『TENET』のヒットを受け、「クリストファー・ノーラン」が気になっている人は多いのでは? でも、どの作品から見ればいいのかわからない…そんな方に、入門としておすすめの鉄板作品5つをご紹介します! これを見れば、あなたもノーランの映像世界にハマるはず!
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『インセプション』

夢の中を映像化した、クリストファー・ノーラン渾身の一作。
主人公のコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、他人の夢の中に潜入し、情報を引き出すスパイ。
夢の中で他人のアイデアや情報を盗むだけではなく、都合のいい記憶を植え付けるというミッションもあります。
登場人物には、夢と現実世界の見分けがつかないように構築する設計士がいます。設計された夢の中で、ターゲットをさらに深い部分に連れていくという、階層化された夢の構造がかなり面白い映画です。
また、いざ夢の中に潜入してみると、思いがけない事態が起こり、その展開に終始揺さぶられます。
登場人物のキャラクターも、夢を視覚化したビジュアルも、複雑なストーリーも、ハンス・ジマーの音楽も、エンディングの魅せ方も、映画の要素全てが最高のインセプション。
クリストファー・ノーランを観るならまずはコレでしょう!
『インター・ステラー』

異常気象により作物が作れず、滅亡の危機に瀕している世界。
そんな中で人類が、移住可能な星を発見しにいく宇宙探査映画です。
主人公でトウモロコシ農場を営む元宇宙飛行士のクーパー。
オープニングでは普通の父親なのですが、ストーリーが進むにつれ、人類を救うために最高にカッコイイ父親になります! 私、カッコ良い中年親父が主人公の映画、好きなんですよね…。
科学的考証に基づき、誰も見たことのないブラックホールなど視覚化。また“地球と宇宙で流れる時間のスピードは異なる”という事象も表現。それらにより、SFとしても本格的な作品といえます。
地球の映像はCGではなく、実際にジェット機の先端にIMAXカメラを搭載して成層圏で撮影したなど、映像も凄いことになっています。
全編に渡って圧倒されずにはいられない、次元を超えた感動の大作映画。壮大さを感じて頂きたく、できるだけ大きな画面で見ることをお勧めします。
『ダークナイト』

『バットマン』を原作とした実写映画で、三部作の『ダークナイト・トリロジー』の第2作目です。
バットマンは周知のようにアメコミのヒーローの代表格です。
悪役のジョーカーとの対決という構図のため、本作も最強のバットマンが圧倒的に強いだろうと見始めてしまいます。
しかしながら、力と力の戦いではなく、完全なる心理戦と頭脳戦が交錯した戦い。
今作では、正義とは何か? という選択を迫られます。
それを象徴するのが、一方は大勢の囚人が乗った船、もう一方は善良な市民たちが乗った船。相手の船を爆破するスイッチが両方に渡され、助かるためには押さなければなりません。
“自分たちが助かるために、相手の命を犠牲にできるか?”
そう問いかけられた時、みなさんなら、どういった選択をされますか?
世界観がかなり作り込まれているので、バットマンを知らない人でも、作品に身をゆだねて鑑賞することができます。また、ジョーカー役のヒース・レジャーの演技にも言葉を失うくらいに引き込まれ、素晴らしいです。
本作が制作されたのはイラク戦争中の2008年。正義とは何かをバットマンに重ねて受け取れる、映画史に残る傑作です!
『TENET テネット』

2020年、映画『TENET』のヒットを受けて、
クリストファー・ノーラン監督の名前を初めて聞いたという人もいるでしょうか。
監督の作品の特徴について、先に記載したいと思います。
・映画の登場人物がスーツをスマートに着こなしていることが多い。監督自身も英国紳士な印象です。
・極力CGの使用を避け、ビル一棟爆破なども本物で撮影する。
・IMAXを初めて長編映画で使用した監督で、映像にめちゃめちゃこだわっている。
そして、映画体験とは、時間芸術なんだということを体現している監督だと思います。
時間芸術とは、簡単に言ってしまえば、映像や音楽の組み合わせの工夫によって、観客に新しい体験をさせること。
それらが共通して監督の作品からはうかがえると思います。
前置きが長くなりましたが、本作はクリストファー・ノーラン史上最高に難解です。
時間を逆行するという概念が複雑で、序盤から分からない、初見では置いてけぼり感をくらいます。さらに編集上の省略が大胆すぎて、補足説明無しでは意味が分からない、そういう映画です。
ところが、その分からないところがこの作品の魅力。
気になってしまい、パンフレットを見たり、SNSを用いて調べたり。
アップされている解説や考察動画からヒントを得て、2回目の観賞をすると、面白さが増していくのです。
概念が新しくて複雑ゆえ、ネットやSNSで議論が行われ、わざと分かりづらく撮っているなどという意見も見かけます。そういった話題作りも狙った作品かもしれません。
この作品が好きなら、もうクリストファー・ノーラン信者ですね!
『MEMENT(メメント)』

ある日強盗に襲われて妻を失った上、犯人との格闘で頭部を損傷した主人公。
10分間しか記憶を保てない前向性健忘症を患ってしまうというのがあらすじ。
クリストファー・ノーラン監督の商業用映画第一作です。
時系列を逆から見せていくカラーパートと、それとは別に進行するモノクロパートに分かれていて、謎を解くように引き込まれてしまいます。
映像が行ったり来たり、真実が二転三転したり、鑑賞者を絶妙に惑わし、ネタを小出しにされ…、しかしもどかしくも面白い! 最後はそうだったのかと思わされる結末に驚かされます!
キャラクターもストーリーも紐解けばシンプルにも関わらず、鑑賞者に伝えて行く順番を変えるだけでこれだけ面白くなるという、ノーラン監督らしい時間芸術の原点ともいえる作品です。
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