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【THE TUDORS〜背徳の王冠〜 シーズン2】は2社の動画配信サービスで配信中です。
レンタル1社、購入1社です。ここでは配信されているサービスの詳細を紹介します。
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目次
血で血を洗う宗教改革の嵐がヨーロッパ中に吹き荒れるなか、キャサリン妃と離縁し、アン・ブーリンとの結婚に意欲を燃やすヘンリー8世。それほどまでに王は世継ぎを望んでいた。そこには陰謀の影がつきまとう。アン・ブーリンの命を狙う者、王妃の復権を目指す者。英国国教会に対する王の権力を否定しようという目論みや、さらには新たな王妃を探す動きなど、様々な思惑が交差する。そんななか、ローマ法王パウルス3世との争いを巡り、ヘンリー王に近しい面々が裏切りのかどで処刑されていく。ヘンリー8世の正統な後継者をめぐって繰り返される審問の数々。慎重な臣下たちは指をくわえて眺めていることしかできない。自分たちの暴君が、危うい未来へとまっしぐらに突き進んでいくのを。
黒い密約
外交官を退任すると思われたスペイン大使チャプイスは宮廷に戻ってきた。ヘンリーから離婚を迫られている王妃キャサリンを陰ながら支えるためだった。チャプイスはモアに、キャサリンの支援を依頼する皇帝からの手紙を渡そうとするが、ヘンリーとの信頼関係が崩れることを恐れるモアは手紙を受け取らなかった。ただしモアのローマ教会に対する信仰心は篤く、ヘンリーから聖職者の不正を指摘されても断固として教会を擁護し、異端の思想を批判するのだった 議会では司教たちが招集され、ヘンリーをイングランド国教会の最高権威とする法令についての会議が行われた。聖職者が王より故ウルジー枢機卿や法王を重んじていたことを罪だとして、ヘンリーは自分がローマ教会の干渉を受けないことを主張する。
決別の時
議会には国王ヘンリーから、王権はローマ教会より優位であるとする法案が出されていた。議会ではフィッシャーが教会と聖職者は不可侵であると熱弁を振るい、またモアも味方になりそうな議員の取り込みに躍起になっていた。しかし、王側もクロムウェルがウォーラム司教に王の意に従うように暗に脅しをかけたり、ヘンリーも司教達を集めて、ローマ教会に服従するのか自分に服従するのかどちらだと迫るなど、締め付けを強めていた。クリスマスが来たが、キャサリンとその侍女達のいないクリスマスは火が消えたようだった。その席でブランドンはアンとワイアットの噂をヘンリーに告げ、アンとの結婚をやめるように進言しヘンリーの不興を買う。そしてそのことを知ったアンの言葉を入れて、ヘンリーはまたもブランドンを宮廷から追放してしまった。
王妃アン
ブランドンがアンに対して快く思っていないことで、ブランドンの従僕とブーリンの従僕が諍いを起こした。ブランドンの従僕ペニントンは教会の中へと逃げるが、勢い余ったブーリンの従僕に殺されてしまう。この事件についてブランドンはブーリンの責任だと告げ、ブーリン家に対する憎しみをさらに増す。アンはヘンリーの子を身ごもり、腹もせり出してきた。医者や占い師にも生まれてくるのは男だと太鼓判を押され、ヘンリーと共に世継ぎの誕生を心待ちにする。 ヘンリーはアンとの結婚を進めるべく、クランマーをカンタベリー大司教に任命した。ローマ法王パウルス3世はクランマーが異端のルター派であることを知りながらも、無名の聖職者であるクランマーを軽視し、叙任を認可する。ヘンリーはローマ法王に恩義を受けていることなど意に介せず、大司教となったクランマーにとうとう正式に教会から結婚無効を宣言させた。
宣誓
エリザベス王女の洗礼式も無事に済み、まだ男子の相続者がいないヘンリーは、アンとの間に生まれた子のみを王位継承者とするという法案を提出することにし、クロムウェルにその草稿を作らせた。出来上がった法案は、王権の教会に対する優越性も盛り込まれており、それを承認する宣誓を強制するものだった。エリザベスは母親と離され、屋敷と家臣を与えられてそこに住むことになった。そして王女の身分を剥奪されたキャサリンの娘のメアリーも、王に命じられ、エリザベスの侍女としてこの屋敷にやってくる。アンは2人目の子を妊娠した。だがそのためにアンはヘンリーの夜の相手ができない。アンに拒否されたヘンリーが侍女のエレノアを愛人にしていることを察したアンは気が気でなかった。そこで兄のジョージに頼んで、エレノアを宮廷から追い出してしまう。
友の死
教会に対する王権の優越性を認める、国王至上法への宣誓を拒み投獄されたトマス・モアとフィッシャーは、断固として誓いを立てることを拒否し続けていた。ヘンリーは、悪意を持ってこの法令を否定する者は反逆罪とする法をさらに定める。2人目の子を身ごもったアンは、子供のために細心の注意を払って生活していたが、突然の腹痛に見舞われ流産してしまう。浮気性のヘンリーのことをよく知るアンと父ブーリンは、ヘンリーの愛が自分たち一家から失われていくことを恐れはじめる。そんな折、アンのもとへ姉メアリーが訪ねてきた。メアリーはすでに妊娠しており、結婚した相手は地位も名誉もない兵士だという。王妃の姉にふさわしくない結婚をしたメアリーに対してアンとブーリンは憤慨し、メアリーを夫婦で宮廷から追放してしまう。
離れゆく心
