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幕府と長州、対立する運命に真っ向から挑んだ男同士の幕末ラブストーリー!
『冬の蝉』は、2007年に発売されたボーイズラブOVA作品。原作は新田祐克の漫画であり、同作家が描いた『春を抱いていた』の5巻に収録された派生作品。
幕末の日本を舞台に、『春を抱いていた』の主役ふたりである岩城京介と香藤洋二を模したキャラクターの悲恋模様が描かれている。アニメ版の制作はVENET。主題歌はさだまさしの楽曲「冬の蝉」を、主役・秋月景一郎を演じた森川智之がカバーしている。
幕末の日本では、攘夷を掲げる長州藩が力をつけはじめ、やがて倒幕の流れへと傾いていた。
そんななか、長州藩士でありながら開国論を唱える草加十馬(三木眞一郎)は、徳川の幕臣である秋月景一郎(森川智之)と出会い、密かに英語を学び合う仲となっていく。
立場の異なる者同士だけに、人目を避けて逢瀬を重ねるふたり。やがてふたりは互いに惹かれ合い、身体を重ねることに。そして草加はロンドンへ旅立つが、そこから倒幕の流れは加速していき、過酷な運命がふたりを襲っていく…!
イタリアのスーパーダーリンと袴男子が織り成す、禁断のラブストーリー!『異国色恋浪漫譚』は、2007年と2008年に発売されたボーイズラブOVA作品。原作はやまねあやのによる漫画で、「drap」に連載されていた。アニメ版の制作はPrimeTimeで、監督は大谷肇。美麗な作画に加え、伊藤健太郎、諏訪部順一、置鮎龍太郎と人気男性声優が担当するキャラクターが見事にマッチしている点が大きな見所。OVAのほか、ドラマCD化もされている。近江組の3代目・近江鸞丸(伊藤健太郎)は、組同士の政略結婚として吉原組の薫(川上とも子)と挙式することになった。薫の希望もあり、イタリアの豪華客船で式を挙げるも、新婚初夜からふたりは大喧嘩。仕方なくバーカウンターで飲んでいた鸞丸に、九龍会の権藤龍司(置鮎龍太郎)がいちゃもんをつけてくる。そこへ仲裁に入ったのはアルベルト・ヴァレンティアノ(諏訪部順一)。日本好きのアルベルトは鸞丸に加勢し、九龍会の若い衆たちを一網打尽。意気投合した鸞丸とアルベルトは、そのまま飲み交わしてアルベルトの部屋へ。そして、ふたりは一夜の悦楽に浸っていく…。
キレイでキレやすいミステリー作家のパパは、ひとり息子にゾッコンだった…!?『キレパパ。』は、2008年に発売されたボーイズラブOVA作品。原作は高城リョウの漫画であり、コアマガジンからコミックスが刊行されている。アニメ版の制作はPrimeTimeで、監督は愚痴藍。キャスト陣は、緑川光、櫻井孝宏、諏訪部順一、杉田智和、森川智之、羽多野渉、檜山修之と、人気・実力ともに一流の男性声優たちが集結している。どう見ても高校生にしか見えない35歳のミステリー作家・鷹司千里(緑川光)は、息子の里樹(宮田幸季)を溺愛していた。里樹に近づく男たちは、どんな男であれ排除に次ぐ排除。しかし、里樹の親友である榊俊介(櫻井孝宏)だけは、どうにもしつこく家にやってくる始末。そんな千里にも、実は咲春香という憧れのミステリー作家がおり、いつか巡り合うことを夢見ていた。ところが、ふとしたことで榊俊介がその咲春香であることが判明。さらには、俊介が鷹司家に頻繁にやってきていたのは、実は千里狙いだったということが発覚し…!
