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目次
戦後間もない佐渡島で起こった実話を基に、村人とイギリス兵の交流を描いた感動作
日英両国の人々が、言葉の壁や戦争という過去を乗り越えて、確かな絆を育む様子を描出。主演はNHKの朝ドラ「どんど晴れ」の比嘉愛未。共演は「デスノート」の窪田正孝。
終戦間もない昭和21年。新潟県佐渡島にある高千村に、イギリス空軍の要人機「ダコタ」が不時着。村人たちは、つい半年までの敵国人に複雑な思いを抱き困惑していた。しかし、村長は「困った者を助けるのが佐渡の精神」とイギリス兵をもてなすことを決める。
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日本のいちばん長い日(2015年)
静かなる決闘
男たちの大和/YAMATO
おかあさんの木
ローレライ
野火(1959)
一番美しく
わが青春に悔なし
戦争と人間 第一部
戦争と人間 第二部
戦争と人間 完結編
WINDS OF GOD
二十四の瞳 デジタルリマスター2007
ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐
ビルマの竪琴 総集篇
兵隊やくざ
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傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となって。妻を殴ったその手も、妻を蹴り上げたその足も、戦地で失い、頭と胴体だけの姿になって。―銃後の妻の鑑たれ。家庭は最後の決戦場なり。口もきけず、耳も聞こえず、身動きのできない体となっても男の性欲は変らなかった。女は毎日、男の上にまたがった。口に粥を流し込み、糞尿の世話をし、男の下半身にまたがり、銃後の妻の日々は過ぎてゆく。食べて、寝て、食べて、寝て、食べて、寝て・・・。稲穂が頭を垂れる秋、そして冬から春へ。敗戦が濃くなっていく中、男の脳裏にフラッシュバックしてきたのは、かつて大陸で犯した女たちの悲鳴、刺し殺した女たちのうつろな目。女たちを焼き尽くす炎。1945年8月15日。男と女に、敗戦の日が訪れた ― 。(C) 2010 若松プロダクション All Rights Reserved.
戦争で死んだ者への追悼の意が強烈に伝わってくる、巨匠・市川崑による不朽の名作 音楽好きの小隊の仲間たちが、竪琴の音に合わせて歌う「荒城の月」をはじめとした唱歌が沁みる。中でも別れの場面で歌われる「埴生の宿」に涙を流さない者はいないはず。 1945年、夏のビルマ。敗戦後も抵抗を続ける日本軍の残党のもとに降伏の説得に向かったまま戻らない水島上等兵。隊の仲間たちが水島を探す中、ある日彼らは水島にそっくりのビルマの僧を見かけて声をかける。しかしその僧は、目を伏せ走り去ってしまい…。
日露戦争で最も激戦を極めた「203高地の戦い」を題材に描いた戦争映画超大作 「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫が脚本を担当。大国ロシアに戦いを挑んだ帝国陸軍の攻防戦と、戦争に駆り出された一兵卒や民間人の姿を通し、戦争の悲惨さを描き出す。 ロシアの南下政策が進行する中、ロシアの強大さを熟知する伊藤博文は戦争回避を訴えたが、明治天皇は御前会議で開戦の決議を下す。陸軍によって新たに設けられた第三軍の司令官を命じられた乃木希典は、二百三高地攻撃を開始するが、戦況は熾烈を極めていく。
1945年8月15日の知られざる真実を追ったノンフィクションを映画化 日本がポツダム宣言を受諾し、降伏へと至るまでに二転三転した道のりと、終戦前夜の事件を描く。監督は『クライマーズ・ハイ』の原田眞人、共演は役所広司、本木雅弘ほか。 1945年7月、連合国は日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言の受諾を要求。降伏か、本土決戦かの結論が出ないまま、同年8月、広島と長崎に相次いで原爆が投下される。そんななか、終戦反対派の青年将校たちはクーデターを企てるのだが…。
『戦場のメリークリスマス』は、日本人監督である大島渚が手掛けた戦争映画である。日本軍の俘虜収容所で起きた事件を描き、国際的なミュージシャンであるデヴィッド・ボウイや、お笑い芸人のビートたけしが出演している。今作はストーリーだけでなく、坂本龍一が手掛けたテーマ曲も高く評価された。坂本龍一は映画本編にも出演しており、デヴィッド・ボウイ演じるセリアズに惹かれていく、難しい役どころを演じている。第2次世界大戦下のジャワ島。日本軍の俘虜になった軍人たちを収容する施設にて、暴行事件が発生する。日本軍のハラ(ビートたけし)と、日本語を話すイギリス軍人・ロレンス(トム・コンティ)は、協力して事態を収拾させた。ふたりは事件をきっかけに仲よくなるが、無線機を所持していたロレンスは頭の固い大尉・ヨノイ(坂本龍一)によって、独房に入れられてしまう。しかし、ヨノイは命令に従わないイギリス軍人・セリアズ(デヴィッド・ボウイ)に惹かれていき…。
野戦病院での手術で梅毒に感染した医師の苦悩を黒澤明が描く 青年医師を三船敏郎、医師の父を志村喬、恋人を三条美紀が演じている。医師が命と欲望の狭間で葛藤する姿がじりじりと痛い。隠ぺいの結果が招く残酷さには言葉を失う。 野戦病院には次々と運び込まれる負傷兵や患者がおり、軍医の藤崎恭二は休む暇もなく手術台の横に立ち続けていた。陸軍上等兵の中田龍夫は下腹部盲腸を患い、命危ないところを恭二の心魂込めた手術により救われる。だが、中田は悪性の梅毒にも罹っていた。
