時には感動する映画で涙を流したくなるときもありますよね。そんな時は、世界が泣いた名作映画で心をすっきり洗い流すのもいいかもしれません。この記事では、泣なしでは見られない数々の映画のなかから、特に泣けるおすすめ映画を9つ厳選して紹介します。あなたはどの映画で涙しますか?
実在する二人の深い絆を描く『最強のふたり』
出典:amazon2012年公開の『最強のふたり』は、貧困層の若者と病気で身体が不自由な富豪フィリップとの、強い絆を描いた実話です。
フィリップは、病人として扱われていることに、不満と苛立ちを感じていました。そんな時、黒人の若者ドリスに出会ったのです。彼は自分を障害者ではなく、一人の人間として扱ってくれたことで心を開いていきます。
映画では短い期間だけのように描かれていますが、実際には10年もの間、フィリップの介護を務めていました。
フィリップの予後には、乾燥した土地がいいということで、ふたりはモロッコに移住することにします。
しかし、ドリスが現地の女性と恋に落ちたため、フィリップは彼の未来を考えた上、契約を解除しました。また、フィリップも再婚しふたりの子供を儲けたといいます。
契約を解除しても、ふたりの友情関係はこれまでどおり続いています。
いつかきっと幸せが訪れると信じたくなる『幸せのちから』
出典:amazon2007年公開の『幸せのちから』は、実在の人物クリス・ガードナーの半生を描いた実話であり、ウィル・スミスと、実の息子ジェイデン・スミスが共演しています。
妻と息子と暮らしていたクリスだったが、売れると思って仕入れた高価な医療機器が、思いのほか売れず窮地に陥りました。
妻は家を出て行き、大家にも立ち退きを言い渡され、クリスは息子を連れたままホームレス生活を送らなければならなかったのです。
愛する息子に、いつまでもそんな生活を送らせているわけには行かない…。クリスを奮い立たせていたものは、たったひとつ“息子への愛情”でした。
プライドを捨て、決して諦めずに前に進み続けたクリスの強さ、そして息子への愛が刻まれた美しい映画です。
またラストシーンには、クリス・ガードナー本人も出演しています。
これで泣けなくてどうする!? 『幸せの黄色いハンカチ』
出典:amazon1977年公開の『幸せの黄色いハンカチ』は、高倉健を初め倍賞千恵子、武田鉄矢や桃井かおり、渥美清など超豪華俳優陣で布陣した日本映画です。
ハリウッドでもリメイクされるほどの名作で、シンプルながら観衆の心に訴えかけるストーリーで、多くの人が涙したのではないでしょうか。
刑期を終えたひとりの男が、妻の元に帰るまでの物語ですが、果たして自分を待っていてくれているのか…。不安だけが気持ちを埋めています。
妻の元に向かう途中で知り合った2人の男女と旅を共にしていきます。そしてこの2人は、主人公に一歩踏み出す勇気を与えてくれた大きな存在でもあるのです。
画面いっぱいに黄色いハンカチが風になびくラストシーンは、誰もが知っている名場面ですね。
胸が熱くなる名作『タイタニック』
出典:amazon1997年公開の『タイタニック』は、1912年実際に起こったタイタニック号の悲劇を脚色した作品です。
物語は、タイタニック号の悲劇のなかで、主人公ジャックとヒロインのローズが悲しい結末を迎えるまでが描かれています。
タイタニック号沈没で慌てふためく船内、極寒の海に投げ出されて亡くなっていく人々、ラブストーリーという裏側では壮大なパニックが映し出されています。
主人公ジャックをレオナルド・ディカプリオが、ヒロインのローズをケイト・ウィンスレットが演じています。
また2012年には3D版も劇場公開され、星空や臨場感あふれる船体など、美しく表現されています。
この作品は、第70回アカデミー賞において作品賞をはじめ11部門を受賞し、セリーヌ・ディオンが美声を放つ主題歌「My Heart Will Go On」も人気となりました。
一途すぎる愛の感動『きみに読む物語』
出典:amazon物語は、老人男性ノアがアルツハイマーの老人女性アリーに、ある物語を読み聞かせていることから始まります。
2005年に公開された『きみに読む物語』は、ニコラス・スパークの小説を原作としたラブ・ストーリーです。
老人男性が読み聞かせているのは、1940年代を歩んだ自分たちのことで、若き頃のノアとアリーの姿が回想という形で描かれています。
一心に愛し続けたノア、妻アリーはアルツハイマー症で自分のことを思い出してくれるのは、ほんのわずかな時間だけでした。