中沢啓治が自身の被爆体験を描いた自伝的漫画をアニメ映画化。広島で被爆した主人公の少年・ゲンが、家族を亡くしながらもたくましく生き抜く姿を描く。戦争の悲惨さとともに、深い人間愛が映し出された名作。出演は宮崎一成、島村佳江。太平洋戦争に突入した日本。連夜空襲警報が鳴り響く広島で、少年・ゲン(宮崎一成)は父の大吉(井上孝雄)、母の君江(島村佳江)、姉の英子(中野聖子)、弟の進次(甲田将樹)らと仲よく暮らしていた。お腹に子どものいる母は、自分の分のさつまいもを腹を空かせた息子たちにあげようとするが、英子は弟たちを諫めて母に食べさせる。母親のお腹に耳を当て、少年たちは子どもが生まれる日を心待ちにしていた。ある日栄養失調で倒れた母のために、ゲンと進次は鯉を持ち帰る。母は泣きながら食べ、元気を取り戻していった。大吉は戦争反対を口にし、命の大切さを子どもたちに教える。そんななか、原爆が広島に投下された。真っ白な光をあびた町は一瞬にして崩れ落ちる。爆風に吹き飛ばされたゲンが目を覚ますと、言葉を失う惨状が目の前に広がっていた。火が燃え盛る自宅に駆けつけると、父と姉と弟が柱の下敷きになっていた。母と力を合わせて助け出そうとするが、重たい柱はびくともしなかった。瀕死の父から、母とお腹の子を守るように頼まれたゲンは、母を連れて必死で逃げるが…。
19世紀末のイギリス・ロンドン。伝統への縛りと階級意識の残る時代に一家の跡取息子として育ったウィリアムは、元家庭教師のケリーの家を訪れた。恩師との再会は新たな出会いをもたらし、ウィリアムはそこで働くメイドのエマに恋をしてしまう。互いに惹かれあう二人。だが、身分の差はあまりに大きかった……。?森薫・エンターブレイン/ヴィクトリアン文化研究会
風と木の詩がきこえるか。青春のざわめきが…。『風と木の詩』は1987年に発売されたOVA作品で、19世紀末ごろのフランスを舞台に思春期の少年たちを描いた物語。原作は竹宮惠子の漫画で、1976年から1984年にかけて「週刊少女コミック」などに連載されていた。「少年愛」を真正面から描いた歴史的作品であり、当時のヨーロッパにおける細かい描写がリアルかつ耽美的に表現されている。アニメ版の制作はコナミ工業で、監督は『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインを担当した安彦良和が務めている。14歳の少年であるセルジュ・バトゥール(小原乃梨子)は、フランス・アルル地方の寄宿学校へ入ることになり、謎の多い美少年であるジルベール・コクトー(佐々木優子)と同室になった。新しい生活に期待を膨らませるセルジュだったが、ジルベールは夜な夜な素行の悪い上級生を招いてはベッドをともにするという不良生徒だった。学院の生徒たちはジルベールを完全に阻害していくが、なぜかセルジュはそんなジルベールを放っておけず、いくら罵られても彼の心へ寄り添う努力をしていく…。
『西洋骨董洋菓子店〜アンティーク〜』は、2008年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ。原作はよしながふみの漫画であり、「Wings」で連載されていた。男性スタッフのみで構成される洋菓子店を舞台にした日常スイーツグルメ作品である。アニメ版の制作は日本アニメーション+白組で、監督は奥村よしあき。2001年に放送されたテレビドラマ版はキャラクター設定などが変更され、オリジナル要素が多くあったが、今作は原作漫画に忠実なつくりとなっている。一流商社に務めていたエリート営業マン・橘圭一郎(藤原啓治)はある日突然会社を辞め、洋菓子店「アンティーク」を開くことを決意。そして、店の核であるパティシエに選んだのは小野裕介(三木眞一郎)という天才ケーキ職人。ところが、この小野は橘が高校時代にこっぴどく振った男だった。しかし、その後吹っ切れた小野はゲイとして開花し、今では「魔性のゲイ」と呼ばれる新宿二丁目の伝説となっていたのだ。そしてさらに、網膜剥離でボクサーの道を絶たれた神田エイジ(宮野真守)が、導かれるようにアンティークで働くこととなり…。
アイヌの金塊をめぐるサバイバルバトルが開幕! 歴史・グルメ・アイヌ文化・バトル・サバイバル…そして“変態”と、さまざまな要素を一気に詰めこんだ破天荒アニメシリーズの第1弾! 舞台は日露戦争終結後の北海道。主人公・杉元佐一は戦死した親友の妻の病気を治すため、大金を欲していた。 一攫千金を狙い北海道へやってきたところ、出会った男から奇妙な話を聞く。 それは、アイヌの埋蔵金を「のっぺら坊」と呼ばれる男が奪い、北海道のどこかに隠したというものだった。 のっぺら坊は現在網走監獄に収監中で、外にいる仲間に隠し場所を知らせるため、同房の囚人たちの身体にありかを示した“入れ墨”を彫って脱獄させたという。 男から話を聞いた直後、杉元はヒグマに襲われるが、アイヌの少女・アシリパに救われて窮地を切り抜ける。 偶然か否か、彼女の父親は「のっぺら坊」に殺害されたことが発覚。 杉元は金のために、アシリパは仇討ちのためにと、利害が一致した2人は埋蔵金をめぐるし烈な争いに身を投じる!
90年代に人気を博した藤崎竜の人気コミックを再アニメ化 「週刊少年ジャンプ」に連載された歴史ファンタジーを20年ぶりに再アニメ化。中国怪奇小説の一つ「封神演義」を原作に、太公望と聞仲の激闘が展開する。 古代中国の殷王朝時代。絶世の美女・妲己を皇后に迎えた時の皇帝・紂王は、仙女・妲己の術によって操り人形と化し、妲己と仲間たちが王朝を支配していた。道士・太公望は、元始天尊によって悪しき仙人・道士たちを封じる「封神計画」の実行者に選ばれる。