「彼女は実は生きていた…!?」そんな憶測が飛び交うアニメ『コードギアス』のヒロイン・シャーリー。シャーリーは主人公のルルーシュに好意を寄せますが、なぜ彼女はルルーシュを好きになり、死亡し、そして生き返る(!?)のでしょうか。この記事では、シャーリーのプロフィールや声優情報なども紹介しながら、あなたが抱く疑問を解決します。なお、作品の詳しい内容を掲載しているので、ネタバレには十分注意してくだい。
『コードギアス』シャーリー・フェネットのプロフィール
シャーリー・フェネットは、アニメ作品『コードギアス』シリーズの登場人物。物語の舞台であるエリア11(日本)にある私立アッシュフォード学園高等部に通う少女です。
出典:amazon基本プロフィールは以下の通りになります。
・年齢:17歳(『コードギアス』1話時)
・誕生日:7月8日
・身長:約175㎝
・血液型:A型
・出身:ブリタニア
誰とでも仲良くできる明るくて優しい性格の彼女は、クラスメイトで同じ生徒会メンバーである『コードギアス』の主人公・ルルーシュに密かに恋心を抱いています。
そんなシャーリーとルルーシュとの恋の行方は『コードギアス』というアニメのなかでも魅力のひとつです。
『コードギアス』シャーリーがルルーシュへ恋心を抱いたきっかけから死亡・復活するまでを詳しく解説!
シャーリーとルルーシュの関係は物語に合わせて変化していきますが、シャーリーは運命の導きによって物語の途中で死んでしまいます。
しかし、その続編である映画『コードギアス 復活のルルーシュ』では生きていることが判明。
そんな悲劇のヒロイン・シャーリーは、いつからルルーシュに好意を抱き、なにをきっかけに死にいたってしまうのでしょうか。そしてなぜ、映画版では生きているのでしょうか。
シャーリーがルルーシュを好きになってから死亡し、生き返る(!?)までの経緯をまとめました。
シャーリーは、交通事故がきっかけでルルーシュを好きになる
シャーリーは、もともとルルーシュを好きではありませんでした。
その気持ちが変化したのは高校一年生のとき、シャーリーが交通事故の現場に居合わせたことがきっかけです。
交通事故の現場では加害者が被害者に因縁をつけているのに、周りにいた大勢の人々は誰も被害者を助けようとしませんでした。そんな加害者をルルーシュがこっそり懲らしめているところを、シャーリーは偶然目撃したのです。
それからルルーシュのことが気になったシャーリーは、彼を目で追ううちに、好意を寄せるように。
シャーリーの父がルルーシュ率いる黒の騎士団との闘いで死ぬ
ゼロことルルーシュがブリタニア軍に奇襲をかけ、その力を知らしめたナリタ攻防戦の次の日、シャーリーはルルーシュをやっとの思いでデートに誘います。デート先は、父がチケットをくれたコンサートでした。
「やっちゃった!やっちゃったよ、わたし…!どうしよう…来てくれるよね!?ヤダって言われなかったし…でも…ううん、ただ一緒にコンサートに行くだけだもん。それだけなら別に…だけど、チャンスだし。ありがとう、お父さん!」
そうひとりではしゃぐシャーリーの元にかかってきた一通の電話。それは、シャーリーの父の死亡を知らせるものでした。そして母とともに父の死体を確認し、父の死が現実であることを目の当たりにするのです。
その日の夜、シャーリーはルルーシュとのデートの待ち合わせ場所で、ずぶ濡れになりながら立ちすくんでいました。遅れて到着し、謝りながら雨宿りしようとうながすルルーシュに、シャーリーは泣きながら問いかけます。
「ゼロは弱いものの味方なんだよね?なのにどうして、私の優しいお父さんを殺したの!?」と。
そういって、シャーリーは気持ちを抑えられなくなり、ルルーシュにキスをするのです。
ルルーシュが父を殺した張本人とは知らず、大好きな彼に必死で助けを求めるシャーリー。そして、シャーリーが自分を好きだと気づき、そんな彼女の父を殺めるという取り返しのつかないことをした罪悪感にかられるルルーシュ。
そんなふたりの複雑な思いが、このシーンで交差します。
シャーリーは、黒の騎士団のゼロがルルーシュだと知ってしまう
大好きだった父親が死んだことによって心に深い傷を受けたシャーリーは、ブリタニア軍のヴィレッタから「ルルーシュが黒の騎士団と関係があるのでは」と伝えられ、さらに動揺します。
