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2017/03/28
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モアナ、アナ雪、美女と野獣…「ディズニープリンセス」も自立の時代!?

女の子の憧れ「ディズニープリンセス」。 その「プリンセス像」が、時代とともに変化していることをご存知ですか? 最新のプリンセス「モアナ」は、どんな「プリンセス」なんでしょうか? 「モアナと伝説の海」を見た方も、これから見に行く方も、モアナは過去のプリンセスたちと何が違うのか、見比べてみて下さいね!

ディズニープリンセスって?

ディズニー映画のヒロインの中でも、特にお姫様のことを「ディズニープリンセス」と呼びます。

日本のディズニー公式サイトで発表されている「ディズニープリンセス」は、白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫(眠れる森の美女)、アリエル(リトル・マーメイド)、ベル(美女と野獣)、ジャスミン(アラジン)、ラプンツェル(塔の上のラプンツェル)、の7名です。

しかし、アメリカの公式サイトでは、これに加え、ティアナ(プリンセスと魔法のキス)、メリダ(メリダとおそろしの森)、ポカホンタス、ムーランが、プリンセスとして紹介されています。

公式サイトではまだ掲載されていませんが、一般的には「アナと雪の女王」のアナ、エルサもプリンセスに含むと考える人が多いです。

さらに、今年3月に公開された「モアナと伝説の海」のモアナも「ディズニープリンセス」に含む見方が広まっています。

ディズニーの「プリンセス像」が変化している?

子供から大人まで、多くの女性の憧れである「ディズニープリンセス」
その人気の秘密は、時代と共に変化していく「プリンセス像」にあるのではないでしょうか?

ディズニーの描く「プリンセス」は、その時代の女の子たちの憧れであり、理想の姿なのです。

しかし女性にとっての理想像は、時代と共に変化していきます。

ディズニープリンセスは、その時代の流れに沿った「理想像」をとらえ、発信しているのです。

受身な3人のプリンセス

1.白雪姫

最初のディズニープリンセスである「白雪姫」

白雪姫は、その美しさに嫉妬した継母に城を追われ、森の中をさ迷います。
偶然見つけた小人たちの家に住まわせてもらいますが、継母に毒りんごを食べさせられ、倒れてしまいます。

しかし、白馬に乗った王子様が現れ、白雪姫に口づけをしたことで、のどに詰まっていた毒りんごのかけらが飛び出し、一命をとりとめ、王子と結ばれるのです。

2.シンデレラ

シンデレラは、継母と連れ子である姉妹に、使用人のように扱われます。

お城で開かれた舞踏会に、妖精の魔法のおかげで出席することができ、王子様に気に入られたシンデレラ。

魔法が解けるタイムリミットが来て、王子様の前から姿を消しますが、その時に落としたガラスの靴を手掛かりに、王子様がシンデレラを見つけ出し、2人は結ばれます。

3.オーロラ(眠れる森の美女)

オーロラは、生まれてすぐ、魔女に「16歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけられてしまいます。

その後、別の妖精が「死ぬのではなく眠るだけで、真の恋人からのキスにより目覚める」という呪いにすり替えてくれますが、オーロラは呪い通り、16歳の誕生日に眠りについてしまいます。

しかし、眠りにつくより前に出会って恋に落ちていた王子が、オーロラを救いに来てくれます。

王子のキスでオーロラは無事に目覚め、2人は結ばれました。

白雪姫、シンデレラ、オーロラはいずれも、その美しさなどから、悪役に嫉妬され憎まれますが、周りの手助けによって、最後は王子と結ばれます。

自分から、何かを変えてやる!と動くわけではなく、あくまで「受身」な印象です。

女性は美しくつつましく佇み、守られ大切にされるもの、という時代背景が伺えますね。

この流れを絶ち破ったのが「リトル・マーメイド」のアリエルです。

積極的なプリンセス「アリエル(リトル・マーメイド)」の登場

映画のあらすじ

今までの「プリンセス像」を大きくくつがえしたのが、おてんばでやんちゃなプリンセス、アリエルです。

陸の世界に興味津々で、「陸と関わるな」、という王の言いつけを平気で破ります。
そして人間の王子に恋をしてしまうのです。

アリエルは王子に会いに行くため、魔女と契約をして、人間の足を手に入れますが、結局魔女との約束を守れず、人魚に戻ってしまいます。

しかし最後は、二人の愛を認めた王によって、人間にしてもらうことができ、アリエルと王子は結ばれます。

アリエルは今までのプリンセスとは違い、かなり積極的で、おてんばです。
王の言いつけを無視して人間と関わったり、王子に会いたいがために魔女と取引してしまったり…。

そして自分からアクティブに動いた結果、失敗もしますが、王子の愛を手に入れたわけです。

女性の社会進出

ここで注目したいのが、「リトル・マーメイド」が公開された年です。
1990年7月公開だったのですが、その4年前、1986年は男女雇用機会均等法が制定されるなど、女性の社会進出が目覚ましくなっていました。

