マーベルの中でも特に人気の高い『スパイダーマン』シリーズ。この記事では初回シリーズ『スパイダーマン』から最新作『スパイダーマン:ホームカミング』に登場したヒーローとヒロインについて演じた俳優・女優のエピソードも交えながら徹底解説します。
2002年に公開された『スパイダーマン』。
監督は『死霊のはらわた』で知られるサム・ライミが担当し、世界中で大ヒットした3部作です。
スパイダーマンを演じたトビー・マグワイヤとヒロインMJを演じたキルスティン・ダンストを一躍スターにした作品です。
そんな初代『スパイダーマン』をはじめ、リブート作品である『アメイジング・スパイダーマン』2部作や、『スパイダーマン:ホーム・カミング』などから、今回は主人公とヒロインを徹底解説します。
『スパイダーマン1』は俳優、トビー・マグワイアが主演
『スパイダーマン1』のピーター・パーカー
サム・ライミ監督が2002年から2007年まで手がけた『スパイダーマン』3部作。
その中で活躍する主人公・ピーター・パーカーは早くに両親を亡くし、おじ夫婦の元で育てられている少年です。
科学が大好きな真面目な青年ですが、シャイな性格なので、思いを寄せているMJにもなかなか積極的に出れません。
ある日、コロンビア大学の研究室を見学に行った時に新種のクモ「スーパースパイダー」に噛まれ、超人的な視力や体力を身につけます。
最初はその能力を自分のちょっとした欲求を満たすために使っていましたが、ある時大切なおじを自分の不注意で亡くしてしまったことから、正義のために役立てようと誓います。
演じる俳優はトビー・マグワイア
ピーターを演じたのはトビー・マグワイア。
高校から大学へ進学する多感な時期を演じていますが、第一作目撮影時のトビーは27歳。
『サイダーハウス・ルール』などの映画で注目されていましたが、『スパイダーマン』シリーズが人気を決定付けました。
その後アルコール依存症や離婚など私生活が乱れていましたが、現在は俳優業の他に映画製作を手掛けるなど、裏方としても活躍しています。
『スパイダーマン1』のヒロインはキルスティン・ダンスト
『スパイダーマン1』のヒロイン、MJ
『スパイダーマン』3部作でピーターが片思いをしているヒロインがMJです。
本名はメリー・ジェーン・ワトソンで、イニシャルから「MJ」と呼ばれています。
女優を志してさまざまなオーディションを受けますが、上手くいかず生活に困るほどです。しかし、それでも夢に向かって励む姿が描かれます。
MJは男性にとても人気があり、序盤ですでにボーイフレンドがいましたが、ピーターの親友ハリー・オズボーンとつきあう仲になります。
一方でピーターと距離が深まるにつれ、彼とハリーとの間で揺れ動くなど恋多き女性ですが、最終的にはピーターを選んで結ばれます。
演じる俳優はキルスティン・ダンスト
MJを演じたのはキルスティン・ダンストです。子役からキャリアを始めて約70本のCMに出演。
1994年に公開された『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で演じた吸血鬼役が注目され、ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされました。
その後も『若草物語』や『ジュマンジ』などの話題作に出演し、『スパイダーマン』のMJ役で人気スターの仲間入りをしました。
MJは主人公ピーターだけでなく、他の男性ともつきあったり心が揺れ動いたりすることから賛否両論ですが、演じるキルスティン・ダンストが可愛らしく演技力があるため、愛されるキャラクターであったと言えそうです。
『アメイジング・スパイダーマン』は俳優、アンドリュー・ガーフィールドが主役に
『アメイジング・スパイダーマン』のピーター・パーカー
『スパイダーマン』3部作が終了した後に、リブート(再起動)作品として製作された『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ。
主役の名前は変わらずピーター・パーカーで、こちらも研究室の毒グモに刺されたことをきっかけにスパイダーマンになってしまいます。
前作よりも亡くなってしまった実父の過去を詳しく掘り下げていたり、後述するヒロインの名前や設定が全く違うところが注目ポイントです。
演じる俳優はアンドリュー・ガーフィールド
監督も主演も一新し、マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演となっています。
主演のピーターを演じたアンドリュー・ガーフィールドは公開当時29歳。
トビー・マグワイアが32歳だったので、若いキャストで一新させるために降板させられたという説もあるようですが、年齢的にあまり変わりませんね。
本作の前には『ソーシャル・ネットワーク』で実在の人物エドゥアルド・サベリンを演じ、数々の映画賞を受賞した実力派です。
『アメイジング・スパイダーマン』以降は『ハクソー・リッジ』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたり、遠藤周作原作の『沈黙 -サイレンス-』にも出演するなど、着実にキャリアを築いています。
『アメイジング・スパイダーマン』の ヒロインはエマ・ストーン
