デアデビルは、マーベル・コミックが刊行するマンガに登場するヒーロー。 2003年、20世紀フォックス社により実写映画化されました。 主人公マットは昼は弁護士、夜はデアデビル(向こう見ずの意味)、として彼の信じる正義のために暗躍。彼は、法律では裁ききれない悪を一掃していきます。
彼は、なぜデアデビルとなったのか
幼い日の事件、失明、貧しい日々・・・
物語の主人公は、幼いときに事故により盲目となったマシュー「マット」マードック。彼は視力を失った代わりに、様々な人知を越える感覚を授かっていました。
マットは早くに母親と死に別れ、父親と二人の貧しい暮らし。父は、スラム街の貧困から逃れさせるため、マットを熱心に教育し、勉強漬けの毎日を送らせていました。
最愛の父の無念の死
そんなある日、父はマットの大学費用を工面するため、昔プロボクサーだった腕を活かし、ギャングが依頼してきたボクシングの八百長試合を引き受けます。
負けることが絶対条件の試合、それなのに父は対戦選手に勝利してしまいます。ボクサーとしてのプライドと意地、彼の胸の奥底に捨て切れずにいた想いが、燃えかすとなってもなお、くすぶり続けていたのです。
しかし、約束を間違えてしまった父は見せしめとしてギャングに惨殺されてしまいます。
仇を討つため、弁護士になったマット
天涯孤独となったマット。生き抜いていくため、彼はあらゆる体術(ボクシング・忍術・器械体操・柔道・マーシャルアーツ・・・)を習得。
大学を主席で卒業し、弁護士として活動を始めます。
弁護士となったマットは、父を殺した犯人を苦心して突き止めますが、証拠不十分で罪を裁くことができません。
法律の限界を知ったマットは、デアデビルとして、犯人を追い詰め、遂に自白させ、正しく罰させることに成功します。
以降、マットは法律だけでは裁けない悪人を罰するため、夜の町を暗躍するヒーロー(デアデビル)として活躍していくのです。
デアデビルの活躍は映画・ドラマへと
ドラマの舞台はニューヨークのスラム街「ヘルズ・キッチン」貧しいこの町は、犯罪や暴力が日常的に横行し、腐敗しきった町となり果てていました。
盲目の弁護士マットは、法の網をかいくぐり暗躍する悪を赦さず、デアデビルとなって悪を狩っていきます。
しかし、本作の悪の根源であったフィスクは、目的のために手段を選ばない非道さをもっているものの、正しい側面、恩義を受けた人には誠意を表するなど、自分を助けてくれる部下には感謝の心を表しています。
一人の女性に真剣な愛情を向けるなど、誠実な心も持っていました。完全に悪に染まりきっていない心根、トラウマとなった幼い日の残虐な記憶。悪行を行う一方、彼は苦しみ続けていました。
正義とは・・・悪とは・・・明確な境界線は存在するのか。デアデビルは、正しいことの意味を真摯に見つめ、苦悩しながら、自分の考える正義を見つけていきます。
デアデビル2・正義と悪ゆらぐ境界線
参考元
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