「想いを寄せているルルーシュがそんなことをするはずがない」
そう考えた彼女は、ルルーシュの潔白を証明するために彼を尾行し、黒の騎士団とブリタニア軍のコーネリアが戦う戦場に足を踏み入れてしまいます。
そんなシャーリーの目の前に、スザクとそのナイトメア・ランスロットによって倒され、意識を失ったゼロが現れます。父のかたきを取るため、ゼロに銃口を向けるシャーリー。そのときゼロの仮面が外れ、ルルーシュの顔が姿をあらわすのです。
父を殺した黒の騎士団のトップが、大好きなルルーシュであったことに呆然とするシャーリー。そこへ間髪いれずヴィレッタが現れ、ルルーシュをコーネリアのもとへ連れて行こうとします。
このままではルルーシュの身に危険が…そう考えたシャーリー はとっさにヴィレッタを撃ち、ルルーシュをかばいました。
複雑すぎる心境のなかでも、父親を殺された憎しみを超えて、人殺しをしてまで守りたいと思う。シャーリーのルルーシュに対する深い愛情が、彼女のぐちゃぐちゃな気持ちと一緒に迫ってくる名シーンです。
シャーリーはルルーシュに記憶を消されてしまう
ルルーシュが黒の騎士団のトップ・ゼロであったこと、そして自分が人殺しをしたという事実に心をかき乱されるシャーリー。
そんなシャーリーの元に、ルルーシュと同じギアス能力者・マオが現れます。マオの能力は「人の心を読むギアス」。マオはシャーリーの気持ちを読みながら、シャーリーが一番責められたくない「父の仇であるルルーシュを助け人殺しをしたこと」を巧みに責めます。
気持ちが不安定なところにマオの心理攻撃が重なり、思いつめたシャーリーはルルーシュを殺すべく彼に銃を向けます。しかし、そんな状態にあってもシャーリーのルルーシュへの思いは強く、彼女はなんとかルルーシュを殺すことを思いとどまりました。
そんなシャーリーの辛そうな様子を見たルルーシュは、ある決断をします。それが、シャーリーに「ルルーシュに関するすべての記憶を奪うギアス」をかけることでした。
「俺が全部忘れさせてやる。シャーリー、お父さんのことすまなかった。もし生まれ変わることができたら、君に…」
「ルル…ダメぇ…!!」
シャーリーの叫びもむなしく、ルルーシュは彼女の記憶を奪います。そうして記憶を失ったシャーリーを前にし、シャーリーという存在の大きさに失った後で気づいたルルーシュは悲痛な表情を浮かべるのでした。
シャーリーは手紙によって、ルルーシュがゼロだと再び知る
ルルーシュはシャーリーが記憶を戻さないように彼女の日記を燃やします。そして周囲には、シャーリーが自分に関する記憶を忘れていることに気づかれないよう「シャーリーとは喧嘩をして他人ごっこをしている」ということにしたのです。
しかしある日、シャーリーは「ルルーシュが実はゼロである」と書かれた手紙を見つけます。実はシャーリーはルルーシュの正体を知った後で手紙を書き残しており、ルルーシュはそれに気づかなかったのでした。
衝撃的な内容に、驚くシャーリー。しかし、「ルルーシュは絶対に私や生徒会メンバーに危害を加えない」と考えた彼女はその手紙の内容を秘密にします。
そして黒の騎士団が学校に攻め込み捕らえられたときも「ゼロは絶対に私たちを守るから!」と、黒の騎士団に向けて強く宣言しました。
記憶を消されても、ルルーシュを信じる彼女の一途さに心を打たれます。
シャーリーはルルーシュにまた思いを寄せるように
ルルーシュやシャーリーは、ブラックリベリオンにて黒の騎士団が敗北したことで、ブリタニア国王・シャルルに記憶を塗り替えられます。そうして、ルルーシュはゼロであったことを忘れ(後に思い出す)、シャーリーはゼロがルルーシュであることを知る前に戻りました。
平穏な日々を過ごすなかで、シャーリーはまたルルーシュに思いを寄せます。
物語が動き出すのは、第2シーズン・12話。記憶を取り戻したルルーシュが黒の騎士団としての活動に忙しいため、自分に変装したSPの咲世子を代わりに学校に行かせたことがきっかけです。
あるとき、ルルーシュに変装した咲世子が図書館でシャーリーに遭遇し、ゼロの地下部屋の存在に危うく気づかれそうになります。慌てた咲世子は勢い余って、ルルーシュの姿でシャーリーにキスをしてしまうのです。
突然のキスに驚きながらも喜ぶシャーリーでしたが、ルルーシュ(=暴走した咲世子)が大勢の女の子とデートの約束をしていたことを知り大激怒!