ローマ法王がモアとフィッシャーの追悼の祈りを捧げている頃、イングランドでの宗教改革は着々と進んでいた。民衆の意識改革のために印刷機が導入され、芝居を利用することもクロムウェルによって提案された。 アンの兄ジョージが結婚し、マッジにも求婚相手が現れる。ジョージの結婚はしかし新郎側にとっては持参金目当、新婦側には政略結婚でしかない。アンはエリザベスの嫡出として正統性を疑問視する人々に対抗し、フランス王の息子との婚約をヘンリーに提案する。それを入れたヘンリーは、その縁談をフランソワに伝えるよう、フランス大使に命じた。クロムウェルが提案したプロパガンダのための芝居が国王夫妻の臨席の下、行われた。聖職者出身の改革家・劇作家のジョン・ベイルの作品である。その観劇の最中、ヘンリーはフランスからの特使の接待をブランドンに命じる。
出会いと別れ
クロムウェルの指示により、イングランドにおけるすべての修道院が調査されその財産と内部の実情について目録が作成された。修道院が堕落しきり私腹を肥やしている一方で、王国は財政難に陥っているという報告を受け、ヘンリーはクロムウェルに促されるまま修道院の閉鎖を進める。メアリー王女の存在を内心恐れ、火あぶりにされる悪夢を見続けるアンは、どうしても自分の娘エリザベスをフランソワの息子に嫁がせたく、ヘンリーに懇願する。しかしアンへの愛情が冷めつつあるヘンリーは気乗りせず、逆にアンの差し出がましい態度を制するのだった。暗い表情が続いていたアンだったが、王妃らしく堂々とふるまえと兄ジョージに諭され、王宮でドンチャン騒ぎをはじめる。そこへヘンリーが現れ、二人は情熱あふれるダンスを踊る。まるで憎み合っているような激しい踊り…。ベッドでも過激な行為がエスカレートしていくのだった。
愛しい人
数年来、オスマン・トルコの侵入に悩まされていた神聖ローマ帝国皇帝カールが、チュニスに遠征、トルコに勝利した。余裕のできた皇帝はイングランドにとっては脅威である。キャサリンが死んだ今、皇帝と手を結ぶことに障害はないと考えたヘンリーは、クロムウェルに命じて同盟の可能性をチャプイスと協議させた。チャプイスは本国と連絡を取り、皇帝も同盟には前向きであること、そしてアンとの結婚も認める意思があり、その上法王に破門宣告を思いとどまるようとりなしてもよいとまでクロムウェルに告げる。ただし、ヘンリーがメアリー王女を嫡子と認めることがその条件であった。しかし、それはアンという障害があるために、実現の難しい提案であった。ローマでは巡礼に来ていたフランソワ王が法王パウルス3世に謁見していた。法王はフランソワに、クレメンス7世に次いで彼もまたヘンリーを破門することを告げる。
罠
ヘンリーの計らいにより、ジェーン・シーモアの兄エドワードはヘンリーの侍従に取り立てられた。さらにクロムウェルはヘンリーの部屋に隣接した自分の部屋をシーモア家に明け渡し、ヘンリーがジェーンと家族の面前で会えるようにする。この計画が察知されないようヘンリーはブーリンに対しては存分に恩恵を与え、一方で密かに会うジェーンには自分の写真入りロケットを渡し熱い思いを伝えるのだった。ヘンリーが贈ったロケットはほどなくしてアンに見つかり、激怒したアンはジェーンの首からネックレスを引きちぎってクロムウェルの執務室へ怒鳴り込む。アンの意見を聞かずに政策を進め、ヘンリーとジェーンの橋渡しをするクロムウェルにアンは抗議し、脅しの言葉を吐き捨てた。そんなアンに対してクロムウェルはまったく動じず、ローマ帝国との新たな同盟締結に向けて皇帝の大使チャプイスと結託する。
白鳥の首
アンの処刑は王の慈悲をもって火あぶりではなく斬首と決まった。それも腕の良い首切り役人をカレーから呼び寄せているということだった。下手な役人にかかると斬られる側が大変な苦痛を味わう例がよくあったからである。同時にアンの結婚も無効とされ、王妃の地位も剥奪された。ヘンリーが昔アンの姉のメアリーと関係があったことが婚姻無効の根拠だった。(婚姻無効なら不義密通の罪も成り立たないはずだが、もともとすべてがご都合主義。)したがってエリザベスも庶子ということになり、王女ではなくなって館を追われてしまう。アン王妃という邪魔物を切り捨てたヘンリーは、カール皇帝との新しい同盟関係の樹立や、新しい王妃獲得に向けてはりきっていた。ロンドン塔のアンは、はじめのうちは荒れていたが、しだいに死を受け入れるようになっていた。
黒い密約
外交官を退任すると思われたスペイン大使チャプイスは宮廷に戻ってきた。ヘンリーから離婚を迫られている王妃キャサリンを陰ながら支えるためだった。チャプイスはモアに、キャサリンの支援を依頼する皇帝からの手紙を渡そうとするが、ヘンリーとの信頼関係が崩れることを恐れるモアは手紙を受け取らなかった。ただしモアのローマ教会に対する信仰心は篤く、ヘンリーから聖職者の不正を指摘されても断固として教会を擁護し、異端の思想を批判するのだった 議会では司教たちが招集され、ヘンリーをイングランド国教会の最高権威とする法令についての会議が行われた。聖職者が王より故ウルジー枢機卿や法王を重んじていたことを罪だとして、ヘンリーは自分がローマ教会の干渉を受けないことを主張する。フィッシャー司教はこのローマ教会からの離脱について遺憾の意を示し、聖職者たちの反感をあおるが、事前にジョージが司教たちと交渉していたこともあり、結局反対の声も起こらず『沈黙は同意とみなす』との原則で法案は可決された。ただし『神の法が許す限り』という条件がつけられ、フィッシャーやモアはそれにより法令自体を無効にできるだろうと期待を寄せる。 クロムウェルは聖職者クランマーを宮廷に呼び寄せる。