ジャンプの黄金期を支えた伝説の剣客漫画「るろうに剣心」。 それがなんと、2017年に再び連載が開始されるそうです。日本のみならず、世界で多くファンを獲得し続ける「るろうに剣心」は、人気スマホゲーム「パズドラ」でコラボされたり、実写映画が公開されたりと、人気は今なお健在です。
るろうに剣心とは
ストーリーの要点まとめ
幕末、「人斬り抜刀斎」として人々から恐れられた伝説の人斬り、緋村剣心。彼は日本の新たな時代を築くため、激動の中を戦い抜きます。
平和が訪れた明治維新後の世界で、彼は不殺を誓い、戦いの中で殺めてしまった多くの人々への贖罪の旅に出るのですがーー
長い旅路の中で、訪れた東京、ひょんな事から女性が師範代を務める道場に腰を据えることとなります。
不殺を誓ったといえど、伝説の剣客であった彼。彼は望むと、望まざるとに関わらず、再び戦いの渦へと巻き込まれてしまいます。
それは、アヘンに犯された女医者を助けるためだったり、新政府の転覆を企てる集団の計画を阻止するためだったり、「人斬り抜刀斎」時代に、恨みをかった残党に攫われた大切な人を救うためだったり。
剣心は、人々を守るため救うため、不殺の逆刃刀(さかばとう)を手に戦いますーー
旅の途中、出会った人々に感情を動かされ、惑い、彼は刀を振るうことの本当の意味、贖罪の答えを見つけていきますーー
物語の主人公こと、緋村剣心
緋村剣心(ひむら・けんしん)
この物語の主人公。幕末時代、鬼神として恐れられた伝説の「人斬り抜刀斎」
赤茶色の髪と、緋色(赤色)の着物、そして歳に見合わない幼い容貌がトレードマーク。口癖は「おろ」で、左頬に大きな十文字の刀傷があります。
平素は人当たりの良い優男。めったな事では怒らない穏やかな性格。
けれど、ひとたび戦闘に入り、時に「人斬り抜刀斎」の感覚が蘇ると、別人のように冷淡で残酷に相手を追い詰めます。
しかし「不殺」を誓う彼は、どんな残虐非道な悪人に対しても、その誓いを破ることはありません。
飛天御剣流の使い手で、奥義である天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)や龍槌閃(りゅうついせん)を駆使し、立ちはだかる強敵を倒していきます。
また後の作者へのインタビューで、幕末に実在した人物「河上彦斎」をモデルに描かれていたことが明かされました。
快活な剣術少女、神谷薫
神谷薫(かみや・かおる)
東京にある剣術道場の師範代。剣で人を殺すのでは無く、剣で人を生かすための「神谷活心流」を伝えています。
長い黒髪を、青い大きなリボンがトレードマーク。美しい外見をしており、自分でもその美しさを認めているようです。
快活で勝ち気な性格をしており、正義感が強く猪突猛進型。一方、相手を事情や想いを汲む、さりげない心遣いを出来る、優しい面もあります。剣術道場の師範代理も務める、確かな剣筋から「剣術小町」と呼ばれており、不心得な屈強な男達にもひるまず立ち向かい、容赦ない制裁を与えます。
そんな彼女は、剣心の人となりや生き方に段々と惹かれ、ともに歩んでいきたいと強く思うようになりますーー
勇気と、正義感に溢れた少年、明神弥彦
明神弥彦
士族の少年。父を戦で亡くし、女手一つで育ててくれた母も亡くし、生きていくために、ヤクザの元でスリとして生計を立てていました。しかし剣心達との出会いでヤクザ仲間から離反。神谷薫の元で、神谷活心流を学びます。
神谷薫と同様、間違ったことは絶対に許さない、強い正義感と、弱い者を身を挺して守る優しさを持った少年。
生まれ持った類い希なる才能と、常人離れした身体能力を持っており、道場で剣術を学び始めて以降、めきめきと剣の才能を伸ばしていきます。登場当時は幼く、単なる子供に過ぎなかった彼。道場での稽古や実戦を通じ、自分より大きな相手や手練れにも勝利を収めていきます。のちに、「神谷活心流」を教える道場の師範代にまで成長。人を生かすための剣を伝えていくため、邁進していきます。