2007年5月に公開された『俺は、君のためにこそ死ににいく』。本作では、1945年の太平洋戦争末期、米軍による日本本土への上陸を阻止するために編成された特別攻撃隊(特攻隊)の若き隊員たちと、次々と出撃する彼らを見送った「富屋食堂」のおかみさんとのエピソードが描かれている。芥川賞作家でもあり、政治家としても活躍した石原慎太郎が製作総指揮・脚本を務め、現代を生きる人々に向けた熱い思いが込められている。また、監督は石原作品に縁のある新城卓が務め、主演には数多くの映画やテレビドラマに出演している窪塚洋介が抜擢された。二度と戻らないとわかっていても引き止めることはできず、見送ることしかできなかった帝国陸軍の指定食堂「富屋食堂」を営む鳥濱トメ(岸惠子)。せめて食堂に来たときだけは、精いっぱいもてなしてやりたい…。それがトメのできる、唯一のことであった。1945年(昭和20年)の春、ひとりの若い特攻隊員・板東勝次(窪塚洋介)が、トメのもとを訪れる。「お母ちゃんに頼みがある」とあらたまって話し出す板東。ついに出撃することが決まった板東だが、自分のことを男手ひとつで育ててくれた父親にはどうしてもそのことを報告することができないというのだった…。
日本海軍史上最強の戦艦大和。その最期と乗組員たちの壮絶な運命を描いた戦争大作 約6億円を掛けて造られた戦艦大和の原寸大セットは映画的効果抜群。米軍機から猛烈な攻撃を受ける大和最後の戦闘シーンは、俳優陣の熱演と相まって圧巻の出来栄え。 2005年4月。鹿児島県枕崎の漁師・神尾は、内田真貴子と名乗る女性に懇願され、戦艦大和が沈んだ場所まで彼女を連れて行くことに。かつて大和の乗組員だった神尾の脳裏に蘇る戦友たちの姿。神尾は60年前の戦争の日々を思い起こしていく。
1954年に公開された『二十四の瞳』は、1952年に発表された壺井栄の同名小説が原作で、壺井の出身地でもある小豆島をロケ地として撮影された映画。第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞し、第28回キネマ旬報ベスト・テンで第1位を獲得した。戦時中でも前向きな先生と生徒を描いた本作は、上映から50年以上経過した今でも見応えがある。1928年、瀬戸内海べりの一寒村――。そこにある分教場に新しく赴任してきた女性教師の大石先生(高峰秀子)は、1年生12人のクラスの担任になる。大石は慣れない田舎の環境に苦労しながらも、生徒たちにとっていい先生になれるように努めていた。しかし、しばらくして大石は本校に転勤することになり、分教場に別れを告げることになる。本校に赴任後、しばらくすると日本は軍国主義に染まっていく。戦争に行く教え子たち。大石先生が教えた男の子の半数が戦死し、大石先生の夫も亡くなってしまう…。やがて終戦を迎えたころに、大石先生は再び分娩場へと戻るのだった――。昭和初期から終戦後に至るまでの約20年間を大石先生はどのように過ごし、その先に何を見るのだろうか――。時代を超えて語り継がれるべき物語が、ここにある。
昭和18年10月。広島県倉敷島のP基地では甲標的と呼ばれる特殊潜行艇の訓練が行われている。赴任してきたばかりの三島少尉は、この潜行艇の搭乗を志願する熱血漢。同室の先輩である大里大尉は、悪化する戦況を憂慮し、より優れた攻撃能力を持つ九三式魚雷を改良した特攻兵器人間魚雷の採用を上申する急進派だった。当初は、違和感しか抱かなかった三島だったが、その熱意や訓練中の事故で命を助けられたことから現潜水艇の欠点、そして人間魚雷の必要性を痛感し、大里への協力を強く申し出る。だが、この兵器が必殺なるが故に、必死であることからその採用は容易には認められなかった。昭和19年2月、さらなる戦況の悪化から遂に人間魚雷が〇六兵器として試作されることとなる。この挙に、基地全体が不眠不休の作業を行い、〇六兵器は完成し、航走試験にも成功する。こうして、試作兵器〇六は、正式採用となり、「回天」と名付けられる。徳山湾大津島に、第二特攻隊が設置され、歴戦の猛者である片山少佐が着任。厳しい訓練と戦備の日々。そんな中、折からの風雨のため、訓練中止が命じられる中、それを押し切り大里は吉岡と共に搭乗、潜行するがそのまま浮上しなかった。大里と吉岡の死。引き上げられた回天には、死の直前まで、冷静に記された大里の事故報告、遺言が残されていた・・・。残された三島たちは、大里に続けとばかり猛訓練が繰り広げられる。昭和19年10月、戦局はさらに悪化。神風特攻隊の出撃に呼応するかのように、その月の下旬、連合艦隊司令部から回天の特別攻撃作戦命令が下され、「菊水隊」編成が発表される。目標は、ウルシー、パラオのコッソル水道に碇泊中の敵艦隊。攻撃日は、11月20日黎明と決定。出撃数日前、搭乗隊員全てに一日だけの帰省許可が下りる。家族、知人、そして愛する人とのそれぞれ、そして永遠の別れ。?海ゆかば?流るる大津島基地、時は11月8日朝。3隻の潜水艦に分乗し出撃してゆく。三島の胸には大里の位牌が抱かれていた。回天特別攻撃隊菊水隊は、一路南下、ウルシー環礁、パラオのコッソル水道に至り、多くの戦果を挙げる。そして、その激戦のうねる海に、若者たちは遂に帰らざる人となった。
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