ヘンリーの離婚問題は法律的なものではなく神学上のものだと最初に言い出した人物である。ヘンリーはクランマーに会うと大層喜び、自分付きの司祭に抜擢した。 ブーリンは聖職者の反抗心の元凶であるフィッシャーを暗殺しようと企み、フィッシャーの料理人ルースを買収して会食の席で料理に毒を入れさせる。しかし同席の聖職者たちは死亡したものの、フィッシャーは一命を取りとめた。ルースは逮捕され、世間から疑いの目で見られることを懸念したヘンリーによって、釜茹でという残酷な刑に処される。ただしブーリン父娘に対する疑念は、モアはじめ一部の間に残った。 ヘンリーはブランドンを介してキャサリンに離婚に応じるよう説得するが、キャサリンは一向に応じない。しびれを切らしたアンからも強く催促され、ついにキャサリンに退去命令を出す。別れの挨拶もせず、ヘンリーがアンと旅に出てしまったことを悲しむキャサリンだったが、それでも正当な妻としてヘンリーを愛し続けることを誓う。 ローマでは新法王となったパウロ3世が、結婚無効をめぐる問題に結論を出そうとしてい た。アンを排除してはどうかというパウロ3世の意見を受け、密室ではチャプイスと謎の男がアンの暗殺計画を立てるのだった
決別の時
議会には国王ヘンリーから、王権はローマ教会より優位であるとする法案が出されていた。議会ではフィッシャーが教会と聖職者は不可侵であると熱弁を振るい、またモアも味方になりそうな議員の取り込みに躍起になっていた。 しかし、王側もクロムウェルがウォーラム司教に王の意に従うように暗に脅しをかけたり、ヘンリーも司教達を集めて、ローマ教会に服従するのか自分に服従するのかどちらだと迫るなど、締め付けを強めていた。 クリスマスが来たが、キャサリンとその侍女達のいないクリスマスは火が消えたようだった。その席でブランドンはアンとワイアットの噂をヘンリーに告げ、アンとの結婚をやめるように進言しヘンリーの不興を買う。そしてそのことを知ったアンの言葉を入れて、ヘンリーはまたもブランドンを宮廷から追放してしまった。 宮廷内でのクロムウェルの力も強まり、また彼の紹介でヘンリーの廷臣になったクランマーも、大学の神学者の意見を訊くという提案の発案者として、王のお覚えめでたく、皇帝への特使に任命される。 圧力を恐れぬ聖職者達の抵抗も強く、ヘンリーが出席したイースターのミサでは、ピートーという説教師が、女のために祖先伝来の宗教を捨てたイスラエル王の故事を引いて、王をいさめる。 そんなことがあって、いよいよ王権の至上性を認めるか否かを議会で最終的に決める日が来た。だがそのとき、ウォーラムが王権への恭順を誓う聖職者達の宣誓書をまとめて持ってきた。これで勝負は決してしまった。 絶望したモアは辞職を願い出る。ヘンリーは落胆と怒りと寂しさを隠し、表面上は慇懃無礼にそれを許可する。 ヘンリーはフランスと新たな友好関係を結ぶため、英領フランスのカレーに行くことにしたが、その際、未来のイングランド王妃としてフランソワに紹介するため、アンも連れていくことにした。そしてその前に、アンを女侯爵に叙した。だが、得意の絶頂のアンの背後には、刺客の暗い陰が見え隠れしていた。 フランスに渡ったヘンリーとアンは、フランソワと会見する。アンは昔わけありだったフランソワに、昔のことは秘密にしてくれと頼む。この宴の席にはアンのお気に入りになった音楽家スミートンもいて、ダンスの伴奏をしていた。また、宮廷へ戻ることが許されたブランドンもいた。しだいにキャサリン寄りになっていたブランドンは、もともと毛嫌いしていたブーリンにはっきり敵対的態度を示すようになる。 カレーでの一夜、王妃になれると確信したアンは、ようやくヘンリーと結ばれたのだった。
王妃アン
ブランドンがアンに対して快く思っていないことで、ブランドンの従僕とブーリンの従僕が諍いを起こした。ブランドンの従僕ペニントンは教会の中へと逃げるが、勢い余ったブーリンの従僕に殺されてしまう。この事件についてブランドンはブーリンの責任だと告げ、ブーリン家に対する憎しみをさらに増す。 アンはヘンリーの子を身ごもり、腹もせり出してきた。医者や占い師にも生まれてくるのは男だと太鼓判を押され、ヘンリーと共に世継ぎの誕生を心待ちにする。 ヘンリーはアンとの結婚を進めるべく、クランマーをカンタベリー大司教に任命した。ローマ法王パウルス3世はクランマーが異端のルター派であることを知りながらも、無名の聖職者であるクランマーを軽視し、叙任を認可する。ヘンリーはローマ法王に恩義を受けていることなど意に介せず、大司教となったクランマーにとうとう正式に教会から結婚無効を宣言させた。 キャサリンとの結婚無効が確定したヘンリーは、早速アンと内々に結婚式を執り行う。キャサリンにもそのことが伝えられ、今後王妃を名乗ることは禁じられた。生活費支給の差し止めや、娘メアリーとの面会も許されなくなることを言い渡されたが、キャサリンは何があろうと王妃を名乗り続けると言う。その毅然とした姿を見たブランドンは深く感銘を受けるのだった。 ヘンリーとアンの結婚はクランマーにより合法と認められた。それを聞いた法王はヘンリーを非難し、キャサリンと復縁しなければローマ教会から破門するとの通告を突きつける。その後、法王はブレアトンをイエズス会士に加え、異端を撲滅すべくイングランドに戻るよう要請した。ブレアトンは結婚パレードで再びアンの暗殺を試みアンとヘンリーの乗る馬車を狙って発砲するが、別の人物に命中し暗殺は失敗する。パレード自体は活気もなく閑散としたものだったが、アンの戴冠式は滞りなく終了し正式に王妃となった。 トマス・モアは大法官を辞職したあと、キャサリンを擁護すべくフィッシャーやチャプイスとともに策を練っていた。身の危険を感じながらもキャサリンに直接会って慰め、キャサリンのために支持者を集めていると伝える。 アンはいよいよ出産の時となった。男子が産まれることを疑わないヘンリーは祝宴の用意をさせる。しかしあろうことか、待望の我が子は女児だった。落胆したヘンリーは、夜の営みを妊娠中のアンに拒まれていたこともあり、宮廷で見かけた貴婦人と一夜を共にするのだった。
