今もなお愛され、たくさんの関連作品が生まれる国民的漫画「ドラゴンボール」シリーズ。 アニメ、実写、マンガなど、鳥山明先生以外が描くドラゴンボールの世界をご紹介していきます!
ドラゴンボールとは?
ドラゴンボールとは言わずと知れた国民的漫画で、原作は「Dr.スランプ」や「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインでも知られる鳥山明さんの作品です。
連載を開始したのが1984年、1995年に終了したにもかかわらず、現在もたくさんのメディアミックス作品や関連グッズなどが生み出され、全ての世代に愛されています。
ドラゴンボールにはメディアミックスやスピンオフがたくさん!
ドラゴンボールは1995年の連載終了後も、鳥山明さんやその他の作家によってたくさんの関連作品が生み出されています。
その中から、今回はアニメ・マンガの関連作品を4作品ご紹介します。
ドラゴンボールGT(1996年/アニメ)
ドラゴンボールGTは、「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」の続編として1996年に放送されたアニメ作品です。
こちらはアニメオリジナルの作品となり、鳥山明さんが描いた原作には登場しないストーリーが描かれます。
タイトルの「GT」の意味については、「ごめんね鳥山明」説、「悟空&トランクス」説など多々ありますが、実際は「Grand Touring(壮大な旅)」という意味。
ドラゴンボールは「Z」で終わる予定だったことや、原作者の手を離れたアニメオリジナル作品であることから、このような都市伝説が流れてしまったようです。
DRAGONBALL EVOLUTION(2009年/実写版映画)
こちらは「史上最悪の実写版」とも酷評される、ドラゴンボール唯一の実写版です。
制作発表当時は、日本のみならず世界各国で愛されるドラゴンボールの実写化であることからも、劇中にある漫画独特の表現などが再現できるのかという不安な声や、ハリウッドでの制作だからなんとかなるだろうという期待の声もありましたが、その結果は前述した通り。
2016年に入ってから、脚本を担当したベン・ラムゼイさんによりドラゴンボールファンへ謝罪が行われるなど、異例の事態にまで発展。最も愛される作品を最も愛のないスタッフで制作した結果、悪い意味で「伝説の作品」となりました。
テレビゲームやマンガなど、すでに大成功している作品をもとにハリウッド映画化すると......コケることが多いです。マンガ「ドラゴンボール」を実写映画化した2009年の「ドラゴンボール・エボリューション」も、まるでその法則が発動したかのような作品でした。それはクリエイターの良心やキャリアにとっても痛手となるわけで、今でも後悔しているという脚本家がファンへ謝罪しています。
ここまで酷評されると逆に見たくなってきませんか?
ちなみに、DRAGONBALL EVOLUTIONを配信しているVODサービスは少なく、月額見放題に指定されてない場合が多いため、1本あたり数百円の個別課金が必要になります。
ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件(2016年/外伝漫画)
2016年12月12日よりWEBコミックサイト「少年ジャンプ+」にて、ヤムチャが主人公の外伝漫画がスタートしています。
ストーリー・作画ともに、担当するのはドラゴン画廊・リーさん。
ドラゴン画廊・リーさんはTwitterやPixivなどで、ドラゴンボールのパロディ漫画やイラスト、ドラクエ風の絵柄で「勇者ヨシヒコ」シリーズの漫画を描いている同人作家です。
物語は普通の男子学生が思わぬ事故からヤムチャに転生してしまう…というあらすじですが、転生したところから絵柄がガラっと変わるところも、パロディ漫画を得意とするドラゴン画廊・リーさんの特長です。
ドラゴンボールAF(2006年/非公式同人漫画)
前述した「転生したら~」は公式の外伝漫画ですが、こちらは非公式の同人漫画です。
ドラゴンボールAFは、90年代末ごろアメリカのドラゴンボールファンの間で「ドラゴンボールGTの続編」として広まり、日本でも「アメリカ人が描いた同人誌」として話題になりました。
しかし、実際はドラゴンボールGTの続編でも、アメリカ人が描いた同人誌でもなく「スペインのゲーム雑誌に掲載されたファンアート」で、ドラゴンボールの世界観を借りて描かれたオリジナルサイヤ人「TABLOS」だったそうです。
そのドラゴンボールAFの設定や世界観を基に、日本の同人作家・toybleさんが2006年から自身のブログで掲載されていたのが「トイブル版」と呼ばれる同人漫画となるのですが、現在はほとんどのコンテンツが削除され、見られなくなっています。
現在連載中の「ドラゴンボール超」の作画を担当している「とよたろう」さんが、ドラゴンボールAFを描いていた「toyble」さんだという噂もあり真実は不明ですが、同人作家が原作者と協力して漫画を描くということは本来ならありえないこと。
鳥山明さんが「ドラゴンボールの後継者」と認めていることもあり、本当ならすごい話ですね。
参考元
- ・参照リンク:ドラゴンボール30周年記念公式ポータルサイト
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