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2012年、韓国MBCで放送された時代劇ドラマ。主人公を演じるのはそれまでミュージカルを中心に活躍しており、テレビドラマへの出演が初めてとなった実力派俳優のチョ・スンウである。
監督を務めたのは、日本での韓流ブームを加速させたドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』や『トンイ』、『イ・サン』など、数々の有名歴史大作ドラマを手がけてきたイ・ビョンフン。
17世紀の朝鮮王朝を舞台に、牛や馬などを診る医者・馬医となり、その後国王の主治医にまで上りつめた実在の人物・ペク・クァンヒョンがモデル。また馬医という、これまであまり取り上げられたことのない題材に着目した点も、人気を集めたポイントである。
両班(貴族)の家柄でありながら、病気で苦しむ人々の役に立てるよう、医官の道に進んだカン・ドジュン(チョン・ノミン)。
ドジュンは優れた頭脳を持つミョンファン(ソン・チャンミン)、医女を目指しているインジュ(ユソン)とともに、3人で仲良く競い合いながら医学の勉強に励んでいた。
しかしある日、ドジュンとミョンファンは宮廷内で密かに起きていた陰謀に巻き込まれ、ドジュンは捕らえられて濡れ衣を着せられてしまう。
ドジュンを助けるため、証言をしようとするミョンファンだったが、彼はある男に呼び出される。男は出世話と大金を、ミョンファンの目の前にちらつかせ…。
馬を診る医者・馬医から、朝鮮王朝の内医院における最高の位である王の主治医・御医となった人物。医官カン・ドジュンの息子として生まれたが、ある事情により奴婢のペク・ソックの子として育てられる。父を亡くした後、馬医をしているギベの世話になり、持ち前の聡明さと探究心で、馬医としての才能を発揮する。
勉強熱心で好奇心旺盛な女性。両班の娘でありながら医女となる。奴婢ペク・ソックの娘として生まれたが、ある事情でクァンヒョンと取り替えられ、両班カン家の娘として育つ。カン・ドジュンの死後は、イ・ミョンファンが父親代わりとなる。幼いころクァンヒョンと偶然出会い、お互いに助け合う仲になる。
馬医の息子として生まれたが、優れた才能を持っていたため、両班の養子となって学問に励む。優秀な医学生となるが、馬医の子ということで差別を受け、劣等感に悩まされる。カン・ドジュンの死後、主のいなくなったカン家の地位や財産を乗っ取り、チニョンの父となる。
ミョンファンの息子。とても優しく誠実な青年。チニョンのことを大切に想い、慕っている。
民のために国が設置した医療施設・恵民署に勤める医女長。クァンヒョンとチニョンを取り替えることを思いついた人物。若いころカン・ドジュン、イ・ミョンファンと一緒に、よく医学の勉強をしていた。鍼の腕は誰よりも優れている。
王女だが、とても好奇心旺盛でじっとしていられない性格。チニョンと仲が良く、よくお忍びで街に出かけており、偶然クァンヒョンと出会う。
左議政を務めており、強い権力を持っている。イ・ミョンファンらを従えており、自分の思いどおりにことを運ぶためには、どんな手段も使う。
両班の家系であり、大富豪のカン家に育ちながら、貧しい人を助けたいと考え、医学の道へ進む。インジュやミョンファンと親しくなり、一緒に医学を学んでいた。しかしとある陰謀に巻き込まれてしまう。
恵民署の署長を経て首医となり、医官たちのトップに立つ。医学の指導は厳しいが、とても温かく思いやりがあり、多くの医学生、王族たちからも慕われている。
クァンヒョンが偶然出会った、一風変わった医師。外科手術の優れた腕を持っているが、困っている民のために各地を転々とし、行く先々で人々を助けている。クァンヒョンに医術を教え、師匠となる。
育ての父・ソックを失い、天涯孤独となったクァンヒョンを救った馬医。聡明なクァンヒョンをとてもかわいがり、馬医としての知識や技術を教える。
クァンヒョンの養父。難産で苦しむ妻をカン・ドジュンに診てもらい、生まれてきた娘の命を救われる。恩返しするため、ドジュンが処刑されてしまったあと、ドジュンの息子・クァンヒョンを実の息子のように大切に育てる。
今作の主人公・ペク・クァンヒョンを演じたのは、チョ・スンウです。2012年のMBC演技大賞において、テレビドラマ初出演でありながら、いきなり大賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
初出演といっても、チョ・スンウは新人俳優ではありません。
主に映画やミュージカルで活躍しており、2005年の映画『マラソン』では韓国のアカデミー賞とも呼ばれる大鐘賞で、主演男優賞を獲得した実力の持ち主です。彼の熱演から目が離せません!
チョ・スンウが演じる今作の主人公・ペク・クァンヒョンは、貴族の家柄に生まれながらも、奴婢の息子として育ち、実力で身分の低い馬医から王の主治医へと突き進んでいきます。
それはとても険しい道であり、本人の涙ぐましい努力と、彼を支える個性豊かな女性たちの助けがあってこそ、成し遂げられるのです。クァンヒョンの心の支えになり続けたカン・チニョンはいうまでもなく、クァンヒョンに密かに想いを寄せているスッキ王女も、クァンヒョンの危機を救います。
さらに、生まれてすぐに殺されてしまうところだったクァンヒョンを、機転を利かせて救った医女長・インジュも大切な存在です。彼女たちにもぜひ注目してみてください。
今作は、韓国時代劇の巨匠とも呼ばれるイ・ビョンフンが手がけました。イ・ビョンフンの作品は細部に至るまで丁寧に作りこまれており、ストーリーを味わうとともに、その舞台となる場所や職業などについても学ぶことができてしまうのです。
今作で取り上げられた「馬医」という職業は字のとおり、馬の体調管理をおこなう医者のことを指します。馬以外の家畜の診察もしたり、王室でペットとして飼われているネコの治療もするのです。
クァンヒョンが受けた、医官になるための試験についてもかなり詳しく描かれており、見所は尽きません。
...
韓流にハマるきっかけのドラマ
チョ スンウさんが大好きになりました
消せない過去
名家に生まれながら出世を諦め、貧しい民を救うために医術の道を選んだカン・ドジュン。貧しく卑しい馬医の息子に生まれながら、その才覚を生かして医学界の頂点を目指すイ・ミョンファン。卓越した鍼の腕を持つ若き医女、チャン・インジュ。三人は、ある夜忍び込んだ書庫で出会い、身分や志の違いを越えて、医術への熱い思いで結ばれる。 やがてトジュンは夢を叶え、町に無料の診療所を開く。そこへ宮中の医官となったミョンファンから、世子が危篤との知らせが。世子はトジュンを医術の道に導いてくれた恩人。世子の病に疑念を抱いたトジュンは、朝廷の大物が世子の命を狙っていると踏み、真相を突き止めようとする。だが彼に協力しようとしたミョンファンが、世子殺害を実行する医師に見つかり捕らえられてしまう。世子殺害を命じたのが世子の父である王と知った彼は、命と引き換えに、トジュンを反逆者に仕立てる手伝いをする。たちまちトジュンは捕らえられ打ち首に。 その直後、トジュンの妻が出産。男児ならその場で殺され、女児なら官庁の使用人にされる。生まれたのは男の子だった。子を取り上げたインジュは何とか子供だけは助けようとするが…。
いざ都へ
恩のあるカン・ドジュンの息子の命を救うため、自分の娘とすり替えたペク・ソック。娘はカン・ドジュンの子として役所の使用人とされてしまう。それでもペク・ソックはトジュンに少しでも恩返ししようと、彼の息子を連れて都を離れる。 十二年後、トジュンの息子クァンヒョンは、小さな島で貧しいながらも元気にのびのびと暮らしていた。クァンヒョンを父トジュンと同じ医師にしなければと思うペク・ソックだが、当のクァンヒョンは勉強にまるで興味がなく、都見物することばかりを夢見ている。そんなある日、流罪の身でクァンヒョンと仲の良いオ・ジャンバクが島破りを決行。クァンヒョンはこの時とばかりに彼について都へ行く。だがさっそく身寄りのない子供たちの一団に目をつけられ、荷物を全部だまし取られてしまう。しかしそれで怯むクァンヒョンではない。すぐに彼らを見つけ、荷物を取り返そうとする。だが荷物はごろつきに奪われていた。クァンヒョンは、子供たちの大将ヨンダルとともに、ごろつきの巣窟に荷物を取り返しに行くことに。だがそこで、二人は人が鍼で殺されるところを目撃してしまう。