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真似したくなる?剣心の神がかった必殺技
「るろうに剣心」の中では、日本刀を用いた剣術を中心に、強力な技が登場します。
物語の主人公「緋村剣心」は、飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)という日本刀を用いた戦法をとります。その戦法の中で一際強力なのが「天翔龍閃・あまかけるりゅうのひらめき」です。
「天翔龍閃」は飛天御剣流の最強の奥義。
通常、抜刀は片足を踏み出してから行うものですが、この技は、抜刀と踏み出しを同時に行い、そこで生じた真空状態を利用するというもの。
真空状態にすることで、物質が元に戻ろうとする力を利用し、引き寄せた敵を斬りつけます。
また、一撃が防がれたとしても、真空状態を何度も作る超神速の剣戟が相手を追い詰めます。
威力も高いが、体への負担がかかるこの技。
作中に登場する医者、高荷恵(たかに・めぐみ)からは、使い続ければ近い未来に剣すら握れなくなると、警告されています。
「龍槌閃・りゅうついせん」は敵の頭上を遙か高くを飛び上がり、落下する重力を利用して、打撃を与える技。
「龍槌閃」にはバリエーションが存在し、打撃を与えるものから、頭上に刀を振り下ろす非常に威力が高い「龍槌閃・惨」という技があります。
作者(和月伸宏)について
「るろうに剣心」の作者、和月伸宏は東京都生まれの新潟県の育ち。
漫画王国新潟県で、感性と技術を磨いた彼は長岡高等学校に在籍中、才能を見いだされプロデビュー。
「デスノート」や「ヒカルの碁」で有名な小畑健のアシスタントを経て、1994年週刊少年ジャンプにて「るろうに剣心」を連載。
人気を博しました。近年では実写版が公開されるなど、その人気は健在。
2017年夏には、「るろうに剣心」の連載が再開予定となっています。
ジャンプSQに掲載された異聞録
本編の敵側アジトにいた少年「明日太」が主人公
明治政府打倒を掲げていた志々雄一派の元構成員、長谷川明日郎が主人公。
志々雄が剣心に成敗された後、明日郎はあてもなく、各地で食べ物などを盗みながら生活していました。しかしそんな日々は長く続かず、彼はやがて、窃盗の罪で捕り収監されてしまいます。
刑期を終え、出所後に彼を待ち受けていたもの、それは賊から追い回される日々でした。
なぜなら、彼は、志々雄一派が壊滅させられたとき、どさくさに紛れて志々雄の愛刀であった、無限刃を持ち出してしまっていまたのでした。
無限刃がどんなものなのかも知らなかった彼ですが、その刀を持つ明日郎は、無限刀の真の価値を知る賊から付け狙われてしまいます。
ある日、賊に追い詰められピンチに陥った彼を、剣心が助け出します。剣心との出会いが、彼の物語を大きく動かし始めますーー
2017年夏ファン待望の続編スタート!!
当初2017年の春からの連載が予定されていましたが、準備の遅れなどで、2017年夏からの連載が広報されています。
気になる続編のストーリーですが、実は、本編連載時から構想が上がっていたそう。
当時のインタビュー内容によると、続編の舞台は北海道。
新撰組2番隊組長を務めた、あの永倉新八も登場し、剣心達の仲間に宗次郎が加わって、西部映画のようなテイストを盛り込む予定だと語っています。
登場キャラクターは?
本作の主人公であった緋村剣心は確定でしょう。また、本編で人気の高かった、沖田総司がモデルの瀬田宗次郎が登場する可能性は高いです。
また、新作の続編が好評であれば、相楽左之助、蒼紫、斎藤一など、人気があったキャラクターのその後の様子や活躍も見られそうです。
参考元
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