マーベル・コミックと言えば架空のスーパーヒーロー。スパイダーマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマン…そしてこの映画のヒーローは『デッドプール』だ。このヒーローは他のキャラクターよりちょっと悪ノリする性格らしい。さて、どんなアクションを見せてくれるのか?
「DEADPOOL」の成り立ち
一見スパイダーマンっぽいこのキャラクターを生み出したのは、ライターのファビアン・ニシーザとアーティストのロブ・ライフェルドの二人だ。
『デッドプール』は1991年に出版された“New Mutants #98”に初めて登場した。
アーティストのロブはDCコミックスが出版する子供を中心に人気のアニメ「ティーンタイタンズ」のファンで、敵のスーパーヴィランのデスストロークからアイデアを得たのだとか。
確かに「デッドプール」という名前も「デスストローク」を意識して付けられた感がある。
『デッドプール』は既に映画「X-MEN」とかの中に出てきているキャラクターであるが、この彼が主役のこの映画ではかなり悪ノリの激しいコメディ色が強いキャラである。
ライアン・レイノルズ
彼はカナダ出身の1990年頃から出てきた俳優で、今はアメリカ合衆国に移り活動している。
「カッコ良いカラダの男性俳優ランキング」で一位になったことがあるほど筋肉の引き締まったセクシーなボディで知られている。
彼はこの映画の企画が上がった当初2004年頃から製作にかかわってきた人物である。
コメディも演じる彼は、この映画の役 ウェイド・ウィルソン / デッドプールは彼以外に演じることは出来ないのではないかと思えるほどのはまり役という感じ。
ライアンは2011年に「グリーン・ランタン」というやはりスーパーヒーローの映画の主役を務めているが、この映画では興業収益がパッとしなかった。
映画
2016年に日本でも公開されたこの映画は、20世紀フォックスとマーベル・エンターテインメントの共同で製作された作品である。
スーパーヒーローのアクション映画と同時にこれはスプラッター映画でもあり、かなり生々しいシーンが派手に描かれている。
そして、ウェイドの恋人役が原作と違いストリッパーという設定になっていたりしてセクシャルな描写も織り込まれていたりするし、とにかく言葉遣いが悪い。
確かに子供と一緒には観れない、見せるのはちょっと…という映画である。
「X-MEN」映画シリーズの8作目になるのだが、初の「R指定」である。
あらすじ
ウェイドはトラブルシューターをしてお金を稼ぎニューヨークに住んでいる。
そんなある日、ストリッパーのヴァネッサとバーで出会い交際を始め、大きなリングを渡し結婚の約束をするのだが、突然倒れ末期癌だと言われる。
ウェイドは、怪しげなリクルーターの男の癌の治療と引き換えに極秘人体実験の被験者となるという誘いを受け入れ、ヴァネッサの前から姿を消す。
ウェイドはフランシスというミュータント(突然変異体)の男からその実験の為に散々な拷問を受け、細胞を変異させる薬を浴びせられる。
確かに、それと引き換えに不死身の肉体を手に入れるのだが、彼の体全体は爛れた醜い姿になってしまう。
何とかしてその施設から逃げなければとウェイドは考え、脱出に成功する。
でも、ヴァネッサに醜い自分の姿を見せられないと彼女に会いに行けない。
元の容姿に戻りたいと思うウェイドは、フランシスの言っていた言葉を思い出しながら、姿を覆い「デッドプール」と名乗り、フランシス達を探す。
キャスト(役)
ライアン・レイノルズ以外の俳優
・モリーナ・バッカリン《ヴァネッサ》
ブラジル出身の女優
・エド・スクライン《フランシス》
イギリスの俳優、ラッパー。 「トランスポーター イグニション」の主演
・T・J・ミラー《ウィーゼル》
アメリカ合衆国の俳優、コメディアン
・ジーナ・カラーノ《エンジェル・ダスト》
アメリカ合衆国の総合格闘家、女優
・レスリー・アガムズ《ブラインド・アル》
アメリカ合衆国の映画/ドラマ/舞台の女優、歌手。
1950年代から活躍する彼女は幾つかの賞も受賞している。
・ブリアナ・ヒルデブランド《ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド》
アメリカ合衆国の新進の女優
彼らの他にも多くの他の国出身の俳優たちが出演している面白い配役となっている。
まとめ
この作品は、第四の壁を破った演出やデッドプールのコミカルさが面白く映画の賞を幾つか受賞している。
ギャグが満載で、これがアメリカ人なら自分達の2倍は笑えるのではないかと思える細かなジョークやらが至る所に散りばめられているのである。
そして、アメリカンコミックのスーパーヒーローの生みの親とも言える「アイアンマン」「スパイダーマン」等の原作者 スタン・リーはこれらの映画にカメオ出演する事で知られている。
この映画では、彼はストリップショーのDJの役で出演している。
この様に、意味深に楽しめる遊び心いっぱいの演出なので、DVDなどでリプレイしてもう一度観てチェックしたくなるところ盛りだくさんの映画である。
続編『デッドプール2』も既に予定がある大ヒットコメディアクション映画。
お勧めの一本です。
参考元
- ・参照リンク:デッドプール (映画) - Wikipedia
- ・DEADPOOL20世紀フォックス マーベル・エンターテインメント
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