宣誓
エリザベス王女の洗礼式も無事に済み、まだ男子の相続者がいないヘンリーは、アンとの間に生まれた子のみを王位継承者とするという法案を提出することにし、クロムウェルにその草稿を作らせた。出来上がった法案は、王権の教会に対する優越性も盛り込まれており、それを承認する宣誓を強制するものだった。 エリザベスは母親と離され、屋敷と家臣を与えられてそこに住むことになった。そして王女の身分を剥奪されたキャサリンの娘のメアリーも、王に命じられ、エリザベスの侍女としてこの屋敷にやってくる。 アンは2人目の子を妊娠した。だがそのためにアンはヘンリーの夜の相手ができない。アンに拒否されたヘンリーが侍女のエレノアを愛人にしていることを察したアンは気が気でなかった。そこで兄のジョージに頼んで、エレノアを宮廷から追い出してしまう。しかし、父親から妊娠中の妻を持った男はそうしたものだから、それなら信用できる女をあてがったほうがいいと忠告され、侍女をしている(安全そうな)いとこのマッジを生け贄にすることにする。 人々がこぞって新しい法案を認める宣誓をしている中で、追従しない者もまだいた。フィッシャーやモアである。宮廷を離れていたブランドンは、クロムウェルの訪問を受け、王に従い戻ることにした。 しかし、モアはタンストールやクロムウェルが説得を試みても、折れることはなかった。またすでに獄中にあるフィッシャーも宣誓を拒否する。 アンもメアリーに休戦を申し出る。エリザベスの館を訪ね、メアリーにわたしを王妃と認めれば、王と仲直りさせてやろうと告げるが、メアリーに王妃は母のキャサリンをおいてほかにいないと拒否される。 このメアリーが病気になり、チャプイスが王にキャサリンと会わせてやってくれと嘆願するが、ヘンリーは拒否する。母子が共謀して反旗を翻すのを恐れているのだ。 とうとうモアの元に宣誓をせよとの召喚状が来た。拒否するつもりのモアは行けばその先は投獄と処刑しかない。覚悟を決め、家族に最後の別れを告げるのだった。 一方、ヘンリーはアンの差し向けたマッジと遠乗りに出かけていた。もちろん二人ともアンの意図も、その先どうなるかもわかっていた。 そしてその頃、召還されたモアの査問会が始まっていた。モアは宣誓を敢然と拒否、投獄される。
友の死
教会に対する王権の優越性を認める、国王至上法への宣誓を拒み投獄されたトマス・モアとフィッシャーは、断固として誓いを立てることを拒否し続けていた。ヘンリーは、悪意を持ってこの法令を否定する者は反逆罪とする法をさらに定める。 2人目の子を身ごもったアンは、子供のために細心の注意を払って生活していたが、突然の腹痛に見舞われ流産してしまう。浮気性のヘンリーのことをよく知るアンと父ブーリンは、ヘンリーの愛が自分たち一家から失われていくことを恐れはじめる。 そんな折、アンのもとへ姉メアリーが訪ねてきた。メアリーはすでに妊娠しており、結婚した相手は地位も名誉もない兵士だという。王妃の姉にふさわしくない結婚をしたメアリーに対してアンとブーリンは憤慨し、メアリーを夫婦で宮廷から追放してしまう。 獄中のモアは使いを通し、フィッシャーとお互いに励まし合い、国王至上法には絶対に宣誓しないことで結束していた。ヘンリーはモアが宣誓しない理由を明確に知りたがるが、クロムウェルが聞き出そうとしてもはっきりとは答えない。そのうちにフィッシャーの死刑が確定し、多くの民が涙する前でフィッシャーは斬首刑に処された。 フィッシャーが殺されても、愛する家族から懇願されても、頑なに宣誓を拒むモアの前に、クロムウェルに指示された法律家リチャード・リッチが現れる。旧友リッチと話す中でモアは、「議会が王を教会の最高首長にすることはできない」と語る。 しかしモアのこの発言が仇となった。ウェストミンスター・ホールでの審議でモアは無罪を主張するが、証人として現れたリッチに先の発言を引用され、悪意を持って王の権威を否定したと言われてしまう。有罪を言い渡されたモアは最後のあがきとして、ローマ教会の至高性と、国王至上法が誤った法であることを訴える。結局、モアは残酷な拷問にかけられた上での死刑が科せられることとなった。 ヘンリーは最も信頼していたモアの処刑に際して思い悩み、拷問をやめさせて斬首刑に減刑することを決めた。 処刑台の前にはモアの家族や多くの民衆が集まり、モアの最期に立ち会おうとしていた。モアは処刑される直前でもユーモアを忘れず、処刑人に気を配り、信仰のために死を選んだその姿を民衆の胸に刻みつけるのだった。
離れゆく心
