【銀魂】神楽と沖田の気になる関係に迫る! ライバル？仲間？え、結婚!?

神楽と沖田は銀魂のメインキャラ

【神楽】とは主人公である坂田銀時が営む何でも屋｢万事屋(よろずや)｣のメンバーのひとり。対して【沖田】は、江戸の治安を守る特殊警察組織｢真選組｣の一番隊隊長。

万事屋と真選組は対立することもあるものの、協力して問題を解決をすることも多く、立場が違うだけの同盟組織のような関係です。

そんな万事屋と真選組は、銀魂で見ない回はないほど様々なシーンで登場します。神楽は万事屋、沖田は真選組の主要人物なので、誰もが認める銀魂のメインキャラです。そんな神楽と沖田の関係となると、どうしても気になりますよね。まずは、神楽と沖田の概要を紹介していきます。

銀魂の神楽は、最強の戦闘民族「夜兎族」の血を引く娘

銀魂の世界に登場する「夜兎族」は、最強の戦闘民族。見た目は普通の人間とあまり変わりませんが、驚異的な戦闘力を誇り、その力で数多の星を潰してきた、戦いの本能が強い種族です。

夜兎族の特徴は透けるような肌の色と傘。日の光に弱い夜兎族は、日傘を常に持ち歩いています。実際に強い日差しが照り付ける砂漠の星に不時着した時の神楽は、他の人たちよりもかなり弱っていました。

しかし神楽自身は闘争本能の高さを良く思っていません。地球の江戸に来た理由も、｢世界を巡り、新しい自分になるため｣と言っています。その言葉どおり神楽は、普段は陽気で無邪気な女の子で、自ら積極的に戦いに身を投じることはありません。大切なものを守る時に力を発揮する、心優しい銀魂のヒロインです。

父・星海坊主と、兄・神威の三人家族

そんな神楽は、父・星海坊主と、兄・神威の三人家族です。

父親の星海坊主の本名は、神晃(かんこう)。｢えいりあんばすたー｣と呼ばれる第一級危険生物を駆除する仕事をしており、銀魂の中でも宇宙最強と呼ばれるほど、高い戦闘力を持っています。

兄の神威は神楽の四歳年上で沖田と同い年です。常に笑顔で普段はほがらかな性格ですが、神楽とは違い戦闘を強く好む性格です。若くして宇宙海賊｢春雨｣に所属する｢第七師団｣の団長でもあり、その実力は誰もが認めるほど高いです。

父親も兄も戦闘民族といわれるにふさわしいキャラですね。ちなみに母親の江華(こうか)は、既に他界しています。

強さよりオチャメな性格が際立つ一面も

銀魂自体がコメディ色が強い作品というのもあり、神楽は戦闘で活躍する場面より、ボケで活躍する場面が多いです。一応宇宙人と言う設定もあり、常識外れな発言や行動が多く見られ、周りを困らせたり読者を笑わせてくれます。

大食いなのに酢昆布が大好きで、大きな犬の定春をかわいがっています。酢昆布を食べながら定春と一緒にいる姿は神楽の日常であり、トレードマークと言えるでしょう。

14歳という年齢もあり子供のような無邪気な一面も多く見られ、全体的に妹キャラのような存在です。

銀魂の沖田は、江戸の治安を守る「真選組」一番隊隊長

武装警察真選組は、反乱分子を即時処分する特殊警察部隊。その活動内容から分かるように、剣の腕に長けた者たちの集団です。性格的に癖のあるキャラも多く、厳格な警察のイメージというよりも、昔からの仲良し同士の集まりのような雰囲気です。

沖田総悟はそんな真選組の一番隊隊長。幼少期から神童と呼ばれるほど剣の腕が高く、その実力は真選組随一と言われています。誰からも一目置かれ、頼りにされる存在で、夜兎族の神楽とも互角に渡り合えるほど高い戦闘力の持ち主です。

みんなに可愛がられる弟分？

18歳の沖田は真選組の中でも若く、真選組の局長である近藤を心から慕っている、みんなの弟的な存在です。おだやかで純粋な一面もあれば、自由奔放な一面もあり、色んなイベントにひとりで参加したり、遊んだりしています。

副長である土方の命を狙うシーンも沢山ありますが、沖田は素直に感情表現するのが苦手なのでちょっかいを出している感じで、土方も強めのツッコミで対応しています。一番隊隊長ということもあり、どことなく、何をしても許されるポジションを確立しています。