女の子達から逃げ回る本物のルルーシュを捕まえて「今夜はどなたとお約束かしら!?」「賭け事だけじゃなく女遊びまで…こんな情けない!」と叱責します。
シャーリーの剣幕にタジタジになるルルーシュの情けない姿は、物語のなかでもあまり見れない貴重な姿です。
シャーリーとルルーシュが、学内公認カップルになる
一向に関係が進まないシャーリーとルルーシュ。見かねた生徒会長のミレイは、自身の卒業イベントに合わせて「ラブアタック」イベントを開催します。
イベント内容は、男女がそれぞれ青と赤の帽子をかぶり、好きな相手の帽子を奪って自分が被ることができたら二人は強制的に恋人になるというものでした。
シャーリーは、突然キスをしたり他の女の子とデートに行くルルーシュに腹を立てながらも彼の帽子を狙いますが、なかなかルルーシュを見つけることができません。しかし、二人は図書館で偶然はちあわせます。
「どうして私にキスをしたの」と、ルルーシュを問い詰めるシャーリー。「ねぇ、キスの先もしたい?いいよ、嘘のキスでも、わたし…」と言葉を重ね、ルルーシュが「自分をまだ本気で好きじゃない」という本心を引き出します。
シャーリーは最近のルルーシュの様子がいつもと違う(咲世子と入れ替わっていた)ことに気づいており、目の前のルルーシュが本来のルルーシュであることに安心します。そして、「いつか、本当に好きにさせてみせるから!」と、ルルーシュの帽子を優しく奪ったのです。
そして正式に、ルルーシュとシャーリーは学内公認カップルとして付き合い始めたのでした。
シャーリーはジェレミア(オレンジ)によって記憶を取り戻してしまう
シャーリーとルルーシュが付き合うことが決まった幸せで平穏なその日の夕方…。
なんとシャーリーは、ジェレミアが街に放った「ギアスキャンセラー」という全てのギアスを無効化する力によって、すべての記憶を取り戻してしまいます。
自分の記憶が嘘なのか真実なのか分からなくなり混乱したシャーリー。彼女はスザクを呼び、記憶の真偽を確かめようとします。するとそこに混乱の原因であるルルーシュが登場。
パニックになったシャーリーはビルから危うく落ちそうになりますが、間一髪のところでルルーシュが手をつかみ命びろいしました。しかし、ルルーシュのことを信じられなくなっているシャーリーはルルーシュの手を払おうとします。
そんなシャーリーに対して、ルルーシュは「俺はもう失いたくないんだ、何ひとつ!」と言ってつかんだその手を離しませんでした。そんなルルーシュの強い言葉と行動によって、シャーリーはルルーシュを信じる気持ちを取り戻します。
シャーリーはロロに殺されて死んでしまう
父を殺したルルーシュを許し、孤独な彼を支えると決めたシャーリー。
ルルーシュを許せないと語るスザクに対して、「許せないことなんてないよ。それはきっと、スザク君が許せないだけ。許したくないのよ。私はもう、とっくに許したわ」とその強い意志をのぞかせます。
そんな折、シャーリーはジェレミアが起こした反乱に巻き込まれてしまいます。しかしシャーリーは反乱にも負けず、孤独なルルーシュの力になりたいとルルーシュの元へ向かいました。
その途中でルルーシュの弟(実際は違う)ロロとはちあわせます。
ルルーシュに対して独占したい気持ちを持つロロは、ルルーシュのそばにいるのは僕だけでいいのにと複雑な心境に。そんなロロに、シャーリーは「ルルーシュの妹であるナナリーを取り戻したい」と話してしまいます。
「ナナリーが戻ってきたら、自分はルルーシュの側にいられなくなる」という不安をつかれたロロは、とっさに自分のギアスで時間を止め、シャーリーを撃ってしまうのでした。
倒れているシャーリーに気づいたルルーシュは彼女にかけ寄り、必死で「死ぬな」とギアスをかけます。
しかし、シャーリーは「記憶が戻って怖かった…でもわたしは、ルルーシュの本当になりたかった…」「何度生まれ変わっても、きっとまたルルを好きになる…これって運命なんだよね…?」と言い残し、死亡してしまいます。
そうしてルルーシュは、自分の罪を赦し、孤独に寄り添おうとしてくれた大切な存在であるシャーリーを失った悲しみに打ちひしがれるのでした。