出会いと別れ
ミョンファンが人を殺すところを目撃し、彼の手の者に追われることになったクァンヒョンとヨンダル。一端は逃げおおせたものの、ヨンダルは結局捕まってしまう。クァンヒョンは彼を捜しに来た父ペク・ソックと島に帰るはずだったが、ヨンダルがさらわれたと知り、ヨンダルの仲間とともに彼女を助けに行く。知恵を働かせ見事ヨンダルを助け出したクァンヒョン。駆けつけた父の助けもあり、何とか追っ手もまく。だが今度はなぜか兵に追われることに。ペク・ソックを邪魔に思うミョンファンとチョン・ソンジョが、ミョンファンが犯した医師殺しの罪を彼に着せたのだ。そうとは知らないまま、とにかく逃げる三人。だがペク・ソックが体に矢を受けてしまう。三人は洞窟に逃げ込むが、ペク・ソックの傷は深い。そんな中、彼はヨンダルが、生後すぐにクァンヒョンと入れ替えた自分の娘だと気づく。 父を救うため、クァンヒョンはヨンダルの案内で町まで医師を呼びに行く。だが医師がこっそり役所に知らせたため、すぐに兵が駆けつける。このまま二人とも捕まればペク・ソックの命が危ない。ヨンダルは自ら囮となってクァンヒョンを逃がす。だが彼が戻ると既に父の息はなかった。
新しき人生
兵に捕らえられ役所に連行されたヨンダル。たまたま役所にいたミョンファンは、彼女がカン・ドジュンの娘チニョンだと気づく。彼は、回復されたトジュンの家門と財産を継がせるため、生き残った唯一の後継ぎであるチニョンを必至で捜していたのだ。やっと探し出し感無量のミョンファン。彼は、チニョンをこの国一の良家の子女にすると心に誓い、我が子同然に育て始める。 一方、ヨンダルと別れて洞窟に戻ったクァンヒョン。だが彼が戻った時には父ペク・ソックはすでに息絶えていた。クァンヒョンは悲しみに暮れながらも、迫る兵から逃げるため洞窟を後にする。だが結局崖の淵に追い詰められ、ミョンファンの部下カン・ジョンドゥの放った矢を胸に受けて断崖から海に落ちてしまう。その状況からして、まず助からない。誰もがそう思ったが、クァンヒョンは生きていた。彼は瀕死の状態で、ある牧場の荷車の中で発見される。冷酷な牧場主は彼を厩に放っておくが、夜中に医師が現れ傷の手当てと鍼治療を施してくれたおかげで一命をとりとめたクァンヒョン。やがて彼は、その牧場の馬医の下で働き始める。
運命の再会
クァンヒョンが下僕として働く牧場で馬市が開かれた。その馬市でクァンヒョンが口取りを任された馬が急に走り出し、たまたま馬市に来ていたミョンファンの息子ソンハが蹴られてしまう。意識を失ったソンハを心配するチニョン。そこへ偶然インジュが通りかかり、すぐに応急手当てを施す。お蔭でソンハは無事助かった。インジュの見事な鍼術を目の当たりにしたチニョンは、医学の道を志すようになる。 一方、ソンハを蹴った馬は、ミョンファンの部下カン・ジョンドゥによって首の根本を切られてしまう。何とか助けたいクァンヒョンは瀕死の馬を必死で励まし、自分の命を救った洞窟に住む医師のもとへ連れていく。だが馬が暴れて治療ができない。そこで馬が懐いているクァンヒョンが鍼を打って馬を落ち着かせることに。不安でなかなか鍼を打てないクァンヒョンだったが、馬が暴れた拍子に見事狙い通りに鍼を打つことに成功。その後の手当てもうまくいき、馬は助かる。自分の鍼で大切な命を救ったクァンヒョン。彼はやがて優秀な牧場の馬医に成長する。 そして成長したクァンヒョンとチニョンは、ある日、互いに気づかぬまま偶然、都で出会う。
命懸けの試練
医学に志し清国に留学していたチニョンが何年ぶりかに帰国。早速、仲の良い淑徽王女を訪ねると、王女は愛猫が病にかかり塞いでいた。チニョンは王女を元気づけようと異人村に連れていく。だが二人は少々羽目を外しすぎ、ならず者にからまれてしまう。それを救ったのは、たまたま居合わせたクァンヒョン。だが成長したチニョンとクァンヒョンは、二人とも互いに気づかない。しかもクァンヒョンは、淑徽を王女と知らず言いたい放題。彼は王女を怒らせてしまう。 翌日、淑徽はクァンヒョンとその兄貴分チャボンを捕らえ宮廷に連れてこさせ、彼らに猫の病を治せと命ずる。前日、クァンヒョンが怪我をした犬の手当てをするのを見たのだ。クァンヒョンは猫が虫歯だと突き止め、彼の治療で猫はたちまち回復。二人は無事釈放される。 だがその直後、今度は同じ牧場の先輩馬医チュ・ギベが捕らえられてしまう。宮廷から預かった馬が病にかかり、その責任を押しつけられたのだ。それは清国に献上する大切な馬。もし死ぬようなことがあればチュ・ギベの命はない。クァンヒョンは彼を救うため、清国の使節団が到着する三日後までに自分が馬を回復させると、命懸けで申し出る。
渦巻く妬み
清国に献上する馬が病となり、その責任を押し付けられてチュ・ギベが捕らえられてしまった。もし馬が回復しなければチュ・ギベの命はない。だが清国の使節団の到着が三日後に迫っても有効な治療法は見つからないまま。クァンヒョンはチュ・ギベを助けるため、自らの命を懸けて、自分が馬を治療すると名乗り出る。そして、鍼で馬を三日間眠らせるという彼が思いついた全く新しい治療法を試みる。そのために鍼を打つべきツボの中には、命を奪いかねない非常に難しく危険な箇所も。だが周囲の予想を覆し、クァンヒョンは見事に馬を眠らせる。しかしそれを面白く思わない役所の馬医が、三日目の朝、馬の薬に毒を混入。鍼は失敗だと騒ぎ立てる。クァンヒョンは鍼の失敗ではなく中毒だと訴えるが、すぐに捕らえられてしまう。だがミョンファンが毒に気づき、クァンヒョンは無事釈放。馬は解毒の処置が施され、病も完治してすっかり元気になる。チュ・ギベも釈放され、喜ぶクァンヒョンとチャボン。 一方、チニョンは試験に首席で合格し、晴れて恵民署の医女となる。だが配属されたのは、動物を扱う官庁、司僕寺。なんとそこには、クァンヒョンがいた。
ひとときの安らぎ
同じ司僕寺で働くことになったクァンヒョンとチニョン。クァンヒョンはチニョンの顔を見るとついからかって怒らせてしまう。そんなある日、牧場で馬が転び、その馬と乗っていた下僕が怪我をしてしまう。幸い馬は軽傷だったが、下僕は重症。だが即座にチニョンが鍼で応急処置を施したお蔭で命に別状はなかった。心配するクァンヒョンだったが、事故を知ったとき真っ先に馬に駆け寄った彼に、チニョンは腹を立てていた。怪我をしたのが馬より価値の低い下僕だったからだと思っているのだ。そんなつもりは毛頭ないクァンヒョンだが、返す言葉がない。 しばらくしてクァンヒョンは羊の子を取り上げる。だが死産だった上に、大量に出血した母羊も助からないだろう。馬医の話を耳にして様子を見に来たチニョンは、ぐったりした子羊を見て心を痛める。その時クァンヒョンは母親を亡くした子羊がいたことを思い出す。彼がその子羊に死んだ子羊の匂いを移し、母羊に近づけると、母羊はその子をなめた。子の世話をすれば母羊も元気を取り戻すはずだ。なぜそんなことを思いついたのだと尋ねるチニョンに、クァンヒョンは、自分も子供の頃父を亡くし瀕死の重傷を負ったとき、同じく瀕死の母馬に助けられたと話す。
謎の疫病
都に程近いある村で牛疫が発生した。直ちに司僕寺の馬医が現地に送られることになり、クァンヒョンとチニョンもその村に赴く。だが病は牛にとどまらず人の間にも広がり始める。その症状から、医官たちは牛の痘瘡が人間にまで伝染したと推測する。だが痘瘡にしては伝染も発病もあまりに早い。クァンヒョンは他に原因があるはずだと牛の死体を解剖。牛の胃に出血の痕を発見し、病は何かの中毒によるものだと判断する。今回の治療の責任者である恵民署の署長コ・ジュマンは、そのクァンヒョンの見解が正しいと、即刻、痘瘡の治療を打ち切り、中毒の原因を探すよう指示。だがなかなか原因は見つからない。しかも朝廷で最も権力を持つチョン・ソンジョが、邪魔なコ・ジュマンを窮地に追い込むため、当座の治療に必要な薬材の供給を止めてしまう。現地がますます混乱する中、なんとチニョンが発病。クァンヒョンは、村のものを口にしていない彼女が中毒になるはずはない、自分の判断は間違っていたと愕然とする。だがチニョンは村の水を飲んでいた。彼女はどこかの水が原因に違いないから、諦めずに調べるようにとクァンヒョンを励まし、気を失ってしまう。
信頼の芽生え