そんな沖田は、美少年を絵に描いたような外見も手伝って、キャラクターの人気投票で二位を獲得したこともあります。読者からの支持も高く、まさに銀魂を代表する人気者のひとりと言えるでしょう。

ドSがゆえの王子様気質と打たれ弱さ

沖田はドS気質で、男女問わず相手を奴隷のように扱う時もあります。普段はあまり表情を変えず、物静かな印象ですが、ドSっぷりを発揮している時はとても冷たかったり、嬉しそうな顔をしています。

ドSモード時の沖田は、はたから見たらいじめっ子のような発言も多く、中には深く傷つく人もいそうですが、そこは作品の雰囲気上うまく笑いに繋がっています。

しかしドSだからこそ、相手に強く拒絶されたり傷つけられたりすると、人一倍落ち込んでしまいます。人気者でかわいがられることが多い分、心のダメージには弱いのかもしれません。ちなみに子どもや動物に対してはいつも優しいです。

神楽と沖田の関係と絆

若くして高い戦闘力を持ち合わせる神楽と沖田は、様々な場面でお互いをライバル視し、競い合うシーンが多く見られます。しかし力を合わせて協力しあう時もあり、お互いへの尊敬や、強い絆を思わせる言葉も数多くあります。

そんな神楽と沖田の本当の気持ちはどうなのでしょう。美男美女のライバルでもあり仲間でもあるふたりには、恋の発展も十分期待できます。ここからは、物語を振り返りながら、神楽と沖田の気持ちを探っていきましょう。

神楽と沖田の出会いはお花見

お花見シーズンのある日、万事屋たちが花見をしているところに真選組が現れ、場所取り合戦が始まります。勝負を決める方法は、沖田が発案した｢叩いてかぶってジャンケンポン｣。ジャンケンをして、勝った方がピコピコハンマーで相手の頭を叩き、負けた方はヘルメットをかぶって防ぐという、昔ながらの遊びです。

厳密に言うと、神楽と沖田の初対面は、真選組が初めて登場し、万事屋と交戦した池田屋です。しかし一対一で対決したのはこのお花見が初めてなので、事実上、神楽と沖田の出会いはこのお花見と言っていいでしょう。

神楽と沖田は｢叩いてかぶってジャンケンポン｣からヒートアップし、殴り合いの喧嘩に発展しますが、両者互角のまま、決着はつかなかったようです。最終的には、みんなで仲良く一緒にお花見をしました。

喧嘩ばかりする二人

お花見で互角の勝負を繰り広げた神楽と沖田は、その後も犬猿の仲となり、よく喧嘩をします。とは言っても、殴り合いの喧嘩よりも口喧嘩の方が断然多いです。お互い、何か隙があればバカにし合い、子どものようなちょっかいの出し合いを繰り広げています。

突出した実力を持つ神楽と沖田だからこそ、互角に勝負できる相手がいることが嬉しいのかもしれません。実際に神楽は、力をコントロールすることが下手なことを気にしており、他者と関わることを遠慮しがちな一面も見せています。

どこか似た者同士だからこそ、お互いに強い親近感を持っており、気を許し合うことができるのかもしれませんね。。

強敵には共闘して立ち向かう

お互いに認め合い互角の実力を兼ね備えているからこそ、同じ敵に対して共に戦うこともあります。神楽が沖田を肩車したり、沖田の頭に神楽が手を乗せて戦うシーンなどから、神楽と沖田の相性が良く仲も良いことが伝わってきます。

神楽と沖田が崖を登っている最中に、神楽が転落する場面がありますが、その時に沖田は、とっさに神楽の手を掴んで助けます。その時、崖の上から多数の敵が神楽と沖田を狙っている絶体絶命の状況にも関わらず、沖田は神楽の手を離しませんでした。沖田の仲間を大切にする性格が垣間見えつつ、お互いに強い親近感を持っており、気を許し合うことができるのかもしれませんね。自らの命を危険にさらしてでも神楽を守ろうとする強い気持ちがわかる場面でもありました。

実はお互い好き同士？

普段は喧嘩ばかりしていても、いざとなったら力を合わせたり、相手を助けたりする神楽と沖田は、お互いが好き同士であることは間違いありません。ただ、それが友情なのか恋愛感情なのかの判断は難しいです。

銀魂の作風上、戦いのようなシリアスな展開や、コメディのような笑える展開が多いので、どうしても恋愛的な要素が少なくなりがちです。しかし、神楽と沖田は銀魂のメインキャラで登場頻度も高いので、恋愛感情を抱いている事を匂わせるシーンもあります。

ここからは、恋愛的な視点からも、神楽と沖田の関係と気持ちを探っていきます。

沖田から神楽への告白やプロポーズは？

恋愛といえば告白、結婚といえばプロポーズですよね。相手のことを恋愛として好きと伝える告白やプロポーズは、神楽と沖田の間にあったのでしょうか?　