理想像だった「美しく儚く、王子様がいつか迎えに来てくれる女性」への憧れは薄れ、「自分の意志で動き、男性に負けないくらいのバイタリティを持つ自立した女性」への憧れが増してきた時期なんです。

世の女性は、待っているだけの受身なお姫様より、自分の意志で動けるお姫様に、好感を抱くようになっていたんですね。

ディズニー映画はそういった時代の流れを的確に察知し、時代にあったプリンセスを次々生み出していきます。

そして、今年公開された「モアナと伝説の海」
この映画も、今までのプリンセス像をくつがえす、ターニングポイントと言えるのではないでしょうか?

最新映画のプリンセス「モアナ(モアナと伝説の海)」

映画のあらすじ

ヒロインのモアナは、村長であるトゥイを父に持ち、ゆくゆくは村長になることが約束されている女の子です。

「海には出るな」と父に言いつけられはしますが、海が大好きなモアナは言うことを聞きません。

しかし、大人になるにつれ、村長の娘としての自覚も芽生え、少しずつ海から離れていきます。

そんな時、島の周りで異変が起きます。

女神の「心」が盗まれたせいで、世界は少しずつ、闇に浸食されており、その影響がモアナの住む島にも及んできたのです。

女神の「心」を返す、という重大な役割を、海はずっとモアナに託そうとしていました。

モアナは海に選ばれていたのです。

そして、モアナは祖母が倒れたのをきっかけに、女神の「心」を返す冒険に出ます。

女神の「心」を盗み、世界を混沌とさせる原因を作った男「マウイ」を説得し、共に海を旅するのです。

恋愛要素ゼロのプリンセス

今までのプリンセスであれば、一緒に旅し、そして助け合うマウイと恋に落ちるのが王道な気がしますが…

「モアナと伝説の海」に関しては、恋愛の要素が全く含まれていないんです。

監督であるジョン・マスカーも「ロマンスは一切ない」と公言しています。

プリンセスものなのにロマンス皆無、という展開は、メリダ(メリダとおそろしの森)に続き、2作目です。

ディズニープリンセスの登場する映画は、どれも必ずといっていいほど、恋愛相手が存在しました。

しかし「モアナと伝説の海」には、モアナの相手役は存在しません。

ここにもやはり、女性が憧れる「理想像」が変化していることが見てとれます。

「いつか王子様と結ばれるお姫様」は、もう時代遅れなんです。

今の女性たちは、昔に比べ、恋愛に依存してそれだけに生きる、という考え方ではなくなってきています。

それが女性の憧れる「プリンセス像」にも、反映されているのです。

恋愛だけに重きを置くプリンセスではなく、モアナのように、自分の意志で動き、困難に立ち向かっていける自立したプリンセスが支持されているのです。

悪役がヒロイン?

マレフィセント(眠れる森の美女)

オーロラ姫に呪いをかけた悪い魔女「マレフィセント」
彼女には、生まれたばかりのオーロラを憎むに至った理由があったのです。

悪役である魔女を主人公にした実写映画「マレフィセント」は、違った角度から「眠れる森の美女」を描いた2014年公開の話題作です。

クルエラ(101匹わんちゃん)

クルエラは、毛皮が大好きなデザイナーで、犬を殺して毛皮を剥ぎコートを作るという、非情な悪女。

そんなクルエラを主人公にした実写映画「クルエラ(原題)」が2018年に公開されます。

クルエラ役にはなんと、「ラ・ラ・ランド」のヒロインとして人気沸騰のエマ・ストーンさん!

いったいどんな映画になるのか!?話題となっています!

ディセンダント

マレフィセントなどディズニー映画の悪役に子供がいたという設定で、その子供たちを主役にした映画「ディセンダント」

2015年に配信され、2017年夏には続編も公開される人気ぶりです。

なぜ今、悪役にスポットが?

王道なプリンセスではなく、悪役がスポットを浴びているのはなぜなんでしょうか?

素敵な王子様が迎えに来てくれるお姫様は、今や夢物語過ぎて現実味がないんです。

人間が本来持っている、弱い部分や醜い部分を持っている悪役の方が、親近感がわいて感情移入しやすいのかもしれません。

女性が受身で夢を見ていていい時代は終わりました。

だからこそ、現実ではあり得ない優雅なプリンセスより、自分の意志で動ける強いプリンセスや、人間味のある悪役に、人気が集まるのかもしれません。

参考元

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zoo888

written by zoo888

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