ちびっ子先生「王室教師ハイネ」がアニメ化！ 同キャストで舞台化も!?

TVアニメ『王室教師ハイネ』

2017年4月よりTVアニメ放映開始！

2017年4月よりテレビ東京系列にて、人気コミックス『王室教師ハイネ』のTVアニメ放映が始まりました。

アニメ製作は『ノブナガン』や『みつどもえ』などのブリッジが請け負います。
監督は「菊池勝也」名義で『サムライチャンプルー』などの原画も担当していた菊池カツヤさん。

脚本やシリーズ構成は、ショートアニメ『宇宙パトロールルル子』などの脚本も手掛けたうえのきみこさん。
そしてキャラクターデザインには『アイドルメモリーズ』などで総作画監督も務めた奥山鈴奈さんらがそれぞれ担当されます。

因みに余談となりますが、本作の音響監督を担当されたのは、1983年のサンライズアニメ『装甲騎兵ボトムズ』にて主人公キリコ役を演じた郷田ほづみさんです。

物語のあらすじ

本作は2013年から「月刊Gファンタジー」誌上にて連載がスタートしました。
原作者は『葬儀屋リドル』なども執筆していた赤井ヒガサさん。

コミックスは現在8巻までが刊行され、現在も連載中の人気作品です。

【あらすじ】
物語はグランツライヒ王国から始まります。

国王には5人の王子と1人の幼い姫が居ました。
長男であり第一王位継承者の兄は優れた人物でしたが、万が一のことを考え、国王は4人の弟王子に帝王学を学ばせるためにと「王室教師」を呼ぶことにしたのです。

こうして国中の優秀な教師から選りすぐられ、王宮に呼ばれたのが、成人男性ながら幼い容貌のハイネでした。
しかし4人の王子らは一癖も二癖もある問題児揃いで、今までも大勢の家庭教師をクビにしてきたのです。

そんな王子らに対し、ハイネが取った行動とは？

9月よりミュージカルも公演！

本作は4月からのアニメ化と共にミュージカル化も発表されています。
ミュージカルのタイトルは『王室教師ハイネ-THE MUSICAL-』。

2017年9月より東京の「Zeppブルーシアター六本木」と大阪の「森ノ宮ピロティホール」にて上演されます。
そしてこのミュージカルでのキャスティングが、実はアニメで声を担当された方々と同じなのです。

以降では本作の登場人物と共に、アニメとミュージカル両キャストのご紹介をさせて頂きます。

登場人物とキャストの紹介

ハイネ

【ハイネ・ヴィトゲンシュタイン】

本作の主人公。
見た目は幼く子供のような姿ですが、中身はれっきとした成人男性。

平民出身なうえに大学を出てはいませんが、頭脳明晰で勉学は天才的(若干苦手な科目アリ)。
多くの才たる家庭教師の中から選ばれた優秀な人物で、世間知らずだった4王子に対しては学問以外に王族として、ひいては人間として必要な事柄を教えます。

また王子らの父親であり国王ヴィクトールとは、どうやら旧知の仲でもあるようです。
出自や経歴などについては一切不明な謎多き人物。

【cv.植田圭輔(うえだ けいすけ)さん】

ハイネを演じる植田さんは、舞台『弱虫ペダル』で真波山岳、ミュージカル『しゃばけ』では主役の一太郎を担当しています。
身長が163cmと小柄なためか、少年役が多いようです。

第二王子・カイ

【カイ・フォン・グランツライヒ】…第二王子・17歳

通称「ジロリ王子」と呼ばれ、無口で眼光鋭い人物。
その鋭い視線は対峙する者を威圧しますが、実は小さくかわいい物や動物好き。
見た目とはうらはらに素直でのどかな性格で、さらに口下手なため勘違いされやすい人物です。