ローマ法王がモアとフィッシャーの追悼の祈りを捧げている頃、イングランドでの宗教改革は着々と進んでいた。民衆の意識改革のために印刷機が導入され、芝居を利用することもクロムウェルによって提案された。 アンの兄ジョージが結婚し、マッジにも求婚相手が現れる。ジョージの結婚はしかし新郎側にとっては持参金目当、新婦側には政略結婚でしかない。 アンはエリザベスの嫡出として正統性を疑問視する人々に対抗し、フランス王の息子との婚約をヘンリーに提案する。それを入れたヘンリーは、その縁談をフランソワに伝えるよう、フランス大使に命じた。 クロムウェルが提案したプロパガンダのための芝居が国王夫妻の臨席の下、行われた。聖職者出身の改革家・劇作家のジョン・ベイルの作品である。その観劇の最中、ヘンリーはフランスからの特使の接待をブランドンに命じる。しかしアンはそれに反対し、ヘンリーの不興を買い、ブランドンを怒らせてしまった。 アンはヘンリーの心がどんどん自分から離れていくのを感じて、見えぬ女達への嫉妬に苦しんでいた。そしてその不安な心を兄のジョージに訴えるのだった。だが、侍女はその二人の様子を見ていた。 エリザベスとの婚約の件で、フランスからの特使、海軍提督のシャボーがやってきた。しかし彼はブランドンの屋敷に居座ったまま、アンの招待にも応じず、挨拶にも出向かなかった。そして、いざヘンリーに謁見するため宮廷にやって来ても、アンに対する態度は冷たいままだった。それもそのはず、この縁組みに対するフランソワの回答は、法王や教会や皇帝が正統な王妃と認めていないアンとの間に生まれたエリザベスは嫡出でないから、そんな娘と王子を結婚させることはできない、というものだったのである。 ヘンリーがアンを疎ましく思うようになった理由のひとつが、モアの件であった。ヘンリーはモアの思い出に苦しみ、処刑したことを後悔していた。そして自分をそのように追いやったのはアンだと思っていたのだ。その上フランス王家との縁組みを断られ、王子を産まなかったアンにヘンリーの心は冷えて行くばかりだった。浮気の相手を問いつめるアンに、ヘンリーはついに爆発し、お前なんぞ引き上げてやったのと同じように、蹴落とすことだってできるのだとどなり、フランソワの息子との婚約の話が断られたことを告げる。
出会いと別れ
クロムウェルの指示により、イングランドにおけるすべての修道院が調査されその財産と内部の実情について目録が作成された。修道院が堕落しきり私腹を肥やしている一方で、王国は財政難に陥っているという報告を受け、ヘンリーはクロムウェルに促されるまま修道院の閉鎖を進める。 メアリー王女の存在を内心恐れ、火あぶりにされる悪夢を見続けるアンは、どうしても自分の娘エリザベスをフランソワの息子に嫁がせたく、ヘンリーに懇願する。しかしアンへの愛情が冷めつつあるヘンリーは気乗りせず、逆にアンの差し出がましい態度を制するのだった。 暗い表情が続いていたアンだったが、王妃らしく堂々とふるまえと兄ジョージに諭され、王宮でドンチャン騒ぎをはじめる。そこへヘンリーが現れ、二人は情熱あふれるダンスを踊る。まるで憎み合っているような激しい踊り…。ベッドでも過激な行為がエスカレートしていくのだった。 病床のキャサリンはますます衰弱していた。娘のメアリーとも長年会うことができず、今やヘンリーとの結婚を正式なものと宣言したローマ法王庁の決定だけが心の拠り所である。ついにはメアリーの幻まで見るようになった。 ブランドンと狩りに出たヘンリーは、近くにあるジョン・シーモアの屋敷に泊まることにした。そこで出会った娘のジェーンに目を奪われ、アンの侍女として宮廷へ呼び寄せる。 クロムウェル主導の政策により修道院の閉鎖は着々と進む。修道院の建物は破壊され、貴重な蔵書は王室が所有することになった。そんな中、アンはクロムウェルを呼びつける。没収した書物を寄付に回したいとするアンと、王の財源を増やしたいと望むクロムウェルの意見が対立し、アンは権力に物を言わせてクロムウェルを脅迫する。 とうとうキャサリンの臨終の時が来た。キャサリンは遺言でメアリーにわずかな遺品を残し、ヘンリーに対してはこれまで与えられた苦痛をすべて許し、最後まで思いやる気持ちを忘れなかった。その最後の手紙を読んだヘンリーは一人泣き崩れる。 キャサリンが死んだ知らせを聞いて意気揚々とするアン。さらに、新たに妊娠したことで今度こそ男児を出産するのだと、期待を胸に高らかに笑うのだった。
愛しい人
数年来、オスマン・トルコの侵入に悩まされていた神聖ローマ帝国皇帝カールが、チュニスに遠征、トルコに勝利した。余裕のできた皇帝はイングランドにとっては脅威である。キャサリンが死んだ今、皇帝と手を結ぶことに障害はないと考えたヘンリーは、クロムウェルに命じて同盟の可能性をチャプイスと協議させた。 チャプイスは本国と連絡を取り、皇帝も同盟には前向きであること、そしてアンとの結婚も認める意思があり、その上法王に破門宣告を思いとどまるようとりなしてもよいとまでクロムウェルに告げる。ただし、ヘンリーがメアリー王女を嫡子と認めることがその条件であった。しかし、それはアンという障害があるために、実現の難しい提案であった。 ローマでは巡礼に来ていたフランソワ王が法王パウルス3世に謁見していた。法王はフランソワに、クレメンス7世に次いで彼もまたヘンリーを破門することを告げる。そして、破門されたならば王である根拠がなくなるのだからと、イングランドに遠征してヘンリーを討つようフランソワに命じる。 ヘンリーの要請を受けて、シーモア卿の娘ジェーンが城に上がり、アンの侍女になっていた。美しいジェーンを見たアンは新たな脅威を感じる。事実、ヘンリーはさっそく彼女を呼び出して「騎士として仕えたい」と申し入れていた。ほかの侍女達の時とは違い、簡単には手に入らない大切な存在として扱っているのだ。ジェーンの父親と兄エドワードは、そのことの「意味」に胸を躍らせる。 ジョージとスミートンとの関係はジョージの結婚後も続き、妻のジェーンも夫の相手が男であることを察し、夫婦の仲は最悪であった。 