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2019/03/26
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『スパイダーバース』舞台系声優が多いのはなぜ?考察して見えてきた3つの理由

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オスカー受賞作で、シリーズ初のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が話題になっています。スパイダーマンの死後、時空を超えて集結したさまざまなスパイダーマンたちの活躍と絆を描く物語なのですが、日本語吹き替え版を担当する声優の顔ぶれを見て、なんでこんなに舞台系声優が多いの?と思ったのは私だけでしょうか。願望や妄想も入れつつ、舞台系声優が吹き替えキャストに多い理由を勝手に考察してみました!

目次

はじめまして!映画やドラマ、アニメなどエンタメ作品紹介サイトaukana編集部・ライターのサトウです。

常日頃から最新のエンタメについて情報収集を行っているのですが、アニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』が気にかかりました。

日本語吹き替え版の声優の顔ぶれが“舞台”で活躍されてる方がやたら多いような気がしたのです。

今から20年ほど前に三谷幸喜さんの『笑の大学』をたまたまPARCO劇場で観て以来、舞台などのエンタメ鑑賞がライフワークになりました。

テリトリーは下北沢駅前劇場からアメリカ・ラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユまで。鑑賞本数は1000本超え(半券あり)…という舞台沼の住人です。

そんなサトウがピックアップした第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したアニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』。

物語のあらすじをざっくり99文字で説明すると…

スパイダーマンの死と新たなスパイダーマンの誕生。悪者によってゆがめられた時空から、異次元に住むさまざまなスパイダーマンたちが集結。時空を元に戻すために協力し合い、悪に立ち向かう愛と勇気のストーリー。

なぜアニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』の日本語吹き替え版には舞台系声優が多いのか…そのわけを舞台好きの視点から考察します!

考察① スパイダーマン・ミュージカル日本版上演への伏線?

まず、今回舞台系声優を多めに起用した理由のひとつに考えられるのは「スパイダーマン・ミュージカル日本版上演の可能性」があるから。

『スパイダーマン:スパイダーバース』は、ニューヨーク・ブルックリンが舞台。ニューヨークといえば、ミュージカルの本場ブロードウェイがあります。

そのブロードウェイで、2011年から2014年までミュージカル『スパイダーマン・ターン オフ ザ ダーク』が上演されていました。

作詞・作曲は、なんとU2のボノとエッジ。公演回数は、約1000回を超えて人気を博しました。

ブロードウェイの人気ミュージカルの日本版は多数上演されています。2019年4月には、小池徹平・三浦春馬出演『キンキーブーツ』が再演。6月には城田優・Crystal Kay出演『ピピン』が控えています。

もしや、スパイダーマンのミュージカル日本版もやってくるのでは…!?と考えずにはいられません。

海外でも国内でもアニメから実写映画化、舞台化のメディア展開はよく見られます。

アニメで声を担当した声優がミュージカルでその役を演じることも珍しくありません。

『スパイダーマン・スパイダーバース』吹き替え版の声優の起用するにあたり、舞台上演を想定してキャスティングしたのではないでしょうか。

新生スパイダーマン役はアニメ『黒子のバスケ』CV&舞台版主演の小野賢章

『スパイダーマン:スパイダーバース』で、13歳の主人公・新生スパイダーマンとなったマイルス・モラレスの吹き替えは、小野賢章さんが担当します。

小野賢章さんは、声優としては、映画『ハリー・ポッター』シリーズの主人公・ハリー・ポッター役や、現在放映中のアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』の主人公・ジョルノ・ジョバァーナ役など主役級のキャラクターを多数演じています。

小野さんは、人間としても、スパイダーマンとしても未熟で、気持ちやパワーのコントロールが上手くできない思春期の少年マイルスを熱演しています。

人気アニメ『黒子のバスケ』では、主役の黒子テツヤの声を担当。舞台版も上演され、同じ主役を演じました。人気も実力もある、今注目の舞台系声優です。

中年スパイダーマン役は劇団☆新感線で主演した宮野真守

『スパイダーマン:スパイダーバース』のスパイダーマンこと、ピーター・B・パーカーの吹き替えを担当するのが宮野真守さん。

声優としてはアニメ『DEATH NOTE』の主人公・夜神月役、アニメ『ちはやふる』の真島太一 役ほかメインキャラクターを多数担当。

また、星野源さん出演のバラエティ『おげんさんといっしょ』に、番組進行役のねずみの声だけでなく、アイドル・雅(みやび)マモルとしても出演しています。

宮野さんが吹き替えを担当するピーターは、妻と別居し、やさぐれて不摂生な生活を送っているせいか、無精ひげに下腹も出っぱった中年体型…。

そんな残念な面もあるピーターですが、先輩スパイダーマンとして、新生スパイダーマンとなったマイルスに力のコントロール方法などをしっかり伝授していきます。

宮野さんは、チケット入手が困難な劇団で知られる劇団☆新感線の「髑髏城の七人」シリーズの主人公・捨之介役にも抜擢された若手実力派舞台系声優。

このシリーズは、別キャストでも上演され、主人公・捨之介役は、小栗旬さんや松山ケンイチさん、阿部サダヲさん、福士蒼汰さんというそうそうたる顔ぶれの俳優が演じました。

