「やっぱり昔のアニメは面白いPart3」は、アニメ黄金時代といわれている1980年代編である。現在も、続編やリメイク作品などゾクゾクと放送されている。次世代にも残る黄金期のアニメ作品には、どんな名作があるのかを紹介していきましょう。
- 1981年『DR.スランプ アラレちゃん』
- 1981年『忍者ハットリくん』
- 1981年『うる星やつら』
- 1983年『みゆき』
- 1983年『キン肉マン』
- 1983年『キャッツ・アイ』
- 1983年『キャプテン翼』
- 1984年『北斗の拳』
- 1985年『機動戦士ガンダム』
- 1985年『タッチ』
- 1986年『ドラゴンボール』
- 1986年『めぞん一刻』
- 1986年『聖闘士星矢』
- 1987年『シティ・ハンター』
- 1987年『キテレツ大百科』
- 1988年『美味しんぼ』
- 1989年『らんま1/2』
- 1989年『ドラゴンボールZ』
- 1989年『機動警察パトレイバー』
- 1989年『笑ウせぇるすまん』
- 1989年『ドラゴンクエスト』
1981年『DR.スランプ アラレちゃん』
『Dr.スランプ アラレちゃん』は、鳥山明原作によるギャグコメディで、天才博士則巻千兵衛が作った超人的な少女ロボットが、ペンギン村を奇想天外に飛び回る。
アラレの「んちゃ」や「キーン」、「ほよよ」などのセリフは当時の子供たちの間でも流行語となった。
海外、特にヨーロッパやアジア周辺では、視聴率も軒並み30%を超えるなど、その人気の高さが伺えた。
1981年『忍者ハットリくん』
『忍者ハットリくん』は、藤子不二雄A原作による忍者コメディで、伊賀の里から弟と犬を連れて上京した忍者ハットリカンゾウが日々騒動を巻き起こす。
過去に実写化やゲーム化もされており、海外でも忍者ブームを呼んだ人気作品である。
また2004年には、元SMAPの香取慎吾主演により実写映画化され、原作を知らない子供たちにも知られることとなった。
1981年『うる星やつら』
高橋留美子原作の『うる星やつら』は、女好きな高校生諸星あたるの元に、押しかけ女房としてやってきた鬼族の宇宙人ラムとの、ドタバタコメディである。
若者たちから絶大な支持を得て、社会現象にもなった大ブームを巻き起こした。アニメ界にも大きな影響を与え、現在でも根強いファンが多い。
「~だっちゃ」という、ラムのキュートなセリフも当時人気となり、世の男性を沸かした。
1983年『みゆき』
『みゆき』は、あだち充原作の青春ラブコメディで、主人公とふたりのヒロインの三角関係が描かれている。
血の繋がらない妹”みゆき”と、クラスのアイドル”みゆき”の、ふたりの間で揺れ動く、主人公真人(まさと)の姿を描いた物語である。
1983年『キン肉マン』
ゆでたまご原作の『キン肉マン』は、超人たちの闘いを描いたプロレス漫画で、個性的名キャラクターたちが腕を競い合う。
牛丼好きな主人公キン肉マンが、仲間とともにリングで強敵と闘いを繰り広げるが、主人公が繰り出すギャグ要素も満載である。
登場する超人たちは、読者からのアイデアが基になって描かれているなど、読者も参加できるという珍しいスタイルであった。
1983年『キャッツ・アイ』
『キャッツ・アイ』は、北条司原作によるラブ・コメディで、美人三姉妹が怪盗キャッツアイとして、泥棒を繰り広げる。
3人が泥棒をするとき着用しているのがレオタードである。バツグンなプロポーションとお色気に、世の男性たちは目を輝かせたのではないだろうか。
キャッツアイを追うのは、刑事であり次女瞳の彼。瞳の正体を知らない彼との、ラブロマンスもまた見どころである。
1983年『キャプテン翼』
『キャプテン翼』は、高橋陽一原作のサッカーをテーマに、主人公の成長を描いたスポーツ漫画である。
サッカー漫画の代表作であり、この漫画を見てサッカーに憧れた方も多く、プロサッカー選手にも大きな影響を与えた。
作者は、当時まだマイナーだったサッカーの魅力を伝えるため、主人公にトッププレイヤーの技を実践させた。
1984年『北斗の拳』
『北斗の拳』は、武論尊(ぶろんそん)原作の格闘漫画で、ゲーム化やアニメ化もされている人気作品である。
弱肉強食の世界で闘い抜く、主人公ケンシロウの姿を描いたハードボイルド漫画。
またケンシロウの「お前はもう死んでいる」というセリフも、大ブームを巻き起こした。
また、ケンシロウの兄ラオウが死去した際は、ファンによる本物の葬儀が行われた。
1985年『機動戦士ガンダム』
『機動戦士ガンダム』は、日本のロボット漫画に大きな影響を与えた作品で、現代でも熱狂的ファンが多い。
戦争をテーマにロボットを兵器として扱ったことで、当時ロボットはヒーローと認識していた子供たちにも動揺を与えた。