新しい恋をしているヘンリーは、昔のような馬上槍試合を思い立ち、ノリス卿に命じて開催させる。そしてその試合の日、ヘンリーは自分の試合に臨む前にジェーンからリボンをもらう。「愛する女性」が身につけている物をお守りとしてもらうのが馬上槍試合の作法だからだ。だがその現場をブーリンが目撃してしまう。 ヘンリーはノリスとの試合で落馬、意識を失ったが2時間後に目覚めた。ヘンリーは命が助かったのはジェーンからもらったリボンのおかげと、さらにジェーンへの思いを強くする。そしてブランドンに託して手紙と金を渡そうとするが、それも断られ、そのたしなみの深さにいっそう気持ちが引かれていく。 ヘンリーが落馬して意識がないと聞いたアンは動転し、スミートンにすがりつくが、またその姿をマッジに見られてしまう。ヘンリーが無事だったことを喜ぶアンだったが、エリザベスとフランス王家との縁組みを執拗に主張し、そのためにヘンリーはますますアンに嫌気が差していった。 そんなある日、アンはヘンリーがジェーンを膝にのせてキスをしているのを見てしまう。そのショックでアンはまた流産した。流れた子は男の子だった。ヘンリーはアンを責め、この結婚も神の許しがなかったのだと結論づける。その脳裏には新しい再婚相手の姿があった。
罠
ヘンリーの計らいにより、ジェーン・シーモアの兄エドワードはヘンリーの侍従に取り立てられた。さらにクロムウェルはヘンリーの部屋に隣接した自分の部屋をシーモア家に明け渡し、ヘンリーがジェーンと家族の面前で会えるようにする。この計画が察知されないようヘンリーはブーリンに対しては存分に恩恵を与え、一方で密かに会うジェーンには自分の写真入りロケットを渡し熱い思いを伝えるのだった。 ヘンリーが贈ったロケットはほどなくしてアンに見つかり、激怒したアンはジェーンの首からネックレスを引きちぎってクロムウェルの執務室へ怒鳴り込む。アンの意見を聞かずに政策を進め、ヘンリーとジェーンの橋渡しをするクロムウェルにアンは抗議し、脅しの言葉を吐き捨てた。そんなアンに対してクロムウェルはまったく動じず、ローマ帝国との新たな同盟締結に向けて皇帝の大使チャプイスと結託する。 イングランドはフランスではなくローマ帝国と同盟を結ぶ可能性が濃厚となり、アンは不服ながらもチャプイスをもてなしフランス大使を邪険に扱わざるを得なくなった。チャプイスには会食を避けられるもブーリン父兄がすかさず媚を売る。だが結局チャプイスの不用意な一言がヘンリーの逆鱗に触れ、同盟の話は暗礁に乗り上げてしまった。 そんな時ヘンリーはブランドンからアンの不貞を聞かされる。尋問を任されたクロムウェルは侍女マッジからアンが部屋に招いた男たちの名前を強引に聞き出した。その名はノリス、ブレアトン、スミートン、ジョージ…。クロムウェルはアンが彼らと姦淫したと決め付ける。 まずはスミートンが捕らえられた。アンとの不貞行為を問われて否定するが、残虐な拷問に耐えかねて罪を認めてしまう。これに端を発し他の容疑者たちも次々に逮捕されて尋問されるが、アンを陥れたいブレアトン以外は容疑を否定。アンも無実を主張しヘンリーに慈悲を求めるものの、懇願むなしくロンドン塔へ送られた。 今やヘンリーはアンを心の底から憎んでいた。アンが不貞をはたらいた相手は100人は超えているだろうということ、キャサリンを毒殺しメアリーも狙っていたはずだということ、流産した胎児が発育不全だったこと。ヘンリーは激しい憎悪を顕わにする。 容疑者らには死刑が言い渡され、打ち首に処されることとなった。罵声が飛び交う中、ジョージを筆頭に次々と斬首される男たち。塔の窓からその様子を見て号泣するアン。牢の中で冷静に本を読むブーリン。おそらくクロムウェルの計らいで刑を逃れたワイアットはこの辛く哀しい日々のことを詩にするのだった。
白鳥の首
アンの処刑は王の慈悲をもって火あぶりではなく斬首と決まった。それも腕の良い首切り役人をカレーから呼び寄せているということだった。下手な役人にかかると斬られる側が大変な苦痛を味わう例がよくあったからである。 同時にアンの結婚も無効とされ、王妃の地位も剥奪された。ヘンリーが昔アンの姉のメアリーと関係があったことが婚姻無効の根拠だった。(婚姻無効なら不義密通の罪も成り立たないはずだが、もともとすべてがご都合主義。)したがってエリザベスも庶子ということになり、王女ではなくなって館を追われてしまう。 アン王妃という邪魔物を切り捨てたヘンリーは、カール皇帝との新しい同盟関係の樹立や、新しい王妃獲得に向けてはりきっていた。 ロンドン塔のアンは、はじめのうちは荒れていたが、しだいに死を受け入れるようになっていた。しかし、首切り役人の到着が遅れたために、処刑は2度までも延期される。覚悟を決めたはずのアンだが、やはり心は揺れ動くのだった。 父親のブーリンは釈放されたが、公的な地位は剥奪され宮廷も追われた。窓から別れを告げる娘にも冷たく背を向け出ていく父だった。 一方、早く過去とは縁を切りたいヘンリーも、たびたびの処刑の延期にいらだつが、それを振りきるように新しい恋人ジェーン・シーモアのもとに行き、婚約発表をすることを告げる。 1日遅れの処刑が行われた。ブランドン親子やクランマー、かつての恋人ワイアットも見守る見物人達の前で、アンは心情を語る。ののしっていた人々もアンのことばに打たれ、アンのために祈るのだった。こうしてアンは処刑された。 そのころ、ひたすら自らの若返りと再生を願うヘンリーは、アンとの思い出の象徴であるつがいの白鳥をパイにして食べていた。