チニョンが病にかかってしまった。クァンヒョンは、やはり病は中毒症状などではなく痘瘡だったのだと原因の究明を諦めかける。だがチニョンやコ・ジュマンに彼の見解を信じると励まされ、決意を新たにするクァンヒョン。彼はチニョンがこの地のもので唯一口にした水が原因と見て、水源地を徹底的に調べる。だがなかなか異常は見つからない。そんな時、少年が持っていた貝の殻がきっかけで、少し前に通った商人の一団が傷んだ貝と酢を一緒に川へ捨てたことが分かる。カキはもともと内臓にわずかな毒を持つが、そこに酢が加わると猛毒となるのだ。クァンヒョンは島で育ったためたまたまそのことを知っていた。だがミョンファンは、そんな話は聞いたことがないと取り合おうとしない。そこへチニョンが、自分が最初に薬を試すと申し出る。反対するミョンファンを説き伏せ、コ・ジュマンの処方した薬を飲むと、しばらくして症状が緩和された。すぐに他の患者や牛たちにも薬が与えられ、病は治まる。大きな手柄を立てたコ・ジュマンは、国王、顕宗に請われ、医官の最高位である首医の座に就くことに。誰よりもその座を狙っていたミョンファンは、コ・ジュマンに出し抜かれたと悔しがる。
波紋を呼ぶ鍼
都近くの島で飼育されている王室の馬が早産しそうだということで、急きょ、クァンヒョン他3名の馬医が島に赴く。馬のお産は無事に済んだものの、島に来ていた馬医の一人、タルホが胸満という病の発作を起こし、呼吸困難に陥ってしまう。クァンヒョンは島に来る直前、タルホには胸満の気があるから注意するようにとチニョンに言われていた。症状が悪化した場合は、すぐ医師に診せ中府というツボに鍼を打ってもらわなければ命を落とすというのだ。だが島でたった一人の医師は薬材の仕入れで島を離れており、明日まで戻らないという。次の舟でタルホを連れて島を出たとしても間に合わない。とにかく一刻を争う事態なのだ。クァンヒョンは島の医師の鍼を借り、自らタルホに鍼を打つことに。チニョンに鍼を打つ位置と深さは聞いたが、人に鍼を打った経験はない。しかも中府は、少しでも鍼の位置がずれれば肺を傷つけかねない難しいツボだ。だがこのままではタルホは死んでしまう。クァンヒョンは他の馬医たちの反対を押しのけ、タルホに鍼を打つ。幸い鍼は成功し、タルホは一命を取り留めた。だが意識が戻らない。しかも医師でもないのに人に鍼を打ったことが問題となり、クァンヒョンは捕らえられてしまう。
訪れた転機
馬医の身で人に鍼を打ったクァンヒョンに、棒たたき三十回の刑が宣告される。それは命を落としても不思議ではない重刑。チニョンは何とか刑の執行を止めようと奔走するが、成す術もなく刑は執行される。瀕死のクァンヒョンを急いで家に連れ帰り、医師を探すチュ・ギベたち。結局チャボンが恵民署に駆け込み、インジュが鍼と湯薬で治療を施す。生死の境をさまよったクァンヒョンだったが、体は順調に回復。やがて起き上がり重湯を口にできるまでに。そんな彼を毎日のように見舞うチニョン。だが先日彼女が両班のお嬢様であることを知ってから、クァンヒョンの態度はよそよそしい。そんな彼にチニョンは、今までどおり医女として接してほしいと話す。 その頃、コ・ジュマンは医学生の選抜を巡る改革を進めていた。腐敗の温床である推薦式から、実力主義の試験による選抜に変えようというのだ。国王、顕宗の後押しもあり、いよいよその試験が実施されることに。コ・ジュマンは、クァンヒョンに医学書を渡し、試験を受けるよう勧める。医師になるなど考えたこともなかったクァンヒョン。だがこれまで馬医であるがゆえに味わった屈辱を思い返し、試験に挑戦する決意をする。
面影を重ねて
クァンヒョンは恵民署の医学生になるための試験を受ける決意をした。そんな彼を、道が開かれたなら挑戦して必ず医師になれと激励するチュ・ギベ。だが馬医だったクァンヒョンに対する周囲の風当たりは強い。クァンヒョンは、馬医の分際で医学生になる気かと、医官からも受験者からも侮辱される。だがそれでおとなしく引き下がる彼ではない。売られたけんかを買い、危うくひどい目に遭いそうになる。それを助けたのはチニョンだった。彼女は、医官を目指すなら我慢することも必要だとクァンヒョンを諭し、試験勉強の先生役を買って出る。医女の仕事もこなしながら、夜遅くまでクァンヒョンのために尽力するチニョン。 だが試験の前日になって、クァンヒョンは医学書がなかなか頭に入らず、もうだめだと弱音を吐く。そんな彼にチニョンは、試験に出そうな問題をまとめた紙の束を渡し、きっとうまくいくと励ます。 翌日、チニョンの予想は見事的中。半分以上が試験に出題されたのだ。クァンヒョンは制限時間いっぱいまで解答を書き続け、見事一次試験を突破する。
絶体絶命
医学生選抜の一次試験に通ったクァンヒョン。あとは二次試験に受かれば晴れて医学生だ。二次は鍼の実技。銅人経という練習用の人形を使って行われる。だがクァンヒョンは銅人経など見たことすらない。チニョンはそんな彼に練習させようと、恵民署から銅人経を貸してもらう。ところがクァンヒョンは初めて見た銅人経に寸分たがわぬ正確さで鍼を打ってしまう。医官でも難しい銅人経にいともたやすく鍼を打つ彼を見て、驚きのあまり言葉を失うチニョン。その後の練習も順調に進み、この様子なら合格は間違いないはずだ。 ところが試験前日、チニョンとクァンヒョンが親しくしていることをミョンファンが知ってしまう。激怒した彼は、二度と二人が会わないよう、手の者を使いクァンヒョンの右腕を骨折させる。折れた骨が一日で治るはずもなく、医師から試験を諦めるよう言われるクァンヒョン。だがあと一歩のところまで来て諦めるわけにはいかないと、翌日、彼は試験場に向かう。だが痛みで腕が言うことを聞かない。当初は手堅く、簡単なツボに数多く鍼を打って得点を稼ぐ予定だった。だがこの腕で多くの鍼を打つのは無理だ。クァンヒョンは、最も難しいツボだけを狙うことにする。
医師への第一歩
骨折した腕で鍼の実技試験に臨んだクァンヒョン。彼は鍼を握るのもやっとの腕で得点を稼ぐため、最も難しいツボだけを狙うことに。激痛に襲われながらも一本一本正確にツボをとらえていく。合格まであと一本というところで試験の終了が迫るが、終了を告げる銅鑼の音とともに最後のツボも正確にとらえ、クァンヒョンは見事、医学生選抜の二次試験に合格。試験の終了とともに痛みと出血に耐えかね気を失うも、コ・ジュマンたちに手当てを受け、腕も順調に回復する。 元気になったクァンヒョンは、自分の腕を折り、チニョンに会うことも医師となることも阻もうとしたカン・ジョンドゥに会いに行く。そして図らずも、カン・ジョンドゥに命令したミョンファンと話すことに。だがクァンヒョンはまるで臆することなく、卑しいことは罪ではない、卑しい身でも医師になってみせると断言する。同じ馬医の出身でも、それをひた隠しにしてきたミョンファンには、馬医であることを恥もせず堂々と振る舞うクァンヒョンが疎ましくてならない。 晴れて恵民署の医学生となったクァンヒョン。だがその最初の授業でいきなり教授に目をつけられ、医学の基礎がなっていないと、十日間、医女たちと一緒に学ぶことになる。
思わぬ告白
クァンヒョンは、ソンハの友人ソ・ドゥシクに、妹ウンソの病を治してほしいと頼まれる。だが医学生になったばかりの彼に人間の治療など無理だ。そんな時、ウンソが首つり自殺を図る。ドゥシクに助けろと刀を突きつけられたクァンヒョンは、まったく自信がないながらも、医学書を勉強した時の記憶をたどりながら、何とかウンソの命を救う。ウンソは翌日にも自殺を図るが、クァンヒョンに、本当は生きたいのにその気持ちを恥じることはないと言われ、心を動かされる。 ミョンファンは、息子のソンハとチニョンの婚姻を進めようとしていた。チニョンを慕うソンハに依存はない。だがチニョンは、以前からそういう話があり、ソンハもそのつもりだったと知ってびっくり。ソンハ本人から、無理強いはしないが考えてみてほしいと言われ、戸惑うチニョン。 ある夜クァンヒョンは、彼を邪魔に思う他の医学生たちに、遺体室に閉じ込められてしまう。だが遺体に怯え何とか抜け出そうとする中、その日脳出血で死んだはずの患者が生きていることに気づく。そして、誰の助けも得られないまま、できる限りの処置を施し、その患者を救う。翌朝、恵民署は、クァンヒョンが遺体を生き返らせたと大騒ぎに。
越えられぬ身分
