。
当初は反対していた両親ですが、全国大会で新のかるたに対する情熱に感化され、推薦での大学進学を認めます。
団体戦で負傷した右手人差し指の手術を受け、入院中には富士崎高校かるた部顧問の桜沢先生にもらったクイーンと新の試合を何度も見直す千早。
退院後は桜沢先生に誘われて、太一とともに富士崎高校の強化合宿へ参加します。
『ちはやふる』の千早・太一・新の三角関係はどうなった?
アニメ『ちはやふる』はかるたの勝敗だけでなく、幼馴染みの千早・太一・新による恋模様も見どころのひとつです。
1期序盤、新がかるたをしていないことを知った千早は、福井まで新に会いに行きます。
新のことしか頭にない千早の姿に、太一がイラつくシーンは数多く、印象的です。
1期終盤では、新の試合を見なかった太一に対して千早が怒り、その直後には「おれやっぱり千早が好きだ」と心の中で言っています。
太一の想いに大江と花野にはバレバレなものの、千早が気がつくことはありません。
しかし、後輩の指導方法でメンバーが対立したときには「今一番大事なのは、太一がA級になること」と言ったりと、太一のことはいつも気にかけている様子です。
新は一見何も考えていないようですが、太一に対し「離れてるから、千早と太一が付き合っとっても分からんし」と言い、太一をぎくりとさせます。
2期最終回では、千早が新に対し、病院での電話の後に「新が好きなんだ」と言っています。
大江は、千早が新を想い書いた短歌を読んだことで千早の想いにも気がつき、部長の太一を応援しますが…。
原作漫画では新、太一の告白シーンもあるため3期ではどこまで描かれるのかが楽しみです。
『ちはやふる』のアニメと原作漫画の違いは?
出典:amazonアニメ『ちはやふる』の原作は、現在も連載中の同名漫画です。
原作者となる末次由紀さんは、過去に盗作疑惑で活動を休止したことがあり、本作はその復帰作となりました。
単行本が40巻発行され、累計2200万部突破(2019年2月現在)の人気コミックとなっています。
原作漫画とアニメの内容に大きな違いはなく、原作を忠実にアニメ化されています。
しかし、アニメでは放送されていないエピソードもいくつかあるため、原作ファンの中にはそれを惜しむ声もあります。
抜けたエピソードの多くは、新やその周囲に関することが多く、テレビアニメは瑞沢かるた部を中心に描かれています。
アニメでの『ちはやふる』は音楽や編集、声優さんによる心のこもった演技などが合わさり、千早たちの世界へと引き込まれます。
特に、かるたシーンなどは札を取る速さや畳を叩く音、その場の緊張感などがダイレクトに伝わってきます。
一方で、原作漫画では登場人物それぞれの心情がアニメより詳しく、より細かく描かれています。
アニメと漫画を見比べて、違いを楽しむのも良いかもしれません。
『ちはやふる』アニメまとめ
約6年ぶりとなるアニメ『ちはやふる』3期決定にともない、これまでのあらすじを解説してきました。
3期では、千早たちは最高学年となり、瑞沢高校かるた部としての高校選手権は最後の出場となります。
大学からは東京へ行くことの決まった新と、千早のそばにずっといたいと思う太一の三角関係。
3期からも目が離せないアニメ『ちはやふる』3期は2019年4月より放送予定です!
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