16世紀のイングランドに君臨した野心的な国王ヘンリー8世の生涯を描く歴史大作 ヘンリー8世役のジョナサン・リス・マイヤーズをはじめ、サム・ニールやヘンリー・カヴィル、ナタリー・ドーマーなど、豪華な物語にふさわしい実力派英国俳優が多数出演。 18歳という若さでイングランドの王位に就いたヘンリー8世は、自国を強大にするという野望達成の第一歩としてフランスとの開戦を宣言。しかし、政治と宗教、権力が複雑に絡み合う宮廷では、教皇の座を狙うウルジー枢機卿が別の策略を進めようとしていた。
血で血を洗う宗教改革の嵐がヨーロッパ中に吹き荒れるなか、キャサリン妃と離縁し、アン・ブーリンとの結婚に意欲を燃やすヘンリー8世。それほどまでに王は世継ぎを望んでいた。そこには陰謀の影がつきまとう。アン・ブーリンの命を狙う者、王妃の復権を目指す者。英国国教会に対する王の権力を否定しようという目論みや、さらには新たな王妃を探す動きなど、様々な思惑が交差する。そんななか、ローマ法王パウルス3世との争いを巡り、ヘンリー王に近しい面々が裏切りのかどで処刑されていく。ヘンリー8世の正統な後継者をめぐって繰り返される審問の数々。慎重な臣下たちは指をくわえて眺めていることしかできない。自分たちの暴君が、危うい未来へとまっしぐらに突き進んでいくのを。
宗教改革に平民の怒り爆発。イングランド国王ヘンリー8世を描く歴史ドラマの第3章 第1シーズンのサム・ニール、第2シーズンのピーター・オトゥールに続く今シーズンの名優は、「エクソシスト」のメリン神父役が印象的なマックス・フォン・シドー。 1536年、ヘンリー8世はジェーン・シーモアと結婚し、皇帝や娘メアリーとの関係修復など、宮廷は落ち着きを取り戻したかに見えた。だが、クロムウェルが推し進める宗教革命に抗議するため、地方では平民たちが暴動を起こそうと決起していた…。
アン・オブ・クレーヴズとの短かった結婚が取り消されると、ヘンリー8世は新たな関係にのめり込む。次なる相手は、まだ十代のキャサリン・ハワードという女性である。だがその関係には、王の長女メアリーの嫌悪だけでなく、キャサリン自身の恋多き過去という影がつきまとっていた。一方で、血なまぐさい宗教改革、スコットランドとの不安定な関係、王宮内の陰謀と、イングランド王の苦難は尽きるところを知らなかった。やがてキャサリンの姦通が明らかになると、男子が産まれなかったということもあり、彼女は今やお決まりとなった末路をたどる。その後、王はキャサリン・パーを妻とするが、その傍でイングランドは軽卒にもフランスと開戦してしまう。この戦争はヘンリー王の健康を損ない、イングランドの国力を削ぐことになる。
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18世紀末、英国海軍に志願した青年が繰り広げる壮大な冒険!人気海洋冒険小説を映像化 人気海洋冒険小説「海の男 ホーンブロワー」シリーズの映像化。18世紀末、英国海軍に志願した青年ホーンブロワーの冒険が、当時の海軍の様子を交えつつ描かれる。 1793年、イギリス。士官候補生として大英帝国海軍に志願した17歳の少年が軍艦に配属される。彼の名は、ホレイショ・ホーンブロワー。大海原に漕ぎ出したホーンブロワーは、勇気と知恵で様々な困難を乗り越え、壮大な冒険を繰り広げてゆく。
ケン・フォレットの原作を巨匠、リドリー・スコット製作総指揮で映像化した歴史ドラマ 総製作費40億円をかけて再現された中世を舞台に、策略やロマンス、冒険活劇など多彩なドラマが展開。出演俳優83名、エキストラ6千人を動員した大スケールの映像は圧巻。 12世紀の英国、キングスブリッジ。街では大聖堂の建築をめぐり、職人や教会、貴族らの思いが交錯していた。大聖堂の建築に命を懸ける石工・トムとその息子・アルフレッド親子を中心に、運命に翻弄される人々を描く壮絶な愛と欲望の物語。
ヒストリーチャンネルが制作した、初のドラマ『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』。今作のシーズン3は全10話で構成され、2015年に公開された。シーズン2では裏切りの連鎖が相次ぎ、ヴァイキングの王であるホリック(ドナル・ローグ)を殺すことになったラグナル(トラヴィス・フィメル)。ホリックの死によりスカンジナビア全土の王となったラグナルだが、今度はウェセックス国王エグバート王(ライナス・ローチ)の策略に力を貸すことになる。さらに、ラグナルはある出来事によって、死生観や絶対神オーディンの存在も揺らぎ始めてしまう。そんななか、カテガットでヴァイキングたちの帰りを待つアスラウグ(アリッサ・サザーランド)は不思議な男の夢を見る。翌朝カテガットには、手を負傷したハーバード(ケヴィン・デュランド)と名乗る男が放浪の末辿り着くが、それはアスラウグが夢で見た男だった。骨なしアイヴァーの苦しみを取ったハーバードを信頼するアスラウグだが、その日に村の子どもが死んでいるのが発見される。
シェイクスピアの戯曲を元に、イギリス歴代の王たちの物語を映像化したドラマシリーズ 英国放送協会BBCが総力を挙げて制作した歴史群像劇。ドラマチックな展開はもちろん、当時のイギリスを忠実に再現した衣装やセットは歴史資料としても見応えあり。 イギリスの歴史にその名を刻み、王冠をつないできた数々の男たち。その中で、リチャード二世、ヘンリー四世、ヘンリー五世の3人による栄光と没落を一つの物語として描いていく。歴代の王と王朝の移り変わりが、シェイクスピアの重厚なセリフで紡がれる。