医学生仲間の嫌がらせで遺体室に閉じ込められたクァンヒョンは、偶然そこに安置されていた遺体の一つが生きていることに気づく。だが脈は弱い。クァンヒョンはためらいながらも、まず鍼を打つ。しかし問題は寒さ。遺体室に暖を取れるものは何もない。その時、クァンヒョンは動物が体に土を塗って寒さをしのぐことを思い出す。彼は急いで床板を外すと土を取って、患者の体に塗る。おかげで患者は助かり、死人を生き返らせたとまたもクァンヒョンは話題の人となる。 そんな中、医官採用試験が実施されることに。これにすれば医官になれるのだ。クァンヒョンたち新米医学生も受けられるが、一発で受かる者はまずいない。だが、恵民署を一歩出ればチニョンとは大きな身分の違いがあることを忘れないでほしいとソンハに言われたクァンヒョンは、必ず合格すると決意。医官になれば、少なくともチニョンと身分の隔たりはなくなるのだ。 一次の医学書の暗唱を何とか終えると、二次は臨床の試験。二人一組で同じ患者を各々が診察し診断を下す。二人の診断結果は比較されるため自分より力の劣る者と組んだほうが有利だ。だがクァンヒョンの相手はよりによって最も優秀なユン・テジュ。しかも患者は国王、顕宗だった。
診断の行方
医官採用試験に臨んだクァンヒョン。取り敢えず一次試験は終わった。二次は実際に患者を診て診断を下す臨床の試験だ。クァンヒョンは、彼を目の敵にするミョンファンの企みで、最も優秀な医学生ユン・テジュと診断を競うことに。しかも患者はなんと、国王、顕宗。初めて会う王様に緊張しながらも、クァンヒョンは診察を進めていく。最初は、その症状から顕宗が胃炎ではないかと思ったクァンヒョン。だが調べれば調べるほど胃炎とは思えなくなってくる。むしろその症状は牛や馬などがなる胆石にそっくりだ。だが当時はまだ胆石は人間の病として認知されておらず、どんな医学書にも胆石のことは載っていない。そしていよいよ診断を下す時が来る。ユン・テジュの診断は胃炎。それは顕宗の主治医ミョンファンの診断と同じだ。一方クァンヒョンの診断は白紙だった。胆石としか思えないが、前例がないため書くのをためらったのだ。顕宗に促され、それを正直に話すクァンヒョン。その途端、ミョンファンたちは王様の体を獣と同等に見なすなど許されない行為だと騒ぎ立て、顕宗自身も気分を害してしまう。ミョンファンはさっそくコ・ジュマンに三医司会議を開くことを求め、クァンヒョンを追放処分にすべきだと迫る。
窮地再び
クァンヒョンは顕宗の病を胆石と診断した。当時、胆石はまだ獣の病。ミョンファンたちは、王様の体を獣と同等に見なし侮辱したと騒ぎ立て、クァンヒョンを追放処分にとコ・ジュマンに迫る。だが医学生の診断に過ぎないとコ・ジュマンはそれを拒否。反発した医官たちはこぞって職場を離れてしまう。たちまち恵民署は治療を待つ患者であふれ大混乱に。それを見たクァンヒョンは、ミョンファンを訪ね、自分は恵民署を去るからすぐに医官たちを呼び戻してくれと頼む。これでまんまとクァンヒョンを厄介払いできたミョンファンとチョン・ソンジョ。だが彼らの真の目的はコ・ジュマンを失脚させること。彼らは、今回の騒ぎはコ・ジュマンの指導力不足が原因だと、彼を処罰するよう顕宗に訴える。だが認められないと顕宗は一蹴。その直後、顕宗が激しい腹痛で倒れてしまう。だが医官の誰一人として病名が分からない。コ・ジュマンがただ一つ思い当たったのは、クァンヒョンが診断した胆石。彼はミョンファンたちの猛反発を退け、クァンヒョンを呼び寄せて、牛や馬の治療をもとに顕宗の治療を始める。だが一通りの治療が終わっても石は排出されなかった。それを知った仁宣大妃はコ・ジュマンを投獄するよう命じる。
心の帆
クァンヒョンの診断どおり、顕宗の病は胆石だと判断し、治療を進めたコ・ジュマン。だが胆石は一向に排出されない。業を煮やした仁宣大妃はコ・ジュマンを投獄し、治療をミョンファンに任せようとする。その大妃に、顕宗の便が緑色に変わったのは胆石が体内で溶けている証拠だと必死で訴えるクァンヒョン。だが仁宣大妃は迷った末、結局ミョンファンに治療を委ねる決断をする。その矢先、顕宗の容態が好転。クァンヒョンの診断が正しかったのだ。だがこれで引き下がるミョンファンではない。このままコ・ジュマンたちに手柄を独占させはしないと、手の者を使い、コ・ジュマンの粥に毒を混入。顕宗の鍼治療の前にそれを食べたコ・ジュマンは、体が麻痺して動けなくなってしまう。ミョンファンは、予定の時間になっても現れないコ・ジュマンに代わり、計画どおり鍼を打つことに。そこへ、なんと、コ・ジュマンが現れる。なかなか来ない彼を心配して様子を見に行ったクァンヒョンが、コ・ジュマンに言われるまま解毒のツボに鍼を打ち、急激に回復させたのだ。まだ毒の残る体ながら、何とか無事に鍼治療を終えるコ・ジュマン。すべてが裏目に出たミョンファンは、自ら責任を取り、内医院の院長を辞任する。
切ない想い
冬至の日、街で灯籠祭りが開かれる。淑徽王女は祭りの見物を口実に母、仁宣大妃から外出の許可をもらい、チニョンに協力を頼んでクァンヒョンに告白することに。だが計画どおりクァンヒョンと二人きりにはなれたものの、仁宣大妃と明聖王妃が現れたため、淑徽は告白できぬまま慌てて宮廷へ帰っていく。淑徽に振り回された挙句、どしゃぶりの雨の中、二人取り残されたクァンヒョンとチニョン。雨が上がり、やっと帰れることになった二人だが、チニョンの片方の靴が破れていた。すかさず自分のわらじを履かせるクァンヒョン。そんな彼の姿に、チニョンは幼い頃に出会ったクァンヒョンを重ねる。同じようなことがあったのだ。クァンヒョンも当時のことを思い出すが、ちょうどそこへソンハが。チニョンを心配して捜しに来たのだ。帰宅したチニョンは、またクァンヒョンと一緒だったのかとミョンファンに叱責を受ける。そして、もう勝手なことはさせておけないと、ソンハとの婚姻を決められてしまう。 一方、亡き友カン・ドジュンの真の後継ぎを捜していたインジュは、今医学生として自分のそばにいるクァンヒョンこそ、トジュンの実の息子だと突き止める。
仕組まれた罠
亡き友カン・ドジュンの真の後継ぎがクァンヒョンであることをついに突き止めたインジュ。敬愛するトジュンのために、何としてもその事実を明かさなければと思う彼女だが、なかなか言い出すことができない。事実を明かせば、途端にクァンヒョンとチニョンの立場が逆転する。しかも、今や二人は身分の差を越えて互いに強く惹かれ合う仲なのだ。 一方、父親代わりのミョンファンによって、ソンハとの婚姻を決められてしまったチニョン。屋敷には、その婚姻によってチニョンの正式な義父となり、莫大な財産を手にすることになるミョンファンに取り入ろうと、重臣たちから続々と祝いの品が届く。それでも頑なに婚姻を拒むチニョン。その理由がクァンヒョンであることをチニョン本人の口からきいたミョンファンは、手の者にクァンヒョンを見張らせ、彼を厄介払いする機会を窺う。それでクァンヒョンが左議政の家の嫁ソ・ウンソと会っていることを知ったミョンファン。彼は、二人を罠にはめ、夜遅くに宿へ呼び出すと、そこへ兵士を送り込む。たちまち二人は捕らえられ、クァンヒョンは人の道に背いたと、綱常罪という重罪に問われてしまう。
初の外科手術
ミョンファンの計略にはまり、綱常罪という重罪で捕らえられてしまったクァンヒョン。ウンソと会ったのは治療のためだと訴える彼だが、ウンソは治療など受けたことはないと主張しているという。ウンソの義父は左議政チョン・ソンジョ。彼は家門を守ることに必死だ。そんな彼の信頼を回復するため、ミョンファンが手を回して、すべての罪をクァンヒョンに着せようとしているのだ。ウンソは命の恩人でもあるクァンヒョンを何とか助けたいのだが、家から一歩も出られず、人に会うこともできない。しかも持病の乳腺炎が悪化し、動けなくなってしまう。そうこうする間にクァンヒョンの尋問が始まる。罪を白状せよと拷問を加えられるクァンヒョン。そこへ、ウンソの兄トゥシクが現れる。ウンソの使用人が事実を証言したのだ。お陰でこの一件は再調査されることとなり、クァンヒョンも釈放される。だが休む間もなく新たな問題が。ウンソの病がもはや薬では抑えられないところまで悪化していたのだ。コ・ジュマンは残された治療法はこれしかないと、両班や儒生、多くの医官たちの反対をよそに、外科の施術に踏み切る。任せられたのは、馬医として多くの獣の施術を行ってきたクァンヒョン。彼は無事、施術を成功させる。
蘇る過去
