漫画『となりの関くん』は、自分の席でとんでもなく学校生活を満喫している関くんから、時にはハラハラし、時にはドキドキしながらも目が離せない、隣の席の横井さんという女の子の目線で描かれた学園ギャグ漫画です。 漫画を読み進めるうちに、関くんの思いつく遊びの発想が、斜め上すぎて、ありえないにも関わらず気になって仕方がなくなります。 こんな男の子が隣の席なら、毎日が楽しくなること間違いなしです。
遊びの天才「となりの関くん」の作者は森繁拓真先生
アニメ化、ドラマ化もされた「となりの関くん」の作者である森繁拓真先生は、宮崎県の出身で、漫画家の東村アキコさんの実の弟です。
東村アキコ先生は「海月姫」や「東京タラレバ娘」など、映画化やドラマ化された作品の生みの親です。
そんな姉の作品に負けないくらいギャク要素がつまった「となりの関くん」は『月間コミックフラッパー』(KADOKAWAメディアファクトリー刊)で、2010年8月号に読み切り掲載されたのが始まりです。
2010年11月号から掲載が再スタートし、現在も連載中です。
「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」では4位になり、2014年1月にアニメ化もされました。
ファン層も幅広く、学生は勿論のこと、社会人にも好評のギャグ漫画です。
アニメ版でも期待を裏切らない関くん
関くんの奇想天外な発想が、漫画を読んでいる読者をクスリと笑わせてくれます。
ドラえもんのように一話完結で、どこからでも読み始めることができるのも手軽さのひとつです。
絶対に先生に見つかってるはずなのに、なぜか関くんが遊んでいることは、となりの席の横井さんにしかバレていません。
そのありえない設定も、漫画の魅力のひとつです。
授業中、ずっとゴソゴソとなにかやっている関くんに、癒され病みつきになります。
思わずふふっと笑いがこみ上げてしまうアニメ。
原作の漫画も勿論、ゲラゲラと笑うというよりもクスリと笑いが漏れてしまうような作品です。
となりの横井さんが時々、関くんの邪魔をするのも見所です。
つい関くんに意地悪をしたくなってしまう横井さんに、共感してしまいます。
しかし、それを防いで、さらに作業を続けようと次の手を出してくる関くんは、どこまでもポジティブです。
とにかく地味なのに、世界観がすごいと話題になった「となりの関くん」。
関くんの机の上がとにかく気になるのは、となりの横井さんだけではなく、読者も同じです。
どこから持ってきたのか、様々なアイテムを使って、机の上がどんどん面白いことになっていきます。
目が釘付けになってしまっても仕方がないと思える、関くんの世界には終わりがありません。
真面目なNHKでも放送ができそう、放送して欲しいとのファンの声が、関くんの発想の豊かさと面白さを語っているようです。
また、再放送を望む声もファンから多くつぶやかれています。
ドラマ化された関くんもやっぱり斜め上
2015年7月MBS、TBSなどでドラマが放送されました。
タイトルは『となりの関くんとるみちゃんの事象』となっていますが、ここでも関くんはマイペースを貫き通しています。
ツッコミどころが満載すぎて、原作にも負けない関くんがファンの笑いを誘いました。
絶対見つかるはず、という概念を覆す面白さを、完璧に実写化したドラマに仕上がっています。
こんな学生生活を関くんと一緒に送りたい
関くんがいれば、学校がつまらないなんて思うことはありません。
むしろ、毎日の学校生活が楽しみで仕方がなくなること間違いなしです。
関くんがいったいいつ勉強をしているのか不思議ですが、ひたすらに机の上で手を動かし続ける関くんに夢中になります。
憧れとも言えるほど、巻数を重ねるごとに好感度がアップしていきます。
となりにいる横井さんも、関くんの邪魔をしながらも観察がやめられません。
となりの席の子がこんな子だったら、と思うと学校生活も満喫できそうです。
「となりの関くん」は現在10巻まで発売中
ジワジワとくる面白さの「となりの関くん」は、2017年3月23日に10巻が発売されました。
どこまで関くんの机の上の世界が広がるのか、これからも楽しみです。
思わず全巻揃えてしまいたくなるような「となりの関くん」は、読んだ後にもジワジワと頭に残ります。
地味だけど地味じゃない最高のギャグ漫画
格闘シーンどころか、大きな事件もなく、どこにでもいるクラスメートが勉強をしている教室を舞台にした漫画が、なぜここまで面白いのか。
あまりにも地味な作業なのに、関くんの机の上の世界は無限に広がっています。
ほとんど台詞がないにも関わらず、関くんの存在感が大きい不思議なストーリーです。
学校生活って、実はこんなに楽しくできるのかも?と妙な錯覚を起こしてしまいそうですが、関くんの成せる技であり、けして真似できない高度なテクニックです。
また読んだことがない人にもおススメして、日々の疲れをこみ上げる笑いで癒されて欲しい、そんな漫画です。
参考元
- ・参照リンク:となりの関くん - Wikipedia
- ・参照リンク:アニメ「となりの関くん」公式サイト
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