劇場版三部作のシャーリーは生きている
最後は「シャーリーの死」という悲しい結末になったテレビシリーズ。しかし、テレビシリーズを再編集した劇場版三部作では、シャーリーの立ち位置は大きく変化します。
はじめに、なんとルルーシュとシャーリーはほぼ恋人同士という設定に。
そして、シャーリーの父は死亡せず、ヴィレッタを銃で撃つのは黒の騎士団のディートハルトに変更されました。また、三部作中にはマオが登場しないため、シャーリーがルルーシュに銃を向けることもありません。
つまり、シャーリーは父の死や人殺しという辛い思いをしなかったので、ルルーシュに記憶を消されなくなったのです。
さらに、ロロが殺さないのでシャーリーは生きたまま物語は進行。エピローグでは荷物をC.C. 宛てに送ったとみられるシーンが追加され、シャーリーが事前に「ゼロレクイエム」のことを告げられていたことが判明します。
そして、続編『コードギアス 復活のルルーシュ』へと話が続いていくのです。
三部作の続編・劇場版『復活のルルーシュ』のシャーリーも生きている
劇場版『復活のルルーシュ』は映画三部作からの続編のため、シャーリーは引き続き生きています。
ただ、シャーリーはほとんど登場せず、C.C.のルルーシュ復活を日本から支援していることが伺えるシーンが少しだけあるのみです。
しかし、エンドロールの最後で、ルルーシュからだと思われる電話に涙目で対応するシャーリーのイラストが登場。
シャーリーにとっては、大好きなルルーシュが生き返ったというハッピーエンドで物語は幕を閉じました。
【まとめ】シャーリーがルルーシュを好きになってから死亡し、生き返る(!?)までの経緯
テレビシリーズで死んだはずのシャーリーが劇場版三部作で生きていたのは、物語が再編集される過程でシャーリーが悲劇を背負う立ち位置では無くなり、ロロに殺されず生存したからでした。
そして、映画『復活のルルーシュ』は三部作に続く続編であったため、こちらでもシャーリーは生きていたのです。
『コードギアス』シャーリーの声優情報
出典:amazon気になるシャーリーの声優は、折笠富美子(おりがさふみこ)さんです。1999年に『GTO』のヒロイン・冬月あずさ役でデビューして以来、様々なアニメ・ゲームの声優として活躍しています。
主な出演作品と役名は、『ONE PIECE』のミス・バレンタイン、『あたしンち』の立花みかん、『BLEACH』の朽木ルキア、『銀魂』の柳生九兵衛、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のリザ・ホークアイなどが挙げらます。
『コードギアス』シャーリーのキャラクターソング
折笠富美子さんがシャーリーとして歌ったキャラクターソングは、「晴れのち夏の雨」という曲です。
シャーリーの思いを歌ったこの曲を聴けば、シャーリーがテレビシリーズの中で抱いた複雑な気持ちをより理解することができますよ。
『コードギアス』シャーリーのまとめ
今回は、『コードギアス』の主人公・ルルーシュに思いを寄せるヒロイン、シャーリー・フェネットのプロフィールやルルーシュとの関係性、死亡から生き返った理由などを詳しくお伝えしてきました。
シャーリーは「主人公に恋する明るくてやさしい天真爛漫なヒロイン」という枠におさまりません。
テレビシリーズでは物語の悲しみを一手に背負い、死の淵に直面してもなおルルーシュを想う強い意思を示し大きな衝撃を与えました。
また、劇場版三部作・『復活のルルーシュ』では、登場回数は少ないながらも、孤高のルルーシュを想う優しさを物語に添えています。
今回、シャーリーの勇姿をあらためておさらいしたところで、もう一度『コードギアス』を視聴してみてはいかがでしょうか。
ぜひテレビシリーズと劇場版をどちらも観て、異なるシャーリーを楽しんでみてください。
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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