女たちの権力闘争が苛烈さを増す!トルコ発、宮廷歴史ドラマの第2シーズン あらゆる陰謀にも負けず、ヒロインが美貌と知恵を武器に皇帝の寵愛を得ていくさまが痛快。主演のメルイェム・ウゼルリは、本作を機に一躍トルコの人気女優となった。 皇帝・スレイマンの首に短刀を突き付けたサドゥカ。その頃、皇帝妃・ヒュッレムの元恋人・レオは彼女を守るため、自ら毒菓子を食べる。完全に敵対した大宰相・イブラヒムとヒュッレムは、互いに宣戦布告。皇帝のお気に入りを自負する2人の戦いが始まる。
栄光を手にするのは誰だ?王冠をつなぐ男たちの物語を描いた史劇ドラマ第2シーズン 『SHERLOCK/シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチが、悪名高い国王・リチャード三世を熱演。スピード感とリアリティあふれる描写で薔薇戦争を活写している。 生後9カ月で王となったヘンリー六世の若さと優しさにつけこみ、群雄割拠の内乱状態に陥ったイングランド。白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家による確執は、復讐が復讐を生み、プライドとプライドが激しくぶつかり合う戦いに発展していく。
『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』は、ヒストリーチャンネルが制作したカナダドラマ。伝説のヴァイキングの半生を、神話を交えて描いている。シーズン2は全10話で構成され、本国カナダでは2014年2月に初回放送された。カテガットの首長ハラルドソン(ガブリエル・バーン)を決闘の末に倒し、新しく首長となったラグナル。シーズン1では娘のギーダ(ルビー・オリアリー)が疫病で死に、ラゲルサ(キャサリン・ウィニック)も流産してしまい、2人の子を失うことに。続くシーズン2では、信頼していた兄・ロロ(クライヴ・スタンデン)の裏切りや家族との別離などが描かれ、とことん家族に縁がないラグナル(トラヴィス・フィメル)に人生の大きな分岐点が訪れる。さらに、ラグナルが首長であることを快く思わない者たちの存在が、ラグナルの大望であるイングランド遠征に大きな影を落とすことになっていく。第1話と第2話の間で4年の月日が流れ、大きくなったラグナルの息子ビヨルンをアレクサンダー・ルドウィグが演じる。ホリック王側についたラグナルと、ボルグ首長との戦いが幕を開ける。ボルグ首長と手を組んだのは、信頼していた兄のロロだった。果たして勝つのはどちらなのか?
『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』は、2013年から放送が開始され2020年にシーズン6をもって完結したカナダのテレビドラマ。シーズン1からシーズン5まではヒストリーチャンネルが制作した初めての海外ドラマとなったが、最終シーズンのシーズン6はNetflixに移行し制作・公開された。今作のショーランナーを務めたのは、『The Tudors ~背徳の王冠~』や『スパルタカス』の監督・脚本などを務めたマイケル・ハースト。総製作費約4,000万ドルをかけて、8世紀末の北欧スカンジナビアで活躍した伝説のヴァイキングであるラグナル・ロズブローク(トラヴィス・フィメル)と、その息子たちの半生を描いている。スカンジナビア半島にあるヴァイキングの村カテガットで、妻と子どもたちと暮らすラグナル。夏季になると東側近隣への略奪行為をおこない生計を立てていたヴァイキングたちだったが、ラグナルは東側の略奪に辟易し始め、まだ誰も行ったことのない西に、肥大な土地や財宝が眠ると確信する。いつしか西へ向かうことが、ラグナルの夢となっていった。ラグナルは、カテガットの首長ハラルドソン(ガブリエル・バーン)に意見を申し立てるも却下される。しかし夢を捨てられないラグナルは、船大工のフロキ(グスタフ・スカルスガルド)と兄ロロ(クライヴ・スタンデン)とともに自分たちだけで西へ向かう計画を立てるが…。
『ヴァイキング ~海の覇者たち~』は、ヒストリーチャンネルが制作した初の海外ドラマ。シーズン3でフロキにより、ラグナルに悪影響を与える男として殺されてしまったアセルスタン。彼の死はラグナルだけでなく、ウェセックス王国の未来までも変えていくことなる。シーズン3までは9~10話で1シーズンだったが、シーズン4からは大きく話数を追加し、全20話で公開された。パリ遠征は成功を収めるも、深手を負ったラグナル(トラヴィス・フィメル)。日に日に体調は悪化していくなか、アセルスタン(ジョージ・ブラグデン)殺害がフロキ(グスタフ・スカルスガルド)の仕業だと知り、フロキを捕らえる。パリでは、キリスト教に改宗したロロ(クライヴ・スタンデン)は貴族となり、ギスラ皇女(モルガン・ポランスキー)と結婚しようとしていた。一方でウェセックス王国のエグバート王(ライナス・ローチ)や、ジュディス(ジェニー・ジャックス)もアセルスタンが死んだことを知るなか、内乱が勃発する。
ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとアマゾン・スタジオが贈る、スコット・フィッツジェラルドの未完で最後の小説を基にしたドラマシリーズ「ラスト・タイクーン」。
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