母方の従姉妹でベアトリクスと言う名の、気さくでやさしいフィアンセがいます。

【cv.安里勇哉(あさと ゆうや)さん】

カイを演じる安里さんは、舞台『黒子のバスケ』で火神大我を、『おそ松さん』では一松を演じられています。
また身長は180cmと高く、クールな二枚目役が多いです。

第三王子・ブルーノ

【ブルーノ・フォン・グランツライヒ】…第三王子・16歳

通称「高圧インテリ王子」と呼ばれ、礼儀正しく丁寧な言葉を遣うも、学歴のみで人を判断しがち。
その言動は理知的で、自身の頭脳にかなりの自信を持っています。

当初は平民かつ大学を出ていないハイネを見下しますが、ハイネの知識の深さに感銘を受け、なかば強引に師匠と弟子の関係になりました。
と同時に、ハイネに対して異常な崇拝と憧れを抱くようにもなり、挙句に度を過ぎた熱狂的ファンと化してしまいます。

【cv.安達勇人(あだち ゆうと)さん】

ブルーノを演じる安達さんは、TVアニメ『ALL OUT!!』の石清水澄明や、『アクエリオンロゴス』で剣嵜総などを担当。
舞台では『ノブナガ・ザ・フール』のトヨトミ・ヒデヨシなどを演じました。

また多くの情報番組などにもレギュラー出演し、観光大使としての活動もされています。

第四王子・レオンハルト

【レオンハルト・フォン・グランツライヒ】…第四王子・15歳

通称「プライドエベレスト王子」と呼ばれ、4王子の中で最も教師を嫌っていました。
自他共に認める容姿端麗な人物で、その美しさは「グランツライヒの白百合」とも称されるほど。

嫌いなものは嫌いと感情的な物言いをするも、後で自身のいたらない言動を悔いて日記にまとめ反省するなど、実は可愛い面を持ち合わせてもいます。

内心は自分に対して自信を持てない為か、直ぐに人の言葉を鵜呑みにしてしまう性格。
その素直過ぎる性格が災いしてか、人に騙され易い一面があります。

因みにザッハトルテが好物です。

【cv.廣瀬大介(ひろせ だいすけ)さん】

レオンハルトを演じる廣瀬さんは、舞台『刀剣乱舞』の一期一振、ミュージカル『薄桜鬼』では沖田総司などを演じました。
またドラマや映画、さらに歌手としても活躍されています。

第五王子・リヒト

【リヒト・フォン・グランツライヒ】…第五王子・14歳

通称「チャラ王子」と呼ばれ、明るく人なつっこい性格。
いわゆるナルシストで、女の子が大好きで、自身も女の子にもてるのが自慢のチャラ男。

4王子の中でもっとも庶民に打ち解け、王宮から抜け出してはちょくちょく市街へと出掛けます。
また女性とよくカフェに行くためか、コーヒーの淹れ方をひとりでこっそり練習しており、その腕前はなかなかのものです。

【cv.蒼井翔太(あおい しょうた)さん】

リヒトを演じる蒼井さんは、TVアニメ『北斗の拳イチゴ味』で男性でありながら少女・リンなどを担当。
また舞台では『フルーツバスケット』の花島咲を演じるなど、中性的な声と美しい容姿を持つ方です。

華麗なるロイヤルコメディ

笑いの中に多くの物が散りばめられた作品

それぞれ考え方が全く違う個性的な4人の王子に対し、子供のような外見ながらも、深い知識と強靭な精神を武器に彼らを導くハイネ。
本作は赤井先生による美しく華やかな画面の中に、ギャグやコメディがふんだんに盛り込まれている作品です。

しかしそれ以上に、実は4王子らが本当に欲しかったものや自らが目指す道筋さえ、この小さな教師により気付かされます。
さらに自分の大切なもの、自分にとって一番大事な人は何なのかを知る事で、王子らは王族として、また人間としても大きく成長を果たすのです。

そんな4王子の成長を見守ると共に、ハイネの秘密、王宮の不穏な動き、兄王子の思惑など、多くの謎も孕んでいる『王室教師ハイネ』。
これからの展開も楽しみにしたいと思います。