ついにインジュはクァンヒョンに、彼の実の父親がカン・ドジュンであることを告げる。無実の罪で処刑されたトジュン。生まれたばかりの彼の子も、息子ならその場で殺され、娘なら役所の使用人にされることに。生まれたのは男の子。それがクァンヒョンだ。だがトジュンに恩のあるペク・ソックがとっさに自分の娘とすり替えたため、クァンヒョンは救われる。一方、ソックの娘は、トジュンの子として役所の使用人に。それがチニョンなのだ。あまりに途方もない話に困惑するクァンヒョン。しかもトジュンが濡れ衣を着せられた、その決定的証拠となる嘘の証言をしたのは、トジュンの親友だったミョンファンだという。だが、そのミョンファンもチニョンにとっては大切な養父。クァンヒョンは、事実を公にしないようインジュに頼む。真実が明かされれば、クァンヒョンは身分を取り戻すが、チニョンはすべてを失い役所の使用人に戻るのだ。それだけはできない。だがトジュンが巻き込まれた陰謀に加担していた医師の名を聞いて、クァンヒョンははっとする。ペク・ソックはその医師を殺した罪を着せられていたのだ。これはただの偶然ではない。クァンヒョンは、ペク・ソックがなぜ殺人の嫌疑を掛けられたかを調べることに。
恩師を襲う病魔
コ・ジュマンが、頭部の骨髄炎であることが分かった。難病である上に病状もかなり進んでいる。ミョンファンに盛られた毒のせいで病の進行が早まったのだ。コ・ジュマンは誰にも告げずに一人で治療を試みたがどれも効き目はなかった。余命はせいぜい三、四か月だというコ・ジュマン。そんな彼に、クァンヒョンは必ず治療法を見つけてコ・ジュマンを救うと宣言する。 同じく何としてもコ・ジュマンを救いたい顕宗は、全国から彼の病に有効な処方を募り、治療の責任者にミョンファンを任命する。それを聞き、ミョンファンは治療などしないと慌てるインジュ。クァンヒョンも、コ・ジュマンまで奪われるのはごめんだとミョンファンを牽制する。 ミョンファンは直ちに会議を開いて治療法を話し合うが、まったく手立てが見つからない。そこへクァンヒョンが現れ、患部を切開し直接悪い部分を取り除けばいいと言う。だがコ・ジュマンが患っているのは頭部。頭を切開するなど殺人行為だと誰もが反対する。しかし他に方法がないと知った顕宗はクァンヒョンを呼び、その治療に命を懸けられるかと問う。クァンヒョンは必ず治療を成功させると断言し、インジュと二人、コ・ジュマンの外科手術に臨む。
驚きの真実
インジュと二人、コ・ジュマンの頭部の外科手術に臨んだクァンヒョン。だが、いざ切開しようとした時、太い血管の通る非常に危険な場所に新たな骨髄炎が見つかる。インジュに諭され、一旦は手術を断念したクァンヒョンだったが、チニョンの提案により、血管を避ける別の方法で手術を行うことに。手術は成功し、コ・ジュマンは快方に向かう。 だがほっとしたのも束の間、クァンヒョンはミョンファンの部下カン・ジョンドゥに捕らえられてしまう。カン・ジョンドゥは、インジュの雇った密偵の存在に気づき、彼を捕らえて、知っていることを洗いざらいカン・ドジュンの後継ぎがチニョンではなく、本当はクァンヒョンであることを聞き出したのだ。 その頃チニョンは、借りた道具を返すため司僕寺に行っていた。そこでたまたま、クァンヒョンが牧場にいた頃ずっと世話をしていたという馬に会う。その馬の名を聞いてびっくり。なんと、ヨンダルというのだ。それはチニョンの子供の頃の名前。彼女は、医学生として今そばにいるクァンヒョンが、ずっと捜していたクァンヒョンであることを知る。
果たされた約束
カン・ドジュンの実の子はチニョンではなくクァンヒョンだったと知ったミョンファン。彼はクァンヒョンを殺し、すべてを闇に葬り去ろうとする。だが、クァンヒョンは間一髪でソンハの手の者に救われ、その場を逃げ出す。ソンハはひそかに、父ミョンファンの部下の動きを探っていたのだ。深手を負っていたクァンヒョンは、逃げる途中で倒れてしまうが、彼を捜しに来たチニョンに助けられ、恵民署で治療を受ける。やがて意識を取り戻した彼はオ・ジャンバクから、ずっと捜していたヨンダルがチニョンだったことを聞かされる。すぐに恵民署を後にし、チニョンを捜すクァンヒョン。チニョンは、二人の思い出の場所である広通橋にいた。こうしてクァンヒョンとチニョンは、ついに念願の再会を果たす。 一方、自分が破傷風にかかっていることに気づいたコ・ジュマン。彼は顕宗のもとを訪れ、たとえ自分が死んでもクァンヒョンに一切責任はない、だから助けてやってほしいと懇願する。そしてその場で倒れてしまう。彼の破傷風は、誰も知らぬ間に、手の施しようのないほど悪化していたのだ。コ・ジュマンは最後までクァンヒョンの心配をしながら、ついに息を引き取る。
執拗な魔の手
掛け替えのない存在だったコ・ジュマンを失い、悲しみに打ちひしがれる顕宗。彼は、危険な手術を行ったクァンヒョンを許せないと、彼を捕らえ投獄する。このままいけば、クァンヒョンは死罪だ。だが裁きを下す前に顕宗は、クァンヒョンに責任があるかどうかミョンファンの意見を聞く。ミョンファンの返事一つでクァンヒョンの運命が決まるのだ。ミョンファンにとっては願ってもない絶好の機会。彼はインジュに、クァンヒョンを助けてほしければ、彼の身分を証明する品を渡せと迫り、まんまと望みの品を手に入れる。そしてソンハとチニョンには、チニョンのためにクァンヒョンの命を助けると約束し、その言葉どおり、クァンヒョンに責任はないと顕宗に進言する。何とか死罪は免れたクァンヒョンだが、無罪放免というわけではない。二度と帰れないと言われる辺境の水軍に送られるのだ。チニョンは、ソンハや淑徽王女の力を借りてクァンヒョンを逃がすことに。計画はうまくいき、護送される途中で無事逃げ出したクァンヒョン。チニョンは彼と一緒に逃げるため、チュ・ギベやチャボンとともに船着場で彼の到着を待つ。だがクァンヒョンは一向に現れない。実はこれもミョンファンの罠だったのだ。
恩人との再会
またもミョンファンの罠にはまり、船頭に化けた刺客に襲われてしまったクァンヒョン。彼はそのまま行方知れずとなり、逃亡中に船が転覆して死亡したと処理される。しかし彼は生きていた。深手を負いながらも一命を取り留めたのだ。とはいえ、追われる身で無一文のクァンヒョン。自分で傷の手当てをしつつ、満足に動かぬ体で日銭を稼ぐ。そうして命を繋ぎながら各地を渡り歩き、彼はサアム道人という医師を捜していた。コ・ジュマンが残した書状に、外科手術の第一人者である彼を捜すようにと記されていたのだ。 そんなある日クァンヒョンは、道端で診察をする医師を見掛ける。その医師は患者を見るが早いか病名を告げ、さっさと鍼を打っていく。しかもそのツボはクァンヒョンが学んだものとはまるで違う。偽医者と踏み、急いで治療を止めるクァンヒョン。だが、実はその医師こそがサアム道人だったのだ。それに気づいたクァンヒョンは、既に住まいを後にしていたサアム道人を追い、弟子入りを願い出る。断られても、彼は決して諦めない。ついにサアムが根負けし、晴れて弟子入りしたクァンヒョンは、もう一人の弟子ソ・ガヨンとともに、サアムについて清国へ旅立つ。
異国の地で
クァンヒョンがサアム道人、ソ・ガヨンとともに清国へ渡って三年余り。彼らは寧波の町にやって来る。サアムが昔、命を救ったこの町の副太守が、再び助けを求めてきたのだ。聞けば、重臣の家に嫁いだ娘が、脇腹に大きなこぶができる奇病に侵されているという。だが数か月前にそれを知らせる頼りがあって以来、娘とは音信不通。どうやら、病のことが世間に知れては恥だと、嫁ぎ先が娘を部屋に閉じ込め、誰とも連絡が取れぬようにしているらしい。クァンヒョンたちは一計を案じ、副太守の娘の部屋へ忍び込む。さっそく診察すると、なんと娘は病ではなく、懐妊していた。彼女には子宮が二つあり、その一つが腰にあって、そこに子が宿ったのだ。それが分かった直後、娘は破水し陣痛が始まる。この状態で自然分娩はとても無理。脇腹を切開し子を取り出すしかないと判断したサアムは、クァンヒョンにその手術を任せる。初めてのことに動揺するクァンヒョンだったが、手術は成功。無事、赤子が誕生する。初めは手術を必死で止めようとした夫も、今は妻と子を救ったクァンヒョンに感謝するばかり。だがその口からクァンヒョンは、清国にミョンファンが来ることを聞かされる。想わぬことに愕然とするクァンヒョンだった。
消せぬ恋心