ノアは心臓に思い病を抱えており、子供たちからはノアだけでも家に帰ってくるよう言われていたが、彼は決してアリーのそばを離れなかったのです。
アルツハイマーのアリーのそばで献身的に愛を注いだとしても、それがアリーに届くことはほとんどありません。
しかし、ノアはアリーに愛を注ぎ続けることが彼女への愛であり、それがノアの喜びでもあります。
ありえないような物語ですが、“忘れられない人”や“若き日の恋”など、観る人の心をチクリとさせる映画です。
心が温まるラブ・ストーリー『ロンゲスト・ライド』
出典:amazon2015年公開の『ロンゲスト・ライド』は、ニコラス・スパークスの小説「The Longest Ride」を映画化した作品です。
ロデオに人生を捧げる主人公ルークと、芸術の道に進もうとする女性、ソフィアとの恋物語を描いています。
主人公ルーク役を演じているのは、ハリウッドの名優クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド。
ルークとソフィアは、あるきっかけで出会い、お互い進むべき道が違うとわかっていながらも恋に落ちてしまいます。
愛する人に背を向け、自分の道に進むべきかを迷いつつも、どうしたらいいのかわからない…。しかし、アイラという老人との出会いによって物語は違う方向へと向かっていきます。
こんな素敵な出会いは、なかなか無いでしょう。誰も傷つかず、進む道が違っても愛し続ける美しいラブ・ストーリーです。
人生を決して諦めない『ショーシャンクの空に』
出典:amazon1995年公開の『ショーシャンクの空に』は、アカデミー賞7部門にノミネートされた名作で、スティーブン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を映画化した作品です。
冤罪で刑務所に投獄された元銀行マンのアンディが、希望を捨てずに生き抜く姿を描いています。
アンディは妻の不倫相手を殺害した罪で逮捕されてしまいます。本人は無罪を主張したが、終身刑を言い渡され刑務所に入れられてしまうのです。
刑務所内は所長が囚人たちを支配し、刑務官による横暴な振る舞い、囚人たち同士の暴力も日常茶飯事におきるなど劣悪な環境でした。
アンディは劣悪な環境で19年服役し、やっと外に出られたときには、声を絞り出しながら両手を広げ、大空を仰いでいます。それは、出所した喜びではなく、あの環境下で自分を見失わなかった喜びだったのでしょう。
冤罪で刑務所に入れられても、決して人生を諦めなかったアンディの姿に、涙を誘うこと間違いないでしょう。
その時代ゆえの歯がゆさに涙する『グリーン・マイル』
出典:amazon2000年に公開された『グリーン・マイル』の舞台は恐慌時代のアメリカで、死刑囚を収容した刑務所で繰り広げられる囚人と看守の物語です。
あまりに切なく、心にずっしりとのしかかる思いに、あのスティーブン・スピルバーグ監督が4度も号泣したといわれています。
主演はトム・ハンクスで、デヴィッド・モースやバリー・ペッパー、ジェームズ・クロムウェルが脇を固めています。
刑務所で看守主任をしているポールの元に、黒人で大男の囚人のジョン・コーフィーが送られてきます。
コーフィーの罪状は、少女ふたりを惨殺したというものでしたが、見かけの割には優しくて穏やかな性格でした。
ポールはコーフィーの不思議な力で、本当の犯人を知ってしまうのですが、コーフィーの冤罪を示す証拠が見つからないまま死刑執行日を迎えてしまいます…。
ただただ号泣…『犬と私の10の約束』
出典:amazon2008年に公開された『私と犬の10の約束』は、犬の十戒をモチーフにした、犬と人間との関係を描いた感動作です。
主人公あかりは、母と「犬の十戒」についての約束を守るという条件で、子犬を飼うことになります。
父親は医者として多忙な日々を送り、母は入院していたため、あかりの心の支えになっていたのは犬のソックスだけでした。
子供のころに犬を飼っていたが、大人になり仕事が忙しくなると、犬と過ごす時間が無くなってしまうといった一般的にありうる内容です。
しかし、この“一般的にありうる”ということは、飼い主が大人になれば犬もまた老いてる、ということを忘れがちになってしまいます…。
犬の命は人間よりずっと短い…。最期までしっかりと責任と愛情を持って欲しいという事を伝えているのです。
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