世界中で大ヒットした「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で人気を集めて、現在公開中の「美女と野獣」ではヒロインのベル役をつとめるのがエマ・ワトソンです。そんな子役時代からスター街道を歩む彼女の魅力が楽しめる映画を5作品選んで紹介します。
恋人を救出するために奮闘するCAを演じた社会派サスペンス映画「コロニア」!
エマ・ワトソンが1973年にチリで起きた軍事独裁政権によるクーデターに巻き込まれて、囚われてしまった恋人を助けるために奮闘するCA・レナを演じたのが「コロニア」です。
タイトルにもなっている「コロニア・ディグニダ」は、チリの軍事独裁政権と結びついた元ナチス党員のパウル・シェーファーが支配する拷問施設として知られています。
この映画は実話をモデルにしていることもあり、「コロニア・ディグニダ」での拷問シーンや囚われた人たちを監視する職員たちの機械のような冷徹な視線は凄みがあります。
また、この施設にエマ・ワトソン演じるレナが潜り込むのですが、拷問施設の厳しい監視の中をかいくぐって脱出を試みるので、サスペンスとしても見応えがあります。
エマ・ワトソンはこの映画で「コロニア・ディグニダ」からの脱出を計画していることを悟られないために、感情を殺して淡々と演じているところが印象的です。
そして、CA役ということもあって劇中ではエマ・ワトソンが着る1970年代のルフトハンザ航空の黄色い制服のオシャレで、その着こなし方も素敵です。
エマ・ワトソンの新たな代表作とも言える「美女と野獣」①!
エマ・ワトソンはディズニーアニメの名作を実写版となる「美女と野獣」でヒロインのベルを演じています。
多くの人が一度は見たことのある作品の実写版ですが、冒頭の「朝の風景」の場面の素晴らしいセットの映像に引き込まれます。
この場面では登場するキャラクターたちが歌のリレーをつないでいきますが、エマ・ワトソンも伸びやかな歌声を披露します。
ミュージカルの女優ではない彼女ですが歌唱力も申し分ない実力を「美女と野獣」では見せました。
また、街ゆく人に出会う時に見せる親しげな表情や、本が大好きなベルが野獣の城の壁高くまで本の並ぶ図書室を見た時の嬉しくてたまらない表情も印象的です。
エマ・ワトソンはベルの感じた感動を表情豊かに表現しているところが、「美女と野獣」の中での演技で印象的なところです。
そして、ベルに一目惚れをして何かと誘いをかけてくるのがガストンですが、ベルはガストンの自惚れ屋で傲慢な性格に出会ってそうそう愛想を尽かします。
そんなベルの気持ちも知らずにアタックをするガストンとつれない態度を見せるベルの掛け合いはコミカルで、エマ・ワトソンのウィットに富んだ演技が楽しめます。
エマ・ワトソンの新たな代表作とも言える「美女と野獣」②!
”真実の愛”とは何かを野獣が探し求めることがこの映画のテーマですが、出会って最初は野獣の乱暴さにベルは拒否反応を示します。
強引にベルを自分の命令に従わせようとする野獣にも勇気を持って筋を通すのがベルの性格ですが、エマ・ワトソンの特にキュッと結んだ口元にベルの意志の強さが現れています。
しかし、理不尽なことには負けないベルの芯の強さと、父親を助けるために自分を犠牲にするベルの勇気と優しを見て野獣の心にも変化が生まれます。
そうして関係が近づいて行ったベルと野獣が有名なテーマ曲にのせて踊る場面は映画の全体の中でも一番の見せ場で実写ならでは美の術と映像の豪華さに圧倒されます。
また、この舞踏会で着るベルの黄色いドレスがゴージャスでエマ・ワトソンの着こなしも完璧でとても綺麗でそこも見どころです。
エマ・ワトソンの新たな代表作とも言える「美女と野獣」③!
この舞踏会の場面はメイキングが公開されていますが、野獣役のダン・スティーヴンスがCGI用のボディスーツを着て演技をして、その後にCGを加えて野獣にしていきます。
メイキングのボディスーツを着た俳優と演技をするのは様子はシュールにも見えます。
けれども、映画本編ではそこに野獣がいるように自然にベルを演じているエマ・ワトソンの演技力はさすがです。
「美女と野獣」のベル役ははまり役で、世界中で大ヒットを記録したことも相まってエマ・ワトソンにとって代表作になりました。
これからも話題作が出演するエマ・ワトソン!
エマ・ワトソンはいきなり「ハリポタ」シリーズのハーマイオニー役に抜擢されて子役として華々しいデビューを飾りました。
また、話題作の大作映画だけではなくて演技力が試される「コロニア」のような社会派映画にも出演しています。
こうした作品に出演して実力を磨くことで、子役で終わらずに大人の女優へと順調にキャリアップしたと言えます。
そして、「美女と野獣」では歌唱力も披露して、彼女の魅力を強く印象付けることに成功しました。
そんなエマ・ワトソンですが「美女と野獣」に続く最新作の「ザ・サークル」では名優のトム・ハンクスと共演を果たしました。
SNS社会の未来に起こりうる恐怖を描いたスリラーのこの映画は日本での公開も決定しています。
参考元
- ・参照リンク:エマ・ワトソン - 映画.com
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