清国の皇妃(皇帝の第二夫人)が重病にかかり、その治療のため医師が募集される。うまくいけば帰国できるかもしれないとクァンヒョンに応募を勧めるサアム。もし皇妃を治療できれば、皇帝から、彼の恩赦を命じる勅書をもらえるだろうというのだ。三人はさっそく清国の都へ向かう。 皇妃の治療の前に、効果的な方法を探すため、まずは同じ病の患者たちで代理治療が行われることに。クァンヒョンも、先日助けた妊婦の夫の紹介状が功を奏し、代理治療をする医師に選ばれる。だがその患者を見て愕然とする。皇妃の病は、コ・ジュマンと同じ化膿性骨髄炎だったのだ。コ・ジュマンの死は自分のせいだといまだ苦しむクァンヒョンは、なかなか治療に踏み切れない。だが二日目になって、患者を救いたいとようやく発奮。やはりこれしか方法はないと外科手術を行う。コ・ジュマンの命を奪った破傷風にも細心の注意を払い、手術は無事終了する。 その頃、朝鮮から来た医療団も代理治療に臨んでいた。責任者はミョンファン。ここで手柄を立てれば将来は安泰だと懸命に治療に当たる彼だが、患者の容態は一向によくならない。 一方、順調に見えたクァンヒョンの治療。だが、またしても患者が破傷風にかかってしまう。
意外な結末
クァンヒョンが外科手術を施した患者がまた破傷風にかかってしまった。愕然とするクァンヒョンだが、発症してまだ間もない。侵された部分をきれいに取り除けば治るはずだと、今度こそ消毒を徹底して、クァンヒョンはもう一度外科手術に踏み切る。 一方、ミョンファンたち韓国の医療団は治療に行き詰まっていた。そんな時、チニョンが膏薬と灸を併用する治療法を思いつく。その治療が功を奏し、患者の病状は好転する。 そして代理治療の期日がやって来る。クァンヒョンの患者は、病に侵された部分がきれいに除去されている。しかし皇妃の治療を任されたのはミョンファンだった。皇妃の体に刀を当てることは憚られ、破傷風もまだ予断を許さぬ状況にあるという理由だった。国に帰る機会を逸し、肩を落とすクァンヒョンだが、その後も担当した患者の治療を続け、病を完治させる。 その直後、彼はチニョンが朝鮮の医療団の中にいたことを知る。急いで彼女を捜すクァンヒョンだが、医療団はすでに清国を発った後だった。悲嘆に暮れるクァンヒョン。しかし、くよくよしている暇などない。噂を聞いた化膿性骨髄炎の患者が彼のもとへ殺到したのだ。
治療の褒美
清国皇帝の側室は、ミョンファンの治療を受け、病が治ったかに思われた。だが朝鮮医療団の帰国後、病は再び悪化。そこでクァンヒョンに治療が任される。皇妃の患部を見るが早いか、その原因と治療法を悟るクァンヒョン。だが彼はどんなに問い詰められようと、原因だけは誰にも言おうとしない。結局、五日で治せなければ命を差し出すと約束して治療にかかる。 治療には外科手術が必要だ。だが側室は頑なに拒む。体に傷痕が残り、皇帝の寵愛を失うことを恐れているのだ。実は、彼女が病に侵されたのも、皇帝の寵愛を失うことを恐れるあまり、媚薬として犀角という薬材を飲み続けたことが原因だった。それを察したクァンヒョンは、側室の名誉を守るために固く口を閉ざしたのだ。側室の気持ちはクァンヒョンにも痛いほどよく分かる。国に残してきた愛するチニョンが、もうすっかり自分のことを忘れてしまったのではないかと、彼もまた怖くてたまらないのだ。そんな彼に説得され、側室は手術を受けることに。 結局、手術は切開するまでもなく、小さな穴をいくつか開ける程度で済んだ。病の癒えた側室に今度はクァンヒョンが励まされ、彼は愛する人々の待つ朝鮮に帰る決意をする。
反撃の始まり
チニョンはインジュたちと共に、貧しい民のため、治腫院という診療施設を開く。そこには毎日患者が殺到。恵民署が金持ちの患者を優先するようになったためだ。ミョンファンが新しく開いた施療庁では、貧しい患者を診ないだけでなく、完治させた患者の割合を上げるため、難病患者ははなから受けつけないという。変わり果てた恵民署の現状を嘆くインジュとチニョン。 一方、サアムとカヨンが清国から帰国する。二人は早速、一足先に帰国したクァンヒョンのもとへ。クァンヒョンは元々サアムが住んでいた質素な家でひっそりと暮らしながら、施療庁が見放した患者を訪ねては治療をしていた。まずはミョンファンのやり方が間違っていることを証明するのが先だと、チニョンやチュ・ギベたちにはまだ連絡も取っていない。 薬契という組織を作り、薬の闇取引を続けるチニョンたち。その取り締まりが最近さらに厳しくなった。薬契を捕らえるため兵が出動したことを偶然知ったソンハは、まさに取引中のチニョンにそのことを知らせに行く。だがそこへ兵が到着。ソンハはチニョンを守るため、胸に致命的な重傷を負ってしまう。彼を救ったのはクァンヒョンだった。異変に気づき後をつけていたのだ。
驚愕の外科手術
前右議政のオ・ギュテが、体の一部が壊死し始め、やがては全身に広がる恐ろしい病、脱疽に侵された。顕宗は、今の朝廷に欠かせぬ人材だと、施療庁に彼の治療を一任する。だが病はかなり進行し手の施せない状態だ。首医ミョンファンにそう言われ、顕宗も治療を諦める。 だが息子のソンホは、巷で評判になっているクァンヒョンのことを捜し出す。クァンヒョンはひと目見るなり病は治ると断言。だがそのためには足を切断する外科手術が必要だ。足を切断する治療など聞いたこともないオ・ギュテとソンホは、すぐにクァンヒョンを追い出してしまう。 二人が考え直すのを待っていたクァンヒョン。だが四日が経ち、これ以上待てば手遅れになると屋敷に乗り込もうとした矢先、オ・ギュテの執事がクァンヒョンを呼びに来る。オ・ギュテの病状がいよいよ悪化したのだ。クァンヒョンは直ちに足の切断にかかる。 一方、施療庁が見放した患者を治療し完治させている医師がいることを知ったミョンファン。そんな医師がいては自分の将来が危うくなると思った彼は、潜りの医師であることを理由に、部下にその医師を捕らえさせる。捕まったのは、ちょうど家にいたサアムだった。
明かされる素性
クァンヒョンの外科手術により、右足は失ったものの命を救われたオ・ギュテ。彼は、クァンヒョンの師匠が捕らえられたと聞き、病み上がりの体で王宮殿を訪れる。危篤に陥ったはずのオ・ギュテを見て愕然とする顕宗とミョンファン。もはや治療は無理だと断言したミョンファンを信用できなくなった顕宗は、施療庁の不正を徹底的に暴けと王命を下す。 チニョンは、ユン・テジュに頼み謎の医師の処方を見せてもらう。すると、その筆跡はなんとクァンヒョンのものだった。クァンヒョンが生きていたと知り、涙が止まらないチニョン。彼女は、クァンヒョンはもうすぐ自分たちの前に姿を見せてくれると確信する。 そんな中、清国の使節団が訪れることに。その目的は皇帝の側室の病を治したミョンファンを称賛するためだと誰もが信じて疑わない。ミョンファンの罷免を考えていた顕宗も、取り敢えず使節団を迎えるまではと思いととどまる。使節団が到着し、さっそく歓迎の宴が催される。その席で、ミョンファンに治療の礼を言う特使。だが最も感謝されるべき者は他にいるという。側室の病を完治させたのは朝鮮の別の医師だと。その医師が呼ばれ、登場したのはクァンヒョンだった。
遺志を継いで
数々の不正で顕宗の信頼を失い、立場が危うくなったミョンファン。だが折よく清国の使節団が訪れることになった。清国皇帝の側室の病を治療した彼は、使節団からその功績を称えられるだろう。それで少なくとも罷免は免れるはずだ。だが清国の大使は、ミョンファン率いる医療団の尽力に感謝しつつも、実は側室の病を治したのは朝鮮の別の医師だと告げる。ミョンファンたちが帰国したのち、側室の容態が再び悪化して、別の医師に治療を依頼したというのだ。大使に呼ばれ現れたその医師は、なんとクァンヒョン。死んだはずの彼が現れ、誰もが目を疑う。 だが清国で大きな手柄を立てたものの、クァンヒョンはいまだ逃亡者の身。その処遇に迷う顕宗は、本人に直接話を聞くことに。するとクァンヒョンは、コ・ジュマンの遺志を継ぐために処刑される危険を承知で帰国したと答える。その言葉を聞き、敬愛する亡きコ・ジュマンの理想を思い出した顕宗は、クァンヒョンを赦免して、医官に任ずる。 晴れて朝鮮で堂々と暮らせることになったクァンヒョン。彼は真っ先にチニョンを探す。そして思い出の場所、広通橋で三年ぶりに彼女と再会。二人は、互いの気持ちを確かめ合う。
新たなる敵