『アメイジング・スパイダーマン』のヒロイン、グウェン・ステイシー
『アメイジング・スパイダーマン』のヒロインはMJではなく、グウェン・ステイシーと言う名前の金髪美女。
ピーターの父の研究仲間だったコナーズ博士の研究室で実習している学生です。
当初はピーターを実習室から追い出すなど、ピーターに対して最悪な印象を持ちますが、やがて彼に惹かれるように。
しかし、彼女の父ジョージが亡くなる際に「グウェンを危険に巻き込まないよう別れる」ようピーターに言い残していたため、なかなか二人の関係は進展しません。
行動的でおてんばな性格のグウェンはスパイダーマンであるピーターの戦いの手助けをしたりしますが、それが思わぬ事態を引き起こし、彼女は命を落としてしまいます。
演じる俳優はエマ・ストーン
演じるエマ・ストーンは『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』など話題作に出演し注目されていましたが、『アメイジング・スパイダーマン』のグウェン役で一気に人気に火がつきました。
キュートなルックスに加え、映画の撮影当時、ピーター役のアンドリュー・ガーフィールドと実生活でも交際していたため大きな話題になります。
残念ながら現在は破局してしまいましたが、その後も『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演女優賞を受賞するなどキャリアは順調です。
実生活でもカップルであったことと、MJのように複数の男性の間で揺れ動かないため、スパイダーマンの真のヒロインはグウェンだと公言するファンも少なくありません。
『スパイダーマン:ホームカミング』の新たなヒーロー
『スパイダーマン:ホームカミング』のピーター・パーカー
2017年に公開された『スパイダーマン:ホームカミング』。
こちらも全2シリーズとは全く異なり、さまざまなマーベルヒーローが活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの一環として製作されました。
そのため、『アイアンマン』のキャラクターが登場していたりとマーベルシリーズの世界観がつながる内容になっています。
本作のピーター・パーカーは両親とおじを亡くし、おばと二人暮らしをしている高校生という設定です。
全2シリーズの重要なポイントになったおじの死はほとんど描かれず、すでにスパイダーマンとして活動をしています。
正義感が強く非常に頭脳明晰で、アベンジャーズに入ることを希望しているところもこれまでの作品とは異なります。
演じる俳優はトム・ホランド
演じるトム・ホランドは、撮影当時20歳と歴代スパイダーマンの中でも最年少でした。
実は、本作に出演する前の2016年『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にスパイダーマン役ですでに出演していたため、2作品を見比べるとさまざまな発見ができます。
2018年には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に出演し、2019年も『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に出演予定で、どちらもすべてスパイダーマン役です。
今後のアベンジャーズとスパイダーマンとの関わりやヒロインが誰になるのかも含めて見逃せない内容になっています。
『スパイダーマン:ホームカミング』はヒロイン候補がたくさん?
『スパイダーマン:ホームカミング』が公開され、2019年の新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開が現在待たれていますが、実はこのシリーズはヒロインが明確になっていないことでもファンの間で話題になっています。
最もヒロインとして注目されているのがミシェル・ジョーンズ役のゼンデイヤ。
ディズニーチャンネルで人気を博したシンガーソングライターです。
旧シリーズのヒロイン、メリー・ジェーン・ワトソンと名前は異なりますが、イニシャルからMJと呼ばれてる設定になっています。
そのため、ゼンデイヤ演じるMJがピーターの恋人役なのでは? と話題になっているのです。
続いて候補にあがっているのが、ローラ・ハリアーが演じるピーターの片思いの相手・リズ。
しかし、悪役の娘でありラストで転校してしまったことからその可能性は低いと言わざるをえません。
また、アンガーリー・ライスが演じるベティ・ブラントもグウェンによく似たブロンドの美女であることから、ヒロインになるのではないかと言われていますが、やはり最も確率が高いのはゼンデイヤ演じるMJではないでしょうか。
映画『スパイダーマン』キャストまとめ
映画『スパイダーマン』シリーズの魅力を語るのに欠かせないキャストたちを紹介してきました。
どの俳優さんもスパイダーマンやそのヒロインを演じることによって、さらに俳優としても知名度をぐっと上げていることがわかります。
公開が待たれている『スパイダーマン:ホームカミング』のヒロインが誰になるのかも含めて、これからもますます目が離せません!
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