告白やプロポーズには様々な伝え方があり、反応や解釈も人によって変わります。普段喧嘩ばかりしていて、共通の知り合いも多い神楽と沖田なら、たとえ好きだったとしても、ストレートに気持ちを伝えにくいのかもしれません。

しかし、気持ちは何らかの言葉や行動に現れるものです。神楽と沖田のやり取りから、告白やプロポーズと解釈できる展開を、解説していきます。

結婚話を持ち出す沖田

とある罪人を護送中に、新八が｢あー! どっかのバカのせいでえらいことになっちゃったよー!｣と言い、神楽が｢ホントアル。嫁の貰い手がなくなりそう。｣と呟くシーンがあります。その直後に沖田と土方が突然現れ、沖田が｢だったら俺が貰ってやろうかー?　三食飯つき。質素だが静かな生活を送れるマイホームも用意してるぜー?｣と言います。

この言葉は、完全にプロポーズに聞こえますよね。しかし最後に｢格子つきの。｣と付け加える沖田。つまり逮捕宣言だったわけですが、あまりに回りくどい言い回しなので、本心も混じっていたのかもしれません。

肝心の神楽の反応は、慌てて身を隠すという結果に。当然と言えば当然ですが、明らかにプロポーズとしては受け取っていませんでした。

神楽の歌に込められた想い

銀魂には、万事屋たちが銭湯に行く話があるのですが、その時に神楽が口ずさんだのが南こうせつさんの｢神田川｣。神田川は恋人同士で銭湯に行き、彼氏を待っている女性の心境を歌った大ヒット曲です。

そして、その時一緒に銭湯に行った男性陣の中には、何と沖田がいます。なかなか銭湯から出てこない沖田と、神田川を歌いながら沖田を待っている神楽は、恋人や夫婦のようにも見えます。単に銭湯の定番曲を唄っていただけかもしれませんが、沖田への恋心が表出した瞬間だったのかもしれません。

ちなみに男風呂は、恐ろしい風貌の天人である屁怒絽一家(へどろいっか)と色々あり、大変なことになっていました。沖田が銭湯から出てきたのはだいぶ後だったはずです。一体神楽は、どれだけ待たされたのでしょう。

ちなみに上記の銭湯回『第220話 銭湯では身も心も丸裸』が収録されたシリーズ「銀魂’（アニメ第2期）」はU-NEXTで見放題配信しています。

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2年後に現れた神流は、神楽と沖田の子供？

大きな戦いから2年後、神楽は宇宙に旅立ったままでした。しかし突如、｢神流(かんな)｣という名の、神楽にそっくりな少女が新八の前に現れます。話を聞くと、やはり母親は神楽。ということは、神楽はこの2年の間に、誰かと結婚して出産していたことになります。

神楽が出産していたとなると、父親は沖田かも?　しかし沖田は、神流と対面した時に、一瞬、｢神流の父親は銀時かも｣と疑います。そのことから、自分は身に覚えがなさそうです。

結局、神流は神楽自身が変化した姿だったのですが、冷静に考えたら、ありえない成長の早さですよね。しかし誰も気づかなかった神流の正体に、誰よりも早く気づいた沖田は、頭がいいだけでなく、神楽のことをよく知っていたということにもなります。

神楽と沖田の恋愛は、漫画でもアニメでも決定打なし？

結論から言うと、神楽と沖田の関係において、恋愛感情の決定打となる言葉や行動はありません。最後まで、付き合うこともなければ、結婚することもありませんでした。

しかし逆に、神楽と沖田が他の異性に恋愛感情を抱くなど、恋愛感情を否定する決定打もありません。恋愛なんてしている場合ではない状況だったことも事実です。

なので、神楽と沖田が恋愛感情を抱いている可能性は、まだあります。しかし、神楽と沖田が離れ離れになってしまう、あるできごとが起きてしまいます。

再会する日は来るのか？ 離れ離れになる二人

とある事件をキッカケに、真選組は解散してしまいます。江戸には新政府が発足し、真選組の隊員たちは、江戸から去ることになります。その時、降りしきる雨の中沖田が別れを告げるために会いに行った相手が神楽でした。