クァンヒョンが医官として恵民署に戻って以来、外科手術のお陰で多くの民を救えるようになった。だがその一方で、術後に破傷風などの病にかかり、命を落とす患者も増加。外科手術だけでも怖いのに術後に死亡者が出たと聞いて、患者たちは逃げ出し始める。術後の病を防ぐ決定的な方法を一刻も早く見つけなければと痛感したクァンヒョンは、休暇を取り、腕にできた腫気を意図的に悪化させる。自分の体を実験台にして、自ら考案した予防法を試そうというのだ。 そのころ宮廷では、世子の顔にできた腫気が一向に治らず、顕宗はいら立ちを覚えていた。彼はミョンファンを担当医から外し、クァンヒョンに治療を任せると王命を下す。さっそく世子を診察したクァンヒョンは、予想以上に深刻な容態を見て、すぐに外科手術を施すことに。彼自身、腕の腫気が悪化していて、本来なら手術などできる状態ではない。だが、とにかく世子の手術を直ちに行い、自分の腕の手術はそれが終わりしだいテジュとチニョンに頼むことにする。 世子の手術は順調に進み、腫気の根は無事取り除かれる。ところが、縫合する段になって止血をしても、出血が止まらない。別の止血剤もまったく効かず、思わぬ事態に焦るクァンヒョン。
治療の限界
外科手術で世子の顔の腫気を取り除いたクァンヒョン。だが、どんな止血剤を使っても出血が止まらない。このままでは世子の命に関わる。そんな時、クァンヒョンは師匠サアムが考案した鍼による止血法を思い出す。最悪の体調ながら、彼は見事その難しい鍼を打ち、止血に成功。その直後に倒れてしまったものの、クァンヒョンの腕の手術もチニョンが無事やり遂げる。 だがまだ安心はできない。術後にかかりやすい病をどう防ぐかが更なる難関だ。クァンヒョンは自らの体で試した新しい方法を次々と世子にも行い、病の予防に手を尽くす。ところが、世子に走黄の兆候が現れてしまう。残る予防法は煎じ薬だけだ。だがこの煎じ薬には蟾酥といういわゆるガマの油が使われており、その毒性は今の世子には危険すぎる。一方で、その抗生剤としての作用は必要不可欠。何か代わるものはないかと頭を悩ますクァンヒョンは、ふと灰に目を留める。 その頃、ミョンファンはある町の医師に世子の治療をさせてほしいと大妃に願い出ていた。その医師とは、サアムの元弟子チェ・ヒョンウク。幻の医学書を持つ彼は、走黄の予防法を知っているのだ。だが世子の治療に興味はない。彼の目的はクァンヒョンを打ち負かすことだった。
王女の危機
世子の治療を任されたクァンヒョン。外科手術で何とか顔の腫気は切除したものの、問題は術後にかかりやすい走黄と破傷風だ。クァンヒョンは自分の体を実験台にして予防法を幾つか考案する。しかし世子にはどれも効かず、ついに走黄の前兆症状が出てしまう。クァンヒョンはあと一つ、煎じ薬による予防法も考えていたが、それには難点があった。その薬に使う蟾酥という、いわゆるガマの油は殺菌効果は高いが毒性も強く、まだ幼い上に衰弱した世子に使うのは危険なのだ。何か代わりはないかと考えていたクァンヒョンは、ヒキガエル(ガマ)を焼き、灰にして使うことを思いつく。それなら殺菌効果を保ちつつ毒性を弱められるはずだ。だが、汚名を返上したいミョンファンは仁宣大妃を説得して、サアムの元弟子チェ・ヒョンウクに世子の治療をさせようとする。幻の医学書「治腫指南」を持つヒョンウクは、走黄や破傷風の予防法を知っているのだ。どんな処置を施すかも聞かずに治療は任せられないと、慌てて止めるクァンヒョン。彼に相応の決定的な予防法など分かるはずはないと高をくくるヒョンウクは、クァンヒョンの考えた煎じ薬の処方を聞いて舌を巻く。それはまさに「治腫指南」の処方と同じだった。
忍び寄る陰謀
都に痘瘡が広がり、淑徽王女が感染してしまった。だが痘瘡に根本的な治療法はない。何とか淑徽や民を救えないかと必死で治療法を考えるクァンヒョン。そんな中、解熱薬だけを処方されていた最初の痘瘡患者の容態が好転した。凶作で体力の衰えていた人々には、きつい薬をあれこれ処方するより、まずは効き目の優しい解熱薬で病状を好転させる方がよいのだ。それに気づいたクァンヒョンの治療薬のお陰で、多くの患者の病状が好転し始める。だが淑徽だけは別だった。さらに病状が悪化し、のどに腫気ができてしまう。のどが腫れ、呼吸すらままならない。一刻を争う事態だが、薬もなければ危険な箇所のため外科手術もできない。そこへ、チェ・ヒョンウクが自分なら治療できると名乗り出る。幻の医学書「治腫指南」で治療法を見たのだ。だが実際に治療したことはない。クァンヒョンは猛反対するが、ヒョンウクはミョンファンを説き伏せ、仁宣大妃の許可も取りつける。そんな中、淑徽の部屋に入ったカヨンが麝香の匂いに気づく。麝香は痘瘡を悪化させる薬材。ヒョンウクが手柄を立てるため、故意に淑徽の病状を悪化させたのだ。それを知ったクァンヒョンは、今まさに淑徽ののどを切開せんとしていたヒョンウクを止める。
崩れ始めた威光
チェ・ヒョンウクの危険な治療を間一髪で止めたクァンヒョン。だが一刻も早く治療しなければ淑徽の命が危ないことに変わりはない。何か手立てはないかと顕宗に問われたクァンヒョンは、のどに幾つもできている腫れ物を鍼で一つ一つ潰して瀉血する方法があると答える。実際に彼は何度もその治療をしていた。だがそれは馬医の頃のこと。淑徽の治療にも獣用の鍼を使わなければならない。それを聞き激怒する顕宗。だが何とかして淑徽を救いたいクァンヒョンは、治療を許可してくれるよう顕宗に訴え続ける。足を切断することで彼に命を救われた右議政オ・ギュテも、クァンヒョンがこれまで常に正しかったこと、命懸けで患者の治療に臨む医師であることを訴えるが、顕宗はなかなか決心がつかない。だが大事な妹を救うため、ついに治療を許可。直ちに治療が行われ、淑徽は助かる。だが王室の治療に獣用の鍼が使われたことで、宮廷は大騒ぎとなる。ミョンファンはここぞとばかりに重臣や儒学生を煽り、クァンヒョンの罷免を訴えさせる。だが治療を許可した顕宗がクァンヒョンを罰することなどできるはずがない。ところが、間もなくクァンヒョンの罷免が発表され、それと同時に彼は姿を消してしまう。
宿命の対決へ
クァンヒョンはついに、ミョンファンを告発することを決意。自ら顕宗に申し出て医官を罷免してもらうと、早速その準備に取り掛かる。そして、ミョンファンが医師イ・ヒョンイクを殺し、チョン・ソンジョによって養父ペク・ソックがその濡れ衣を着せられた事件を明らかにするため、司憲府に提出する投書を用意する。だがチニョンを傷つけることだけは避けたい。クァンヒョンは、ミョンファンが死罪にはならないよう、彼の息子であるソンハの力を借りることに。 ミョンファンとチョン・ソンジョは、彼らを告発する投書があったと司憲府から呼び出しを受ける。だが当然のごとく、二人は容疑を否認。チョン・ソンジョは、ミョンファンがすべての災いの元だと、チェ・ヒョンウクに彼を始末させることに。それを知ったミョンファンは、部下に命じヒョンウクの家に火を放つと、破滅したくなければ私を守れとチョン・ソンジョを脅す。 やがて二人の取調べが行われる。相変わらず容疑を否認する二人だが、この事件をペク・ソックの息子が目撃していたという。彼が呼ばれ、現れたのはクァンヒョン。死んだはずのペク・ソックの息子が生きていて、しかもそれがクァンヒョンだったと知り、ミョンファンは愕然とする。
非情な真実
ついにミョンファンを告発したクァンヒョン。だがミョンファンは罪を逃れるためにチニョンを利用するかもしれない。クァンヒョンは、チニョンを守るため、彼女を湯治場へ療養に行く淑徽王女に同行させる。そしてそこから更に、都から遠く離れた場所へ避難させることに。ソンハに頼んで、自分も後から行くから先に出発するようにと彼女に伝えてもらう。だが急な話に何かおかしいと疑念を抱くチニョン。彼女は真相を探るため、誰にも言わずに都へ戻ると、まずソ・ドゥシクを訪ねる。そして、彼がクァンヒョンに頼まれて見せたという、クァンヒョンの父ペク・ソックの検死の記録を見る。そこにはなぜかインジュの名が。遺体を引き取ったのがインジュだったのだ。なぜインジュがペク・ソックを知っていたのか。さらに疑問を深めたチニョンは、訳を聞くためインジュのもとへ。そしてそこでついに、自らの出生の秘密を知ってしまう。自分が誕生直後にクァンヒョンとすり替えられたと知り、愕然とするチニョン。これまで自分のものだと思ってきたものは全てクァンヒョンのものであり、クァンヒョンが受けてきた数々のひどい仕打ちは自分が受けるべきものだったのだ。衝撃の事実を知り、チニョンは泣き崩れる。
覚悟の告白