ロボットアニメに革命を起こし、次々とシリーズ化されるなか、この作品は「初代ガンダム」と呼ばれている。
1985年『タッチ』
『タッチ』は、あだち充原作の野球をテーマにした青春ラブコメディで、双子の達也と和也、ヒロイン南との恋愛模様が描かれている。
野球部のエース和也が南を甲子園に連れて行くと約束。しかし、事故によって果たせなくなった約束を、達也が和也に代わって叶えていく物語である。
1986年『ドラゴンボール』
『ドラゴンボール』は鳥山明原作によるバトル漫画で、世界的に有名且つ、超人気作品のひとつである。
その人気の高さからアニメも『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』とシリーズ化されている。
物語の大半は地球が舞台になっているが、内容もコメディを交えた冒険ものから、激しいバトル系に変化していった。
1986年『めぞん一刻』
『めぞん一刻』は、高橋留美子原作によるラブコメディで、古いアパート「一刻館」の未亡人の管理人と住民の五代の恋物語が描かれている。
おんぼろアパートで繰り広げられるコミカルなやり取りは、読者の憧れの舞台となったのではないだろうか。
ラブストーリーの金字塔とも言われている作品で、原作者の高橋留美子には珍しく、原作ではベッドシーンも存在する。
1986年『聖闘士星矢』
『聖闘士星矢』(せいんとせいや)は、車田正美原作によるファンタジー漫画で、女神に仕える少年戦士たちの戦いを描いた作品である。
物語はギリシャ神話がモチーフとなっており、男性だけでなく女性からも高い人気を誇った。
このキャラクターの名をとって自分の子に”せいや”と名づけた方も多く、命名ランキングも上位に名を残した。
1987年『シティ・ハンター』
『シティ・ハンター』は、北条司原作によるハードボイルドアクションで、『キャッツ・アイ』に続くヒット作となった。
新宿のスイーパー冴羽の活躍をハードボイルドに描き、尚且つ「もっこり」という下ネタを取り入れるなど、コミカル要素も満載である。
当時、編集部内でのトラブルによって連載が途中終了するも、原作者の強い思いもあって『エンジェル・ハート』としてリメイクした。
1987年『キテレツ大百科』
『キテレツ大百科』は、藤子.F.不二雄の子供向け及びサイエンス・フィクション漫画で、日常生活をコミカルに描いた作品である。
自分の祖先、キテレツ斎が遺した発明を記した「奇天烈大百科」にのっとり、数々の発明品を完成させていく主人公を描いた物語である。
何かを作ることの楽しさや、完成したときの喜びは原作者の趣味が反映されている。
1988年『美味しんぼ』
『美味しんぼ』は、雁屋哲原作、花咲アキラ作画によるグルメ漫画で、グルメブームの火付け役となった作品である。
食をテーマにしたストーリーで、新聞社に勤める主人公とヒロインを中心に、毎回食を通じた主人公らの破天荒な展開が人気となった。
1989年『らんま1/2』
『らんま1/2』は、高橋留美子原作の格闘ラブコメディで、水をかぶると女性になってしまう主人公の日常を、コメディチックに描いた物語である。
『うる星やつら』『めぞん一刻』でヒットを飛ばした高橋留美子3作目となる作品で、内容は格闘シーンが大半を占めている。
1989年『ドラゴンボールZ』
『ドラゴンボールZ』は、鳥山明原作のバトル漫画で、『ドラゴンボール』のサイア人編から最終話までをアニメ化した作品である。
また、作者の裏メモをヒントにしたオリジナルエピソードも展開されており、最高視聴率も30%を超えた。
1989年『機動警察パトレイバー』
『機動警察パトレイバー』は、近未来を舞台にしたSFロボットアニメで、漫画や小説も展開されているメディアミックスである。
2014年から2015年にかけて実写化も公開されており、ゲームなどの娯楽作品などを含め、多くの関連作品に起用されている。
1989年『笑ウせぇるすまん』
『笑ウせぇるすまん』は、藤子不二雄A原作によるブラックユーモアを中心とした漫画で、うまい話には落とし穴があるというテーマで描かれている。
「オーホッホッホ」という笑い声が特徴的な主人公、喪黒福造というキャラは謎に包まれている。
また、ラストでは客を「ドーン!」といって奈落の底に沈めるのがお決まりである。
1989年『ドラゴンクエスト』
『ドラゴンクエスト』は、同名の人気ゲームが基になったオリジナルアニメである。
なお、ゲームからアニメ化というのは当時では珍しく、社会現象をも引き起こすほど人気となり、様々な分野でメディア展開されている。
参考元
- ・参照リンク:名作アニメ | 年代流行
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