人気アニメ作品のキャラクターボイスとともに舞台版で主役も張った小野さん、日本を代表する劇団のひとつ劇団☆新感線の公演で座長を務めた宮野さん。

高い人気と実力を兼ね備えた舞台系声優のふたりがメインキャラクターの吹き替えを担当。

舞台好きとしては、スパイダーマン・ミュージカル日本版上演への伏線ではないかと、思いをめぐらせてしまいます。

考察② 実写に近いシリーズ初のアニメ。声+演技もできる舞台系声優を抜擢?

今までスパイダーマンシリーズの映画は、実写版で制作されてきました。『スパイダーマン:スパイダーバース』は、シリーズ初のアニメ作品となります。

この点から、舞台系声優を多めに起用した理由を考察していきます。

『スパイダーマン:スパイダーバース』は、高いクオリティのCG技術が駆使され、まるで実写版を見ているかのようなシーンが多数登場します。

そんな3Dだけではなく、悲鳴や心の声などのセリフが文字で画面に現れ、スクリーンでコミックスを読んでいるかのような2Dチックな場面も。

2次元のようで、2次元でない。極めて3次元に近い2次元でストーリーは展開していきます。

この作品のタイトル「スパイダーバース」のバースは、ユニバース(異次元)を意味します。

タイトルに合わせて、複数の次元を組み合わせた見せ方をしているのかもしれません。

『スパイダーマン:スパイダーバース』の吹き替え版には、「2次元」でのアニメや洋画吹き替えで必要な声の演技力に加え、「3次元」の舞台において体全体での表現力も持ち合わせるでも活躍している声優を抜擢したのではないでしょうか。

モノクロ・スパイダーマンを好演!吉田鋼太郎主宰劇団メンバー 大塚明夫

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漆黒のコートに、スーツに中折れ帽という黒づくめの格好がダンディ。1930年代のモノクロの世界からやってきた、刑事がモデルのスパイダーマン・ノワールの吹き替えを演じるのは大塚明夫さん。

渋くて大人の色気が漂う低音ボイスが特徴のスパイダーマン。ミステリアスだけど頼りがいがあるノワールにぴったりの声です。

アニメでは「ブラック・ジャック」シリーズの主人公ブラック・ジャック、『ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流』の柱の一族・ワムウ役などを好演。

映画の吹き替えでは、『レオン 完全版』のジャン・レノ演じるレオン役、「スパイキッズ」シリーズでグレゴリオ・コルテス役のアントニオ・バンデラスの声を担当しています。

大塚さんも舞台系声優のひとり。吉田鋼太郎さん主宰の劇団、劇団AUNに在籍していて、多数のシェイクスピア劇に出演しています。

また、死んだピーターの叔母、メイ・パーカーの声を担当している沢海陽子さんも同じ劇団に在籍する舞台系声優。最近では、松坂桃李さん主演舞台に出演しています。ちなみに大塚さんと沢海さんは元夫婦です。

『スパイダーマン:スパイダーバース』の吹き替え版には、小野さんや宮野さんといった若手に加え、大塚さんや沢海さんというベテランの舞台系俳優も揃っています。

今作で求められているのは、声+α(舞台での演技力)。だから舞台で活躍する声優が多く抜擢されたのではないかと深読みしてしまいます。

考察③ 舞台はなんでも表現できるユニバース(異次元)空間。舞台系声優も然り…

舞台は、会社や学校、海や山、宇宙空間といった場所や、過去・未来など時間も超えて自由に表現できる場所。まさにユニバース(異次元)!

そして『スパイダーマン:スパイダーバース』は、時空を超えて、別次元に住むさまざまな姿、形のスパイダーマンたちが集結して戦うストーリー。

今作のスパイダーマンたちも舞台系声優も、どちらも異次元空間で活躍しているヒーローという共通点があります。それも抜擢の理由のひとつではないとは言い切れないでしょう。

『スパイダーマン:スパイダーバース』考察まとめ

舞台好きライターサトウによる『スパイダーマン:スパイダーバース』の吹き替え版で舞台系声優が多い理由についての勝手な考察をお届けしました。

スパイダーマン・ミュージカルの日本版上演が実現、キャストが今回の吹き替え版の声優陣であってほしいです!絶対見たいですね!

今回ピックアップした『スパイダーマン:スパイダーバース』は、絶賛公開中です。さすがオスカー受賞作。スパイダーマン・ヴァージンの私でも存分に楽しめました。迫力のシーンが満載ですので、ぜひ大きなスクリーンでご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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