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出典:amazon

2019/04/25
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3Dの世界で美しく&楽しく見せる、アドベンチャー・アニメ映画『モアナと伝説の海』

あの大ヒット「アナと雪の女王」よりも興業成績を伸ばした『モアナと伝説の海』は56作目のディズニーのアニメーション映画です。モアナは現代の女性を反映した強い女性のキャラクターで、未知の世界を探りながら自分の定めを見出していく冒険の物語です。

目次

ストーリー

モトゥヌイの村長の娘モアナは幼い頃から海に関心があるのですが、「将来村長になる者は、海ではなく島の事だけを考えなさい」と父親からも厳しく言われ育ちます。

そんなモアナの祖母・タラはちょっと変わっていて、海が好きな女性です。
モアナがまだ小さい時にタラは子供達にあるお話をしてくれました。

それはモトゥヌイ島に伝わるお話。女神テ・フィティの心は命を創り出す力があって、海だけだった世界に島や色々な生命を誕生させていきました。

そしてその心は同時に悪の標的にもなり、テ・フィティの心はマウイという半神によって盗み出されてしまいます。しかしマウイは逃げる最中に溶岩の巨大な悪魔 テ・カァに襲われテ・フィティの心を海へ落としてしまいました。

その心が盗まれて以来、次第に世界は闇に包まれ始めます。
しかし世界が全て闇に覆われてしまう前に、「海に選ばれし者」が現れ、テ・フィティの心を元へ返しに行くのです。

モアナが16歳になったある日、突然作物が穫れなくなり、島の周りで魚も捕れなくなってしまいました。

そんな中、祖母のタラは洞窟に隠されていた何隻もの大きな船をモアナに明かし、「お前は海に選ばれし者」と言い、モアナにテ・フィティの心の緑の石を渡すのです。

そして、モアナは急にその船の中の一隻に乗って、冒険に出ることになります。

先ずは一緒にテ・フィティの元へ行く為に、マウイという者を探し出さなくてはいけません。

そして、ある島に千年もの間閉じ込められていたマウイと海の助けで出会う事ができますが、彼はモアナの言う事を一向に聞いてくれそうにありません。

さぁ、アドベンチャーはどうなってしまうのでしょう?

モトゥヌイ島

映画の演出はCGを使って、それを活かした描写となっています。

人物の顔の作りなど、彫の深さや情景をよく感じ取れる3Dの中に、平面的な表現でコミカルに見せる2Dの描写、そして自然の美しさをみせる実写が、それぞれの特徴を生かして面白く、美しく、そして壮大なイメージで描かれています。

こんな綺麗な島に行ってみたいと思うかもしれませんが、この物語のモトゥヌイ島は架空の島なのだそうです。

しかし、モデルになった場所はあります。
それは脚本を書いた二人が、旅で見て感じた南太平洋に浮かぶポリネシアの島々なのです。

主要キャストの声優

モアナ・ワイアリキ

英語版では、数百人のオーディションの末、ハワイ出身の14歳のアウリイ・クラヴァーリョに決定。

彼女は中国、アイリッシュ、ハワイ、ポルトガル、プエルトリコという色んな国の血統です。

見た目もモアナのイメージにとてもマッチしていて、もちろん実力もありますが、本人はオーディションを受ける気はなかったそうなのです。
タレントエージェントに見つけられて、この映画でデビューというシンデレラガールです。

日本語版では、2015年頃から出始め、才能を開花させてきている屋比久 知奈(やびく ともな)が抜擢されました。

彼女も沖縄出身の女優で、双方に南国の雰囲気漂うモアナにピッタリな女優たちです。

マウイ

英語版では、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン。彼は、プロレスラーで俳優のアメリカ人です。

彼は1990年代からビッグ4としてプロレス界を代表する選手でありながら、2001年頃から俳優としても活躍しています。

ジョンソンは、マウイのイメージに素のままいけるのでは?というぐらいマッチした配役ですよね。

日本語版は、音羽屋の屋号を持つ、歌舞伎俳優の尾上松也(おのえ まつや)です。
彼は舞台をはじめ、映画やドラマでも演じている、旬な俳優の一人です。

英語版のジョンソンとは全くタイプの違う俳優ですが、又違った味のマウイを演じてくれています。

他にも、日本語版でモアナの祖母・タラを夏木マリが演じています。

この祖母・タラは、物語の中でのキーパーソンで、英語版の双方とも味のある素敵な女性たちが演じています。

また、おバカなキャラの「ヘイヘイ」というニワトリも、もちろんちゃんと声優が演じています。

音楽

オペタイア・フォアイは、オセアニア諸島の国・サモアで生まれ、ニュージーランドで育った音楽家です。
”Te Vaka“という音楽グループで、20年以上オリジナルの南国らしいコンテンポラリーな音楽を創り出しています。

そして、マーク・マンシーナは幾つもの映画音楽を手掛けた、映画音楽の作曲家です。

もう一人の担当者、リン=マニュエル・ミランダはミュージカル「ハミルトン」で一躍有名になった作詞・作曲家です。
モアナのエンディングでも、彼の歌うラップが一部収められています。

映画全体がミュージカル感覚いっぱいで表現されていて、南国音楽やラテンっぽい音楽で雰囲気が伝わり、耳に残るいい曲がいっぱいです。

サウンドトラックはこの音楽担当三人のコラボレーションから生まれた、とても聴き応えのある物になっています。

名前

この映画には、聞きなれない名前で、一度では覚えられそうにないものが幾つか出てきます。

これらは南国の方の幾つかの言語から取って付けられた名前で、意味そのままであったり、言葉の意味から創造された名だったりする様です。

> モアナ…ハワイ語で「太平洋」

> マウイ…南太平洋の地域にある伝説の半神半人のヒーロー

> ラロタイ(悪魔の国)…ポリネシア語の原始的な言語のプロトポリネシア語で「海の下」 という意味。

> タマトア(キラキラが好きな巨大ガニ)…タヒチ語でTama「子供」Toa「戦士」という意味。

> カカモラ(ココナツの実の海賊)…フィジーなど諸国に伝わる「木や洞窟に住む霊」から取られた名ではないかと思われます。

> プア(ペットの子ブタ)…ハワイ語で「花」。ポリネシア諸国の言語の一つであるトンガ語で「豚」という意味。

> テ・カァ(溶岩の巨大な悪魔)…ニュージーランドの先住民の言葉のマオリ語で「燃えるもの」という意味。

> ヘイヘイ(おバカなニワトリ)…マオリ語で「鶏」という意味。

最後に

この映画のメッセージは、今、私達が考えなくてはいけない「アイデンティティ」の問題なのではないでしょうか。

社会生活の中、私達は協調性を求められ、個性がなかなか出せない世の中で生きています。
他と同じでいると安心したり、違う事をすると特別な目で見られるため、それを避けたり、私達は個性を失いつつあると言われています。

自分が何をしたいのか、自分はいったいどういった人物なのか、という事を今ここに立ち止まって考えて、見つめてみてはどうでしょう。

あなたはモアナやマウイからどの様なメッセージを受け取る事ができるでしょうか?


この映画は2017年の3月に日本公開となった映画です。

あなたも、この映画から自然を大切にする事の意味と共に、物語から大きなメッセージを感じ取って観てみて下さい。

お勧めの一本です。

参考元

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