名残惜しむかと思いきや、そこはさすがの犬猿の仲のふたり。神楽は沖田を川へ蹴落とし、強い言葉で叱咤激励をします。さらにいつものちょっかいじみた喧嘩ではなく、どちらの方が強いのか白黒ハッキリさせるために、神楽と沖田が本気で戦います。

最後まで決着はつかず、お互いもう誰にも負けないと誓いあい、川に浸かりながら座り込みます。いつの間にか空は晴れていて、眩しい朝日が昇る光景は、神楽と沖田の明るい未来を暗示しているようでした。

神楽と沖田の関係は5年後を描く完結編でどうなる？

銀魂の映画『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』では、本編の5年後の物語を描いています。その頃神楽は19歳、沖田は23歳と成長し、本編とは違った風貌と性格を見せてくれます。

この5年間ほとんどの時間を離れ離れで過ごしていたと思われる神楽と沖田は、どうなっていくのでしょうか。完結篇とその後の未来まで、話を進めて行きます。

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歳を重ねた神楽と沖田の恋の行方

5年後の神楽と沖田は、良くも悪くも今までと相変わらずの関係。この5年の間では、ふたりの関係に特に何も変化や進展はなかったようです。完結篇は映画ということもあり、収録時間は2時間もないので神楽と沖田についての情報やふたりのやり取り自体が少ないです。

完結篇では本編のように喧嘩することもなく、仲が良く息がピッタリ合うパートナーのような関係になっていました。お互い大人になったからかもしれません。特に神楽は、全体的に無邪気さが薄れ、女性らしさが高まり、ツンデレでクールな印象が強まりました。

銀魂完結後の神楽と沖田は？

ここからはもう予想するしかありません。もしかしたらこの先、銀魂の続編が世に出る可能性もありますが、2019年8月の段階では新作の情報はありません。

最後まで恋愛関係にならなかった神楽と沖田ですが、ふたりともまだ若いので、これから恋愛関係に発展する可能性は十分あります。ただ、神楽も沖田もドSっぽい性格同士なので、恋愛関係になるより、今のように｢良きライバルであり仲間｣のような関係のままの方がうまく付き合っていけるのかもしれませんね。

とはいえだからこそ恋愛関係に発展したら面白そうです。神楽と沖田が恋愛する姿を見たかったファンも、多いのではないでしょうか。

神楽と沖田の二人が活躍する神回は何話？

面白おかしく楽しみたいなら、｢神楽仮病編｣がおススメです。神楽が仮病を装い、それを見抜いた沖田が嫌がらせをして神楽を追い詰める内容です。
アニメでは296話の｢初期設定はナメたら命取り｣と、297話の｢お別れの挨拶は簡潔に｣です。漫画では、第52巻の第457訓～459訓です。

シリアスなシーンなら、やはり最後に神楽と沖田が真剣勝負をする｢さらば真選組編｣がおススメです。アニメでは第308話の｢鬼が哭いた日｣～第316話の｢さらば真選組｣です。漫画では、第59巻～第61巻の、第525訓～第551訓です。

将軍が暗殺された結果、真選組も解散しますが、万事屋と真選組が協力して仲間を助ける内容です。

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まとめ

神楽と沖田の関係については、｢互角の実力を持つライバル｣、｢信頼できる固い絆で結ばれた仲間｣、｢メインキャラで最も恋愛に発展する可能性のある男女｣、といった解釈ができます。

どの作品のどのキャラクターも、見る人それぞれの視点や期待があり、解釈や予測も異なりますが、神楽と沖田の関係は、面白くも美しくもあります。

銀魂は既に完結しているので、神楽と沖田の今後がどうなるかは、誰にも分かりません。ですが、どんな関係であれ、神楽と沖田の未来は明るいはずです。

この記事でご紹介させていただいた内容以外にも、銀魂には沢山の名シーンがあります。この機会にぜひ、銀魂の漫画を読んでみてはいかがでしょうか。豪華声優陣が勢ぞろいしているアニメ版も、要チェックです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。