実写映画「斉木楠雄のΨ難」の原作やアニメの魅力とは？ とにかくキャラが面白い！

「斉木楠雄のΨ難」の映画化は2015年に発表されていた!?

実は2015年6月15日発売の週刊少年ジャンプ29号で実写映画化決定について、すでに発表がありました。
しかし発表から1年以上経過してもなんの音沙汰もなく、ファンはもちろん、原作者の麻生先生ご自身も作中で「消滅した」とネタにしていたほどです。

そんな中2016年にアニメ化が決定し、いよいよ実写化は企画倒れか…という空気が漂っていましたが、2017年3月15日に公式サイトでキャラクタービジュアルが公開されました。
1年以上企画を温め、満を持して2017年10月21日に全国上映が発表されました。

多くの話題を集めた「斉木楠雄のΨ難」は、いったいどんな漫画なのでしょうか。

「斉木楠雄のΨ難」はどんなマンガ？

超能力を持った、主人公・斉木楠雄（さいき くすお）と個性豊かな仲間や家族を描くギャグ漫画です。

2012年から週刊少年ジャンプに掲載されており、アニメ化時点での累計発行部数330万部の人気作品です。

斉木楠雄のキャラクターが面白い！ 主人公が喋らない!?

主人公のセリフが全てモノローグになっている漫画を読んだことがあるでしょうか？
斉木楠雄のΨ難は、主人公・楠雄が読者と同じ目線でツッコミや状況説明をしている、いわばストーリーの進行役を担っています。

モノローグ調でありながらエッジの効いたツッコミに、思わず笑ってしまった…という人も多いのではないでしょうか。

時事ネタや自身が漫画の登場人物であるということをネタにする描写が多いのも、斉木楠雄のΨ難の魅力的な作風の一部です。

斉木楠雄が持つ超能力とは？ なんでもアリ!?

楠雄が持つ超能力は、「ありとあらゆる能力」です。そのパワーを全開にすると3日で人類を滅亡させると豪語するほどです。
テレパシーやサイコキネシス、以心伝心や透視といった能力を有しています。

ピンクの髪の毛、触角のようなパワーを抑える安全装置、色つきメガネといった奇抜な格好も、全人類に向けたマインドコントロールで「これが普通だ」と言い聞かせています。
その結果、人類の生態系が変わり色とりどりの髪色の人間が生まれたり、ギャグ漫画のお約束展開でもある回復力が異様に高くなったり…という弊害も。

あまりに多くの能力を持っているので、霊能者の鳥束からは「能力お化け」と呼ばれています。

斉木楠雄が超能力を持っていることを誰にも教えない理由

楠雄の能力を知っている人は家族と、同じ能力者である鳥束と相卜（あいうら）だけです。

これだけの能力を持っていたら、自慢したくなりそうですよね。
しかし楠雄は「生まれつき全てを奪われた人間」「この力のせいで僕の人生はメチャクチャだ」と自分を紹介しています。

幼少期、人前で力を使い注目を集めてしまっただけではなく、果てには父のブログが炎上したことから事態を収めるのが大変だったと本人も語っています。
そのためできるだけ静かに過ごしたいと考えて今は能力を隠しているんです。

能力を使えば嫌でも注目を集めてしまいますよね。
しかし、仲間がピンチの時はこっそり超能力を使って助けてあげる優しい一面も持ち合わせています。

実写映画「斉木楠雄のΨ難」の原作やアニメの魅力まとめ

今回週刊少年ジャンプの人気作品である「斉木楠雄のΨ難」について紹介しました。
ちょっと変わった超能力コメディは、1度読んだらクセになる面白さだといえるでしょう。

実写映画を見る前に、原作を読んでみてはいかがでしょうか。