とうとうチニョンが自らの出生の秘密を知ってしまう。今、自分が手にしているものは全てクァンヒョンのもの、クァンヒョンがこれまで受けてきた残酷な仕打ちは、本来なら自分が受けるべきものだった。彼を苦しめていたのは、実は自分だったと良心の呵責に苛まれるチニョン。 一方、クァンヒョンから告発を受けたミョンファンは、仁宣大妃の治療の担当医として時間を稼ぎ、その間に罪を逃れる手立てを見つけようと考える。彼は、幻覚作用のある芥子を使い大妃の病状が好転したように装うが、すぐに大妃の病状が悪化していることが発覚。直ちに適切な治療をしなければ手遅れになると報告を受け、顕宗はミョンファンの治療を中断して、クァンヒョンに治療を任せることに。だがクァンヒョンを毛嫌いする大妃は、いくら顕宗が説得を試みても治療を受けようとはしない。賤民の生まれで、獣を診る馬医だったことが受け入れられないのだ。 それを知ったチニョンは心を決め、自分とクァンヒョンが生まれてすぐにすり替えられた事実を公にすることに。まずは義禁府にそれを記した書状を送る。そして、大妃のもとを訪れると、クァンヒョンが実はこの国一の名家の嫡男であることを告げる。
父への想い
ついに自分とクァンヒョンの身分が入れ替わっていたことを公にしたチニョン。彼女は、これ以上クァンヒョンが苦しむのを見ていられないと、自らの運命を受け入れ、官庁の使用人として生きていく覚悟を決めたのだ。チニョンから直接事実を聞いた仁宣大妃は、それを知りながら隠していたのかとミョンファンを責め立てる。だが病が悪化している彼女は、それで気持ちが高ぶり、意識を失ってしまう。すぐに治療に当たるクァンヒョン。彼は、髪際瘡の根を切除するため、初めて試みる切開法で外科手術に踏み切る。一時は大妃の脈が途絶える事態も起こったが、何とか無事、手術は終了。クァンヒョンを始め皆、ほっと胸をなでおろす。 一方、更に窮地に追い込まれたミョンファン。しかも追討ちをかけるように、彼が大妃の治療に芥子を使ったことが発覚。ミョンファンは部下のカン・ジョンドゥと共にひとまず山中の民家に身を隠し、都を抜け出す手立てを探す。だがどこも警備が厳しい。そこへチニョンが現れる。事情がどうであれ、大切に育ててくれたミョンファンをこのまま死なせられないと逃がしに来たのだ。しかしミョンファンは途中で逃げるのをやめ、恵民署へ引き返す。
悲しき終焉
自ら恵民署に戻り、捕らえられたミョンファン。すべての罪を認めた彼は、流刑ののち毒殺に処されることに。裁きを受けたミョンファンは、惨めな姿は見せたくないとチニョンやソンハにも会おうとはしない。そんな彼の前にインジュが。流刑となる彼の体調を診る役を自ら買って出たのだ。彼女はクァンヒョンから預かったトジュンの鍼箱を渡し、トジュンはミョンファンを恨んでいなかった、だからもう自分を苦しみから解放してほしいと告げる。かつてはミョンファンを慕っていたインジュ。彼女は思い出をくれたことに感謝し、牢獄を出ていく。 そして刑が執行される。だが流刑地に護送される途中、ミョンファンが脱走。彼はトジュンの墓を訪れると、トジュンの鍼箱から鍼を出し、自身に鍼を打って自害する。 本来の身分に戻ることとなったクァンヒョンとチニョン。これまでチニョンのものだった屋敷や田畑、財産はすべてクァンヒョンのものとなり、チニョンは官庁の使用人に戻されるのだ。淑徽王女を始め、顕宗や仁宣大妃も胸が痛むが、法は曲げられない。それでもクァンヒョンは何とかチニョンを助ける方法はないかと必死に考える。そして、ある方法を思いつく。
愛の行方
何とかチニョンを救う方法はないかと考えていたクァンヒョンは、チニョンの実父ペク・ソックに大きな手柄があることを思い出す。その昔クァンヒョンの実父カン・ドジュンが巻き込まれ命を落とすことになった昭顕世子の殺害事件。ペク・ソックはその真相を偶然知り、事件に関わった者を告発したため、逆に濡れ衣を着せられ殺されたのだ。この手柄が認められればペク・ソックの身分が上がり、娘のチニョンも使用人にならずに済むかもしれない。だがこの話を聞いた顕宗は当惑する。この事件には彼の祖父、仁祖大王が関わっており、決して公にはできないのだ。しかし過去の実録を調べると、かつて世祖大王が、「重罪人を告発した奴婢を良民に格上げする」という命令を下していたことが判明。顕宗はこの前例を楯に、イ・ヒョンイクを殺害したミョンファンを告発したのはペク・ソックだと、彼を奴婢から良民に格上げすることを命じる。父親が良民なら、当然その娘も良民だ。チニョンは使用人になることを免れ、このまま都で暮らせることに。顕宗の計らいで、ペク・ソックの墓はトジュンの墓の隣に移された。チニョンとともに、二人の父の墓前に参ったクァンヒョンは、必ず夢を実現すると決意を新たにする。
王の主治医
顕宗が突然倒れた。原因は、腸癰と呼ばれる炎症性の腸疾患。既に病状はかなり進行していて危険な状態だ。クァンヒョンたちは直ちに治療を始めるが、恐れていた事態が起こる。腸の中の癰が破裂して腸が破れ、毒気が腹部に広がってしまったのだ。こうなっては鍼も薬も効かない。もはや成す術はないと諦める医官たち。だがクァンヒョンだけは諦めない。腹部を切開して膿を出し、破れた腸を縫合すれば治るはずだ。だが患者は国王。その腹を切るなど、考えを口にしただけで死罪になりかねない。テジュやテマンは止めようとするが、クァンヒョンの決意は固い。彼の熱意に押された恵民署の署長シン・ビョンハが仁宣大妃を説得し、クァンヒョンは顕宗の開腹手術に踏み切る。ほとんどの医官や医女が死罪を恐れて逃げ出す中、チニョンやインジュ、テジュ、テマンたちは残り手術に協力。途中、左議政ホン・ユンシクが手術の真っ只中に兵を連れて踏み込み、根拠のない治療で王の体を傷つけたとクァンヒョンたちを捕らえようとする。だが難しい手術も何とか無事終了。顕宗は順調に回復し、手術を行った医官医女に褒美と事例を下す。そしてクァンヒョンは、王の主治医に任ぜられる。
そして新しき道へ
王の主治医に任ぜられたクァンヒョン。だが今後は貧しい民の治療に当たるつもりだった彼は戸惑いを覚える。そんな彼に、主治医として手に入れた権力を存分に振るってやれと言う師匠サアム。彼の言葉に背中を押され主治医となったクァンヒョンは、早速、医療官庁の改革に取り掛かる。さらに相続した屋敷を改装して貧しい患者のために無料の診療所を設立。そして、皆に祝福され、彼はついにチニョンと婚礼を挙げる。 数年後、クァンヒョンは妻のチニョンと幼い息子とともに地方にいた。地方長官に任命されたのだ。民間医療を整えるには民の暮らしを知るべきだと喜んで地方へ赴いたクァンヒョンは、毎日のように自ら足を運んで民の暮らしぶりを見、民の声に耳を傾ける。 そんなある日、堰の土台が崩れ怪我人が出た。すぐに駆けつけ治療に当たるクァンヒョンとチニョン。そこへ馬が大怪我をしたという知らせが。馬医がいないと聞き、クァンヒョンは自ら治療を施すことに。部下は止めてくれとチニョンに頼むが、彼女はそれを断る。クァンヒョンは今、一番好きな仕事をしているのだ。その姿が、鍼を眩しそうに見つめる少年の頃の姿と重なる。
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1999年に、最高視聴率63.7%という驚異の数値を記録したドラマ『ホジュン 宮廷医官への道』のリメイク作品として、2013年に韓国MBCで放送された長編歴史ドラマ。16世紀に実在した医師のホ・ジュンをモチーフに、その生涯がドラマチックに描かれている。ホ・ジュンを演じたのは、日本でも人気の高い歴史ドラマ『武神』で主演を果たしたキム・ジュヒョク。凛々しく、ときに荒々しく戦う『武神』での姿から一転し、貧しさに耐えながら医官への厳しい道を歩んでいく堅実なホ・ジュンを好演している。軍官ホ・リュン(チェ・サンフン)の息子として育ったジュン(カン・ハンビョル)は、聡明で心優しい男の子。その日は父の誕生日を祝う宴が予定されており、ジュンの住む屋敷では多くの使用人たちが宴の準備に忙しく働いていた。父の側室であるジュンの母・ソン氏(コ・ドゥシム)は、使用人たちと一緒に、心を込めて夫の大好物である料理を用意する。しかし、そんなソン氏の料理を正妻のチャン氏(キム・ヘジョン)はひどくけなし、祝いの宴にソン氏が出席することすら許さなかった。身分が低いことで見下され、チャン氏からひどい扱いを受けているソン氏。自分が生んだ長男・ソク(カン・イソク)を溺愛するチャン氏は、ジュンのことも常にさげすみ、ジュンは肩身の狭い思いを強いられていたのだった…。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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